2日目も夕方になり夜の岡山に繰り出す。まずは昨日、店の前で声をかけてきたおばちゃんが好印象だった、西川近くの「K」へ。偶然かも知れないが、店を探索して歩いていると、何人かのお店の人に声をかけられた。それがことごとく良い感じの人なのである。
さて、カウンターに座り、まずはビールを飲む。通しは穴子きゅうりとイカの酢味噌。今日は岡山の味を中心に行こう。
まずは、ままかりだ。岡山県内では「隣家に“まま(ご飯)”を借りに行くほど美味しい」そうだが、それ以外の地域では全く注目されていないため、美味しくないのかもしれないという魚だ。焼いて味付けしたものと、一般的な酢漬けのものがあるようなので、両方食べてみる。
まずは酢漬け。後ほどホテルの朝食でもままかりが出てきたのだが、正直なところ漬かりすぎており、どんな魚でも同じではないかという味になっていた。しかしこの店では、魚の形もシャキッとしており、良い味付けだと思う(しかし、絶妙というほどでも…)。
続いて、焼きままかり。こちらは焼いた香ばしさが感じられ、絶妙の一品だと思う。これならば、私ももっと食べたいくらいだ。
さらにいわし天ぷらと、10食限定というばら寿司を注文。いわし天ぷらは火の通し加減が素晴らしいのだろう。中はちょっとねっとりした感じが残るほどで、小いわしの味わいがはっきりとする。
ばら寿司はいわゆる五目寿司のようなものである。上にのった具はエビ、タケノコ、椎茸、アサリ?、穴子、サワラ、レンコン、錦糸卵など。華やかであるが、まあ、想像通りの食べ物だろう。喜平という酒を燗にしてもらい、一緒に飲む。
この店はお店の人も良く、お客さんも楽しんでいる様子だ。岡山の味を味わうには良い店ではないだろうか。しかし、食べ物のボリューム感は少な目で、上品な店といえるだろう。
あまり酔わないうちに、事前に調査しておいたバー「S」へ移動する。まず1杯目はジンフィズ。なかなかの手練で若いバーテンダー氏が作ってくれた。それを飲みつつ、本日の構成を考えて…。
考えてもいつも変わらないのだが、2杯目はマティーニ。ジンの銘柄を聞かれたので、ブードルスと言ってみた。そして店主が作ったマティーニは…、これはさすがの味だ。ブードルスを使ったせいか、かなりのロングステアをしていたようだが、その効果が出ている。味に丸みはあるが、薄まっていない。感心させられる出来具合である。
3杯目はジン+青りんご+コアントロー+ライムの、甘め+酸味の強いカクテル。これを飲みながら、マスターに最近のカクテルコンテスト事情を聴く。クラシックカクテルを発展させたものが基本にはあるそうで、ある年はギムレットを進化させ、アクアビットを使ったものが優勝したそうである(材料も3種類で、シンプルだったそうだ)。
すると次の年には、それに青りんご風味を加えたもの(もちろん、単純に足しただけではない)が優勝し、さらに次の年は梨の風味を効かしたものが優勝したそうだ。前年のを参考にするだけではないのだろうが、ある程度の流行りというのはあるようだ。
最期に強烈なペルノー+グレナディン+オレンジジュース少量の、ゼロというカクテルを飲む。1930年代のクラシックなグラス(昔はステム部分が短いらしい)で、飲ませてもらったが、個性的で初めて飲む味わいのカクテルであった。
他にもサパンというもみの木のリキュールを味見させてもらったり、岡山の興味深い話をいろいろ教えてもらった。何とも素晴らしいバーで、またいつか岡山に来ることがあったら、再訪したいものである。
今日はこの辺で帰宅。今回の旅行では、東京出張の時などに比べ、非常に慎重なナイトライフを過ごしているなあ。
今日の歩数は20975歩。
さて、カウンターに座り、まずはビールを飲む。通しは穴子きゅうりとイカの酢味噌。今日は岡山の味を中心に行こう。
まずは、ままかりだ。岡山県内では「隣家に“まま(ご飯)”を借りに行くほど美味しい」そうだが、それ以外の地域では全く注目されていないため、美味しくないのかもしれないという魚だ。焼いて味付けしたものと、一般的な酢漬けのものがあるようなので、両方食べてみる。
まずは酢漬け。後ほどホテルの朝食でもままかりが出てきたのだが、正直なところ漬かりすぎており、どんな魚でも同じではないかという味になっていた。しかしこの店では、魚の形もシャキッとしており、良い味付けだと思う(しかし、絶妙というほどでも…)。
続いて、焼きままかり。こちらは焼いた香ばしさが感じられ、絶妙の一品だと思う。これならば、私ももっと食べたいくらいだ。
さらにいわし天ぷらと、10食限定というばら寿司を注文。いわし天ぷらは火の通し加減が素晴らしいのだろう。中はちょっとねっとりした感じが残るほどで、小いわしの味わいがはっきりとする。
ばら寿司はいわゆる五目寿司のようなものである。上にのった具はエビ、タケノコ、椎茸、アサリ?、穴子、サワラ、レンコン、錦糸卵など。華やかであるが、まあ、想像通りの食べ物だろう。喜平という酒を燗にしてもらい、一緒に飲む。
この店はお店の人も良く、お客さんも楽しんでいる様子だ。岡山の味を味わうには良い店ではないだろうか。しかし、食べ物のボリューム感は少な目で、上品な店といえるだろう。
あまり酔わないうちに、事前に調査しておいたバー「S」へ移動する。まず1杯目はジンフィズ。なかなかの手練で若いバーテンダー氏が作ってくれた。それを飲みつつ、本日の構成を考えて…。
考えてもいつも変わらないのだが、2杯目はマティーニ。ジンの銘柄を聞かれたので、ブードルスと言ってみた。そして店主が作ったマティーニは…、これはさすがの味だ。ブードルスを使ったせいか、かなりのロングステアをしていたようだが、その効果が出ている。味に丸みはあるが、薄まっていない。感心させられる出来具合である。
3杯目はジン+青りんご+コアントロー+ライムの、甘め+酸味の強いカクテル。これを飲みながら、マスターに最近のカクテルコンテスト事情を聴く。クラシックカクテルを発展させたものが基本にはあるそうで、ある年はギムレットを進化させ、アクアビットを使ったものが優勝したそうである(材料も3種類で、シンプルだったそうだ)。
すると次の年には、それに青りんご風味を加えたもの(もちろん、単純に足しただけではない)が優勝し、さらに次の年は梨の風味を効かしたものが優勝したそうだ。前年のを参考にするだけではないのだろうが、ある程度の流行りというのはあるようだ。
最期に強烈なペルノー+グレナディン+オレンジジュース少量の、ゼロというカクテルを飲む。1930年代のクラシックなグラス(昔はステム部分が短いらしい)で、飲ませてもらったが、個性的で初めて飲む味わいのカクテルであった。
他にもサパンというもみの木のリキュールを味見させてもらったり、岡山の興味深い話をいろいろ教えてもらった。何とも素晴らしいバーで、またいつか岡山に来ることがあったら、再訪したいものである。
今日はこの辺で帰宅。今回の旅行では、東京出張の時などに比べ、非常に慎重なナイトライフを過ごしているなあ。
今日の歩数は20975歩。