事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「ピエロがいる街」横関大著 講談社

2017-11-13 | ミステリ

おっと、この人も公務員出身作家。富士宮市職員の経歴を持っているらしい。わたしは「ルパンの娘」しか読んだことがないんだけど、ほのぼのした設定と、どんでん返しが得意技とか。

で、ひっかかってしまいました。かなり単純なトリックなのに(笑)。

くやしいのでオープニングに戻って拾い読み。伏線のはり方がうまいんだなあ。シンプルな手口なのでかえって有効だったのか(負けず嫌い)。

こういう感想はネタバレぎりぎりだろうけど、ひっかけがあるに違いないと身構えたわたしですらやられたのでぜひお試しを。わたしが間抜けだっただけかもしれないんだけどさ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「探偵は女手ひとつ」 深町秋生著 光文社

2017-11-13 | ミステリ

地元作家深町秋生による、山形が舞台のミステリ。札幌の名無しに対抗しております。

元警官の女探偵が、雪かきやさくらんぼの収穫などで生活をささえながら事件を解決していく。
登場人物たちの山形弁(というか村山弁)が味わい深いし、探偵の行動範囲が「あ、あそこだな」とおなじみなのがうれしい。


しかしちょっと待て。ここで気づくのは、よくミステリの舞台になる新宿や横浜に詳しい人は、それだけで2割増しぐらい山形在住者よりも作品を楽しんでるってことじゃね?くやしいずー。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする