散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なぜか徳島(31)帰還

2018年09月13日 21時55分51秒 | 食べ歩き
徳島空港ではほとんど時間がなく、慌てて飛行機に乗る。予定通り出発し、羽田空港着。

ここで若干時間があるので、やむを得ない、夕食を取ろう。ということで、まずは軽くハイボールでのどを潤す。



呼び出し機が鳴ったので、ミートソースを取ってくる。ま、味は予想した通りだな。



羽田空港から新千歳空港、そしてエアポートに乗り札幌まで円滑に移動し、予定通りに帰宅。今回は割と無理をしなかったので、立ち上がれないくらい疲れたということも無い。とは言え、もう22時なので、簡単に後片付けをして寝ることにしよう。



これにて2018年四国香川・徳島旅行編は完結。

※高松と徳島の街並みやアート作品などは別途写真をアップする予定。

なぜか徳島(30)徳島城

2018年09月13日 15時15分32秒 | ART
そして最後は駅から歩いて近くの徳島城址へと向かう。跨線橋を渡ってすぐに徳島城址があるのだ。



立派な入口から博物館へ。



■徳島城博物館「阿波徳島の祭礼絵巻」。
「徳川家康感状」「徳川秀忠感状」:関ヶ原の戦い辺りで、森甚太夫という人がもらったものらしい。この辺から違うよね、歴史が。
鈴木其一「秋草図」:こういうのを持っているあたりも違う。
蜂須賀重喜「山水図」:武勇で鳴らした蜂須賀家も10代目藩主となると、文に重きを置いたのだろう。
蜂須賀寿代「寒山拾得図」:重喜の三女が狩野元信の寒山拾得図を模写したものらしい。もう、文化度が違うんだ!

この他、今展覧会の目玉としては「宮嶋金毘羅神社縁起絵巻」や「阿波踊図巻」が展示されていた。後者は東条英機が寄贈したものなんだって。

ロビーに戻って休憩すると、素敵な庭園が見える。博物館に入館した人は散策できるらしいが(通常は入園料が必要)、庭園にあまり興味のない私は、ガラス越しで良しとした。



後はお土産を購入して、帰るばかりである。徳島の眉山を眺めながら、SOGOへ。



お土産を買って空港へのリムジンバスに乗り込む。さらば徳島。さらば四国。


なぜか徳島(29)拉麺

2018年09月13日 12時36分21秒 | 食べ歩き
さあ、最後の昼食だ。徳島で何か食べると言ったら、やっぱり徳島ラーメンではあるまいか。雨が降っているので、一番の有名店は諦め(駅から距離がちょっとある)、駅近くの店「Y」に入ってみよう。入口の券売機で志那そば中と生卵の券を買う。徳島ラーメンには生卵はつきものだったはずである。



店の人が券を取りに来た時に「肉はどちらにしますか」と聞かれたので、これは当然、豚バラ肉スライスを選択。しばし待つ。



よし、ラーメンが来たぞ。おや、とっさの事に反応できなかったが、乗っている肉は豚バラ肉スライスではなくて、チャーシュー(豚もも)ではあるまいか…。見た目だけはその疑問がすぐ出なかったのだが、壁の見本写真と比べると、どうもそういう気がする…。こういう時、私って結構「これ、違うんじゃないですか」とか言えないんだよね。



なんか当初の計画が狂ったので、ガッカリだけど、このまま食べますわ。徳島ラーメンきっとうまいと思うんだけど、何割かそのうまさが減少したような気がするなあ。


なぜか徳島(28)遠い

2018年09月13日 12時11分13秒 | ART
美術館の場所はバスで20分弱ということなので、歩いて行けそうにはない。開館時間が10時だとすると、もっと早い時間に出るべきなのだが、バスが10時ちょうど発のものしかないのだ。普通、開館時間を考えてダイヤを組まないかな。

とバス停で思っていると、9時50分発の文化の森行きバスというのが来たので、これも直通で目的地へ行けそうだ(文化の森行きは3系統あるようだった)。とはいっても、到着すると10時15分頃。雨の降る中、美術館へ。

美術館の建物はかなり力の入った建築物と見える。

 

■徳島県立近代美術館「徳島のコレクション」。地域美術館の展覧会は楽しい。
青木千絵「BODY 08-1」:宙づりになった妊婦の下半身のような体は漆の黒につつまれている。足先はかすかに浮いており、その部分の影だけがくっきりと床に投影されている。ライトによる影もポイントとなっている作品。
泉茂「逃げたスペード」:トランプ、チェスの駒、ダイスなどで形作られた人物像。シュールリアリズム系統か。
金田実生「彼の清らかな意思」:ぼんやりと描かれた顔の上半分、少年は目をつぶっている。

児島善三郎「籐椅子に掛ける裸婦」:なんというかドランそのままだな。
椿貞雄「弟茂雄像」:金田実生の肖像とは全く異なり、くっきりと岸田劉生調で描かれた人物像だ。
パウル・クレー「子供と叔母」:ピンク、オレンジ、緑、紫などカラフルだが穏やかな色彩。子供と叔母は目をつぶり微笑みを浮かべているかのようだ。今回の展示は基本的に撮影不可なのだが、この作品だけ記念にということか、撮影が可能になっていた。ちょっと嬉しい。



パブロ・ピカソ「ドラ・マールの肖像」:穏やかに目と鼻がずれている(正面と側面から見た顔を組み合わせたらしい)。
池田遥頓「鳴門」:海が滝のようにわれ、白く渦と波を作り出している。ゴジャゴジャした力感がある。
伊原宇三郎「二人」:肉厚ボディの二人は、西洋彫刻のようである。
中野嘉之「うず潮」:こちらは静かなる海の眼のようなうず潮を描いている。

他にマックス・ベックマンとケーテ・コルヴィッツの連作版画展示があり、ベックマンは大衆の姿を、コルヴィッツは戦争の悲惨さを描き出していた。



同じ建物に徳島県立博物館がある。時間もまだあるし、見ていこう。

四国の地理的な特徴。中心にある山脈で大きく南北に分かれているようだ。



恐竜の骨格展示。



魚竜の骨格展示。これはあまり見たことが無いかも。



供養塔の一種、板碑。こういうのは北海道には無いんだな。



静物標本もあるが、全く見かけないような種類も多い。

 

メガテリウムという生物の骨格標本。今見たら、腰が抜けるね。



自然にも北海道とは大きな違いがあり、なかなか楽しめる展示だった。本来ならもっとゆっくり解説も読むべきだったなあ。雨が強くなるなか、再びバスに乗り、徳島駅前に戻る。行きとは経路が違うため、少し乗車時間が短かったような気がする。

なぜか徳島(27)鯛飯

2018年09月13日 09時42分11秒 | 食べ歩き
昨日も結構飲んだ割には、比較的調子よく目覚める。7時ちょうどの時間帯は出張者らしき人たちが多かったので、時間をずらして7時半に朝食会場へ。驚くほど人が少なく、快適だ。

まずは阿波尾鶏炊き込みご飯、味噌汁、鮭、レンコン味噌味、牛つくだに煮、ほうれん草とササミ和え、コンニャク、凍み豆腐、海苔から食べる。



そして鯛ほぐし身があったので、これを大量にご飯にのせ、生卵を持ってくる。鯛だけでご飯を一口食べてから、少しだけ醤油を入れて卵を溶き、それを上からかけて、鯛飯風にしてみる(鯛飯というのは地域によって種類がいろいろある)。おお、これはちょっと素晴らしく美味いぞ。



いや、こんなに美味いんだったら、昨日の朝から鯛飯に焦点を絞るべきだったな。ホテルお勧めの食べ方として、だし汁をかけるというのも書いてあるし、鯛+とろろとか、鯛を乗せて味噌汁かけご飯(品がないが)とか、沢山やりようがあったのになあ。

ま、それはそれとして、最後に持ち帰り用のコーヒーを入れて部屋でくつろぐ。仕事だったら会社には8時半頃到着せねばならないが、美術館だと10時でいいから、楽なもんだよな(仕事と一緒にするな)。

荷物はホテルにあずかってもらうことにして、10時前にチェックアウトする。