散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20110617最近読んだ本

2011年06月17日 21時39分54秒 | 読書
■「ねじまき少女 上下」パオロ・バチガルピ
環境悪化と資源枯渇で遺伝子操作技術に頼るしかなくなった世界。そんな中、タイに放置されたアンドロイド(ねじまき少女)が、実にひどい目に。何とか最後まで読めたが、サイバー(スチーム?)パンクの悪趣味を継承する作品。

■「星の光、いまは遠く 上下」ジョージ・R・R・マーティン
かつての恋人に呼び出された男は、「もしかして」と期待しつつ放浪惑星へ。しかし、文化の相違から現地の男性と決闘することになってしまった。昔の女に未練たらたらだった男が、壮絶な経験を経て、少々出来過ぎた程の男になるまでの話。惑星描写と風習も面白いし、これはなかなかの傑作だ。

■「O.tone vol.32」
今回は焼鳥特集。少し同じ特集が多すぎるような気もするが…。今回も行ってみたい店発見&私のこよなく愛する店も登場していた。

■「きつねのはなし」森見登美彦
京都を舞台にした少し怖い不思議な話。いつも青春ぐるぐるストーリーだけではない、作者の力量が分かる。

■「浜村渚の計算ノート」青柳碧人
四色問題、ゼロ、フィボナッチ数、円周率をテーマにしたミステリ。一般的な人が読んで面白いのかどうか分からないが、お勧め。ちなみに私は特別に暗記しようと目指した訳ではないのだが、円周率は33ケタまで言える。

■「まごころを、君に」汀こるもの
昔から芸術や芸能をテーマに盛り込んでその世界に起きる事件を描いたミステリと言うのはある。これはその熱帯魚オタク版とでも言うか。熱帯魚うんちくが、まあ一応事件の動機に関連していると言えなくもない。

■「警視庁特捜班ドットジェイピー」我孫子武丸
イメージアップのため警視庁は5人の特集戦隊を結成した…、のは良いが、いずれも少しはみ出者たちばかり。ギャグエンターテインメントと言う感じだが、特集戦隊に迫る(特に女子に)悪を倒すことができるのか。太陽にほえろのボスを心の中で演じているため、警察上層部に対してもの凄い迫力のあるまとめ役の人(階級は大したことが無い)がいい味出している。

閉店125

2011年06月17日 18時39分18秒 | 写真館

地下鉄琴似駅近くの居酒屋「Y」が閉店してしまったのである。ちょっと前からメニューが張っていないなと思っていたが、今日、夜に店の明かりがついていないことを確認してきた。私は1回しか行ったことが無いのだが、評判の悪い店ではなかったので、どうしたのかなと思ったりする。