3月31日から4月2日の二泊三日で沖縄県石垣島へ行ってきた。2012年9月に宮古島に行ったことがあるが、石垣島は初めての訪問である。一番の目的は、ヤエヤマヒメボタルの観察と撮影で、
他には星景、チョウやトンボなどの昆虫写真撮影である。
31日。羽田6:45発JAL971便に搭乗。ホタルの講演等で日本各地に旅客機で行っているが、ほとんどがボーイング737型機かそれ以下。しかし今回はボーイング777-200ER。国内線で一番大きな機体であった。かつての石垣空港は滑走路が1,500mしかなく、ジェット機が離着陸するのにはギリギリの長さで、そのため「ロケットスタート」という独特の離陸が石垣名物であったが、2013年から 新石垣空港が開港し、ボーイング777でも離着陸が可能になった。
JALに搭乗する場合は、座席はクラスJにすることが多いのだが、今回は普通席を予約したところ、機内に入って驚いた。クラスJは、まるで個室。今度は絶対クラスJにしたい。
石垣空港には定刻の9:55に到着。送迎バスで予約していたトヨタレンタカーに向かう。借りたのは、アクア。ハイブリッド車なのに、エンジンもロードノイズもかなり煩い。仕方ないが、とにかく安全運転。さあ、南国の昆虫との出会いである。
- 天候は晴れ。気温28度。まず向かったのは石垣島最高峰の於茂登岳(おもとだけ)の麓にある親水広場。カメラをセットした途端にレンズが曇るほどの蒸し暑さ。汗が噴き出た。
ここでの目的は、ミカドアゲハの集団吸水。到着の時は目撃できたのだが、レンズの曇りを取っているうちに吸水終了。飛んで行ってしまった。残っているのはイシガケチョウばかりで断念。 - 続いて訪れたのは、バンナ公園。北口駐車場近くに蝶園がある。こちらでは、南国のチョウに囲まれ幸せな気分に浸る。
- その後、ドライブで川平湾を観光し、ホテル「ルートイングランティア石垣」に16時チェックイン。
- 夜は、主目的のヤエヤマヒメボタルの観察と撮影。後に紹介するが、素晴らしいガイドさんに案内いただき、ホタルの終了後にリュウキュウアオバズクとリュウキュウコノハズクの観察もできた。また、ヤエヤマオオコウモリの大きさに驚きもした。
- 若干、星は見えるものの雲多し。予定では川平湾で星空を撮ることにしていたが、諦めてホテルへ。
- 近くの居酒屋「琉球の爺」で「海ぶどう」「白身の刺身盛り合わせ」「ふーちゃんぷるー」「泡盛」で一人乾杯。
- 4月1日
- 予報通り雨と強風。気温18度。本来は、フェリーで西表島に行く予定にしていたが、数日前から悪天候の予報であったため、フェリーも西表島のレンタカーもキャンセルしていた。
- さて、どうするか?とりあえず於茂登岳とバンナ公園へ行ってみたが、虫の姿は皆無。
- 仕方なく、石垣市役所近くの「もみだれ辛ホルモン獅子楼石垣島店」で和牛焼肉ランチ(肉増し)を注文。一人焼肉である。
- いっこうに雨風止まず、ホテルで休息。雨が止んだ夕方から、ヤエヤマヒメボタルの生息地に行ってはみたが、気温18度で強風。まったく光ることがなかった。
- ホテルに戻り、やけ酒。
- 4月2日
- 予報通り雨。9時過ぎにはレンタカーを返さねばならず、ホテルを8時半に出発して空港へ向かう。
- 空港でお土産を買い、10:40分発の羽田行きJAL972便に搭乗。
- 定刻を30分遅れて離陸。座席のモニターで飛行状況を見ていると、巡航高度 12,468m、何と対地速度は時速 1,100kmで飛行していた。
- 帰りは2時間ちょっとで羽田空港に到着。
- 駐車場に止めておいた愛車で帰宅した。やはり静かでパワフル。
観光が目的ではなかったため、石垣島の写真は以下の川平湾だけである。順を追って、石垣島のチョウ、石垣島のトンボ、そしてヤエヤマヒメボタルを紹介していきたいと思う。
以下の掲載写真は、1920*1280 Pixels で投稿しています。写真をクリックしますと拡大表示されます。
川平湾
Canon EOS 7D / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F8.0 1/320秒 ISO 100(撮影地:沖縄県石垣市川平 2022.3.31 13:57)
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