散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2011年6月の一言

2011年06月25日 22時20分44秒 | Weblog
6月25日
・久々に病院で検査。それまで何も食べられないので、腹が減る予感。
・検査が終了したら、今晩は飲みに行こう。今週も辛かった。
・検査結果は中性脂肪だけ悪化…。もう少し節制するようにとのこと。
・今日は暑いんだか寒いんだか分からない日だった。

6月17日
・今週は辛かった。東京出張で、その後遊ぶはずだったのがキャンセル。
・何とか週末までよろよろたどり着いた。

6月12日
・生活が余りに乱れ過ぎて、読書がはかどらず、体調も良くない。今日は終日外出せず、のんびり過ごす。

6月11日
・いい大人が銭湯に入るマナーがなってない。あれは基本的に生まれた時から内風呂に入っているということなのか?
・小樽○○○○交差点の辺りは、私には合わない。なるべく何も見ないようにして通り過ぎた。

6月8日
・いま思い出すと、大学卒業時は千冊くらいしか本を持っていなかった。図書館にお世話になっていたとはいえ、あまりに情けないと思う。
・タモリ倶楽部で鉄道アフレコ特集を見る。予想以上の傑作。面白かった。
・ああ、また○○○○○○○○祭が…

6月7日
・録画した京都の食堂の番組を見る。その中で賄い付き下宿の話題が出ていた。思えば私も大学1年生の時は、賄い付き下宿に住んでいたのである。高校生の頃までは全く食べるものに興味が無く、親に心配されたのだ。しかし、恐ろしいほどの飲んだくれになってしまった私は、晩飯も朝飯も食べられないのであった。よって大学2年生から自炊を始めることになる。

6月6日
・本日は健康診断の日。14時過ぎになるので、どこで昼食を食べようか思案中。
・健康診断は無事終了。体重は増えず、視力も落ちず(老眼が大変なのだが)。ランチをやっている店はあれども、結局、札幌市役所の地下食堂で昼食。その記事は別途。
・いろいろあって、深夜帰宅。ふーー。

定番の味(3)

2011年06月25日 22時19分56秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
さて、今日最後の定番の味は、私が30年弱通っている焼鳥屋さんである。北24条に移動し、地下鉄の駅を出る。まだ、怖いくらいの青空だ(紫外線、多いに違いない)。



しばし、久しぶりの北24条方面を散歩してから、焼鳥「T3」へ。ビール(やむを得ず飲んだ)を注文し、通しはわらびと揚げとちくわを煮たもの。



焼鳥の前にソイの刺身を注文。硬すぎず、それでいてしっとりと滑らかな刺身である。ここで焼酎水割りにチェンジ。



それから焼鳥。豚、鳥、つくねを2本ずつの6本セット。実はこの店、最近某雑誌に紹介されていたのだが、紹介者のお勧めが焼鳥のみそ味。私はずいぶん通いながらも、みそ味は食べたことが無いような気がする。ということで、2本ずつの1本をみそ味にしてもらった。結果は予想外に鳥+みそが合うような気がする。

続いてレバ、手羽先を注文。レバはタレ味で、いつも外せない。手羽先は驚くほど大きなサイズで、マスターも焼くのに手こずっていたようだ。出来上がりはもちろん申し分ない。





隣の客は雑誌を見て初めてきた人のようであった。私も全く雑誌を参考にしない訳ではないが、掲載されてからかなりたってほとぼりが冷めた頃に行くことが多いな。この店に来ている後輩のために焼酎ボトルを入れておいて、店をでる。まだ少し明るい中を、琴似へ移動。

琴似ではバー「D」で仕上げ。1杯目はイチローズモルト・4 オブ ダイヤモンズ。かなり濃厚な甘さ。フィニッシュに使用したシェリーカスクが効いているのか。



2杯目は注文してしまいました。トマーチン・1976・カスクストレングス・33年。香りはそれほど特徴がないが、飲んでみると後半に現れてくる桃の風味が強烈。



3杯目に「フルーツ風味がしながらも、強いカクテルを」と強引な注文をしてみたところ、オレンジフレーバーのウォッカ+パッションフルーツリキュールのカクテルが登場。全体的にはマンゴー味に近いような、フルーツ感あふれるカクテルになった。しかし、ウィスキーも含めて、これはなかなか強い。



今日はこの辺で切り上げることにしよう。

20110625ギャラリー巡り

2011年06月25日 16時37分55秒 | ART
6月23日に地下歩行空間のデザイン展。
今日は大丸→紀伊国屋→たぴお→時計台→道新→レタラ→近美→富士フイルム→ライラック→三越→スカイホール→さいとう→創→テンポラリースペースの14か所。荷物が重くて、後は挫折。

■大丸「王俠軍磁器展」。中国の現代陶磁器を見たことが無いので、新鮮だった。但し、カップはあまり使いやすそうではない。

■紀伊国屋「内包 -ここにいる- 中橋修 造形展」。両サイドが赤、残りの面に黒と透明のアクリル板を配した箱を並べた作品展。これだけの説明だと「ただの箱か」と思われてしまうかもしれないが、アクリル板にはそれぞれの形や観覧者が映り込み、かなり複雑な視覚効果が得られる。

特に手前の透明なアクリル板と、奥の黒いアクリル板に2重映しになった自分の姿は、なにか過去と未来の自分が映っているかのようだ。また、並んでいる箱を見ながら移動すると、一瞬にして黒が隠れて赤色のみに見えてしまうといったことも起きる。「なるべく単純な形で、面白い効果を」という作者の狙いが成功した展覧会である。

■ギャラリーたぴお「HANA展」。
佐藤綾子「mother」:カモシカ(?)の肖像画。ちょっと面白い雰囲気。
かつやかおり「緑影」:鮮やかな緑とそこに立つ、少し悲しそうな顔をした2人の人物。

■時計台ギャラリー「鶴悦子個展」。
「予感」:中央のガラス球やガラス板を、上下からのドリルが破壊していく様。ガラスの中には既に絶滅した動物たちが描かれていると同時に、これからの地球をも想像させる。

■北海道立近代美術館「むじゃきなコレクション」。私は子供の画というのにあまり興味が持てないのである。久々に解説員の案内で、1階展示室を見た。2階はガラスコレクション、ふれるかたち(さわっても良い)ということで、定番な感じ。

■さいとうギャラリー「浅井憲一2011小品展」。
「名の無い魚」:古代魚の厚い鱗を思わせるような造りの金属作品。これは良いねえ。

■ギャラリー創「音景 no.5」。天井から高く低く、両端のとがった黒い棒がつり下げられている。リズム感のようなものがあり、これが展覧会タイトルに結びつくのであろう。しかし実際にはこの棒たちは動くことが全くなく、「凍れる音楽」というイメージが浮かぶ。音をあらわしながらも、実際には音の無さが表現されている、ちょっと考え込んでしまう展示であった。

■テンポラリースペース「これから下りていこう/齋藤周」。これはなかなか良かった。カラフルな砂丘のように見える所を、向こうを向いた人々が歩いている。手前の人は大きく描かれているが、遠い人は極端に小さく、その遠近感が私に砂丘を想起させたのだと思う。どことなく危うい色彩もとても良いと思う。

今日はここまで。

定番の味(2)

2011年06月25日 15時53分45秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
15時過ぎに、狸小路そばの居酒屋「M」へ。開店すぐなので1番だと思いきや、先客が2名。さらにその後、5人もの客がやってきた。この時間帯に街中で開いている居酒屋は貴重だということだ。

最初の注文はレモンサワーと目差し。健康診断の結果が今一つだったので、肉類・揚げものをやめてみた。しかしこの目差しがぷっくりと膨らんでいて、内臓の苦みもほど良く美味しい。



続いて角ハイボールと、定番の味であるマカロニサラダ。最近の好みで荒挽きコショウをかけ、少し醤油をかけてつまみにする。箸が止まることなく食べきってしまった。



多分、お店の人に「また来たのね、マカロニ男」と思われているに違いない。16時前に店を出ると、まだギラギラと明るい。


定番の味(1)

2011年06月25日 11時26分54秒 | 食べ歩き

今日は昼から晩まで、自分にとっての定番の味を食べた日だ。まずは病院の検査が終了し、検査のため朝食抜きだったので11時過ぎにカレーの店「I」へ。いつものカレースパゲッティを食べた。

前回はお店の人が違う人だったのだが、いつもの人が出勤していた。きっと「あ、また来た、カレースパ男」と思われたに違いない。

最後の晩酌

2011年06月25日 06時28分51秒 | 飲み歩き
「酒のほそ道」で人生最後に晩酌をするなら、何を飲み何を食べるかというエッセイがあった。候補をあげる中で、美味しさ+場所+コンディションが重要で、決して味だけではないというのが作者の印象だったようだ。確かにシチュエーション込みでいうと、私も思い浮かぶ味があるので挙げてみよう。

まずは飲み物編。

友人たちと語り草になっているのが、冬の置戸町に行き、外気で冷やした瓶ビール(間違うと瓶が割れる)。これは旅の雰囲気と絶妙の冷え加減(ビールの味を分かるには冷えすぎ、という批判はあるかもしれないが)で、20年近く経過した今でも忘れられない味だ。

それ以外は、心底美味しいと思ったものはほぼカクテルなので、場所としてはバーになってしまう。横浜のバーで飲んだマティーニ、銀座のバーで飲んだカルヴァドスベースの官能的なカクテル、札幌での沈黙のマティーニ、小樽のレディースカクテルと、まあ変わったところはない。

そうそう、これも20年近く前に熊本に行った時に、初めて飲んだ米焼酎にも驚かされた。当時、札幌では「いいちこ」があった位かな。まだまだ本場の焼酎が飲めない時代だったので、香りの良さとクリーンな味に感激したものである。

食べ物編へ行こう。

一番最初に思い出したのは、すすきのの居酒屋で食べた蟹こうら飯。これは毛蟹の甲羅に蟹の身・味噌を和えたご飯を詰めて蒸したものだと思う。これが一時期の私の大好物であった。

続いて琴似の寿司屋さんで出会った、ボタンエビのミソの軍艦。これはボタンエビが最高に良い時に限るのだが、寿司めしと海老のトロトロのミソが出会うと、液体かと思われる程するすると喉に落ちていくのである。

旅先と言えば、沖縄の居酒屋で初めて食べた海ぶどう、沖縄そばはこれも忘れがたい。男3人旅で、思えば遠くに来たもんだ的な感慨と共に味わったものである。

札幌に出てきて、最初にインパクトのあったものと言えば、今も時々伺う焼鳥屋さんの「とりわさ」。それまであまり外食もしたことのない18歳は、生の鶏におっかなびっくり食べるんだけど、まあその美味しいことといったら…。

最後に一番最近これはと思ったのが、平目の肝煮。アンコウ、カジカ、鱈、鯛といろいろな魚の肝を食べてきたのだが、平目はちょっと恐ろしいくらいの濃厚かつ滑らかな味がするのだ。

しかし、最後の晩酌には酒と食べ物の組み合わせが今一つだな。やはり日本人だから日本酒ということで、初めて飲んだ時に新発見だと驚いた、十四代の本丸にボタンエビのミソの軍艦というのを最後の晩酌の一品に定めたいと思う。急に日本酒が出てきたのだが、まあ、そういうものである。