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徳島 阿南市長選は現職の岩浅氏が4選

2015-11-23 11:29:37 | Weblog
阿南市長選 現職の岩浅氏4選 2015年11月23日 NHK
任期満了に伴う阿南市長選挙は、22日、投票が行われ、現職の岩浅嘉仁氏が4回目の当選を果たしました。
現職の岩浅氏が、自民党の阿南市内の支部が推薦する新人の福島氏を抑えて4回目の当選を果たしました。
 岩浅氏は、阿南市出身の61歳。
 県議会議員などを経て平成5年から衆議院議員を2期務め、平成15年に阿南市長選挙で初当選し、その後2回連続無投票で当選しました。
 今回の選挙戦では、連続で3期を超えないよう努めるとした多選自粛の条例が市議会で廃止されたうえで、岩浅氏が4期目を目指すことの是非などをめぐり論戦が繰り広げられました。
 岩浅氏は、「任期が3期12年を超えないという多選自粛の約束をたがえたため、支援者には、私以上に重い十字架を背負ってもらいながら戦ってもらうことになった。
 高く大きな壁を乗り越えられ心から感謝を申し上げたい」と述べました。
 そのうえで、「ぜひ4期目は、命を守る病院を建設し、健康で笑顔になれる阿南市をつくりたい。当選させてよかったと言ってもらえるような実績をみせていきたい」と抱負を語りました。
 阿南市長選挙は、平成18年に合併で新たな市となって以降初めての選挙戦となり、投票率は52.27%でした。
 一方、22日は阿南市議会議員の補欠選挙の投票も行われ▼元議員1人、▼新人2人が当選しました。
★徳島県 阿南市 市長選挙結果(投票率52.27%)
当 18673 岩浅嘉仁(61) 無現
  12988 福島民雄(65) 無新


 徳島県阿南市は、県の南東部に位置する人口約7.3万人の市で、市長選は2003年11月から3期12年現職を務めて4期目を目指す61歳の岩浅嘉仁氏に、前市議で自民が推す65歳の福島民雄氏が挑みましたが、
 子供からお年寄りまで、すべての人の命を守る阿南中央医療センターを何としても完成させることを最大の公約に掲げて、自らの任期を3期までとした多選自粛条例を翻して4期目を目指した岩浅嘉仁氏が18673票を獲得して
 今の阿南市は箱モノを中心とした市政運営をしている。阿南中央医療センターが建設されると市は80億円近い財政負担が必要になる。箱モノ行政に歯止めをかけ、その財源を使って、市民生活を重視した施策をしたい。特に「子育てしやすい街だ」と言われるように、子育て応援日本一の街を目指したい と語り12988票を獲得した福島民雄氏 を退けて4選を決めています。

 こちらは自らの任期を「3期まで」とした多選自粛条例を2007年に制定するも、議員提案で同条例を昨年廃止して4期目の立候補を決めたことが物議を醸したようですが、結果は現職が逃げ切る形になったようですね。

三重 いなべ市長に日沖氏4選 新人2氏に大差

2015-11-23 08:48:35 | Weblog
三重 いなべ市長に日沖氏4選 新人2氏に大差 2015年11月23日 伊勢新報
http://www.isenp.co.jp/news/20151123/news01.htm
 十二年ぶりに選挙戦となった任期満了(十二月二十日)に伴ういなべ市長選は二十二日投開票され、現職の日沖靖氏(56)=大安町梅戸=が、いずれも新人で元小学校長の安田喜正氏(66)=北勢町東貝野、共産推薦=と不動産会社社長の西井真理子氏(30)=大安町大井田=を下し、四選を決めた。
 午後十一時すぎ、大安町高柳の選挙事務所に当選確実の報が伝わると、集まった支持者から「やったー」「よし」と歓声や拍手が湧き起こった。三つどもえの戦いを制した日沖氏は、支持者と共に開票の行方を見守り、当選が決まると万歳三唱で喜んだ。
 あいさつで日沖氏は「十二年ぶりの選挙だったが、旧四町の皆さんから分け隔てなく応援していただいた。市の一体感が醸成できた」と謝辞を述べた。
 四期目に向けて「行政に磨きをかけ、より一層いなべブランドを推進していきたい」と強調。さらに、にぎわい創出や定住促進にも力を入れる考えを示し、「市民の皆さんが愛着と誇りを持てるようにしたい」と意気込んだ。
 投票率は選挙戦となった平成十五年の市長選に比べ14・48ポイント低い59・93%。当日有権者数は三万六千百十六人(男一万七千九百七十一人、女一万八千百四十五人)。


★三重県 いなべ市長 市長選挙結果(投票率59.93%)
当 14002 日沖靖(56)無現
  5093 安田喜正(66)無新=共産推薦
  2387 西井真理子(30)無新


 三重県いなべ市は、県最北端に位置する2003年に旧員弁郡の員弁町・大安町・北勢町・藤原町が合併により発足した人口約4.5万人の市で、市長選は4選を目指す56歳の日沖靖氏に、元小学校長で共産が推薦する66歳の安田喜正氏、不動産会社社長で30歳の西井真理子氏の2新人が挑む12年振りの選挙選となりましたが、
 自然や新庁舎を活用したにぎわい創出を掲げた日沖靖氏が14002票を獲得して
 新庁舎建設の再考や里山保全を掲げて5093票を獲得した安田喜正氏
 豊かな心を育む教育を掲げて2387票を獲得した西井真理子氏 の両氏を危なげなく一蹴。
 この規模の市としては珍しい三つ巴の戦い。しかも12年振りの選挙選でしたが、対抗候補の公約の中身が薄く、全く勝負をさせて貰えなかった印象を受けます。


山形 米沢市長に中川氏 初当選

2015-11-23 08:32:34 | Weblog
山形 米沢市長に中川氏 初当選 2015年11月23日 読売
 米沢市長選は22日投開票が行われ、いずれも無所属で、新人の前県議・中川勝氏(65)(自民推薦)が、4選を目指す現職の安部三十郎氏(62)を破り初当選した。中川氏は国会議員を選対本部長に迎えるなど組織戦で挑み、従来通り「草の根運動」を展開した安部氏との激戦を制した。投票率は58・74%(前回49・78%)、当日有権者数は6万8447人。
 同市金池の中川氏の事務所に当選の一報が届くと、一斉に拍手がわき起こった。姿を現した中川氏は握手攻めにあった後、市の財政立て直しに全力を挙げ、国・県とのパイプ役として、課題に取り組む考えを強調した。
 中川氏は昨年11月に立候補を表明。自民党の鈴木憲和衆院議員(山形2区)が選対本部長に就任し、推薦する自民党県連や公明党米沢支部のほか、県議や市議からも支援を受けて組織的な選挙戦を進めてきた。
 4選を目指す安部氏に対抗して「任期の2期8年条例化」を訴え、多選に批判的な有権者の受け皿になるよう努めた。
 政策面では「企業の受注拡大のための『産業振興会社』設立」などの経済活性化策を提唱。「トップが代われば市政は変わる」と呼びかけ、「反現職」の力を結集した。
 一方、同市門東町の安部氏の事務所は、落選が伝えられると重苦しい空気に包まれた。「市民本位の街づくり」を掲げてきた安部氏だが、支持者を前に無念そうな表情を見せていた。
 安部氏は今年3月に出馬表明し、新文化複合施設を活用した街づくりや、重点「道の駅」建設など、継続中の施策の実現を訴えた。
 しかし、実質単年度収支が3年連続で赤字の市財政を巡り厳しい批判を受けるなど、思うように支持が広がらなかった。
★山形県米沢市 市長選挙結果 (投票率58.74%)
当 20911 中川勝(65)無新=自民推薦
  18837 安部三十郎(62)無現


 山形県米沢市は福島県と県境を接する人口約8.9万人の市で、市長選は2003年12月から3期12年現職を務めて4選を目指す61歳の安部三十郎氏に元県議で自民が推薦・公明党米沢支部の推薦も得た64歳の中川勝氏が挑戦しましたが、
 国や県との連携を強化し、副市長を国から招くと語ったた中川勝氏が20911票を獲得して
 3期12年の実績を強調すると共に「次世代育成の重要性」や「市民が主役のまちづくり」などを訴え18837票を獲得した現職の安部三十郎氏を破り初当選を決めました。
 敗れた安部三十郎氏は草の根選挙で戦うことで地元では有名な方で3回目の挑戦で首長職を得たものの、12年後に自民党にひっくり返された形。
 新市長に就任する中川勝氏はまずは最初の4年間でどれだけの実績を打ち出すことができるか…でしょうね。

大阪維新がダブル選に圧勝 知事は松井氏、市長は吉村氏

2015-11-23 08:26:44 | Weblog
大阪維新がダブル選に圧勝 知事は松井氏、市長は吉村氏 2015年11月23日 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201511/CN2015112201001554.html
 大阪府知事、市長のダブル選は22日、知事に現職松井一郎氏(51)が再選、市長に新人で元衆院議員吉村洋文氏(40)が初当選を果たし、共に橋下徹大阪市長率いる政治団体・大阪維新の会が勝利した。5月の住民投票で否決された「大阪都構想」への再挑戦を掲げ、自民党推薦候補をそれぞれ大差で破った。維新の党分裂を経て橋下氏が結成した国政政党「おおさか維新の会」にとって弾みとなり、野党再編にも影響しそうだ。
 橋下氏は任期を全うして政治家を辞めると表明しているが、市内で吉村氏とともに記者会見した松井氏は「新党の法律政策顧問として関わってもらい、いろいろ相談する」と述べた。

★大阪府知事選挙結果
当 202万5387 松井一郎
  105万1174 栗原貴子 
  8万4762 美馬幸則

★大阪市長選挙結果
当 59万6045 吉村洋文 諸新
  40万4065 柳本顕 無新
  3万5019 中川暢三 無新
  1万8807 高尾英尚 無新


 大阪府知事選は、現職・地域政党・大阪維新の会幹事長で再選を目指す51歳の松井一郎氏に、前府議で自民が推薦する53歳の栗原貴子氏、元高校教諭で65歳の美馬幸則氏の2新人が挑みましたが、
 大阪都構想の実現を掲げる松井一郎氏が202万5387票を獲得して
 「(大阪維新は)自分たちの延命しか考えていない。だから、あんなむちゃくちゃな大阪都構想をやろうとしている」と都構想を批判して105万1174票を獲得した栗原貴子氏
 8万4762票を獲得した美馬幸則氏 を退けて再選を決めました。


 一方の大阪市長選は、大阪維新公認で前衆院議員・40歳の吉村洋文氏、自民党が推薦する前市議で41歳の柳本顕氏、元大阪市北区長で59歳の中川暢三氏、元会社員で33歳の高尾英尚氏の4新人による争いとなりましたが、
 大阪維新による行財政改革の実績を強調。「大阪維新が生まれる前の市政に戻るか、大阪維新の改革を前に進めるか」。経済成長戦略や二重行政の解消へ向け「都構想の設計図を修正するための議論を続けさせてほしい」と主張した吉村洋文氏が59万6045票を獲得して
 「制度論に明け暮れ、名ばかりの改革によって失われた4年間」と橋下市政を批判。「まっとうな大阪市政を取り戻す」と訴え、市営交通で70歳以上を優遇する敬老パスの乗車ごとの50円負担の廃止や、公募校長制度の見直しなどを掲げて40万6595票を獲得した柳本顕氏
 「市有資産の流動化などで歳入を確保しスマートシティーを目指し、市税全体の減税を実現する」と独自路線の政策を掲げて3万5019票を獲得した中川暢三氏
 「維新のいいところ、反維新のいいところをつなぎ合わせるような政策を組みたい」と語り1万8807票を獲得した高尾英尚氏を退けて 新人同士の争いを制しました。

 ん。大阪府知事選は自民系のライバルにほぼダブルスコア、市長選も1倍半近い差をつける圧勝。自治体レベル(市及び郡)でも全地区で松井氏が栗原氏よりも多くの得票を獲得するという完全圧勝。
 最近維新系候補の劣勢が目につき始めましたが地元大阪では相変わらず強いですね…(驚嘆

大阪ダブル選、維新2氏が当確 「都構想」再設計へ

2015-11-22 20:40:27 | Weblog
大阪ダブル選、維新2氏が当確 「都構想」再設計へ 2015年11月22日 日経
 大阪府知事・市長のダブル選挙は22日投票、即日投開票され、市長選で地域政党「大阪維新の会」公認の前衆院議員、吉村洋文氏(40)が初当選、知事選で大阪維新幹事長の現職、松井一郎氏(51)が再選をそれぞれ確実にした。両氏は5月の住民投票で否決された「大阪都構想」の再設計を目指す。だが大阪維新は府市両議会で過半数に満たず、選挙戦と同様に「維新対非維新」の構図は続きそうだ。
 12月の任期満了で引退を表明している橋下徹大阪市長(大阪維新代表)が10月末に結党した国政政党「おおさか維新の会」も「2勝」で、来夏の参院選に向けて影響を与えそうだ。
 自民党推薦の市長候補の前市議、柳本顕氏(41)と知事候補の前府議、栗原貴子氏(53)は、橋下氏が2008年に府知事に就任して以降、松井氏とともに進めた8年間の「維新改革」や都構想再設計を批判。経済成長戦略を強調したものの、都構想反対派の票も固めきれず、選挙戦で「改革」の実績をアピールした大阪維新の逆転を許す形となった。


 大阪ダブル選ですが、20時の投票終了時刻と同時に維新の両氏に当確が出たようです。

自社製品購入、社員に「ノルマ」設定…シャープ 

2015-11-18 17:14:13 | Weblog
自社製品購入、社員に「ノルマ」設定…シャープ 2015年11月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151118-OYT1T50002.html
  う~ん。そこまで資金繰りに窮しているのか? というイメージしか投資家に与えないでしょうし、普通に考えてシャープに勤務している社員なら必要な家電製品は(数年前に廃止済みかもしれませんが)社員割引あたりでとっくに自社製品の購入を強いられているはず。
 たとえ自爆営業をしたところで社員から見れば雇用が保証される見込みなどはなから期待はできないでしょうし、ある意味年末賞与の現物支給よりも性質が悪いとしか思えないのですが、この会社も何がしたいのか…(汗
 自社商品を購入して会社を支えましょうキャンペーンは、経済が拡大していた時期まではまま見られましたが、世間がどんな商品を待ち望んでいるか市場のニーズを見極める社内のエンジニアや営業の視野までも狭くしてしまうデメリットの方がどう考えても大きいでしょうし、一般消費者から見ても壊れたら処分すればいい単価の安い商品はまだしも、数万円~十数万円するエアコンや冷蔵庫など値がはり、将来修理に出すことを前提に購入する商品は、数年後に調子が悪くなった時にきちんとサポートしてくれるのかさえ心配で購入を躊躇する悪循環に陥るだけではないでしょうか。こんな指令を出して恥ずかしくないのか心底情けなくなります。

(15日の首長選挙)神奈川 海老名市長、内野氏4選 60の施策幅広い支持

2015-11-17 19:18:54 | Weblog
(15日の首長選挙)神奈川 海老名市長、内野氏4選 60の施策幅広い支持 2015年11月16日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/kanagawa/news/20151116-OYTNT50025.html
 市職員OB同士の一騎打ちとなった海老名市長選は15日、投開票が行われ、現職の内野優氏(60)が、新人で元市教育長の瀬戸清規氏(63)を破り、4選を果たした。4期目は県内の現役市長としては茅ヶ崎市長と並んで最長となる。投票率は50・46%で前回(53・24%)を下回った。
 自民、民主、公明の推薦を受けた内野氏は、海老名駅周辺の開発推進など3期12年の実績を強調。市街地の交通渋滞対策や子育て支援の充実など60の施策を掲げ、幅広い層から支持を集めた。午後11時15分頃、「当選確実」の知らせを受けて海老名市上郷の事務所に姿を現し、支持者らと万歳三唱。「市民の皆さんの判断に感謝します。海老名の発展にさらに尽くしていきたい」と語った。
 瀬戸氏は教育施策に重点を置き、内野氏への多選批判も展開して支持拡大を図ったが、及ばなかった。
 定数22に25人が立候補した市議選も15日、投開票され、新議員の顔ぶれが決まった。投票率は50・46%(前回53・24%)だった。
★神奈川県海老名市 市長選挙結果(投票率50.46%)
当 29592 内野優(60)無現=自民、民主、公明推薦
  21584 瀬戸清規(63)無新

 神奈川県海老名市は県中央に位置する人口約13万人の市で、市長選は2003年12月から3期12年現職を務めて60歳で4選を目指す自民・公明・民主が推薦する内野優氏に前海老名市教育長で63歳の瀬戸清規氏が挑みましたが、
 3期12年の実績をアピール。3期目に掲げた64施策について「80%台の達成度」との外部評価を公表。基本姿勢の「住みたい、住み続けたい海老名の実現」は変えずに4期目に向け60施策を公約を掲げた内野優氏が29592票を獲得して
 「多選の弊害」を争点に現市政を批判。「海老名の人の暮らしを守る」と31施策を公約すると共に、多選禁止条例の制定や学校給食費の無料化、中央図書館の直営化、廃止した学校プールの復活などを訴えて21584票を獲得した瀬戸清規氏 を振り切り4選を決めました。

 こちらは4年前と異なり、武雄市に続いていわゆる「TSUTAYA図書館」を実施(2011年から図書館2館の運営業務を図書館流通センター(TRC)に委託。2014年からは指定管理者制度による運営を開始して、カルチュア・コンビニエンス・クラブ (CCC) および TRC の共同事業体が指定管理者となったものの、三島由紀夫の小説『金閣寺』が国内旅行コーナーに置かれるなど、書籍の分類の仕方がおかしいと物議を醸したことで一転注目を集める形になったように思いますが、投票数差にもその市民の不満が現れた形。
 内野氏は4選を決めたとはいえ、この問題の後始末も含め厳しい市民の目線に晒されることになりそうです。

(15日の首長選挙)大分 中津新市長に奥塚氏

2015-11-17 19:16:15 | Weblog
(15日の首長選挙)大分 中津新市長に奥塚氏 2015年11月16日 大分合同
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/11/16/002850015
 任期満了に伴う中津市長選は15日、投開票された。無所属新人の2人が争った結果、元県総務部長の奥塚正典氏(61)が会社役員の藤田勝久氏(48)を大差で破って初当選した。投票率は48・85%で前回(59・11%)を10・26ポイント下回った。当日有権者数は6万8056人。
 奥塚氏は今年6月の出馬表明前から、週末に市内での集まりに顔を出すなど、地道な取り組みを続けてきた。豊富な行政経験や県との太いパイプなどをアピールし、市内各校区でミニ集会を重ねた。県議や大半の市議、主だった業界団体などから幅広い支援を取り付け、フル回転した。
 藤田氏は民間の発想による観光振興策など大胆な政策を打ち出し、若さもアピールしたが及ばなかった。
★大分県中津市 市長選挙結果長(投票率48.85%)
当 25573 奥塚正典(61)無新
   7287 藤田勝久(48)無新

 大分県中津市は、福岡県と県境を接する人口約8.4万人の市で、市長選は現職で71歳の新貝正勝氏が出馬を見送ったことから、 元県総務部長で直前の11月9日まで大分航空ターミナル社長だった61歳の奥塚正典氏と一般社団法人「中津城」代表理事で47歳の藤田勝久氏の2新人による争いとなりましたが、
 「行政や民間での経験を生かし、市民が幸せを実感できる町にしたい」企業誘致と地場企業の育成による雇用創出や、大学との連携による教育振興などを掲げ、「県や国との連携を強めて、中津市の発展につなげる」と強調した奥塚正典氏が25573票を獲得して
 地方創生の核として地域の埋もれた資産を見いだし、磨き上げる必要性を強調。「メード・イン・中津の輸出を促進させ、住みたい街ナンバー1をめざす」中津城を運営する中で「中津の宝を生かし切れていない」と感じ、行政の立場から地域活性化を目指すと語り7287票を獲得した藤田勝久氏 にトリプルスコア以上の大差をつけて新人同士の争いを制しました。

(15日の首長選挙)高知市長選、現職が4選

2015-11-17 19:14:13 | Weblog
(15日の首長選挙)高知市長選、現職が4選 2015年11月16日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20151115-OYT1T50066.html
 高知市長選は15日投開票され、現職・岡崎誠也氏(62)(無所属=自民、民主、公明、社民推薦)が、新人の元小学校教諭・森敦子氏(61)(無所属=共産推薦)を破って4選を果たした。
 投票率は28・93%(前回28・05%)だった。
 岡崎氏は、財政再建や南海トラフ巨大地震への対策など3期12年の実績を強調。雇用確保や子育て支援といった人口減対策も訴えて支持を集めた。
★高知市 市長選挙結果(投票率28.93%)
当 60520 岡崎誠也 無現
  18011 森敦子 無新

 高知市は、県中央に位置する人口約33.8万人の県都で、市長選は現職で2003年11月から3期12年現職を務めて4選を目指す自民・民主・公明・社民が推薦する62歳の岡誠也氏に、共産が推薦する61歳で元小学校教諭の森敦子氏が挑みましたが、
 「引き続き市政発展 に全力を尽くしたい」と述べた岡誠也氏が60520票を獲得して
 「『市の財政再建は図られた』と言うが、職員削減と住民サービス切り捨ての、市民の負担と犠牲の上に成り立った再建」と岡崎市政を厳しく批判。「財源を市民の暮らしや福祉に使うのか、大型事業に使うのかの選択が問われている。事業の見直しで福祉と防災の拠点の『まちなか支援センター』を設置し、市民の声を聞く懇談会の開催で住民本位の高知市政を作っていく。市民の、政治に立ち向かう力を示そう」と決意を語り18011票を獲得した森敦子氏 にトリプルスコア以上の大差をつけて危なげなく4選を決めています。


愛知 常滑市長に片岡氏3選

2015-11-16 19:44:29 | Weblog
愛知 常滑市長に片岡氏3選 2015年11月16日 中日
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015111602000101.html
 愛知県常滑市長選は十五日投開票され、無所属で現職の片岡憲彦氏(61)が、無所属新人の介護施設パート中野正代氏(69)を大差で破り、三選を果たした。投票率は29・19%で、史上最低だった前回48・84%をさらに19・65ポイント下回った。
 片岡氏は中部国際空港対岸部の前島への企業進出や、新市民病院の建設など二期八年の実績を訴えて幅広く支持を取り込み、財政立て直しを公約に掲げた中野氏を寄せ付けなかった。


★愛知県常滑市 市長選挙結果長(投票率29.19%)
当 11655 片岡憲彦(61)無現
   1215 中野正代(69)無新


 愛知県常滑市は、県西部の人口約5.7万人の市で、市長選は2007年12月から2期8年現職を務めて3期目を目指す61歳の片岡憲彦氏に、介護施設パートで69歳の中野正代氏が挑むも
 中部国際空港対岸の前島への企業誘致などを掲げた片岡憲彦氏が11655票を獲得して、厳しい財政下での無駄遣いの削減などを訴えて1215票を獲得した中野正代氏 を難なく一蹴して3選を決めました。
 う~ん。ここまで票差がつくと言ってはならない発言なのだとは思いますが、選挙費用が勿体無いというか何と言うか。選挙に立ちあう役所の方はお疲れ様としか言いようがありません。

浜中氏が三つどもえ制す 青梅市長に初当選

2015-11-16 19:41:57 | Weblog
浜中氏が三つどもえ制す 青梅市長に初当選 2015年11月16日 東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201511/CK2015111602000155.html
 15日投開票された青梅市長選は、いずれも無所属新人で、元市議長の浜中啓一氏(63)=自民、公明推薦=が、元参院議員秘書の宮崎太朗氏(35)と元市議の斉藤光次氏(72)=共産推薦=を破り、初当選。4期16年を務めた竹内俊夫市長(71)が引退し、新人三つどもえとなった選挙戦を制した。当日有権者数は11万1636人、投票率は41.31%だった。 (加藤健太、萩原誠)
 午後九時五十五分ごろ、河辺町の浜中氏の事務所に当選確実の知らせが入り、集まった支持者の拍手が響いた。まもなく浜中氏が姿を現し、笑顔で花束を受け取った。
 浜中氏は「人口減少社会の中で若者が定着するようなまちづくりを総合的に進めたい」と強調。「これからの市政は難しいかじ取りになるが、皆さんの意見を聞きながら元気な青梅を目指したい」と決意を表明した。
 浜中氏は、竹内市長や市議二十四人のうち二十人の応援を受け、強固な組織選挙を展開。市議を五期二十年務めた実績を訴え、支持を広げた。
 宮崎氏は、東青梅の事務所で支持者に「幅広い方々にご支援いただいたが、期待に応えられない結果になった。私の不徳のいたすところで申し訳ない」と深々と頭を下げた。政党などに頼らず、若手経営者を中心に支持を呼びかけたが、あと一歩届かなかった。
 斉藤氏は、安全保障関連法の廃止や米軍横田基地へのオスプレイ配備反対、圏央道青梅インターチェンジ周辺の開発撤回などを主張したが、及ばなかった。
★東京都青梅市 市長選挙結果(投票率41.31%)
当 22760 浜中啓一(63)無新=自民、公明推薦
  14917 宮崎太朗(35)無新
   7436 斉藤光次(72)無新=共産推薦



 東京都青梅市(おうめし)は多摩地域北西部に位置する人口約13.6万人の市で、市長選は1999年11月から5期20年現職を務めた竹内俊夫氏が出馬を見送ったことから、市長選は、
 元市議で自民・公明が推薦する63歳の浜中啓一氏、元参院議員秘書で35歳の元市議の宮崎太朗氏、共産が推薦する72歳の斉藤光次氏の3新人による争いとなりましたが、
 人口減少対策として結婚・出産・子育て支援の充実や、産業振興策を通じて「住み続けたいまち青梅」の実現を訴えた浜中啓一氏が22760票を獲得して
 市役所にシティーセールス課を新設して、「自らトップセールスで企業、観光客を誘致する」とアピールして14917票を獲得した宮崎太朗氏
 横田基地へのオスプレイ配備反対のほか、青梅インターチェンジ周辺開発の白紙撤回など「福祉充実への転換」を掲げて7436票を獲得した斉藤光次氏
 を退けて新人同士の争いを制しました。
 まあ自民・公明の推薦を貰い竹内前市長も応援に回る中、浜中氏が有利だろうな…とは思っていたのですが、まずは最初の4年でどれだけの実績を打ち出すことができるかですね。 

長崎 大村市長に園田さん初当選

2015-11-16 19:40:31 | Weblog
長崎 大村市長に園田さん初当選 2015年11月10日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20151109-OYTNT50071.html
 現職市長の死去に伴う大村市長選は8日、投開票され、無所属新人で前市議の園田裕史氏(38)が、無所属新人の前県議で、前市長の長男・松本洋介氏(39)(自民、公明推薦)を破り、初当選を果たした。投票率は60・69%(前回62・62%)。園田氏は県内最年少市長となり、当選から一夜明けた9日、初登庁して当選証書を受け取った。
 8日夜、同市東三城町の事務所で開票作業のテレビ中継を見守っていた園田氏は、午後11時過ぎに当選が決まると、支持者と抱き合いながら喜びの涙を見せた。
 園田氏は「市民でつくる新しい大村市のスタート。市職員、市民、力を合わせてみんなで新しく始めていきましょう」と集まった支持者らに呼びかけた。
 園田氏は、九州新幹線新大村駅(仮称)周辺整備事業などの大型事業に市民の声を反映させることなどを訴え、支持を広げた。
 一方、落選した松本氏は同市植松の事務所であいさつ。「市民に自分の政策や思いを伝えられなかったのは私の不徳の致すところ。一市民となっても、大村市のためにできることに取り組んでいきたい」と述べ、深々と頭を下げた。

元市議の園田氏が初当選 大村市長選 2015年11月09日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/feature/local_election/article/206002
 松本崇市長の死去に伴う長崎県大村市長選は8日投開票され、新人で元市議の園田裕史氏(38)=無所属=が、死去した市長の長男で新人の元県議、松本洋介氏(39)=無所属、自民、公明推薦=を破り、初当選した。得票数は園田氏が2万3339票、松本氏は2万494票だった。
 九州新幹線西九州(長崎)ルートの開業を見据えたまちづくりなどが争点となり、園田氏は「市有地の売却などで財源を確保し、公共施設を併設して事業費を圧縮する」と訴え、一騎打ちを制した。
 投票率は60・69%。当日有権者数は7万3030人(市選管調べ)。
★長崎県大村市 市長選挙結果(投票率60.69%)
当 園田裕史  23339
  松本洋介  20494



 長崎県大村市は県中央の人口約9.2万人の市で、市長選は2002年10月から市長に就任し4期目途中だった松本崇氏が2015年9月25日に死去したことから、前県議で自民・公明が推薦する39歳の松本洋介氏と、前市議で38歳の園田裕史氏による新人同士の争いとなりましたが、
 九州新幹線西九州(長崎)ルートの開業を見据えたまちづくりなどを争点に「市有地の売却などで財源を確保し、公共施設を併設して事業費を圧縮する」と訴えた園田裕史氏が23339票を獲得して、
 自民・公明が実質後継者として推薦して20494票を獲得した松本洋介氏を退けて新人同士の争いを制しました。
 どちらが選ばれても30代の若い市長誕生でしたが、新人同士の争いとはいえ自民・公明推薦の候補が敗れたのには正直吃驚。
 まずは最初の4年間でどれだけの実績を打ち出すことができるかですね。

茨城 土浦市長に中川氏4選 「変革の時期に選ばれた責任」 産経

2015-11-16 19:35:13 | Weblog
茨城 土浦市長に中川氏4選 「変革の時期に選ばれた責任」 産経
 任期満了に伴う土浦市長選は8日に投開票され、無所属の現職、中川清氏(70)=自民、民主、公明推薦=が、無所属新人の柏村忠志氏(71)を破り、4選を果たした。投票率は28・42%で記録の残る昭和22年以降で最低を記録した。
 当日有権者数は11万5289人。
 8日午後7時半ごろ、中川氏の選挙事務所(同市真鍋)に当選確実の一報が入り、支持者らと万歳を繰り返した中川氏は「地方創生で変革を迎える大事な時期に選ばれた責任がある。皆さんと一緒に新しい土浦をつくっていきたい」と抱負を述べた。
 中川氏は、行財政改革と市民との協働を柱とする3期12年の実績を強調。「日本一住みやすいまち土浦」の実現を目指し、5つのテーマを軸にした町作りなどの公約を掲げて市政継続を呼びかけ、支持を得た。
 柏村氏は市政刷新を訴えたが及ばなかった。
★茨城県土浦市 市長選挙結果
当 21129 中川清
  11110 柏村忠志


 昨日ではなく1週間前の選挙ですが、今更ですが結果を伝えたいと思います。
 茨城県土浦市は県南部の人口約14.1万人程の市で、市長選は2003年11月から3期12年現職を務めて4期目を目指す69歳の中川清氏に、元市議会議長で71歳の柏村忠志氏が挑む12年振りの選挙(2期・3期目は無投票当選)となりましたが、
 行財政改革推進と市民協働のまちづくりの2本柱を掲げ、健全でスリムな行財政の構築や、強固で持続可能な市民生活を支える基盤づくりにまい進したとして、これまでの3期12年の実績をアピールした中川清氏が21129票を獲得して
 長期政権が腐敗するという原理原則を指摘する一方で、さらに市政が無投票で継続される点に危機意識を募らせながら現状を厳しく批判。「腐敗だけでなく市政を任せた有権者自身が(長期の無投票で)思考停止に陥り、自治の当事者能力を衰退させ、その能力そのものを失う結果になる。土浦市民にそういう指摘が当てはまることはないか、多くの市民に問いかけたい」と述べ、民意を問う考えを表明して11110票を獲得した柏村忠志氏 に倍近い差をつけて4選を決めています。

新潟 長岡市長選に森氏 最多5選 小林元市長に並ぶ

2015-11-09 08:35:48 | Weblog
新潟 長岡市長選に森氏 最多5選 小林元市長に並ぶ2015年11月09日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/extra/pdf/PS-PDF%E5%8F%B7%E5%A4%96%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E6%A3%AE%E6%B0%91%E5%A4%AB%E5%BD%93%E9%81%B8.pdf
 任期満了に伴う長岡市長選は8日投票が行われ、即日開票の結果、現職の森民夫氏(66)が、元市議で新人の藤井盛光氏(37)を破り5選を果たした。投票率は45.20%。
 長岡市長5選は小林孝平元市長と並び最多となる。
 前回は無投票で、8年振りとなった選挙選では合併地域を含め市全体の活性化が焦点となった。
 投票率は過去最低だった前々回の44.04%をわずかに上回った。
 森氏は、自民、公明、社民など各党支部から初めて推薦を得た他、多方面の業界団体の支援を受け優位に戦いを進めた。
 「合併11地域が団結して総合力で人口減少問題に立ち向かい、30年後の長岡発展の基礎をつくる」と主張。
 交流人口の拡大や次世代を担う人材育成など「地方創生」の推進を掲げた。中越地震からの復興やアオ―レ長岡の整備など4期16年の実績と全国市長会長としての手腕もアピールした。
 森市は当選確実となった午後9時半ごろ、長岡市のホテルで支持者約400人を前に「先頭に立って地方創生を進め、長岡を全国のトップランナーにする」と抱負を語った。
 藤井氏は合併地域が疲弊していると指摘し、「まちなかへの投資を合併地域振興に充てる」として、各支所の裁量と予算の拡充を打ち出したが、及ばなかった。

★新潟県長岡市 市長選挙結果(投票率45.20%)
当 63588 森民夫
  36973 藤井盛光 

 新潟県長岡市は、2006年1月に栃尾市・寺泊町・与板町・和島村を編入、2010年3月に川口町を編入した、花火で知られる県で2番目となる人口(約27.4万人)を有する市で、市長選は1999年11月から4期16年現職を続けて5期目を目指す66歳の森民夫氏に、元市議で僧侶で37歳の藤井盛光氏が挑むも
 長岡花火や長岡まつりに言及して「長岡の知名度をさらに高め、外国人観光客を呼び込み地方創生の目玉にしたい」と意欲を見せた森民夫氏が全得票数の63%強を占める63588票を獲得して
 森市政について「合併地域の思いが十分くみ取られておらず、活力がなく、将来への展望を見いだせない状況だ」とし、将来性のある事業の立ち上げに上限1億円を補助するなど「大胆な施策」を公約に据えて36973票を獲得した藤井盛光氏 を退けて5選を決めています。

レセプト債4社が破綻、227億円償還不能か

2015-11-08 13:00:28 | Weblog
レセプト債4社が破綻、227億円償還不能か 2015年11月08日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151108-OYT1T50001.html
 


 証券会社で働きながら「寝耳に水」はないだろ! と思わず心の中で突っ込んでしまったのですが、喉元過ぎれば何とか…ではありませんが、診療報酬請求権の運用会社が破綻して配当が止まるトラブルが、また発生したようです。
 この手の投資(投機?)トラブルで思いだすのは、2013年に行政処分を受けたMRIインターナショナル事件。
 MRIインターナショナル事件の時は年利6.0-8.5%での運用が可能であると派手に大ボラを吹いて1300億円を集めたものの、運用どころか経営難に陥ったアメリカの医療関係施設への融資や、配当や償還金に充当する自転車操業に企てていたのが実態。
 今回は年利3%で資金をかき集めていたようですが、中小企業向け運転資金が2%程度で借りられる(しかも自治体の制度融資を利用すれば、大半の自治体で実質的に金利を減免する利子助成を行っています)ような金利情勢で、誰が好き好んで3%の配当を払ってまでお金を借りたいか、普通に考えて怪しげな話なことは簡単に想像がつきそうなものですが、今度は証券会社が販売に絡んでいるだけに問題はより厄介なことになりそうですね。