Paul McCartney "Wanderlust"
なんかもう官僚の世界はえらいことになっている。不祥事があまりに頻発するので、それぞれについてじっくり考えることができないくらいだ。これって計算?まさかね、必然的に連鎖してしまったのだと思う。
近ごろ、何が起こったのかを備忘録的に整理しておこう。まずはなんといっても森友・加計の事件がすべてをスタートさせた。
森友については、籠池はなんと9ヶ月ものあいだ大阪拘置所に“留置”されたまま。公判も開かれず、要するに口止めされ、見せしめにされているわけだ。政権にとってよほど煮えくりかえるような思いをさせられた報いだと。
そして出てきたのが改ざん問題。官僚みずからの手で公文書が書き換えられ、政治家や首相夫人の名前がないことになっていた。これは、朝日新聞のスクープ。財務省近畿理財局では自殺者まで出ていた。
加計の問題は簡単だ。森友よりもはるかに巨額な便宜供与が行われながら、当時の首相秘書官が愛媛県や今治市の職員と会ったこともないと強弁したのだ。
自衛隊の日報についてはもっとシンプル。南スーダンでのPKO活動における日報が「ない」とされていたのに“出てきてしまった”のだ。
最後(になればいいなあ)が財務省事務次官のセクハラ問題。音声データまで公表されながら、次官は徹底的に否定している。
これらの問題については、ひとつ共通している点がある。官僚の言うことを、誰も信用していない、ということだ。以下次号。
本日の1曲はポール(とリンゴ)のWanderlust。美しい声とメロディ。