事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「エンド・オブ・キングダム」London Has Fallen (2016 ショウゲート)

2018-04-16 | 洋画

前作「エンド・オブ・ホワイトハウス」の原題はOlympus Has Fallen……英語圏の人たちにはピンとくるタイトルなのだろうか。意味よくわかんない。

ほぼ同時期に封切られた「ホワイトハウス・ダウン」は、ジェイミー・フォックスチャニング・テイタムといった豪華キャストを用意していたけれども、低予算の(でしょ?)「エンド~」の方がずっと面白かった。

で、続篇。シークレット・サービスにジェラルド・バトラー、大統領にアーロン・エッカート、副大統領にモーガン・フリーマンといった布陣は継続。今度の原題はLondon Has Fallen……今度はわかりやすいですね。ロンドンは落ちた、が「ロンドン橋落ちた」London Bridge Is Broken Downのもじりかと。

タイトルどおり、急逝した英首相の葬儀に出席する各国首脳が集まるロンドンが、それはもうえらいことになってしまうお話。

にしても大風呂敷を広げたなあ。英国首相を手はじめに、カナダ、フランス、日本、ドイツのトップが次々にテロの犠牲に(日本の首相は水死でした)。もちろんアメリカ大統領もターゲットだけれども、バトラーの大活躍で……なのはお約束。

今回の特色は、テロ組織がとにかく周到で、二段構え三段構えで襲ってくる。いったいどれだけの時間と金をかけた計画なの?

「こんなにうまくいくとは思わなかった」

組織のリーダーがこうつぶやいたのには笑いました。

ヒーロー像はちょっと変わっていて、イスラムに対する悪感情を隠そうともせず、アメリカの繁栄が永続することを本気で信じていること。ジェラルド・バトラーはその不完全さをわざと過剰に演じているんだけど、トランプ治世下だと「おいおい」って感じ。風呂敷を広げすぎたので、三作目の製作はきつそう。

コメント
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