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広島福山市長に枝広氏、新人対決で村上氏破る

2016-08-29 07:53:00 | Weblog
広島福山市長に枝広氏、新人対決で村上氏破る 2016年08月29日 中国
http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=277858&comment_sub_id=0&category_id=256
 福山市長選は28日、投開票された。無所属の新人2人が争い、元財務官僚の枝広直幹氏が、元大阪市議の村上栄二氏を振り切り、初当選を果たした。
 47万人都市で、12年ぶりにリーダーが交代する。任期は9月5日から4年。
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられてから、広島県内初の地方選。投票率は36.06%で、過去最低だった前回2012年を13.47ポイント上回った。
 枝広氏は、現職で3期目の羽田皓市長の市政基盤を受け継ぎ、「大胆な投資と攻めの行政」を訴え地方を含む行政経験や国とのパイプを強調し、JR福山駅前のインフラ整備や人口減少対策などを掲げた。
 立候補表明は今年5月と出遅れたが、3政党に加え、連合広島の推薦を得た。
 市議と地元県議の大半が支える組織戦で一気に支持を広げた。無党派層にも浸透し逃げ切った。当日有権者数は38万3715人だった。
★広島県福山市 市長選挙結果(投票率36.06%)
当 73120 枝広直幹 無新
  63844 村上栄二 無新


 広島県福山市は、岡山県と県境を接する人口約46万人の中核市で、市長選は2004年9月から3期12年現職を務めた羽田皓氏が引退を表明したことから元大阪市議で38歳の村上栄二氏と元内閣審議官で自民・公明・民進が推薦する60歳の枝広直幹氏の2新人による争いとなりましたが、
 「攻めの行政を実現する」と訴え、空洞化が進むJR福山駅前の活性化や産業振興などに取り組むと強調。「国と地方のパイプを生かし、大きなプロジェクトを着実に実施する」と力を込めた枝広直幹氏が73120票を獲得して
 中学校給食の完全実施や15歳までの医療費の段階的無償化を掲げ、「市民の声が届き、市役所が変わっていく市民のための市長になる」と述べ63844票を獲得した村上栄二氏 を振り切って新人同士の争いを制しました。

 福山市といえば、4年前の前回選挙戦の時に「投票率70%で福山を変える会」という市民団体が出来て市長候補を全国から公募するという運動を行うもその肝心の候補擁立にしくじったのか、現職への挑戦者は当時68歳の現職に対して同61歳の作曲家が挑戦するも2倍半の大差をつけられる大惨敗となり、投票率に至っては過去最低となる22.59%という屈辱的な投票率に。
 大学卒業後、有限会社DC開発研究所(本社 福山市)で代表取締役、NPO法人子どもスマイル理事を務めながらもその後大阪市会議員を1期務めるなど大阪で政治家経験を積んでいたはずの村上栄二氏が地元に戻って出馬したのも、そういう経緯があるのだろうな…と思いますが、結果は自公民の公認候補が勝利。
 枝広氏はまずは最初の1期4年でどれだけの実績を打ち出すことができるかでしょうね。


退社後の休息確保、導入の企業を助成…厚労省

2016-08-28 06:41:10 | Weblog
退社後の休息確保、導入の企業を助成…厚労省 2016年08月28日 読売

 退社から次の出社までに一定時間を確保する「インターバル規制」といえば、KDDIが『退社後最低8時間を空けてからしか出社してはならない。もしも前日が深夜勤務で午前2時の退社ならば、10時以降の出社としなければならない(但し管理職はこの規則の対象外)『退社から翌日の出社までの間隔が11時間未満の日が月間で11日以上になった場合、本人に健康面での問題がないかセルフチェックをしてもらったり、場合によっては産業医が面談したりする。健康を損なうリスクが高いようならその上司にも人事部が報告し、労働環境の改善を促す(こちらは管理職を含めた全社員が対象)という取組を始めたと日経ビジネスの2016年6月6日号に掲載、同年2016年8月9日にはネットにも転載(http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/278202/080800048/)されていたので、2015年12月から従業員50人以上の企業を対象にストレスチェック制度が導入されるなど時代が変わったとはいえ、さすが業界を代表する会社はやることが違うな…と驚嘆していたのですが、このインターバル規制の導入を中小企業にも普及させようと、政府が中小企業を対象に助成金の支給を始める方針を打ち出してくるとは正直吃驚しましたね。
 業界によっては製品を正式リリースする前に泊まり込み勤務が続くようなお仕事もある中、制度の趣旨としては当然ながら寝袋によるオフィス内での仮眠ではなく、自宅に戻るなり近くのホテルのシングルルーム(いびきの酷い人の隣では眠れないので、雑魚寝ではなく独立したスペースも必要でしょう)でベッドで熟睡できる環境なり ということになるでしょうし、具体的にどんな条件が助成金の支給の対象になるのか非常に興味深く思います。

大阪箕面市長選は倉田氏が3選

2016-08-22 08:33:51 | Weblog
大阪箕面市長選は倉田氏が3選 2016年08月22日 産経
 任期満了に伴う箕面市長選と市議選(定数23)の投開票が21日、行われた。無所属の2人が争った市長選では、現職の倉田哲郎氏(42)が、新人で元府職員の住谷昇氏(69)=共産推薦=を破り、3選を果たした。当日有権者数は10万8268人。投票率は46・30%(前回は無投票、前々回50・75%)だった。
 倉田氏は総務省などを経て平成20年、北大阪急行線延伸などを公約に初当選。前回無投票で再選された。
 今回、延伸関連事業のあり方に疑問符を突きつけた住谷氏は、倉田市政を「大規模開発優先」と批判。「市政を市民本位に」と訴えたが、及ばなかった。 
★大阪府箕面市 市長選挙結果(大阪府、投票率46.30%)
当 39787 倉田哲郎 無現
   9327 住谷昇  無新

 大阪府箕面市は、豊能地域の人口約13.4万人の市で、市長選は2008年8月から2期8年現職を務めて3選を目指す42歳の倉田哲郎氏に、69歳の住谷昇氏が挑むも2期8年の実績を強調した現職の倉田哲郎氏が39787票を獲得して、「大規模開発優先」と批判。「市政を市民本位に」と訴え 9327票を獲得した住谷昇氏に4.26倍の圧倒的大差をつけて3選を決めています。
 この倉田哲郎氏。橋下徹大阪市長が代表を務める大阪維新の会には不参加を表明しているものの、橋下氏が提唱する大阪都構想には賛成していることから、おおさか維新の会がライバル候補を擁立しなかったこと、当時最年少市長として当選してまだ42歳と若いながら実績もあり、勝敗の行方はおおよそ見えていましたが、ここまで差が開くとは。
 市民の信頼は絶大ですね。

モンゴル、4.5%利上げし15%に 通貨防衛急ぐ

2016-08-20 07:53:13 | Weblog
モンゴル、4.5%利上げし15%に 通貨防衛急ぐ 2016年8月20日 日経
 
 新興国の場合、政策金利が1%以上の単位で変動することも珍しくありませんし、仮に日本企業がモンゴルに投資しても実質経済援助案件以外はツグリク建てで融資していることはまずないと思いますが、10.5%から15%まで一気に4.5%も政策金利を引き上げるとは、インフレ国家か! と思わず突っ込みを入れたくなりますし、新興国はこういう突然の政策変更があるから怖いんですね…。
 4年ほど前には情報が入りにくいことを悪用して架空の投資話を持ち出した投資詐欺事件もありましたし、入ってくるとしても情報統制の厳しい中国経由で入ってくる情報は信憑性に乏しく、あるいは都合の良い偏った情報しか入ってこないと勘繰る位でちょうどバランスが取れるかもしれません。
 わからないもの、正確な情報が入りにくい国の投資へは基本、情報格差のある個人は慎重な姿勢をとるべきだと考えます。

ユニーGHD、さが美の株式を12億円で売却

2016-08-17 19:29:22 | Weblog
ユニーGHD、さが美の株式を12億円で売却 2016年8月17日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD17H15_X10C16A8000000/?n_cid=TPRN0004

ユニーグループHD、総合スーパー25店閉鎖へ 2016年8月10日 日経


 ファミリーマートとユニーグループとの経営統合話が出てから、様々な思惑から時々ストップ高・ストップ安を付けていたさが美ですが、結局投資ファンドに売却されることが決まったようですね。
 さが美はユニーの旧ほていや系呉服部門64店舗(路面店は13店)を引き継いで設立した経緯もあり、今もユニーが54%の株式を保有しているものの、その親会社的存在のユニーグループでさえアピタとピアゴを25店舗閉鎖するという報道があり、『おらが街のアピタやピアゴは存続するのか?』と名古屋から遠い地域の地域住民程不安がっている有様。
 そんな非常事態宣言状態の中で、赤字&無配続きのさが美の再建どころではないだろうな…と思っていましたが、投資ファンドの買い付け価格は普通株式1株につき56円と、年初来安値(16年6月24日) の73円どころか 10年来安値(2011年11月25日)の68円よりも低い価格。
 ニュースリリースには複数の査定価格から3割~35%程割り引いたディスカウント価格で決めたとありますが、さが美株はしばらく厳しい展開が続くことになりそうですね。


英中銀が09年以来の利下げ、国債購入枠拡大 社債も買い入れへ

2016-08-05 08:36:07 | Weblog
英中銀が09年以来の利下げ、国債購入枠拡大 社債も買い入れへ 2016年08月5日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/boe-rate-cut-idJPKCN10F195
 
 英国は米国の雇用統計発表の前日というやや意外なタイミングで、実に7年振りに政策金利の引き下げという利下げ政策をとってきました。
 仕掛けるにしても、今晩発表の米雇用統計次第では簡単に吹き飛ばされかねない今のタイミングで仕掛けてくるかぁ? というのが正直な印象ですが、対米ドルで英ポンドは急落。
 欧州株式市場は、英FTSE100が1.59%高。独DAXと仏CAC40はいずれも0.57%高。スペインも1%半程上昇するなどプラス圏で終了したようです。

香港のビットコイン取引所で盗難、被害額7200万ドル 相場急落

2016-08-04 07:43:41 | Weblog
香港のビットコイン取引所で盗難、被害額7200万ドル 相場急落  2016年8月4日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/bitcoin-worth-72-m-dlr-stolen-in-hk-idJPKCN10E22D


 ビットコインは少額の決済を利用するには便利でも、こういう盗難・信用リスクがあるから多額の資産を預けるのは怖いんですよね。
 途上国の中には、徒歩圏に金融機関そのものがなく、途中で強盗に襲われるリスクなど出稼ぎ労働者が家族に送金するのも一苦労でそういう地域で仮想通貨を日常的に使われるのはまだわからなくもないのですが、日本は徒歩圏に銀行や信用金庫・郵便局が当たり前のようにあり給与振り込み口座が近くにないなんてことは、経営者が余程ど偏屈でなければまず考えにくい事態。
 まあ、最近は異常なまでの金融緩和やヘリマネの噂で日本円の信用性という意味で若干の不安が出てきていることも否定できなくもないのですが、だったらドルやユーロなど他の信頼できる一部通貨なり金などインフレに強い商品に分散投資すればいいだけのことで。
 マウント・ゴックスは経営破たんに追い込まれましたが、こちらは持ちこたえることができるのでしょうか。

セブン&アイ、西武筑波店と西武八尾店を来年2月末閉店へ ニッセン立て直し

2016-08-02 18:31:14 | Weblog
セブン&アイ、西武筑波店と西武八尾店を来年2月末閉店へ ニッセン立て直し
http://www.sankei.com/economy/news/160802/ecn1608020007-n1.html 2016年08月02日 読売
 

 つくば市は人口23万人、八尾市も人口26.8万人ながら百貨店は西武だけで他の商業施設はショッピングセンターのみ。
 共に大都市の通勤圏とはいえ、今はこの人口規模の都市から百貨店が消えていく寂しい時代になってしまったんですね…。
 旭川の時は(一番最寄りの百貨店のある都市が札幌市になることから)近くで全国百貨店共通商品券が使える店がなく、また富裕層や法人が百貨店経由でお歳暮やお中元が送れなくなったり外商部門が利用できなくなる実害が大きいのに対して、両市はどちらかといえば大都市のベットタウン的存在なことから、ひょっとしたら地元の方の利用もターミナル駅の百貨店を利用するなどして売り上げを奪われていたのかもしれませんが、マチの顔となる中核テナントが抜けるとそのマチの魅力そのものが低下しかねませんし、突然閉店を告げられた自治体や地域住民にとっては戸惑うことになりそう。
 米投資ファンドのサード・ポイントの圧力が相当強かったのだろうな…と思いますが、経済合理性が強く追及される時代とはいえ、地方の顔が消滅していくことは非常に残念でなりません。

宮城 <角田市長選>現職大友氏3選

2016-08-01 10:45:29 | Weblog
宮城 <角田市長選>現職大友氏3選 2016年08月01日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160801_11008.html
 任期満了に伴う宮城県角田市長選は31日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の大友喜助氏(65)が、無所属新人で元市総務部長の木村伸一氏(63)を破り、3選を果たした。
 角田市角田の大友氏の事務所に当選確実の一報が伝えられると、支持者が歓声を上げた。大友氏は「あすの角田のため、攻めの行政でまちを活性化したい。農業や商店街の再生を進める」と語った。
 「賑わいの交流拠点施設」(道の駅)計画の是非が争点となった。大友氏は国や県の補助があることを説明し、財政負担への市民の不安解消に努めた。かくだ田園ホール建設など2期8年の実績をアピール。手堅い行政手腕が評価され、市議や各種団体からも幅広い支持を得た。
 木村氏は道の駅の白紙撤回を求め、「無駄な税金投入を避けるべきだ」と主張したが、知名度不足を解消できなかった。
 当日の有権者は2万5557人。投票率は過去最低の60.70%で、選挙戦となった前々回を7.31ポイント下回った。

<角田市長選>道の駅事業費 圧縮吟味を 2016年08月01日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160801_11020.html
 31日投開票が行われた角田市長選は、現職の大友喜助氏(65)が3選を果たした。最大争点となったのが総事業費約11億円の「賑わいの交流拠点施設」(道の駅)計画の是非。大友氏は国や県から財政支援が得られると説明し財源への懸念の払拭に努めたが、人口減少に歯止めがかからず閉塞感が漂う中、市政の変革を唱える相手陣営に接戦を強いられた。
 大友氏は現職の強みを生かし、各地区に後援会組織を張り巡らせた。複数市議の支持も得て、新人の木村伸一氏(63)を800票余の小差で振り切った。
 木村氏は選挙戦序盤の知名度不足が響いた上、公約などで道の駅に代わるまちづくりの展望を具体的に示すことができず、現職を倒すまでには至らなかった。
 選挙戦では、道の駅との競合を不安視する直売所関係者らが木村氏支援に回った。賛成の側からも「いろいろな人に耳を傾けてほしい」との声が聞かれた。
 東日本大震災に伴う「かくだ田園ホール」建設や給食センター新築など大型事業が続き、100億円前後で推移していた市債発行残高は15年度決算見込みで約135億円に上る。道の駅整備は一部に地方交付税措置があるとはいえ、余裕はない。事業費圧縮や経営の在り方をいま一度吟味する必要がある。
 元市職員同士の対決の構図となり、有権者にとっては選択の幅が限られた。市政の「マンネリ化」を指摘する声もあり、行政運営の再点検が課題だ。
 3期目に臨む大友氏は市民との対話をこれまで以上に深め、政治家としての手腕と行動力を一層発揮することが求められる。
★宮城県角田市 市長選挙結果長(投票率60.70%)
当 8124 大友喜助 無現
  7311 木村伸一 無新


 宮城県角田市は、県南部の人口3万人程の市で、市長選は2008年8月から2期8年現職を務めて3選を目指す65歳の大友喜助氏に学習塾経営で63歳の木村伸一氏が挑みましたが、
 市政の継続を求めた大友喜助氏が8124票を獲得して、7311票を獲得した木村伸一氏を退けて3選を決めました。
 市が整備する総事業費、およそ11億円の「にぎわいの交流拠点施設」、道の駅の建設計画の是非あたりが争点になっていたようですが、どうもこの問題に関して現職はあまり評判がよくなさそうで、市民は現職の続投は認めたものの、これだけ僅差だとある程度の軌道修正も検討せざるを得なくなりそうな。
 限られた予算をどう有効活用するか 頭を悩ませることになりそうですね。


埼玉 富士見市長選、星野氏が初当選 企業誘致など現市政継承を強調

2016-08-01 10:43:25 | Weblog
埼玉 富士見市長選、星野氏が初当選 企業誘致など現市政継承を強調 2016年08月01日 埼玉
http://saitama-np.co.jp/news/2016/08/01/04.html
 任期満了に伴う富士見市長選は31日投票が行われ、即日開票の結果、無所属の新人で前県議の星野光弘氏(58)=自民推薦=が、同じく無所属の新人で元市議の瀬戸口幸子氏(64)=共産推薦=を破り、初当選を果たした。
 現職の星野信吾市長(61)=2期=の勇退表明を受け、現市政を継承し企業誘致など大型開発事業を推進するか、市民の暮らし応援を最優先にするかが問われた。
 現職の支援を受けた星野氏は「今、夢をかたちにする時」をスローガンに市の将来像「ふじみ・ビジョン21」を掲げ、市政の継承を強調した運動を展開。市議会与党会派など保守層の支援を受け、企業誘致などの開発事業や子育て支援、教育環境の整備などを訴え、支持層を固めた。
 瀬戸口氏は「大型開発を進めるのではなく、福祉や教育など暮らし応援が最優先」と、国保税の引き下げや給食費の半額補助などを訴えたが、今一歩及ばなかった。
 当日有権者数は、8万9898人(男4万4490人、女4万5408人)。市長選の投票者数は3万2435人(男1万6150人、女1万6285人)。投票率は36・08%(男36・30%、女35・86%)で、前回(2012年)の38・31%より2・23ポイント下回った。

 【略歴】(1)会社社長(2)市議3期、県議2期、富士見商店会連合会長(3)日本大学(4)富士見市(5)関沢
 【公約】(1)活気と賑わいで魅力ある富士見市をつくる(2)子育てと教育の推進、学校環境の改善(3)健康・福祉・医療の充実
 略歴は(1)職業または肩書(2)主な経歴(3)最終学歴(4)出身地(5)現住所―の順。埼玉新聞調べ
★埼玉県富士見市 市長選挙結果(投票率36.08%)
当 23902 星野光弘 無新
  7960 瀬戸口幸子 無新


 埼玉県富士見市は、県の南東部に位置する人口約10.8万人の東京都特別区部への通勤率が3割を超えるベッドタウンで、2008年8月から2期8年現職を務めた星野信吾氏が引退を表明したことから、
 市長選は元県議で自民が推薦する59歳の星野光弘氏と元市議で共産が推薦する64歳の瀬戸口幸子氏の新人同士の争いとなりましたが、
 現市政の継続を掲げた星野光弘氏が23902票を獲得して
 福祉、教育優先の税金の使い方を変えると訴え7960票を獲得した瀬戸口幸子氏 にトリプルスコアの大差をつけて新人同士の争いを制しました。
 首都圏のベッドタウンに共通する悩みとして、富士見市も保育所入所待機児164人&特養入所待機者187人の収容問題を抱えていますが、新市長に就任する星野光弘氏がどのような市政のかじ取りをするのかまずは注目です。

東京都知事当選 小池氏 「重責を痛感」

2016-08-01 10:26:28 | Weblog
小池氏「重責を痛感」 透明化へ新組織表明 2016年8月1日 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG01H0V_R00C16A8000000/
 女性初の東京都知事就任を決めた元防衛相、小池百合子氏(64)は当選から一夜明けた1日、東京都豊島区内の選挙事務所で記者会見し、「一票一票の重み、重責を痛感している」と心境を語った。保守分裂選挙で対立を深めた都議会与党の自民、公明両党には「都民の利益のため一致点、接点を見いだすよう協力を求めたい」と述べ、連携を模索する方針を示した。
 記者会見で小池氏は「都政の透明化や情報公開、お金の問題を検証する組織を立ち上げる」との考えも表明。設置時期や陣容などは「これから詰める」として明言しなかったが「東京大改革を掲げている以上、まな板の上のコイが包丁を握ることはない」として、外部の専門家らを登用する可能性を示した。
 都議会の9月定例会に補正予算を提出するかについては「それも含めて検討している」と述べるにとどめた。リオデジャネイロ五輪には「閉会式に知事の公務として出席する。ビジネスクラスでとんぼ返りになる」として出席する意向を示した。

自民支持の5割、小池氏に 共同通信出口調査 2016年8月1日 共同
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05490380R00C16A8000000/
 31日投開票の東京都知事選で共同通信社が実施した出口調査によると、自民党支持層の52%が小池百合子氏に、40%が増田寛也氏に投票し「分裂選挙」となっていたことが浮き彫りとなった。小池氏は「支持する政党がない」とした無党派層の51%を押さえ、民進党支持層の39%を得るなど、幅広く支持を集めた。
 増田氏は公明党支持層の71%を獲得したが、自民党支持層が伸びなかった上、無党派層も19%にとどまった。「野党共闘」の鳥越俊太郎氏は民進党支持層で49%にとどまり、共産党支持層では69%を集めた。無党派層の支持も20%。共産党支持層の17%、社民党支持層の18%が小池氏に流れた。
 最優先で取り組んでほしい政策は「景気・雇用」が22%で最も多く、「医療・介護」が21%、「教育・子育て」18%、「行財政改革」16%、「治安・防災」6%などが続いた。
 投票先を決める際に最も重視した項目は「政策」が30%でトップ、「人柄」19%、「政治経験」18%。猪瀬直樹元知事、舛添要一前知事と2代続けて「政治とカネ」の問題をきっかけに辞職に追い込まれたが「お金に対するクリーンさ」を挙げた人は9%だった。
 年代別では、10代から70歳以上まで全ての年齢層で小池氏がトップ。増田氏は10代の32%が、鳥越氏は60代の28%が支持した。
 前回の都知事選で、舛添氏に投票した人のうち51%が小池氏に、増田氏が35%、鳥越氏は12%と続いた。告示直前に出馬を取り下げた宇都宮健児氏に前回投票した人は49%が鳥越氏を支持したが、小池氏にも29%が投票した。

★東京都知事選挙結果
小池ゆりこ 291万2628票
増田ひろや 179万3453票
鳥越俊太郎 134万6103票
上杉隆 17万9631票
桜井誠 11万4171票
マック赤坂 5万1056票
七海ひろこ 2万8809票
立花孝志 2万7242票
高橋しょうご 1万6664票
中川ちょうぞう 1万6584票
山口敏夫 1万5986票
岸本雅吉 8056票
後藤輝樹 7031票
谷山ゆうじろう 6759票
武井直子 4605票
宮崎正弘 4010票
望月義彦 3332票
やまなかまさあき 3116票
今尾貞夫 3105票
ないとうひさお 2695票
せきくち安弘 1326票


 東京都知事選で小池百合子氏が初当選を確実にしたことはすでに掲載しましたが、結局 初当選で歴代2位の291万票あまりを獲得。
 自民が推薦した増田氏に100万票以上の大差をつける圧勝だったようですね。
 そして主要3人以外の第二グループで誰が一番獲得票数が多いかも別の意味(他の選挙区で出馬もありうるかも…という意味)で注目を集めていましたが、こちらはジャーナリストの上杉氏が主要3候補とは圧倒的大差をつけられる形ながら18万票近くを獲得。この上杉さんという方は表立って選挙カーを走らすなどしていない(そういう方は大抵下位に低迷します)1期目の知事給与は「ゼロ」という興味深い選挙公約を掲げていて都知事選に毎回参加することに意義がある的存在のマック赤坂の3倍あまりの票を得たわけですし、消極的選択肢ではなくこの方を推したいと政治に関心を示して投票所に足を運んだ方が一定数いたのだと思います。

 まあ、あの3人の誰に決まろうとある程度ワンマン体制になるのは致し方ないでしょうし、過去に環境大臣や防衛大臣を務めた知名度の高さや女性候補に対する期待。
 除名圧力で小池氏を引きずり下そうとした自民党への感情的反発が小池氏を利したのだろうな…と思いますが、4年後にはオリンピックが迫っているわけで。
 今度こそ不祥事で途中辞任などという恥ずかしいことにならないようにお願いしたいものですね。