事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「サイレント・パートナー」The Silent Partner (1978 カロルコ)

2017-11-27 | 洋画

日本公開は1979年。封切りで見るほどお金持ちな学生ではなかったので、小田急ハルク裏の新宿西口パレスか丸井の裏の(裏ばっかり)新宿ローヤルで見ています。すげー面白かったおぼえがあるのディスカス。

主演はわたしのオールタイムベストワンである「ロング・グッドバイ」や「M★A★S★H」のエリオット・グールド。対する異常者は「サウンド・オブ・ミュージック」の子だくさんトラップ大佐の面影まるでなしクリストファー・プラマー。うっすらと化粧し、若い女の顔を踏みつけにするなど、当時としてはかなりの描写。

ショッピングセンター内の銀行。出納係のマイルズ(グールド)は、小切手のカーボンコピーに「金を出せ」というメモを見つけて、誰かが襲撃する計画があることを察する。特徴的な字体から、店の前でサンタのコスチュームを着た男(プラマー)が怪しい。マイルズはある計画を立て、サンタの襲撃を利用して銀行の金を皮肉な場所(自行の貸金庫)に隠す。

報道された被害額と、自分が奪った額の違いに激昂した犯人は、マイルズを脅迫する。「おれたちはパートナーだ」と。ふたりの静かな対決が始まる。

製作はマリオ・カサールのカロルコ・ピクチャーズ。「ランボー」「ゼイリブ」「トータル・リコール」そして「氷の微笑」の会社なので、とにかくエグい。

この作品でも、銀行の同僚にスザンヌ・ヨーク、謎の女にセリーヌ・ロメス(すんげー綺麗)といい女をそろえ、このふたりだけじゃなく、出てくる女優はみんな脱ぎます。しかもはんぱじゃないですよ。ロメスにいたってはヘア完全露出。学生時代のおれはぼかしに悔しがっただろう。

登場人物がみんな一癖も二癖もある脚本は、なんと「LAコンフィデンシャル」で名をあげたカーティス・ハンソン。脇役でジョン・キャンディが出ているのもうれしい。お得な作品です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする