ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

春の里山の虫たち

2020-04-14 18:55:09 | その他昆虫と話題

 新型コロナウイルス感染予防のため、勤め先からの指示により、4/1からいつでも出勤できる体制で自宅待機となっている。従って、その間の予定はすべて中止とした。 自然風景であれば、新潟十日町の星峠での天の川、儀明の棚田での桜の夕景、昆虫であれば、ムカシトンボの羽化、オツネントンボの産卵、シルビアシジミの春型などを予定していたが、すべて1年待つことになってしまった。どれも私にとっては重要なものだが、趣味である。自己の欲求を満足させるものである。外出自粛の今、ここはこらえて来年に延期である。
 となるとブログに掲載する新作は、全くない。ブログのために写真を撮っているわけでもないが、このまま5月に入るまで更新しないのもご訪問頂いている大切な方々にたいへん申し訳ないので、すべて過去に撮影した写真になってしまうが、しばらくはお付き合い願いたいと思う。
 今回は「春の里山の虫たち」と題した。特に珍しい昆虫ではなく、今、そしてこれからの時期に、里山や野山に行けば出会える身近な虫たちを集めてみた。ほとんどが2011年と2012年に撮影した写真で、ブログのPartⅠに掲載しているものもあれば、初公開のものもある。外付ハードディスクに保存している膨大なRAWデータから、こうして過去の写真セレクトして再現像してみると、現在は目標・目的とした種や撮り方以外は、ほとんどカメラさえ向けないが、かつては色々な昆虫を楽しく撮っていたことを思い出す。改めて「撮る楽しさ」の大切さを痛感するし、こうして自身の心構えや技術を見直す良いきっかけにはなっている。

 非常事態宣言が出されて一週間が経過した。感染していなくても、ほぼ自宅で自己隔離状態の毎日であるからテレビばかり見ており、少々情報過多に疲れも感じてきているが、やはり先の見えない不安な気持ちは拭えない。本当に「非常事態」なのか!?とも思う。
 前の記事でも触れたが、確かに都心は通常よりも人出は少ない。調査では、新宿や渋谷では普段の45%くらいらしい。それでも半分弱しか減っていない。平日の山手線は相変わらず通勤客で満員状態。週末では、地元のスーパーは家族ずれで混んでいる。千葉の公園の駐車場に東京のナンバーの車。埼玉のスーパー銭湯や茨城のパチンコ店は東京や神奈川ナンバーの車で駐車場は満車。伊豆の観光地も同様だと聞いた。人の命よりも経済優先の政治家には頭にくるし、こうした危機感のない都民にも愕然とするが、気持ちも理解できる。ずっと家に居るからさも偉そうな口をきくが、もし、今でも通常通りに通勤して仕事をしていれば、私も週末には出かけてしまうかもしれない。いや、出かけたい!自分の我慢と犠牲にどれだけの効果と意味があるのか疑問も抱くようになってきている・・・
 本当に「非常事態」なのか?このままでは、たいへんな事態に陥ってしまうような気がしてならない。「うつらない、うつさない」感染拡大を阻止し、医療崩壊を防ぎ、家族のため、社会のための Stay Home !

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixels で掲載しています。ウェブブラウザの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorer等ウェブブラウザの画面サイズを大きくしてご覧ください。

レンゲの写真

レンゲ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/5000秒 ISO 400

セセリチョウの写真

セセリチョウの仲間
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/800秒 ISO 200

コマルハナバチの写真

コマルハナバチ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F2.8 1/160秒 ISO 250

コアオハナムグリの写真

コアオハナムグリ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F3.5 1/320秒 ISO 200 +1EV

ナナホシテントウの写真

ナナホシテントウ
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO1:1 / 絞り優先AE F4.5 1/400秒 ISO 200

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) 2020 Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.



最新の画像もっと見る

コメントを投稿