8月31日にCAI02。
9月4日にアリアンス→NEW STAR。
9月5日近美→教育文化会館→資料館→コンチネンタル→市民ギャラリー→ファクトリーアトリウム→写真ライブラリ→紀伊国屋→大丸→道銀駅前支店→富士フィルムフォトサロン→大同→たぴお→きたいち→時計台→道新→大通→CAI02→らいらっく→三越→スカイホール→さいとう→アートスペース→趣味の郷の24か所。我ながら凄い。
■北海道立近代美術館「北海道版画協会創立50周年記念展」。午前中に行ったらガラガラで、版画を堪能。
尾崎志郎「オレゴンの古い納屋」:高く大きな木造屋根。
木村訓丈「或る花のための歌」:1969年の懐かしい銅版画。
木村多伎子「祭前夜」:インドの風景だろうか。祭の前夜で人が大勢いるが、なぜか静けさが感じられる。
佐藤克教「土色の午后」:虫なのか? いつ見ても全体が見通せない怖さがある。
萩原常良「山麓地帯-3」:手前から細かい森がずっと連なり、最後にスコーンと山が見える。
大野重夫「庭園眺望」:暗い室内からカラフルな庭が見える風景。
鳴海伸一「kowloon's eye」:黒い山のような物体に線。何となく見てしまう。
兼平浩一郎「vise to the surface」:なにもない風景。爽快。
白土薫(土という字の右上に点あり)「雷雲」:炎の気配とでもいうべきか。
武田輝子「dan les tenbres(4)」:レンガ赤と青みがかった緑の色調が良い。
宮井保郎「CORAL REEF」:ほぼ紫一色で別世界を構築。
水野惠子「水の遊び1」「同2」「同3」:流れがあり、ダイナミック。
平塚昭夫「日本の美」:仏像を描いた書票。欲しい。
渡邊慶子「Gray Pearl」:抑えた色調ながら華やか。
■教育文化会館「第21回朋彩会展」。受付のおばさま方が(多分私を見て)「こういう若い人に来てほしいわねえ。普段年寄りばっかり」と言っていた。それほど若くないのだが、相対的には若いのだろう。
■札幌市資料館「KOBOTEN」。池田裕貴子は水面に流したインクを写し取ったかのような作品。「ぬま」は緑色が強く、絵画的である。
■市民ギャラリー「第54回 新道展」。個々の作品はきちんと描かれている作品が多いのだが、どうにも全体として驚きがない。まあ、驚かされるような作品だけが注目されるべきというわけではないのだが。
会員から。
穴井亜希子「記憶の中に」:化石のような卵の殻の中に魚がいて、上からU字型の石が接近している。
佐井秀子「奏」:落ち着いた配色の抽象画。
細木博子「時の流れの中で」:ちまちました小物が好き。
和田仁智義「海に眠る」:これはスケール大で素晴らしい。
会友から。
市川正勝「汐風の中で」:タイトルから感じられるものとは違い、濃密な緑を描いている。
すとうえみ「羽海」:ステンドグラスのような模様を下に、羽のような模様を顔の周りに配置している。それでも上の空間が広めに見えるので、せせこましい感じは解消されつつある。もっと豪快にお願いします(と、毎年書いている)。
大浦義己「ひまわり('09-Ⅰ)」:ありがちな画題のような気もするが、パワーある。
一般から。
片野由佳「アイリスな世界」:独特の色彩感である。アイリスってこんな色なの?
関口幸子「遥かな日」:三人の少女と上に透明な鳥を配置。枯葉や古い建物からして、時の流れを表現しているのだろう。
■富士フィルムフォトサロン「井上康昭写真展 自然との語らい 札幌の花」。札幌近郊にこれだけ興味深い植物があるのだ。名前は知っているものも多いが、姿を紹介していただけるのは、ありがたいものだ。
■たぴお「益村信子個展」。ただ青いパイプが立っているだけじゃないかと言われるとそうなのだが、見入ってしまうのは間違いない。
■時計台ギャラリー「矢崎勝美展」。屏風仕立てになった作品があったが、立体感が強調されると、また面白い。
■大通美術館「女子美術大学同窓会札幌支部 第55回北彩展」。松木眞智子「新生」は緑色をベースに、白く力強い太線を縦横無尽に引いた作品。
■CAI02「伊藤直美個展」。タイトルの意図が直接的に読み取れ過ぎるような気がする。しかし「The past can change」は青黒い色と真っ赤な色を並べた作品。どちらの道を選ぶことも可能ということか。
「君島信博個展」。暗い展示室で印象的なインスタレーション。奥の方の照明が少し明るすぎるような気がする。
■三越「八代亜紀展」。三越のギャラリーがまれにみる大混雑。単に有名人の作品というだけでなく、けっこう上手いのだ。また、何となくテレビから知る八代亜紀のおっとりした人柄もあるのだろうと思う。
「三越美術特選会」。ユトリロ6090万円。横山大観2730万円。梅原龍三郎2310万円。
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駅前通りの歩行者天国で大道芸(ジャグリング、音楽)を見て、休憩。