事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

うまい店ピンポイント 刈屋の梨

2021-09-13 | 食・レシピ

川柳篇はこちら

「昨日は猫のケガの治療に時間がかかり、妻ととみ将へ。さあ刈屋の梨を買いに行こうと思ったら」

「どうしたんですか伍長」

「どこも売り切れ。」

「今年は壮絶な不作らしいからなあ。でもあきらめないぞ」

「食い意地だけは誰にも負けませんもんね」

うちからわずか10分の刈屋(かりや)という地区の梨は高級ブランドになっている。まことにけっこう。ところが、春の霜のせいで収量は3割から4割減だとか。

おかげで、まあ何とかかんとか手に入れていたその梨が今年はきつい。

お昼にラーメンを食べてそれで梨を買いましょうというレベルの話ではなかったの。

「勉強になったな」

「勉強になったわね」

日曜は気合いを入れて9時半に刈屋へ。どわあああ、なんだこのクルマの量は。メジャーどころはもう満杯。ということで行ったこともない小さな店(じゃなくて普通の農家なんだけどみんな)へ。

「売ってもらえますか?」

「いいですよー」

問題はそのお味。

「食べてみて」妻の顔がすでに予告している。

「おいしいねえ」

「おいしいでしょ」

「大当たりだなあ」

「大当たりよね」

今年は柿もリンゴも梨もみんなダメ。でも刈屋の梨は量はともかく味は最高です。

またしても笑楽篇につづく

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日本の警察 その126「警視庁科学捜査官」服藤恵三著 文藝春秋

2021-09-13 | 日本の警察

その125「教場」「教場Ⅱ」はこちら

圧倒的な文系社会である警察で、東京理科大を出た服藤(はらふじ)氏は警視庁科学捜査研究所に勤務する。科捜研の男である。

そこで彼はオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件をはじめ、ルーシー・ブラックマン殺人事件、東電OL殺人事件、和歌山カレー事件などに遭遇。警視庁科学捜査官第1号となる。これら各事件の背景はまことに興味深い。

ただし、服藤氏は組織の中で次第にはじき出されていく……。公務員の、特に警察という世界の偏狭さと保守性がよくあらわれている。もっとも、もうちょっとうまく立ち回れなかったかなあと薄汚い公務員であるわたしなどは思ってしまったのだけれど。

その127「琉球警察」につづく

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