ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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岡山 高梁市長選、近藤さんが3選 「医療・介護仕組みづくりを」

2016-09-26 19:34:21 | Weblog
岡山 高梁市長選、近藤さんが3選 「医療・介護仕組みづくりを」 2016年9月26日 毎日 
 任期満了に伴う高梁市長選は25日投開票され、現職の近藤隆則氏(57)=無所属=が、新人で元市議会議長の三谷実氏(79)=同=を破って3選を果たした。当日有権者数は2万7486人(男1万2962人、女1万4524人)。投票率は65・98%(前回76・75%)だった。
 近藤氏は、同市正宗町の事務所で支持者らとバンザイをして3選を喜び、「高梁の財産である『人』の活用、医療・介護の仕組みづくりで地域が元気になり、経済にも活力が生まれると訴えたことが当選につながった。20年先を行く先端の市として、他の自治体に手本を示せるようにしたい」と述べた。
 当初、無投票当選の様相も呈していたが、告示2日前に三谷氏が立候補を表明し、一騎打ちとなった。
 選挙戦で、近藤氏は子育て支援や市内への移住支援など2期8年の実績を中心に訴えた。三谷氏は新図書館の運営方法の見直しを公約に掲げ、近藤市政への批判票の取り込みを狙ったが及ばなかった。
★岡山県高梁市 市長選挙結果(投票率65.98%)
当 11680 近藤隆則 無現
  5979 三谷実 無新

 岡山県高梁市は、広島県と県境を接する内陸部の人口3.2万人弱の市で、市長選は2008年10月から2期8年現職を務めて3期目を目指す現職で57歳の近藤隆則氏に、元市議会議長で79歳の三谷実氏が挑みましたが、
 現職としての実績を強調した近藤隆則氏が11680票を獲得して、
 5979票を獲得した三谷実氏 にダブルスコア近い大差をつけて危なげなく3選を決めました。
 こちらは、ツタヤ館として高梁市立図書館を新築することへの問題も争点の1つとして議論されていたようですが、対抗候補である三谷氏が立候補したのは告示2日前。
 市民にろくに議論・周知する時間が与えられたとも言えませんし、これでは勝負になりませんね。

大阪 摂津市長選は森山氏4選

2016-09-19 21:04:32 | Weblog
摂津市長に森山氏4選(大阪府、投票率32.88%)
当 14471 森山一正 無現
  4744 大沢千恵子 無新
  3506 清水信行 無新


 大阪府摂津市は、茨木市や吹田市などに隣接する人口約8.5万人程の三島地域に位置する市で、市長選は現職で4選を目指す森山一正氏に、元市議の大沢千恵子氏、清水信行氏が挑みましたが、
 防災機能を備えた総合体育館を建設することや吹田市と共同で誘致した国立循環器病センターに触れ「安全安心や健康作りを柱にしたまちづくりをしていく」と訴えるとともに市長の退職金ゼロや職員3割削減などにより、「約1000億円の借金を半減させた」と3期12年の実績も強調した現職で72歳の森山一正氏が14471票を獲得して、
 次の世代の子どもたちに、つけは残さない。交通が不便だったり、ベンチがないといった市民の声一つ一つを拾い上げ、市政に反映させていく」などとと訴え4744票を獲得した48歳の大沢千恵子氏、
 現在の市政運営を「福祉の予算を削り続けてきた」と批判し、「子育てと教育が一番の摂津にする。市民が暮らしやすい摂津に変える」と力を込めるとともに、「国民健康保険料と北摂で一番高い水道代を値下げする」と強調。「全ての学年で35人学級を実現する」。中学校給食にも触れ「学校に調理室を作り、温かい給食を食べられるようにする」と語り3506票を獲得した共産が推薦する69歳の清水信行氏
 の両氏を危なげなく退けて4選を決めています。
 4年前の前回選挙戦では現職と新人の一騎打ちも森山氏は14528票を獲得して対抗候補を破っていますが、今回も前回とほぼ同数の獲得票数を獲得するなど市民の支持を得たと言えるでしょうね。


富山市議会 政活費不正、ずさん請求満載

2016-09-19 12:57:39 | Weblog
富山市議会 政活費不正、ずさん請求満載 2016年9月19日 毎日
http://mainichi.jp/articles/20160919/k00/00m/040/128000c

 政治関連の話題ではニュース番組でも東京・築地市場の移転問題が真っ先に話題に取り上げられるので、こちらの方はいささか食傷気味っぽくなっていますが、地方議会の深い闇を見ているようで憂鬱になりますね。
 茶菓子代名目で空欄の領収書を貰っているのなら、『自動販売機で冷えているお茶は1本160円だから、ディスカウントストアでこっそり箱買いして差額をちょろまかしているのもいるかも…』位には思っていましたが、和菓子屋ではなく寿司屋に茶菓子とお茶を注文する時点で意味不明も甚だしく、癒着を疑われても文句は言えないでしょうし、一部議員は不正受給を認めながら辞職を拒否。
 どうせ来年の4月には本選挙を行うのだから、辞職を拒否している2議員に対しては、その次の本選挙で市民の厳しい答えが出されることになるのだと思いますが、補欠選挙を行ったところで任期は半年程度で、補欠選挙が終わっても数か月すれば再び選挙カーが街中を走り回ることになる。
 私が1票を託した候補は本当に信用に値する人物なのか? と、市民は疑心暗鬼に陥っているでしょうし、市民の議員を見る目はますます厳しいものになるでしょうね。

9割が相場に勝てず、米アクティブ運用ファンド S&P調べ

2016-09-19 11:54:52 | Weblog
9割が相場に勝てず、米アクティブ運用ファンド S&P調べ 2016年9月16日 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN15H1V_W6A910C1000000/

 これ。一般的にはそんなの当たり前のことじゃない? と思われていることでも、中々客観的な報道記事がなく、投資初心者には非常に参考になる記事ではないかと思います。
 半年や1年レベルで運用するのならば、アクティブファンドが勝つケースもあるかもしれませんが、投資の世界で連戦連勝はなかなか困難。
 まして、最近の株式相場は増益幅が市場予想より少ないといった、『そんな些細な理由で二桁あるいは二桁近い急落をするの?』と誰もが知る有名銘柄でも激しい値動きを示して吃驚させられることも多く、じゃぁ決算時期を外して投資すればいいのでは? と思われるかもしれませんが、投資資金が限られる零細個人投資家としてはやはり高値掴みは避けたい所。
 株式や債券にバランスよく投資するタイプや外債ファンドの場合でも、一旦高値掴みをすると数年塩漬けを余儀なくされることも珍しくなく、運用期間が定まっている金融商品の場合は、そのまま元本割れの状態で償還されたり、変額年金でも、運用に失敗して元本割れで損失を確定するか、十数年かけて元本を取り戻すかの嫌な二択を余儀なくされることも少なくないわけで…。

 販売時にかかる手数料や毎年かかる信託報酬もアクティブ運用ファンドの方が高め(信託報酬は人件費がかかるのだから致し方ない一面もあるものの、ペイする水準か確認することは重要。販売時にかかる手数料に至っては同じ投資信託でもゼロから2~3%程徴収するケースまで様々。3%のディスカウントからはじまるのとゼロからスタートするのとでは利益を確定できる確率も格段に変わるはずです)な傾向が強いようですし、個々の企業業績だけでなく、相場環境がどう流れているか、そもそも今は投資環境に適した時期なのか、英国のEU離脱といったサプライズ材料が近く出てくる可能性はないのか(今なら米国の大統領選でトランプ氏が支持率で逆転すれば、それだけで十分波乱材料になりそうな…)を冷静に判断することの方が最終リターンにも大きく影響するものと個人的には考えています。

年賀状の1月2日配達中止へ…人件費負担大きく

2016-09-09 19:42:09 | Weblog
年賀状の1月2日配達中止へ…人件費負担大きく 2016年09月09日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160908-OYT1T50137.html

 最近は若い世代を中心に年賀状もメールで済ませる方が増えていますし、そもそも日本郵便が指定している年賀状は〇日までに出しましょう(12月25日までならOK。26日以降28日までに出されたものも間に合うようになるべく努力するとのこと。昔は20日までにとお願いしていたような…汗)を遵守すれば、元旦に届くのですから、2日に配達する意味は薄れていると思いますが、コンビニなどを除けば、スーパ―でも元旦はお休みを頂いているのですから、人手の確保に苦労している配達員を2日に休ませるのは合理的だと思います。

過熱する食品スーパーやドラッグストアのポイント付与率競争

2016-09-09 08:51:44 | Weblog
 かっては大手家電量販店同士で行われることの多かったお店独自のポイントカードを用いた客寄せ合戦ですが、最近は地元の食品スーパーやドラッグストア同士で客を奪い合う消耗戦を繰り広げているようです。
 今朝金曜日も新聞についてくるチラシをチェックしていたら、地元の県を中心に展開するスーパーA(普段はあまりいかない店)がポイント8倍デー(お酒やお米・タバコなど一部商品を除いて普段100円に1ポイントつけるところを8ポイント付与、数百円分貯まるとそのお店で利用可)をやっていると思ったら、自宅から徒歩圏にあり普段利用しているライバルのスーパーBもポイント8倍デー。お父さんが買い物に車を出してくれる休日ならまだわからなくもありませんが、今日は平日です。
 買い物単価の桁が1つ違う家電量販店ならポイント付与の高さで客を惹きつける効果も強いでしょうし、土日(時には月も含めた3連休)の初日に客寄せのためにポイント付与も強化してそのお店を選んで貰うように、ポイント付与率を引き上げて来てもらえるように仕向けることもまだ理解できます。
 私自身、ドラッグストアなどでは、どうせ1日単位で値段が変わるものでもないのだからと、週に2日のポイント3倍デーを意識してその日に必要なものを購入していたりしますが、生き残りのためとはいえ、夫婦子供も含めた4~5人家族でもなければ1回の買い物単価が5000円を超えることそのものが珍しい食品メインの食品スーパーで8倍ものポイントを付与して客寄せをすることに、どれ程の意味があるのだろうと少し考えさせられるものがありました。
 庶民としては同じ商品なら少しでも安い所、値段が同程度ならポイント還元率の高いお店を選ぶのは真実ですが、そのお店の利益率が低下して不採算店を閉鎖したり、企業そのものが潰れて他のお店に事業譲渡されれば、最悪不採算店が閉鎖に追い込まれてしまい、近くの方は普段の買い物に困ることにもなりかねません。
 個人的には、ポイント付与率の高さよりも総菜などでの差別化や、いつ購入しても手頃な値段で購入できる(購入数に制限はあるとはいえ、5袋入りの袋麺が普段348円で特価198円、有名菓子大袋も普段248円、特価155円って一体何なんでしょうね?)こと。
 何よりも競争のし過ぎで近くのお店が閉鎖に追い込まれることにならないことをただ願うばかりです。 

「売り上げ低下止められず」 三越千葉店 17年3月に営業終了

2016-09-07 16:03:42 | Weblog
三越千葉店、来年春にも閉店…売上高落ち込む 2016年09月07日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20160907-OYT1T50050.html

 2000年11月に多摩そごうの閉店跡に出店した多摩センター店はともかく、三越の千葉店は、ライバルそごうが京成千葉駅のすぐ南にあり面積面でも72850m2と2倍半以上の差をつけられているハンディがあったとはいえ、それでも27177㎡の中規模店クラスだっただけに、両店の閉店報道には正直吃驚しましたね。
 東洋経済オンライン誌の記事(http://toyokeizai.net/articles/-/134896)によれば、ルイ・ヴィトンやブルガリ、ティファニーなど海外の高級ブランド店がそごう千葉店に次々移転して婦人向け売り場にも空きテナントが目立つことから、休日でも客足もまばら。
 1991年度のピーク時に507億円あった売り上げも4分の1となる126億円まで落ちこむ有様に陥り、地元では数年前から閉店の噂が絶えなかったそうですが、今回の発表はあくまで三越側だけというのが怖い所。
 同記事によれば、(経営統合相手の)伊勢丹側も千葉の松戸・神奈川の相模原・東京の府中の店舗が営業赤字で、今後の売り上げ予測次第では閉鎖の可能性があるのだとか。
 首都圏は公共交通網が便利なので、どうせなら本店で買い物をしようと個人客が流れてしまう傾向もみられるようですが、会社員でなくなり定期券を保有しなくなって地元で買い物ができなくなって困るのは地元の方のはず。
 三越千葉店が抱える外商などの顧客に対応するため、閉店する店舗の近くに小型店を新たに開設するといっても外商部門だけでは法人取引に対応するに過ぎず、実質サテライトショップ扱いの可能性が高そうですし、近くの商店街の人の流れにも大きく影響するのも避けられなさそう。
 どうも百貨店関連では寂しい話が続きますね。 

北海道 岩見沢市長に松野氏再選 河合氏に1万2000票差

2016-09-05 08:13:16 | Weblog
北海道 岩見沢市長に松野氏再選 河合氏に1万2000票差 2016年09月05日 北海道
 任期満了に伴う岩見沢市長選は4日投票、即日開票され、無所属で現職の松野哲氏(60)が無所属新人で元道議の河合清秀氏(69)を1万2295票の大差で破り、再選を果たした。
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて以降、市町村長選では道内初の選挙戦となった。
 当日有権者数は7万2426人、投票者数は3万4780人。投票率は48・02%で2012年の前回市長選を7・95ポイント下回り、過去3番目に低かった。
 松野氏は子育て支援の拡充や除排雪体制の強化、情報通信技術(ICT)を活用した先進的な農業の振興など、1期目4年間の実績を強調。2期目に向け「暮らしのレベルアップをさらに進める」と訴えた。
 「オール岩見沢」を標榜(ひょうぼう)し政党の推薦は受けなかったが、いわみざわ農協や岩見沢商工会議所の政治団体、市役所の労働組合などから推薦を受け、無党派層も取り込み得票を伸ばした。
 河合氏は民進党岩見沢支部長を辞任して再挑戦。「食品産業の一大基地化」を掲げて松野市政への批判票獲得も狙ったが、出馬表明が7月31日と出遅れ、支持を広げきれなかった。
★北海道岩見沢市 市長選挙結果(投票率48.02%)
当 23317 松野哲  無現
  11022 河合清秀 無新


 北海道岩見沢市は、空知地方の中心にある人口約8.4万人の市で、市長選は2012年9月から1期4年現職を務めて再選を目指す60歳の松野哲氏に、元道議で4年前の前回選挙戦でも出馬した69歳の河合清秀氏が挑みました(前回は4人による争い、今回は一騎打ち)が、
 子育て支援の拡充や除排雪体制の強化、情報通信技術を活用した先進的な農業の振興など、1期目4年間の実績を強調した松野哲氏が23317票を獲得して
 民進党岩見沢支部長を辞任して「食品産業の一大基地化」を掲げ再挑戦して11022票を獲得した河合清秀氏をダブルスコアの大差で引けて危なげなく再選を決めています。
 う~ん。正直余所者には挑戦者と現職の選挙公約の違いもよくわからず、そうなれば当然現職が有利だろうと思うのですが、その上再挑戦の割には出馬表明も7月末と出遅れ。
 これでは勝負にもならないですし、選挙に振り回された市民の皆様もお疲れ様でしたとしか言いようがありません。