ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

コオニヤンマ(静止飛翔)

2017-09-07 22:41:08 | トンボ/サナエトンボ科

 コオニヤンマ Sieboldius albardae Selys, 1886 は、サナエトンボ科(Family Gomphidae)コオニヤンマ属(Genus Sieboldius)で、サナエトンボの中では日本最大である。北海道から種子島・屋久島まで分布しており、主に丘陵地や低山地の、周囲に樹林のある砂泥質または砂礫質の河川や小川に生息している。成虫は6月頃から羽化するが、出現期間は長く、9月中旬まで見られることがある。環境省カテゴリに記載はないが、東京都のRDBでは準絶滅危惧種として選定している。
 コオニヤンマの産卵は、メスが単独で流れの上にて静止飛翔しながら卵塊をつくり、時々打水して放卵する間欠打水産卵である。この日は、ミルンヤンマの産卵を撮ろうと、小川の脇で待機していると、コオニヤンマのメスがやってきて、目前でホバリングした後に打水して産卵したが、卵塊を写すことはできなかった。

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コオニヤンマ(メスの静止飛翔)の写真

コオニヤンマ(メスの静止飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F5.0 1/320秒 ISO 3200 -1EV(2017.8.13)

コオニヤンマ(メスの静止飛翔)の写真

コオニヤンマ(メスの静止飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F5.0 1/250秒 ISO 32000 -1EV(2017.8.13)

コオニヤンマ(メスの静止飛翔)の写真

コオニヤンマ(メスの静止飛翔)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F5.0 1/2060秒 ISO 3200 -1EV(2017.8.13)

コオニヤンマ(オス)の写真

コオニヤンマ(オス)
Canon EOS 7D / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 1/250秒 ISO 400(2012.06.23)

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