20110612最近読んだ本

■「水戸・日立ビジネス特急誘拐事件」浅川純
かなり複雑な工夫を凝らしたミステリなのだが、今読むと「カイシャイン」テイストがダメだ。要は登場人物の基本的な動きが、会社ありきなのね（再読）。

■「火村英生に捧げる犯罪」有栖川有栖
高度にマニアックな犯罪から、割と間抜けな犯人のあっさり事件まで。

■「太陽の坐る場所」辻村深月
高校の同級生の集まり。話題になるのは女優になってしまった女性だが、集まりには出席したがらないようなのだ。高校時代から現在まで続く、ひそやかな想いと悪意はどういう結末を迎えるのか。もちろんミステリ的しかけも面白い。

■「時間ハンマー　ペリーローダン４０２」ヴルチェク、マール
ついに失われていた地球発見。しかし、消えてしまった人類へのシュプールは見つかっていない。

以下、図書館の４冊。
■「昼の学校、夜の学校」森山大道
若い諸君よ、まずは沢山撮れ！　というメッセージ。

■「奈良仏像巡りベストガイド」福岡秀樹
住んでいないと、非常に行きにくい寺が多い。

■「クジラは海の資源か神獣か」石川創
当然捕鯨の賛否はあっても良いと思う。それ以前の暴力を持っての主張が明らかにおかしい。

■「島　日本編」長嶋俊介他
面白い本なのだが、私は沖縄本島にしか行ったことが無い。昔は都会好きだったので、全くターゲット外だったのだが、今なら興味が持てるかも。まずは淡路島、佐渡島あたりかね。