散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

東京3days(3)

2009年06月04日 22時43分51秒 | 旅日記
3日目の今日は目覚めも快調だ。夕食を飲み屋で済ませたときには、きちんと朝食を取りたい。大門あたりでは選択の余地が沢山ある中、24時間営業の「M屋」で納豆定食を食べる。多めのご飯、納豆・卵・海苔・漬物・味噌汁の日本朝食選抜は間違いがない。



本日も勝どき駅へ。しかし東京の人の多さは大変なもので、地下鉄から地上に出るまで歩行渋滞が発生し、エスカレータに警備員がついて乗り込み制限をしているのだ(エスカレータから降りた先が少し狭まっているため、どんどん行かせると危ないらしい)。



やや疲れながら研修所へ。しかし私は幸せな方だ。昨日の研修は20時前に終わったのだが、他の人の話を聞くと、帰宅時刻は22時前だったりするらしい。通勤1時間半というのがごく当たり前なのである。もちろんそういうことを頭では知ってはいるのだが、実際に話を聞くと大変なことである。

ちなみに私は現在35分の通勤時間だが、社会人になりたての頃は徒歩1分+地下鉄10分+徒歩1分の12分で通勤していたので、気が遠くなりそうである。初日に会ったS氏は転勤族の特権で、会社から徒歩15分の所に住んでいるから、たぶんとてつもなく恵まれている方に入るだろう。

昼食は勝どき駅の方に戻り、蕎麦の「Y」へ。うっかり蕎麦とご飯のセットで、もり蕎麦を選択してしまった。温かいたぬきそばはご飯のおかずになるが、もり蕎麦はおかずにならない。やむなくもり蕎麦をすべて食べてから、蕎麦湯を飲みつつ漬物でご飯を食べる。店のせいではないが、こんなことなら炊き込みご飯+蕎麦、小天丼+蕎麦のセットもあったのにと後悔。



ということで、本日は18時過ぎに終了。大門へ再び移動して、立ち飲みの超有名店「A」へ行くが、すでに待ち行列がある。あきらめて話には聞いていた「MS」へ行ってみる。店内にずらりと日本酒の一升瓶が並び、「試飲」というスタイルで3種500円から飲めるという画期的な店なのだ。


→店内はぐるりとこんな感じ

まずはお店のお母さんにお願いして、「ちょっと香りのいいやつを」ということで純米吟醸を選択してもらった。兵庫の「鳳鳴酒造直汲み無濾過生原酒」、和歌山の「天下一統南方」、長野「信州名醸瀧澤」の3種は、もはやどれがどれだか覚えていないが、それぞれしっかりした味だ。



それからこの店ではつまみも3種500円だ。ほうれん草胡麻和え、味付け卵、漬物はちょっと塩っ辛いが、酒のつまみとしてこうなのだろう。



よし、次は自分で酒を選択してみよう。岡山県の「ヨイキゲンそら蒼々50」と、結局お勧めの”本日の大吟醸”新潟「竹田酒造店雪舟」だ。岡山の酒は南の方の味という感じで、パワフルで濃厚。対する新潟の酒はいかにもの淡麗味。先に新潟の方を飲むべきだったなあと思いつつ、素晴らしい名店「MS」を出る。ここは店内禁煙なのもありがたいよなあ。





後はモノレールで羽田へ移動。焼き鯖すしを購入したのはいいが、ビールが入手できず、お茶を飲んでから帰宅。まあ、しょうがない。




20090604最近読んだ本

2009年06月04日 10時13分44秒 | 読書
■「日本の美術10 №401古代絵画の技術」
神護寺「伝源頼朝像」(実は足利尊氏?)が表紙だったので購入してみたが、絵画技術にはあまり興味がないんだよな。

以下、出張中の3冊。
■「摩天楼の怪人」島田荘司
停電でエレベータの止まった高層ビルから、わずかな時間の間にセントラルパークで殺人をするトリックは…。奇怪なスタートでたまらなく面白いが、このオチなら何でもありでは…。まあ、力強く読ませる作品ではある。

■「ストーカー」A&Bストルガツキー
しつこく人に付きまとう話ではない。宇宙人が地球に残した痕跡に潜入して、謎の品々を収得してくる人の呼び名がストーカーなのである。しかし、簡単に品物を持ってこれるわけではなく、理由も分からず命を落とす人も多数発生。独特の雰囲気で読ませる作品だ(再読)。

■「タンタルス」内田百
酒にまつわる話に加え、船の話、飛行機の話など。

以下、図書館の4冊。
■「釣~りんぐ北海道part2」札幌テレビ放送
TVの釣り番組は結構好きだ。うまく編集してあるから時間経過を感じさせないしなあ。しかしこの番組はささげ名人がお亡くなりになって、終了である。

■「MyWork21」北海道イラストレーターズクラブα
イラストの商業作品が載っているのだが、1998年の本だけあって時代を感じさせる。

■「北海道の美術史」吉田豪介
ぜんぜん美術史を知らずに美術作品を見ているので、読んでみるべきだとは思っていた。今も活躍している人もいれば、全く知らない人も大勢登場していた。

■「赤い鳥は館に帰る」有栖川有栖
かなり時代性が強く出たエッセイ集。今読むとピンとこない。