2015年4月号「赴任旅費」はこちら。
さて、実はみなさんが受け取っている給料額は、3月と4月でちょっと違っています。去年の県議会で、4月1日からはまったく新しい給料表にもとづいて支給すると決まったからです。で、たいがいの人たちの給料はちびっと増えている。特にお若い方などは。
ところが、あまりお若いと言えない方々の場合は話が違っていて、実は給料表どおりの支給だと露骨に減ってしまう人が出現するのです。
それって前にもあった話じゃないか、とお気づきのあなたはさすがにお若くない。平成18年の4月にも確かに同様の動きがありました。あのときは平均して4.8%も引き下げられましたが、それでもあまり気づかずにいたのは、その前の月、つまり平成18年3月の給料額までは仕方ないから出す、という約束があったから。これが、現給保障とよばれる制度です。
ということで、お若くない人たちには給与明細といっしょに県教委が出した通知書も入れています。曰く
「平成26年12月県条例第95号附則第8項の規定による給料○○円を給する」
という具合。○○の部分が経過措置として支給される額。
ところがなかには
「平成26年12月県条例附則第95号の施行に伴い、平成17年12月県条例第103号附則第6項の規定による給料○○円を給する」
というながーい通知の人もいます。これは、ことここに至っても平成18年3月の額の方が大きい人向け。正確に言うと、その額に0.9849を乗じても(つまり1.5%くらい先月から引き下げることになっても)なお高い人もいるわけで、なかなか渋い通知書ではあります。
もう定年まで給料が増えることはあるまいと覚悟はしていても、いざこうなると泣ける。そうです、その該当者のひとりがわたしなのです。
ああ、今回は加齢臭ただよう事務だよりになってしまった……
本日の1本は「スーパー・チューズデイ~正義を売った日~」THE IDES OF MARCH
主演がライアン・ゴズリングで、共演がフィリップ・シーモア・ホフマン、ポール・ジアマッティ。そして監督したジョージ・クルーニー。美辞麗句が飛び交う選挙において、有権者はその真偽を判断するチカラが求められる。その一助となるのが、本来はマスコミのはずなのに……
PART2「リフレッシュ補助券in三川」につづく。