ミヤマカワトンボ Calopteryx cornelia Selys,1853. は、カワトンボ科アオハダトンボ属。北海道・本州・四国・九州に分布する日本特産種で、丘陵地や山地の渓流に生息している。発生期間は長く、5月中旬~9月頃まで見ることができる。
カワトンボ科では一番大きく、体色は金緑色、翅は赤褐色で翅端の近くに幅広い濃色帯があるのが特徴である。国内のトンボの中では、本種は例外的に縁紋がないが、メスは乳白色の小さな偽縁紋を持っている。オスは縄張りを持ち、川辺の岩などにとまって監視をしており、他のオスが侵入すると追いかけて追い払う。しかしながら、数頭のオスが川上を至近距離で飛んでいることもある。
環境省RDBに記載はないが、長野県RDBでは準絶滅危惧種として選定している。
前記事のウラクロシジミが生息する渓流にて、ウラクロシジミが活動を開始するまでの間、川原にて本種の撮影を楽しんだ。渓流の上をヒラヒラと飛ぶ姿が美しく、その飛翔を撮りたかったが、300mmレンズしか持っておらず、またミヤマカワトンボも忙しなく飛び回るので、駄作しか撮れなかった。
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ミヤマカワトンボ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/500秒 ISO 800(2016.06.12)
ミヤマカワトンボ(オス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 800(2016.06.12)
ミヤマカワトンボ(オスの飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F5.6 1/400秒 ISO 1250(2016.06.12)
ミヤマカワトンボ(メス)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4
絞り優先AE F6.3 1/500秒 ISO 500 +2/3EV(2016.06.12)
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