足を怪我していたため、行きたいと思いつつ行けなかった小樽へ。
昼頃に到着、ちょっと時間つぶしにBOOKS1/2へ。小樽に来るとここには必ず来ている。今日も2冊購入。
昨日から麺類続きだったため、昼飯はちょっと気になっていたカレーハウス「G」へ。ハンバーグカレーを注文した所、甘口・辛口の選択を聞かれ、辛口を選ぶ。皿にご飯とハンバーグ(今焼いた感じ。温め直しかも知れない)、あのカレー入れ(ソースポットと言うのか?)に入ったカレーが到着した。
カレーをかけてご飯を一口、ハンバーグも一口。口にした瞬間はもったりとしたクリームっぽい感じがするが、辛口にしただけにそこそこ辛い(甘口は多分私には甘すぎるな)。ハンバーグはかわいいのが2個。肉汁を含んでおり美味しい。野菜類は煮とけているのか、カレーの中には姿が無い。これは入ってみて正解だったなあと思いつつ、デザートのバニラアイスを食べる。今時あまり見かけない、クラシックなアイスが店の雰囲気にピッタリ。
さて、昼食も食べ終えた所で、小樽市博物館へ。
今回は「はるかなる樺太」という展示を楽しみにやってきたのだ。樺太の真岡(マウカ)の地図があり、地図に広告が載っているのだが、旅館や海産物店はもとより、和洋料理、会席料理、生そば・うどんの店まであったようだ。写真を見ると玩具店もあるし、観光パンフレットまで置いてある。今、ネットで検索してみた所、人口は約2万人あったらしい。ぜひ行って見たい気になる所だが、終戦時には悲惨な事になってしまったことを初めて知った。展示はワンコーナーだけで物足りず、残念。
続いて、小樽市美術館へ。
一階はいつもの中村善策展示だが、「初公開、人物スケッチ」が展示されている。彼の自画像は展示された事があったと思うが、女性像や父を描いた油彩などは非常に珍しい。三岸好太郎の女性像に比べると、温和で普通の感じだ。二階では「本間聖丈展」。アジアを描いた作品には、ちょっとだけ小川原脩を思ったりする。ややメルヘン調の作品はピンとこないが、漁具をシャープに捉えた「浮標のある風景」、漁具を十字架とそれにかかる人に見立てた「架」には深い表現力を感じる。他に新収蔵品が15点ほど展示されており、大月源二の「虹立つ港」が良かった。三階は桜陽高校美術部の「白蟻会展」。
4時頃から小樽文学館へ。まず、コーヒーで一服。
この時間の止まったような文学館に来ると、ついくつろいでしまう。今回の企画展は「小樽・映画館の時代」。札幌以上に文化的な小樽の往時は、随分映画館があったようだ(後で行ったバーのマスターもたちまち10個以上、映画館を数え上げていた)。ポスターで懐かしいのは「嗚呼花の応援団」(なぎらけんいちが出てる)、「魔界転生」、「グレートハンティング」、「桃尻娘」(見てみたかった)、「プロ野球を10倍楽しく見る方法」(「○○を×倍・・・」って昔、流行ったなあ)、「砂の惑星」(確かスティング出てなかったっけ)など。ところで、私はほとんど映画を見ない。映画ファンには怒られそうだが、本の方がコストパフォーマンスが良いと思うのだ。
さて、5時を過ぎていよいよ酒だ。いつも行く店も幾つかあるのだが、今回は初めての店に行ってみよう。花園の「S」へ入店。時間が早くて最初の客になってしまうのはあまり嬉しくないことだが、今回は先客がいてホッとする。カウンターに座り、ビール、豚角煮、刺身盛り合わせを注文。最初に届いた豚角煮を箸で切り、辛子をつけて一口。うーん、やっぱりプロが作ると違う。柔らかいのはもちろん、脂身の部分に全く嫌味がないし、しかし同時に肉・脂身の風味も残っている。
続いて刺身、もちろん、刺身には燗酒を合わせる。盛り合わせ1000円なので、全て絶品という訳にも行かないが、平目、ホタテ、シャコ、イカ、ゲソ、ホッキは良いものだろう。いつ来ても思うのだが、小樽の刺身レベルは高い。例えば鳥料理がメインの「N」などでも、刺身を頼むと予想以上の鮮度に驚かされる。
極少量ずつとは言え、刺身12点盛りで腹が膨れてきた。角煮が全くくどさがなかったので、肉っぽいものを食べたくなり、豚串を最後に注文。いい具合に焼かれて、程よい脂っ気の肉を頬張って終了。初めて飛び込んだ店だったが、成功であった。他にも食べたいメニューがあったので、また寄ってみよう。
腹ごなしにしばらく散歩をしてから、バー「A」へ。こちらは小樽に来る度にほぼ必ず来てしまう店だ。1杯目は竹鶴12年のソーダ割り。2杯目は消化促進のため、ギムレットにビタースを入れてもらうさっぱり味のカクテルにした。チーズ、干タラ等をつまみつつ、マスターと小樽の映画館話や、今年は雪が多かった話など。
3杯目はこの店に来るといつも頼むシャンゼリゼ。最後に「何か珍しいのを」と注文すると、マスターがクラシックなカクテルブック(店の開店がS41年だからその頃の本?)を持ってきて、しばし相談。ラム+シェリー+スコッチ+砂糖+ビタースのキャプテンキッドを飲むことになった。全く聞いたことのないカクテルだが、シェリーとスコッチが入っているので、面白い味になりそうだ。砂糖は控えめ、スコッチはバランタイン17年を使ってもらうことにした。一口飲むと、結構シェリーが個性を発揮している感じだ。
セーブしながら飲んでいるつもりなのだが、やっぱり酔ってきた。マスターに「わが街小樽」というDVDをお借りして、バスで帰宅。バスの中ではうとうとしてしまうが、自分の降りるバス停に近づくと眼が覚める。DVDを返しに、次は初夏の小樽に行くことにしよう。
昼頃に到着、ちょっと時間つぶしにBOOKS1/2へ。小樽に来るとここには必ず来ている。今日も2冊購入。
昨日から麺類続きだったため、昼飯はちょっと気になっていたカレーハウス「G」へ。ハンバーグカレーを注文した所、甘口・辛口の選択を聞かれ、辛口を選ぶ。皿にご飯とハンバーグ(今焼いた感じ。温め直しかも知れない)、あのカレー入れ(ソースポットと言うのか?)に入ったカレーが到着した。
カレーをかけてご飯を一口、ハンバーグも一口。口にした瞬間はもったりとしたクリームっぽい感じがするが、辛口にしただけにそこそこ辛い(甘口は多分私には甘すぎるな)。ハンバーグはかわいいのが2個。肉汁を含んでおり美味しい。野菜類は煮とけているのか、カレーの中には姿が無い。これは入ってみて正解だったなあと思いつつ、デザートのバニラアイスを食べる。今時あまり見かけない、クラシックなアイスが店の雰囲気にピッタリ。
さて、昼食も食べ終えた所で、小樽市博物館へ。
今回は「はるかなる樺太」という展示を楽しみにやってきたのだ。樺太の真岡(マウカ)の地図があり、地図に広告が載っているのだが、旅館や海産物店はもとより、和洋料理、会席料理、生そば・うどんの店まであったようだ。写真を見ると玩具店もあるし、観光パンフレットまで置いてある。今、ネットで検索してみた所、人口は約2万人あったらしい。ぜひ行って見たい気になる所だが、終戦時には悲惨な事になってしまったことを初めて知った。展示はワンコーナーだけで物足りず、残念。
続いて、小樽市美術館へ。
一階はいつもの中村善策展示だが、「初公開、人物スケッチ」が展示されている。彼の自画像は展示された事があったと思うが、女性像や父を描いた油彩などは非常に珍しい。三岸好太郎の女性像に比べると、温和で普通の感じだ。二階では「本間聖丈展」。アジアを描いた作品には、ちょっとだけ小川原脩を思ったりする。ややメルヘン調の作品はピンとこないが、漁具をシャープに捉えた「浮標のある風景」、漁具を十字架とそれにかかる人に見立てた「架」には深い表現力を感じる。他に新収蔵品が15点ほど展示されており、大月源二の「虹立つ港」が良かった。三階は桜陽高校美術部の「白蟻会展」。
4時頃から小樽文学館へ。まず、コーヒーで一服。
この時間の止まったような文学館に来ると、ついくつろいでしまう。今回の企画展は「小樽・映画館の時代」。札幌以上に文化的な小樽の往時は、随分映画館があったようだ(後で行ったバーのマスターもたちまち10個以上、映画館を数え上げていた)。ポスターで懐かしいのは「嗚呼花の応援団」(なぎらけんいちが出てる)、「魔界転生」、「グレートハンティング」、「桃尻娘」(見てみたかった)、「プロ野球を10倍楽しく見る方法」(「○○を×倍・・・」って昔、流行ったなあ)、「砂の惑星」(確かスティング出てなかったっけ)など。ところで、私はほとんど映画を見ない。映画ファンには怒られそうだが、本の方がコストパフォーマンスが良いと思うのだ。
さて、5時を過ぎていよいよ酒だ。いつも行く店も幾つかあるのだが、今回は初めての店に行ってみよう。花園の「S」へ入店。時間が早くて最初の客になってしまうのはあまり嬉しくないことだが、今回は先客がいてホッとする。カウンターに座り、ビール、豚角煮、刺身盛り合わせを注文。最初に届いた豚角煮を箸で切り、辛子をつけて一口。うーん、やっぱりプロが作ると違う。柔らかいのはもちろん、脂身の部分に全く嫌味がないし、しかし同時に肉・脂身の風味も残っている。
続いて刺身、もちろん、刺身には燗酒を合わせる。盛り合わせ1000円なので、全て絶品という訳にも行かないが、平目、ホタテ、シャコ、イカ、ゲソ、ホッキは良いものだろう。いつ来ても思うのだが、小樽の刺身レベルは高い。例えば鳥料理がメインの「N」などでも、刺身を頼むと予想以上の鮮度に驚かされる。
極少量ずつとは言え、刺身12点盛りで腹が膨れてきた。角煮が全くくどさがなかったので、肉っぽいものを食べたくなり、豚串を最後に注文。いい具合に焼かれて、程よい脂っ気の肉を頬張って終了。初めて飛び込んだ店だったが、成功であった。他にも食べたいメニューがあったので、また寄ってみよう。
腹ごなしにしばらく散歩をしてから、バー「A」へ。こちらは小樽に来る度にほぼ必ず来てしまう店だ。1杯目は竹鶴12年のソーダ割り。2杯目は消化促進のため、ギムレットにビタースを入れてもらうさっぱり味のカクテルにした。チーズ、干タラ等をつまみつつ、マスターと小樽の映画館話や、今年は雪が多かった話など。
3杯目はこの店に来るといつも頼むシャンゼリゼ。最後に「何か珍しいのを」と注文すると、マスターがクラシックなカクテルブック(店の開店がS41年だからその頃の本?)を持ってきて、しばし相談。ラム+シェリー+スコッチ+砂糖+ビタースのキャプテンキッドを飲むことになった。全く聞いたことのないカクテルだが、シェリーとスコッチが入っているので、面白い味になりそうだ。砂糖は控えめ、スコッチはバランタイン17年を使ってもらうことにした。一口飲むと、結構シェリーが個性を発揮している感じだ。
セーブしながら飲んでいるつもりなのだが、やっぱり酔ってきた。マスターに「わが街小樽」というDVDをお借りして、バスで帰宅。バスの中ではうとうとしてしまうが、自分の降りるバス停に近づくと眼が覚める。DVDを返しに、次は初夏の小樽に行くことにしよう。