散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20060321最近読んだ本

2006年03月21日 12時35分19秒 | 読書
午前中の吹雪に力尽きて、外出せず終日読書。

「愚者のエンドロール」米澤穂信
作中のビデオ映画の中で起きる殺人事件を扱い、工夫しているのは痛いほど良く分かる。だけどこんな高校生いない。

「第三の時効」横山秀夫
非常に良く出来ている。表題作のどんでん返しの重層性は、ミステリ的にも十分満足できるもの。

「増加博士と目減卿」二階堂黎人
全編メタ推理小説。そういうのがお好きな方はぜひ。

以下、図書館の2冊。

「すぐわかるキリスト教絵画の見かた」千足伸行
まあ、あまりキリスト教に詳しくないのだが。じっくり見たくなった画家はバーン=ジョーンズ、アルトドルファー、ブリューゲル、ティソ、ボッティチェリ。

「洛中洛外図 舟木本」奥平俊六
美術館では洛中洛外図はなかなかきちんと見れない。画面サイズが大きすぎるし、書かれているものは細かすぎて良く見えないからである。こういう図版本でじっくり家で見るのに限るか。街や人への愛があって、楽しい作品である。