散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

グレープジュース

2006年03月10日 20時26分03秒 | 飲み歩き・琴似界隈
やっと週末になり、帰りがけに琴似のバー「D」へ。

まず一杯目は前回来たときに「近々入荷します」と言われたお勧め品、アラン10年リミテッドエディションを注文。全世界で1200本限定、ボトルラベルにマネージャーの直筆サイン入りという、コレクターにはたまらないが、飲んだくれにはあまり意味のないとも言える貴重な品だ。味はさすがに10年とは思えないガッシリした骨格のゆるぎない味である。

続いて、プライド・オブ・ストラススペイ・25年を注文(私、贅沢だなあ)。最近、ヴァッテッドモルト(熟成させた異なる種類のモルトをあわせ、もう一度熟成させるもの)づいているが、その中でもこの熟成感はレベルが違う。まろやか、バランス良、風味が残る、などいろいろ考えてみる。

さて最後は、かつてバーマンガ「レモンハート」を見て、もし出来ることなら・・・、と思っていた願いがかなうことになった。ブランデーメーカー、ポールジローのグレープジュース(プランデー原料)と、ポールジロー・ヴィエイユ・レゼルブ(ブランデー)を合せて飲むことである。こう書いてみると、何だかバブル馬鹿オヤジのようだが、どちらもそれ程値段が高いわけではない。

まず、ジュースから。出来上がりに炭酸を入れているらしく、微発泡しており、爽やかな感じだ。マスターの「私は炭酸が邪魔な気がしますが・・・」という言葉に、マドラーでかき混ぜて炭酸を抜いてから、もう一口。確かに、炭酸がない方が葡萄の甘さと香のよさがダイレクトに舌に感じられ、貴腐ワインのようである。

そして、ブランデーと合せてみる。甘い風味にブランデーの辛さ(相対的に辛い)が一瞬勝ち、また最後に甘さが戻ってくる。逆にブランデーを飲んで、ジュースを飲むと、甘い味が一瞬勝ちながら、最後にピリッと引きしまる。2種類の味の相似性と違いが生む感覚は、過去バーで飲んだものの中でもベストに近いという印象である。

これは、素晴らしい体験をした。味覚が鋭そうな人と一緒に来たら、これは勧めずにはいられない(自分も飲まずにはいられない)味である。