
東京奥多摩には、ヒメボタルが生息している。この5年ほど毎年観察に訪れているが、ようやく満足できる写真が撮影できた。(画像は、クリックすると大きなサイズで見ることが出来る。)
これは、オリンパスOM-2とキャノンEOS-3、それぞれ3カットずつ撮ったものの1枚。フィルムは、ISO1600のネガカラーを用いた。合成や多重露光ではなく、長時間露光で撮影。この時は、暗闇の峠に一人でツキノワグマにも遭遇。恐怖と戦いながらも、じっくりと腰を据えたことで、杉林の斜面を明滅しながら飛び交うヒメボタルを捉えることができた。
群生地に比べれば数は少ないが、東京都にもヒメボタルが生息しているということ、その光景を紹介することには大きな意味があると思う。

こちらのヒメボタルの写真は、先日、山梨県で撮影したものである。ここはまさに乱舞で、「光のナイアガラ」ともいうべき光景が、雑木林の斜面に広がっている。
東京にそだつホタル>東京ゲンジボタル研究所/古河義仁
見惚れるとともに、とても勉強になりました。
来年はこういう写真を撮れればいいな、と思っていますが、
ここまでの写真は、ポイントなども吟味しないと難しいんでしょうね。
それにしても、私は今年からホタル撮影に挑戦したのですが、
古河さんも書かれている通り、人が多いところでは
マナーに疑問を感じることも多かったです。
コンパクトデジカメで、ピカピカとフラッシュを光らせて撮ってる人もいましたし、
ヒメボタルの撮影地では、大きな捕虫網を持ってるカメラマンがいて、
何をするのかと思いきや、周囲のホタルを網の中にどんどん入れていき、
そのホタル達を一斉にカメラの前に放って撮影していました。
カメラマンも一般人も、とにかく色んな人がいますね。
とにもかくにも、ホタルを鑑賞したり撮影したりするマナーがとても悪い現状に悲しくなります。