第46回「悪女について」はこちら。
前回の視聴率は12.0%と珍しく的中。
実は本日をもって(自称)大河ブロガー引退が決定。gooブログがトラックバックをやめるってことらしくて。その理由は
「トラックバック機能」について、ご利用者数の減少およびスパム利用が多いことから、送受信ともに2017年11月27日(月)にて機能の提供を終了させていただきます。
要するにブログというメディアのなかで、SNSに浸食された部分を放棄しようということなんでしょう。それはわからないではないけれども、でもわたしはこのTBという機能にけっこう耽溺していたので、とても哀しいです。
似たようなことが今回のお話にも。タイトルは歴然とドリカムをいただいている。わたしは吉田美和の才能を微塵も疑ったことはないけれど、どうしてもちょっとのれないところがあった。もっとわがままになればいいのに。もっと客を無視すればいいのに、と。
同様なことを森下佳子さんにリクエストするってのが客のわがままなのはわかってます。今回は中野、奥山という昔からの“仲間”の退場を描いている。
店じまいが始まったようだ。退場の仕方がとてもスマートなのが、むしろ哀しい。このドラマにおいて、あの井戸がなにより重要な場だったってことはもう承知。そこに矢本をすえたことが、中野と奥山をどれだけ重要視していたかがわかる造りになっている。
でもそこんとここんなにスマートでよかったのかなあ……というのがわたしのこの大河への最大の不満。もっと叩きつけるような大芝居があってもよかったんじゃないかと。
むしろそれがないんだとすれば、シニカルなやりとりがもっとあってもよかったのでは。そのあたりは、大きなお世話だけれどもプロとして森下さんは忖度しすぎた大河ではなかったのでしょうか。ちょっとジーンと来ただけに惜しい。
それでは大河ブロガーのみなさん、これからもがんばってください。っていうか来年の大河は原作者が大嫌いなので絶対に見ないって決めてたので、退場が一ヶ月早まっただけです(笑)。
第48回「信長、浜松来たいってよ」につづく。