本日は近美→三岸→資料館→コンチネンタル→テンポラリー→富士フィルムフォトサロン→大同→たぴお→時計台→道新→三越→スカイホール→さいとう→ラルズの14か所。
■三岸好太郎美術館「31歳-駆けぬけた生涯」。彼が東京在住時代は、雑司ヶ谷、北千住、巣鴨等を転々としたらしい。私は北千住にしか行ったことがないのだが、今でこそかなりの都会っぷりに驚くが、当時は原っぱ状態だったかもしれない。
■札幌市資料館「藤女子大学写真部新人展「写(ショット)☆お嬢さん」」。在間和音の街写真がお気に入りだ。金川史歩の割れた測量標や捨てられた麻雀牌の寂しさもなかなか。
■富士フィルムフォトサロン「米美知子写真展 水のゆくえ」。ご本人が「全くの独学で、入門書を自分で読んで始めた」と言っていたが、良い風景をとらえた写真展だと思う。
「静謐」:水辺にブロントサウルス(*)が集っているように、木の幹が伸びている写真。
「まわる季節」:川のちょっとしたくぼみで、落葉が回転している。
「ニョロニョロ宮殿」:これは氷筍というのかな。不思議な棒状の氷の集まりだ。
(*)現在ではアパトサウルスが正式名称とされている。
■時計台ギャラリー「橋本礼奈展」。実に見どころのある展覧会だ。ただし私の好みは少々偏りがある。
「木漏れ日・鳥居」:鳥居の向こうが光で見えないほど明るくなっている。
「同じ日は二度とこない」:子供が夕焼け空を見上げている場面。空全体は魚眼レンズで捕らえられたように歪んでいる。
「遠い町で」:子供がしゃがみ込んでいるなか、向こう側に「エコノミー」とドアに描かれた建物。何の建物だか分からないが気になる。安ホテルだろうか。
「小石川三丁目」:横尾忠則のY字路を描いた作品を思い起こさせる。しかし写実でありながら歪んだ風景は独特のもの。まだ東京にもこのような場所があるのだろう。
詳しくは北海道美術ネットさんを見てほしい。会期は終了してしまったのだが…
■道新ぎゃらりー「日本貴金属粘土協会展」。展覧会名を見て「何だこれ」と思ったが、意外と面白かった。銀を含んだ粘土を成型して焼くもののようだ。アクセサリーには何の興味も湧かないが、小さな人形のようなものは見ていて楽しい。