山梨県にヒメボタル観察に行ってきた。
3連休の初日とあって、中央道は大渋滞。国立インターチェンジから乗ったものの、歩いた方が速いくらいのノロノロで、これが上野原まで続いた。ETCを搭載していない私は正規料金を支払うのだから、優先して通して欲しいくらいだが、致し方ない。目的のインターチェンジまで3時間近くかかったが、何とか到着。
周囲を散策した後、17時半に目的地の山の麓へ行き、車を止める。ここからは、徒歩で登山道を登る。息を切らして登ること15分。これまで雑木林の下草が背丈ほど伸びていたのが、ここから急に20~30cmになる。ヒメボタルの生息地である。立っているのもやっとの急勾配。登山道脇の木にもたれかかりながら、その時を待つ。運悪く、雨だ。森の中にいるから滴もほとんど落ちてこないが、できれば止んで欲しい・・・。
19時10分。1匹のヒメボタルが発光を開始する。19時半、しだいに発光するヒメボタルが増え、ヒメボタルに取り囲まれる状態だ。昨年に引き続き、素晴らしい光景を見ることが出来た。漆黒の森の中に無数のゴールドの点滅。先週に訪れた奥多摩とは、また違ったすばらしさだ。
ヒメボタルを観察している途中で、とても重要な発見があった。何と、クロマドボタルの成虫が発光していたのである。クロマドボタルの幼虫が発光することは広く知られているが、クロマドボタルの成虫が発光を確認したのは、私にとって今回が初めてである。
クロマドボタル成虫の発光は、ゲンジボタルやヘイケボタル、或いはヒメボタルの成虫の発光とは異なり、規則的な明滅はしない。幼虫の発光同様に数秒間光り続けるが、時折強く発光する。昼行性のクロマドボタルは、光を雌雄のコミュニケーションツールとしていない。発光は威嚇なのだろうか?これからの研究課題である。
東京にそだつホタル>東京ゲンジボタル研究所/古河義仁
3連休の初日とあって、中央道は大渋滞。国立インターチェンジから乗ったものの、歩いた方が速いくらいのノロノロで、これが上野原まで続いた。ETCを搭載していない私は正規料金を支払うのだから、優先して通して欲しいくらいだが、致し方ない。目的のインターチェンジまで3時間近くかかったが、何とか到着。
周囲を散策した後、17時半に目的地の山の麓へ行き、車を止める。ここからは、徒歩で登山道を登る。息を切らして登ること15分。これまで雑木林の下草が背丈ほど伸びていたのが、ここから急に20~30cmになる。ヒメボタルの生息地である。立っているのもやっとの急勾配。登山道脇の木にもたれかかりながら、その時を待つ。運悪く、雨だ。森の中にいるから滴もほとんど落ちてこないが、できれば止んで欲しい・・・。
19時10分。1匹のヒメボタルが発光を開始する。19時半、しだいに発光するヒメボタルが増え、ヒメボタルに取り囲まれる状態だ。昨年に引き続き、素晴らしい光景を見ることが出来た。漆黒の森の中に無数のゴールドの点滅。先週に訪れた奥多摩とは、また違ったすばらしさだ。
ヒメボタルを観察している途中で、とても重要な発見があった。何と、クロマドボタルの成虫が発光していたのである。クロマドボタルの幼虫が発光することは広く知られているが、クロマドボタルの成虫が発光を確認したのは、私にとって今回が初めてである。
クロマドボタル成虫の発光は、ゲンジボタルやヘイケボタル、或いはヒメボタルの成虫の発光とは異なり、規則的な明滅はしない。幼虫の発光同様に数秒間光り続けるが、時折強く発光する。昼行性のクロマドボタルは、光を雌雄のコミュニケーションツールとしていない。発光は威嚇なのだろうか?これからの研究課題である。
東京にそだつホタル>東京ゲンジボタル研究所/古河義仁
1つお願いがございます。地域が特定できる名称を削除していただきたいのですが・・・ヒメボタルは、原生林のホタルで、人々が訪れるようになれば、絶滅の可能性があります。Web上では、南都留郡までの記載でお願いいたします。