今年も関東近郊数カ所にホタルの観察と写真撮影に出かけているが、人里近くの「蛍の里」と呼ぶにふさわしい場所は、明かりが漏れていてホタルの写真撮影は難しいが、子供もいて走り回っていたりと何とも風情があって良いものである。
先日、ホタル観察と撮影に行った場所は、山間の深い谷を流れる渓谷である。いつもどこでもそうだが、私は必ず明るい時間から行く。周囲の環境を調べるには、明るくなければ何も分からない。林道から谷底を流れる渓流に降り立つ。19時の日没時間であるが、まだかなり明るい。19時40分。一番ホタルが光り始める。それでも、まだ明るい。目が慣れてきているのである。20時半。ホタルは、乱舞までとはいかないが、数十匹が飛んでいる。川の上から10m以上も高く飛んでいるホタルもいる。さすがに暗い。誰一人と来ないし、林道を通る車は一台もない。もちろん、街灯など一切ない。暗闇の中に、沢の音とホタルの光があるだけである。とても心地よい時間が過ぎる。フィルムの露光時間は10数分と長い。もう一枚、もう1カット・・・いつまでもこのままでいたい気持ちが大きいが、23時までに帰宅しなければならず、仕方なく切り上げた。
かなり急勾配の斜面を登る。懐中電灯は持っていかない主義であるから、手探りで上る。時折、木の枝に頭をぶつけたりしながら、車を止めて置いた林道に上がりつくと、谷底よりも暗い。そこにわずかに照らされた林道が暗黒へと続いていた。ここは、自殺も多く、地元の人は夜には絶対来ないときいていたので、一気に恐怖心が湧いてきた。車まで10m。早足でたどり着き、荷物をトランクへ。長靴を履き替える間も、周囲が気になる。はっきり言って怖い。そそくさと引き上げた。
しかし、そんな暗い誰も来ない場所のホタルは幸せであり、ホタル観察とホタル写真撮影をするには、絶好の環境なのである。
また、明日も行く予定である。今度は友人と・・・。
先日、ホタル観察と撮影に行った場所は、山間の深い谷を流れる渓谷である。いつもどこでもそうだが、私は必ず明るい時間から行く。周囲の環境を調べるには、明るくなければ何も分からない。林道から谷底を流れる渓流に降り立つ。19時の日没時間であるが、まだかなり明るい。19時40分。一番ホタルが光り始める。それでも、まだ明るい。目が慣れてきているのである。20時半。ホタルは、乱舞までとはいかないが、数十匹が飛んでいる。川の上から10m以上も高く飛んでいるホタルもいる。さすがに暗い。誰一人と来ないし、林道を通る車は一台もない。もちろん、街灯など一切ない。暗闇の中に、沢の音とホタルの光があるだけである。とても心地よい時間が過ぎる。フィルムの露光時間は10数分と長い。もう一枚、もう1カット・・・いつまでもこのままでいたい気持ちが大きいが、23時までに帰宅しなければならず、仕方なく切り上げた。
かなり急勾配の斜面を登る。懐中電灯は持っていかない主義であるから、手探りで上る。時折、木の枝に頭をぶつけたりしながら、車を止めて置いた林道に上がりつくと、谷底よりも暗い。そこにわずかに照らされた林道が暗黒へと続いていた。ここは、自殺も多く、地元の人は夜には絶対来ないときいていたので、一気に恐怖心が湧いてきた。車まで10m。早足でたどり着き、荷物をトランクへ。長靴を履き替える間も、周囲が気になる。はっきり言って怖い。そそくさと引き上げた。
しかし、そんな暗い誰も来ない場所のホタルは幸せであり、ホタル観察とホタル写真撮影をするには、絶好の環境なのである。
また、明日も行く予定である。今度は友人と・・・。
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