Foreigner - 'I Want To Know What Love Is' [Official Music Video]
東京大学法学部にストレートで入る学力を誇り、湘南高校卒らしくサーフィンを楽しんだ快活でハンサムな男性。誰からも愛されてきたか。少なくとも“誰からも愛されていると確信”してきたはずだ。
官庁のなかの官庁である大蔵省に入省。過酷な勤務をしのぎ、ノーパンしゃぶしゃぶなどのスキャンダルを振り払い、片山さつきなどの同期がドロップアウトするなかで出世レースで勝ち残って事務次官の座をゲット。
財務省事務次官。官僚としての最高位。大臣は単純な人物だから持ち上げておけば機嫌がいいので扱いは楽。怖いものなど何もない。
やはり同期のSは忖度の果てに特捜に取り調べられる身。脇が甘いにもほどがあるよな、と彼は苦笑する。
「ったくSはまじめすぎる」
「まじめ、ですか」
「おれがあの件は聴取したんだけどね。君たちマスコミにとっては、おかげでおいしいネタができてよかったじゃないか。まあ、飲めよ」
「いえ、今日はちょっと」
「いいじゃないか、これからもいいネタを提供できると思うよ。胸さわっていい?」
「ダメですよ」
「手しばっていい?」
「そういうことホントやめてください」
「おっぱいさわっていい?」
……あくまでフィクションですけど。にしてもこういう経緯でありながら(想像ですけど)、被害者をぶっ叩くことに血道をあげる連中の多さには驚く。ましてや、政治家や公職にあるものが公然と記者を批判する神経がわからない。もうちょっとまじめになっていただかないと。
本日の1曲はフォリナーのI Want To Know What Love Is これが「パシフィック・リム:アップライジング」で流れてきたのには笑いました。ほんとに、愛ってなんだろう。