散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20110608最近読んだ本

2011年06月08日 23時24分07秒 | 読書
■「クロノリス」R・C・ウィルスン
突然、地球のあちこちに巨大なオベリスク物体がが現れて、大災害となる。書かれている文字を見ると、どうやら未来の独裁者が自分の支配権を決定づけるために送りつけているらしい。それを信じてしまう人々もいるが、未来は確定している訳ではないと立ち向かう人々もいた。これは壮大なロマンのあるSFだ。

■「女王陛下の阿房船」阿川弘之
とにかく外国人もいる中で、豪華客船に乗船。チャレンジャーな作者である(再読)。

■「宇宙にとって人間とは何か」小松左京
日本人のSF作家の中で、最も文明論がに合うのは小松左京だ。結構いいこと言っているよ。

以下、図書館の4冊。
■「爆笑列島「日本の謎」」千石涼太郎
その地方らしさを大事に残したいものだ。と思う私は、年齢を取ったものだ。

■「略語天国」藤井青銅
確かに現代だけではなく、昔から略語と言うものが多く使われており、「今の若い者は」と言う訳にはいかないのだ。でも、読んでいるうちに段々むなしくなってくる本。

■「捏造されたヒーロー、遠山金四郎」棚橋正博
もちろんTVの金さんが本当にあったことだとは思わないが、どちらかというと人間像としてのイメージは逆だから面白い。

■「鬱の力」五木寛之、香山リカ
こういう本を読んで客観的に自分を見て欲しいと思わせる人は、もうすでに本を読む余裕がなくなっているような気がするのだ。残念なことである。

驚愕の味

2011年06月08日 20時00分50秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日はまだ明るい時間に会議が終わり、琴似に移動。琴似の居酒屋「D」に久しぶりに行ってみた。開店1番目の客だったようで、定位置に座り、早速日本酒から。まずは明鏡止水を飲む。通しは卵サラダ。



刺身は本日のメニューから天然わらさを注文してみる。見るからに滑らかで、いい感じに脂が入っているわらさだが、口に運んでも予想通りの美味さ。良い脂があるので、山葵をたっぷりつかった方が美味しい。



続いて酒を黒龍純米吟醸にして、ホワイトアスパラ、鶏レバーやわらか醤油煮。ホワイトアスパラは軽くボイルしてから、出し汁に漬け込んだもの。適度にざっくりとした歯触りと、味の含みが素晴らしい。塩コショウまたはマヨネーズをつけても良いのだが、全体の半分はそのまま、残り半分にはほんの少しだけ調味料をつけて食べる。あまり味を濃くしてはもったいないのだ。



次なる鶏レバー、これがまた驚くべき味だった。写真を見るとほんのり生のようにも見えるかもしれないが、ボイルして癖を取り、その後沸騰した出し汁から温度を下げつつ火を通し、味を含ませるのだそうだ。実になめらかな味が楽しめる。



最後に洋酒をリクエストして、いぶりがっこ&クリームチーズと合わせる。ストラスアイラと、もう一つ何かオールドボトルがある中、選んだのはオールドパー。なーんだ、オールドパーかと言うなかれ。クイーンサイズとちょっと珍しいボトルで、何よりも飲んでみると、オールドパーがこんな味のはずがない! と言いたくなる濃厚さなのだ。

1970年代のボトルらしいのだが、これは黙って出されたら、良くできたモルトウィスキーと思うかもしれない。余りの驚きに加水するのも忘れ、そのまま全部飲んでしまった。またこれと、いぶりがっこの相性も上出来だ。



完封されて帰宅。今日も素晴らしい飲みだった。