散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20160913最近読んだ本

2016年09月13日 23時57分14秒 | 読書
■「普段使いの広島酒場」山田幸成
広島到着して2日目に購入。あまり直接的には利用しなかったが、こういう本があるのは嬉しいことだ。

■「セブン殺人事件」笹沢左保

■「メンタル嵐 ペリーローダン527」グリーゼ、エーヴェルス

■「忘却のサチコ7」阿部潤
主人公の可愛らしさが(近くにいたら面倒くさいのであろう)。

■「たらふくホルモン」今柊二
再読。

■「二歩前を歩く」石持浅海
いわゆる超常現象について、なぜ起きるかではなく、起きる場合の法則性を探るというストーリー。ま、これはこれでロジカルではあるが。

■「ひさしぶりの海苔弁」平松洋子

■「死の鳥」ハーラン・エリスン
すべてを無条件には納得できないが、かなりエッジの効いた作品。ニューウェーブがあまり合わない私であったが、これを読んでいれば、サイバーパンクはやはり不要だったという結論になるしかないのでは。

夏休みも終わり

2016年09月13日 19時24分28秒 | 飲み歩き・琴似界隈
夏休みも終わり、二日間の休肝日も終わり、ちょっと一杯やりたくなった。二十四軒の居酒屋「F」へ。今日は他のお客さんが2名しかいない。

酎ハイを頼むと、通しはちょこっとジンギスカン。これは嬉しい。



キュウリ辛味漬けを頼んで、時鮭かま焼きの焼き上がりを待つ。



かま焼きといっても、身がほとんどで、なかなか立派なつまみだ。あっさりして、塩気のきつくない時鮭がいい。



焼き物が食べたくなり、ガツを注文。なかなか噛む力が必要だ。



このくらいにしておこうか。外に出ると月に暈がかかっていた。

 

想像をさらに上回る

2016年09月10日 21時36分54秒 | 飲み歩き・琴似界隈
すすきのから琴似に移動。約1か月ぶりのバー「D」である。今日の注文は来る前から決まっていた。ポールジロー・オリジナルとポールジロー・グレープジュースロゼの合わせ注文である。



両方とも美味いのは分かっていたが、まずブランデーの方。かなりの凝縮した甘味、非常によくできたものであることが分かる。そしてジュースの方。こんなものを出してもらっては、困るのではあるまいか。ブドウを超え、ある種の蜂蜜のような甘味、美発泡の爽やかな味。素晴らしすぎるグレープジュースだ(これのシャンパン割りって、可能なのかな)。



これに対抗させるのは、グレンリベットカスク13年と行こう。グレンリベットがオーソドックスなウイスキーであるのは知っているが、ここまで深みのある製品を出荷しているとは思わなかった。SMWSのコメントが「Sweet day dream」ということだが、確かに深い甘みでクラクラしてきそうだ。



今日もいい飲みだったが、少し飲みすぎたかな。

旅行報告

2016年09月10日 19時28分39秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
旅行から帰ってきたら、その様子を報告しなくてはという勝手な意欲に燃え、すすきののバー「N」へ。

1杯目は旅先とは飲むものを変えて、アラン1999のハイボール。



2杯目はラム+GET27+バナナリキュール+パインジュースのカクテル。何となく南国味かな。



広島のバーは良かったのだが、創作をお願いするとやってくれないという話をする。やはり、ある程度お互いの気心が知れるまでは、オーソドックスな注文をするのが良いのかもしれない。時には一発目から思いもかけないカクテルを出してくれる店もあるんだけどね。

3杯目は新入荷のラフロイグ LORE。最初、香りはいいが味が硬いなーと思ったが、しばらく置くと驚くほどの味わいがしてきた。じんわり来る塩気がいい。またちょっと加水してみても、味が広がるので、ぜひこれを飲む方は慌てないように味が開くのを待ってほしい。



今日は次に行きたいところもあるので、定量の3杯というところで。

一度行ってみたかった

2016年09月10日 17時38分33秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
私はちょい飲みセットのようなものが好きで、この店も前々から知ってはいた。なかなか行くタイミングが無かったのだが、今日は通り過ぎる時間と気持ちがピタリと合った。1100円の方のAセットを注文し、飲み物は角ハイボール。通しとしてオリーブ、豆、マカロニのドレッシング和えが出てくる。



Aセットの方は飲み物、食べ物合わせて3品選べるので(その後、蕎麦がついてくる)、かつお叩きと鶏空揚げを注文。



まずかつお叩きがやってきたが、歯にしみるほど冷凍である。後の酒に備えて取っておこう。鶏空揚げは小さめのが5個、キャベツの上に乗ってきた。おお、これは同じチェーン店の別店舗で出てきたものよりずっといいな。ハイボールにもピッタリだし。



空揚げを食べた後に、国稀を頼んで、かなり解凍が進んだかつお叩きを食べる。どちらかというと、揚げ物・蕎麦メニューに使うものを選んだ方がよさそうだ。

最後に仕上げの蕎麦(小)を出してもらおう。「多めにもできますよ」と言われたので、蕎麦(小)大盛という訳の分からない注文になってしまった。それでも、東京名店の蕎麦の倍量はあるかも知れないな。



蕎麦湯まで飲めば、当初の思いとは違い、腹いっぱいになってしまった。なかなかこのセット、お得なのではあるまいか。


20160910ギャラリー巡り

2016年09月10日 15時50分20秒 | ART
本日は山の手→近美→三岸→資料館→コンチネンタル→三越→さいとう→富士フイルム→kitakara→大通→道新→時計台の12か所で力尽きた。

■山の手ギャラリー「川上直樹展」。これまでの国境地帯シリーズに加え、水色の色彩を生かした新たな方向性の作品を出品していた。もともと風景画としては使っていた色なので、これからいろいろ試してみたいとのこと。また、作品の中に枠のようなフレームを描いたのも、実験段階で、あまり閉塞感がでても良くないし、しっかり描かなければ意味がないしとおっしゃっていた。やはり個展で一連の作品を見せて頂くと、感じ方が変わってくる。



山の手ギャラリーまでは私の家から歩いていくことが可能なのだが、途中でプルーンがなっているのを見かけた。



帰りは街中に出るため、バスに乗って移動する。

■北海道立近代美術館「ゴジラ展」。
「メカゴジラスーツ」:よくできている。こういうのを見ると、私はゴジラよりもメカゴジラやガイガン等の、機械ものが好きなのだとわかる。
「スペースゴジラスーツ」:肩の結晶がミサイル化するっていうのはなあ。地球上の動物で移動が自由なのにもかかわらず、さらに飛び道具を使うものっていたっけ?
「デストロイア幼体(集合体)」:よく観察しなければ、カニかヤドカリ。おいしそう。

「スーパーX2」:これはもろにサンダーバード2号だな。
「ガルーダ」:メカゴジラと合体し、空を飛べるのだ。マニアに予算を持たせると、こういうのを作っちゃうよね。
「キングギドラスーツ」:私はキングギドラも好きで、コイツを見ると「行動する際は3頭による合議制なのか、多数決なのか」とか、「いや脳は胴体部に1つだけあって、頭に見えるのは人間でいう手に過ぎない」とか、余計なことを考えてしまうのだ。

「ガイガンスーツ」:ガイガンはもう破壊と殺戮の申し子デザインだ。
「ゴジラデザイン」:「ミレニアム」ゴジラで、大通公園に立つデザイン画があった。札幌に来てたっけ?
「「ゴジラvsモスラ」ポスター原画」:これだけの美しさでモスラを描くのは、生頼さんしかあるまい。

ちなみに、入口と出口、ロビーで撮影可能なゴジラがいる。

 

次は映像を合成してくれて、テレビ塔のところに立つゴジラを見上げるような記念撮影ができるらしい。面倒なので、お願いしなかったが。

 

ロビーにあった、破壊された東京駅。



見終わって外に出ると、雨が降っていた。

 

■三岸好太郎美術館「三岸交響楽」。
「オーケストラ」:三岸美術館にあるのものだけではなく、久しぶりに宮城県立美術館の「オーケストラ」が出品されていた。並んで見る機会はそうあるものではないし、もっと宣伝してはどうだろうか。
「金魚」:これも久しぶりに見たか。
俣野第四郎「郊外」:人間の登場しないルソーという感じがする。

俣野第四郎「大連市郊外」:中央の道が大きくカーブし、その先には家並みが広がっている。逆側にぽつんと一軒離れた家があり、対比的に描かれている。
久保守「リュートのある室内」:楽器の形、壁にある絵画、カラフルな布の掛物の色合いが面白い。
岡部文之助「木蓮」:花にクロースアップし、枝の曲がり具合を極めて丁寧に描いている。写実というより、その感じはシュールレアリスムに近い。

意外と面白い作品もあったので、もう少し素人にも分かりやすく、展覧会の見どころをアピールした方が良いのではあるまいか。



■時計台ギャラリー「木村由紀子展」。「CRETOS」シリーズは抽象画ではあるが、ある種の物理、または科学的な世界を展開してくれているような、不思議な存在感がある。

今日は疲れてしまい、途中から本屋、そして飲み屋へと逃避してしまった。

帰ってきて食堂

2016年09月10日 11時30分38秒 | 食べ歩き
いつものことながら、ハードな旅行であった。旅から帰ってきた翌日は休養。今日はギャラリー巡りに出かけなくてはならない。

昼食は札幌にも良い食堂はあるぞ、ということで「Y」食堂に行くことにした。まあ、ここは酒を置いていないけどね。

注文は微妙に増えたメニューの中から、オムライス大盛にした。朝、インスタントラーメンを食べたので、ご飯ものの方がいい。



ドーンと素晴らしいビジュアルだ。ケチャップが多すぎるかもしれないが、さすがに全部は使わない。以前食べた普通盛が少な目の印象だったのだが、大盛りにすると結構なボリュームであった。中のチキンライスの味は薄目。

ところで見過ごしにはできない「カレーラーメン」というメニューができていたので、次回はそれを頼むことにしよう。


なぜか広島(26)帰宅

2016年09月08日 23時32分42秒 | 旅日記
広島駅近くの再開発ビルを眺めつつ、広島駅へ。

 

駅の新幹線口でリムジンバスに乗り込み、うとうとしながら空港に向かう。最近の空港のお土産コーナーは充実しているから、ここで買い物をしようと思っていたのだが、やはり台風で飛行機の発着が乱れていた。

私の乗る飛行機の前の便が大幅に遅れ、空席があるので、今からでも乗れるとのこと。しかし、時間が25分しかない。結局、前倒しの便に乗り換える決断をし、お土産を10分で購入。ああ、もっとのんびり買い物をしたかった。

当初の予定より早めに羽田到着。しかし、今度は札幌行きの飛行機が45分遅延。前の便も満席のため、どうにもならない。



ま、どうしようもないのだから、諦めるか。



結果的に1時間飛行機は遅れ、自宅に着いたのは23時であった。何とか購入できたお土産は以下。

 

最後が慌ただしかったが、今年の夏休みの旅行「なぜか広島」。これで完結。

なぜか広島(25)食堂飲み(3)

2016年09月08日 14時14分00秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
いよいよ最後の昼食。時間の配分もあるので、適当にB級グルメ的なものでも食べればいいと思っていたのだが、あるブログを読んでいると非常に気になる大衆酒場が近くになることが判明した。いや、大衆酒場兼食堂か。よし、広島最後の食堂飲みだ。

ということで、駅からすぐの「GH」へ入店。先客はかなりいて、相席になりそうだったが「15時までならいいですよ」と小さめのテーブル席に案内してくれた。どうやら、15時からカープを見に行くために勢いをつける集まりがあるらしい。

まさか私は15時まで飲んでいるわけはないので、ありがたく座らせてもらったら、直後にその予約客が来たようだ(今13時)。どうにもこうにも、衝動を押さえきれないらしい。さて、気になるメニューの中から、小イワシ刺しと小イワシ天ぷら、枝豆を注文。

 

昨日バーで「もちろん牡蠣や穴子は名物なんですが、ぜひ瀬戸内の小魚を食べてほしい」という話をされた。初日の郷土料理店では、日曜日のため小イワシの入荷がなかったので、つい今日にいたってしまったのだ。

いかにも大衆酒場らしく、すでにさばいてある小イワシだったが、これがなかなか美味い。もちろん天ぷらもふわふわだ。

 

飲み物は最後まで広島らしく、レモンサワーにしてみた。



レモンサワーを飲み干してから、賀茂鶴の上撰冷やに切り替え、タコ刺しと魚の皮を注文。タコ刺しはすぐ登場。歯ごたえがあって美味い。





魚の皮は刺身を引くときに出る、いろいろな魚の皮の部分を集め、ボイルして肝・ポン酢で和えたものらしい。余りもの活用の名物メニューだが、これが残念なことに品切れ…。刺身が大量にでれば、またできるのだろうが…。気を取り直して豆腐煮付を注文する。



これが実に素晴らしい感動メニューだった。魚のあら炊きをした汁を使って豆腐を煮込むらしいのだが、この味のしみこみ方、豆腐と煮汁の相性。感動的な350円メニューである。北千住の煮込みで有名な店の豆腐に匹敵するか、いや、それを超えるな。

最後の最後で感動の名酒場(食堂)に出会い、今回の旅の有終の美を飾ることができた。いつか広島に来ることがあったら、この店には必ず行こう。



ちなみに店の方の飄々とした感じ、昼酒の罪悪感を微塵も感じさせない明るい店内もいい感じだった。

なぜか広島(24)県立美術館

2016年09月08日 11時32分38秒 | ART
最終日のホテル朝食。変わり映えしなかったが、基本的に品数が多めなので、大丈夫。

 

今日も頑なに中国新聞とコーヒーで少し休憩。やはり広島はレモン押しである。



チェックアウトして外に出ると、今日はいい天気。台風は中国地方を通りすぎ、関東方面に向かっているはず。今の天気はいいが、無事に帰ることができるのだろうか?



広島駅のコインロッカーに荷物を預け、徒歩で広島県立美術館方面に向かう。すると、先に広島浅野家ゆかりの縮景園という庭園が見えてきた。美術館との共通鑑賞券があるので、一応、見てみるか。

メインの建物はこの清風館である。



水がごぼごぼ湧き出している清風池、竹林がある。北海道の人は竹林が珍しいのだ。

 

原子爆弾投下後の火災からも生き延びた大銀杏。



ふと足元を見ると、蟹がいて驚く。どうやらアカテガニという種類らしい。



そして、縮景園側から連絡通路で県立美術館へ。



県立美術館も非常に立派な建物である。

 

今回の展示はリニューアル・オープン20周年記念「広島県立美術館ベストセレクション展」である。



今城国忠「道化師」:球の上に乗った道化師の彫刻。体の動きを強調し、色彩感は棟方志功を思わせるものがある。
アレクサンダー・カーノルト「静物」:とても静かな作品。しかし、緑のカーテンの膨らみには、後ろに何かいるのではという不気味さもある。
トーマス・ハート・ベントン「禁酒法の取締り」:せっかくの酒を道端に捨てさせられている人々。ああ、もったいない。

ルネ・マグリット「人間嫌いたち」:大地の上にいくつものグレーのカーテンが直立している。それぞれ人が外界をシャットアウトしているようだ。
アレクサンダー・コールダー「ヴァーティカル・ホワイト・フレーム」:絵画のフレームのようなものの中にモビールが浮かんでいる。これ、もしかしてカルダーのこと?
サルバドール・ダリ「ヴィーナスの夢」:横5メートル弱の大作。溶けた時計、燃えるキリンなど、ダリの代表的なモチーフが登場。

南薫造「雪の日」:呉出身の画家だが、雪景色を描いている。
藤田嗣治「婦人像(リオ)」:白人女性と召使の黒人女性を描いた作品。髪の毛、リボンの赤が意外な色彩感。
寺田政明「二つの道」:川の両側に道があるが、橋がないためはるかかなたまで交わることが無い。何かの象徴か?

菅井汲「V10」:黒と赤、日の丸に見えなくもない旗が円形に10個並んでいる。
松井康成「練上華小紋屋形陶筥」:練上げで全体に花の文様を作り出している、繊細な作品。

特別展をやっていなかったので、それなりに軽めに見ることができてよかった。あまり重厚な展覧会ばかりではちょっと辛い。観覧後、入った方とは逆方向の正面入口から外に出た。



そのまま歩いて広島城をかすめ(あまり城に興味なし)、新交通システム、アストラムラインの県庁前駅へ。



新交通システムの定義は微妙なところだが、こういうのがあると乗ってみたくなるのだ。



 

結局、JRと接続する新白島まで乗ってみたのだが、地上に出ることは無かった…。



新白島から広島にJRで戻る。いったい何をしているのか。


20160907最近読んだ本

2016年09月07日 23時49分08秒 | 読書
■「トランプソルジャーズ」森川智喜
主人公のひどい性格は脇に置いておいて、ロジックを楽しもう。

■「エンドロール」鏑木連
独居老人の孤独死により、遺品整理をすることになる主人公。映画好きの彼は老人のもっていた8ミリフィルムを発見し、映っていたものから老人の過去をたどり始めた。少々よく出来過ぎている感はあるが、人間の過去に向き合った作品だと思う。

■「神様の裏の顔」藤崎翔
神様とまで言われた教師の死。その通夜で、ふと湧き上がる教師への疑念。もしかして神様の顔の裏側で、彼は犯罪に手を染めていたのか?

■「ニルヤの島」柴田勝家

■「アルファ・ラルファ大通り」コードウェイナー・スミス

以下、図書館の2冊。
■「がんばれ! ニッポンの商店街」全国商店街を巡る会
意外と行ったことのある商店街が出てこない。

■「マンガでわかるWebマーケティング」村上佳代、ソウ、星井博文

なぜか広島(23)カープ、カープ、カープ!

2016年09月07日 22時04分35秒 | Weblog
呉から広島への帰りは、快速電車ではなかったため約45分。広島駅に着くと、大変なことになっていた。



そうですか、マジック2ですか。帰る人のために赤ヘル号も出てるじゃない。



駅前に出ると、路面電車乗り場もバス乗り場も大混雑になっている。いろいろな方面行きの電車・バスがある上に、すぐ乗り込まない人たち(別の便を待っているのか、興奮冷めやらぬ状態なのか分からん)がいるため、もう滅茶苦茶。少し強引に前進したら、何とか電車に乗ることができた。

雨の中を電車は進み、無事ホテルに帰る。



私はどの野球チームのファンでもないが、せっかく広島に来た時のカープ優勝なので、1記事書いてみた。

翌日、広島駅にはこんなものがあった。


なぜか広島(22)バー(4)

2016年09月07日 20時45分31秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
さて、2軒目。街をぶらぶらしながら開店を待ち、呉のバー「A」へ飛び込む。



1杯目はモスコミュールでスタート。さっぱりと美味い。このバーは開店して約8年(2日後が開店記念日だったらしい)、若いマスターがやっており気軽に過ごせる感じがする。

2杯目はロブロイを注文。しかし、ブログ記事を書いてはっきりしたのだが、今回のバー4軒、いずれもモスコミュール→ロブロイと注文しているのだ。何とも頑なな注文で、もう少し私も余裕をもって遊べないものだろうか。

マスターからは広島の昔の人は特にゴッテリした甘いもの好きだとか、宮島の真正面に変な建物があるので、ぜひ自分の撮影した写真を見てほしいとか、色々な話をしてくれた。これは私が一人客で、たまたま他の客もいなかったからであろう。私が札幌から来たことを言うと、「今年、北方面では青森から来た人がいたので新記録です。南は沖縄から来た人がいたので、距離的には同じくらいか…」とのことであった。


→大鳥居の正面から写真を撮らなかったのだが、確かにこの写真で左端に白い目立つ建物があるようだ。

2杯目のロブロイを作っているときに、緑のフルーツピールを使っていたので、疑問に思っていたが、瀬戸田のレモンらしい。レモン押しの広島なので、これは面白いと「レモンを生かしたカクテルを作ってください」とお願いすると、レモンギムレットとでもいうべきカクテルが出てきた。



おお、程よい酸味が効いた、スッキリした味わいだ。これはなかなかいいかもね。

結構飲んだので、そろそろ帰らなくてはならない。いつか呉に住むことがあったら(ないと思うが)、この店に通うことになるのだろうと思える、良い店だった。



いかん、雨が降ってきた。駅へ急ごう。

なぜか広島(21)とり屋

2016年09月07日 18時31分12秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
呉にきて、食堂で一杯、ミュージアム見学とやってきたが、夜の独特の食文化にも触れないわけにはいくまい。呉には通称「とり屋(鳥屋)」と言われる居酒屋があり、定番のメニューと活魚を出してくれるのである。その元祖であるらしい店が「HT」である。

店の前の看板には大丈夫か? と心配になるくらいふにゃふにゃした字でこの店の名物説明が書いてある。



早速、ビールを頼んで、まずはみそだきを食べてみよう。


→蒸し暑かったので、ビールを飲み干してから写真を撮ってしまった。いかんね、これは。

この店では通しがなく、さっと出てきて他の品を待つための料理として、鶏皮を味噌で煮込んだみそだきがあるのだ。



食べてみると、鶏皮はトロトロに近い状態。味噌は色からイメージした甘さはなく、至極あっさりした感じである。これを食べて待っていると、思った以上の早さで、骨付焼がやってきた。鶏を一度蒸してから、最後に焼き上げているため時間がかからないらしい。



むむ、これは美味いね。少し甘めのタレと焼いた鶏の香ばしさがある。そして少し硬めの身なのだが、骨回りなのだから美味いに決まっているだろう。もろきゅうで一休みしつつ、酒を注文。

 

追加はやはり魚ではなく、ささみ焼きとつくねにしよう。

 

ささみは香ばしく焼け、そして中身の水分が抜けきってはいない。つくねは練り物感があるが、外パリッと、中ふんわりでタレの味がまたいい。

実はこれ以外にも鶏天、ささみフライ、もみじ焼き等の気になるメニューが沢山ある。しかし、食べるには限界があり、もう一つの名物スープ豆腐で締めることにした。これは鳥スープで作った湯豆腐という感じか。



なるほど、優しいスープでほんのり温まった豆腐が優しく口に滑り込んでいく。これはもう枯れてきた年代の人には、締めにもってこいの食べ物だ。本当はもっと食べたいものも無いではないと思いつつ、満足して店を後にした。