出走馬の父を見ていくと、キングカメハメハ、スペシャルウィーク、ゼンノロブロイなど、つい最近までG1で活躍していた馬たちが目立ち、隔世の感があります。東京ではまだ桜が5分咲きほどは残っており、雨も降らないようで、桜を愛でながらの桜花賞観戦と洒落こむことができそうです。阪神競馬場も日中はお天気が持ちそうで、良馬場の桜花賞になるでしょう。
さて、今年は勝ち鞍から言うと3勝しているのはアパパネ、オウケンサクラ、ギンザボナンザの3頭で、他はすべて2勝馬です。勝ち鞍にしても勝ちっぷりにしても昨年のブエナビスタのような抜きんでた馬が不在なので力の拮抗した混戦になりそうです。
展開は、昔は魔の桜花賞ペースという言葉があるくらい、いつもハイペースのレースでしたが、最近はブエナビスタの勝った昨年をはじめとして、スローペースで上がりの競馬になることがあります。
今年のメンバーでは、なにがなんでも前に行くという馬がいませんが、えてしてそういうときに行く馬が行かないから行ってしまおうという馬がたくさん出てハイペースの我慢比べになったりすることがあります。しかしそれはスタートするまで分かりません。
スローで瞬発力勝負になったときは33秒台から34秒台前半の上がりタイムがあるアパパネが有利で、ハイペースの我慢比べになったら、前に行くアプリコットフィズやオウケンサクラが有利になるかもしれません。
しかしオウケンサクラは今年になってから4戦もしていて、疲れが気になります。同じように今年4戦しているレディアルバローザも厳しいでしょう。今年3戦ですが、昨年秋から7戦使いづめのサウンドバリアーもこれ以上の上がり目はどうでしょうか。
前走が休み明けで好勝負できなかった馬は、仕上がりに不安があります。モトヒメ、タガノエリザベート、シンメイフジが該当。前走で勝ち馬から3馬身以上離されたワイルドラズベリーとジュエルオブナイルも巻き返しは難しいと思います。札幌で2勝したものの、中央場所で1度も掲示板のないステラリードも苦しいでしょう。ショウリュウムーンは勝った2戦が稍重と重馬場。1分34秒台の良馬場のレースでどうかというところ。
良血ラナンキュラスは阪神ジュベナイルフィリーズでの4着はあるものの、1600mで勝ったことがないのが不安。クイーンカップ1、2着のアプリコットフィズとプリンセスメモリーは右回りでの勝ち鞍がありません。
これらを思い切って全部消してしまうと残りは5頭になります。本命は前走休み明けプラス14キロを叩いて0秒1差2着のアニメイトバイオ。対抗はアパパネで、穴はアプリコットフィズに勝ったコスモネモシン。押さえはギンザボナンザとエーシンリターンズ。
◎アニメイトバイオ。
〇アパパネ
▲コスモネモシン
△ギンザボナンザ
△エーシンリターンズ
◎と〇から3連単を買います。押さえで馬連ボックス。