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30日の日経平均は176円高の14502円で終了

2013-10-31 05:47:37 | Weblog
東証大引け、反発 1万4500円台回復、売買代金1カ月半ぶり大きさ
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_30102013000000
 30日の東京株式市場で日経平均株価は反発。終値は前日比176円37銭(1.2%)高の1万4502円35銭だった。1万4500円台を回復するのは22日以来6営業日ぶり。米量的金融緩和が長期化するとの観測から前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が史上最高値を更新。緩和マネーが日本の株式市場にも流入するとの思惑が広がり、朝方から主力銘柄に買いが先行した。2013年4~9月期の決算発表が本格化するなか、好業績銘柄を物色する動きも続いた。
 朝方は幅広い銘柄に買いが先行。米連邦準備理事会(FRB)が30日まで開く連邦公開市場委員会(FOMC)で量的金融緩和の縮小を見送る公算が大きく、当面は緩和的な環境が継続するとの見方が一段と強まっている。前場に日経平均の上げ幅は一時200円を超え、取引時間中としては1週間ぶりに1万4500円を上回る場面があった。
 後場に入ると外国為替市場での円安進行の一服を材料に輸出関連株の一角に利益確定を目的とした売りが出たものの、大引けにかけて売買が大きく膨らみ、今日の高値圏で取引を終えた。月末でドレッシング(お化粧)買いや、株価指数に連動させて運用するファンドの銘柄組み替えに伴う主力株への買いが入ったとの見方もあった。
 東証株価指数(TOPIX)は反発。
 東証1部の売買代金は概算で2兆7213億円、売買高は34億8076万株。売買代金は9月13日以来1カ月半ぶりの規模に膨らんだ。売買高は9月19日以来の大きさとなった。東証1部の値上がり銘柄数は1067、値下がり銘柄数は598、変わらずは89だった。
 午後に2014年3月期の純利益見通しを上方修正した積水化が後場に入って上げた。ソフトバンク、京セラ、KDDI、JT、信越化が上昇。トヨタ、ホンダ、東エレク、セコム、ダイキンなどが買われた。半面、14年3月期通期の純利益見通しが市場予想を下回った新日鉄住金が後場に下げに転じた。ファナック、アドテスト、JR東日本、コマツ、コニカミノル、花王、日電硝が売られた。
 東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落。Jトラストが後場に下げに転じた。イマジカロボ、キーウェア、コムチュア、田淵電、瑞光が下落した。半面、カネヨウ、光陽社、ジオスター、NDソフトが上昇した。

新興株30日、ジャスダック続落 ガンホー大幅安が重荷、マザーズは5.7%安 2013年10月30日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISST2_30102013000000
 30日の新興企業向け株式市場では、日経ジャスダック平均株価が続落した。大引けは前日比21円97銭(1.12%)安の1939円26銭だった。前日に発表した決算の内容を嫌気してガンホーが大幅に下落した。時価総額の大きな主力銘柄の下落が相場全体を押し下げた。ゲーム関連株を始め、バイオベンチャーにも利益確定の売りが広がった。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で910億円、売買高は1億2789万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。楽天、クルーズ、Dガレージが売られた。一方、グリムス、ダイヤ通商、倉元が買われた。
 東証マザーズ指数は反落。大引けは前日比51.13ポイント(5.73%)安い840.84だった。下落率は7月29日以来、3カ月ぶりの大きさだった。ペプドリ、コロプラ、エナリスが下落した。半面、省電舎、enish、エイジアが上昇した。

アドテストの4~9月、最終赤字93億円 半導体装置不振 2013年10月30日 日経
 アドバンテストが29日に発表した2013年4~9月期の連結決算(米国会計基準)は、最終損益が93億円の赤字(前年同期は15億円の黒字)だった。4~9月期の会社予想は開示していない。高価格の携帯端末に使う半導体の需要が想定を下回り、半導体検査装置が不振だった。円安に伴う海外拠点の人件費増なども収益を圧迫した。
 売上高は前年同期比18%減の596億円だった。顧客の半導体メーカーがスマートフォン(スマホ)の新製品の売れ行きを見極めるため設備投資を絞り込み、商談や検査装置の増設が延期になった影響が出た。
 7~9月期の受注高は214億円と、4~6月期(395億円)に比べ46%減少した。ただ、顧客メーカーの工場稼働率は回復しており、「下期(13年10月~14年3月期)の受注環境は回復し、特に年明け以降は強くなるとみている」(松野晴夫社長)という。

ファナック、純利益25%減 4~9月期、スマホ特需の反動  2013年10月30日 日経
 ファナックが29日発表した2013年4~9月期連結決算は、最終的なもうけを示す純利益が500億円と前年同期比25%減った。米アップルのスマートフォン「iPhone」(アイフォーン)の部品加工機械で特需の反動が出たことが響いた。ただ自動車生産に使う産業ロボットは好調で、従来予想は上回った。
 ファナックは自動車や電子機器など幅広い分野で使う工作機械で世界的に高シェアを持つ。減益の主因はiPhoneなどスマホの金属加工機械を含むロボマシン部門。昨年前半は「iPhone5」生産のために電子機器の受託製造サービス(EMS)向けの受注が伸びたが、顧客の設備投資が一巡。同部門の売上高は66%減った。
 工作機械の頭脳となる数値制御(NC)装置で6割の世界シェアを握るファクトリーオートメーション(FA)部門も伸び悩んだ。昨夏以降、中国などアジアで需要が減り、「回復の足取りが重い」(同社)という。
 一方、産業ロボットの売り上げは25%伸びて全体を支えた。全体の売上高は18%減の2161億円、本業のもうけを示す営業利益は27%減の748億円と、いずれも従来予想(売上高2020億円、営業利益620億円)は上回った。
 ファナックは同日、14年3月期の業績予想を初めて開示した。売上高は前期比14%減の4304億円、純利益は16%減の1010億円を見込む。

ANA 、今期営業利益予想を前年比-42.2%の600億円に下方修正 円安で燃油費増加 2013年10月31日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0IK45J20131030
 ANAホールディングス は30日、2014年3月期の連結営業利益予想を前年比42.2%減の600億円に引き下げると発表した。円安による燃油コストの増加などが要因。従来予想の1100億円に比べ、45.4%の大幅下方修正となる。
 トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト15人の予測平均値966億円を37.9%下回っている。
 通期の配当予想は期初段階で4円としていたが、当初に比べて当期利益が減少する見通しとなったことから、1株あたり3円に修正した。
 13年4―9月期の連結営業利益は前年同期比42.5%減の433億円になった。連結売上高は同5.9%増の7976億円と過去最高を更新したものの、円安で燃油費が増加。米ボーイング 787型機の運航停止の影響なども響いた。

ガンホーの7~9月、ゲーム成熟で営業12%減益 前四半期比 2013年10月30日 日経
 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが29日発表した2013年7~9月期の連結営業利益は233億円となり、4~6月期比で12%減少した。昨年、スマートフォン(スマホ)ゲームの「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)が大ヒットして以降、高成長を続けてきたが、パズドラの国内の普及が進み、ヒット後では前四半期比で初めての減益になった。
 7~9月期の売上高は4~6月期比で5%減の416億円。7月に一部のスマホ端末向けに不具合が生じ、単月売上高が135億円と前月比で2割前後減少。8月はゲーム内のイベントを増やして170億円程度まで伸びたが、9月は110億円前後に落ち込んだ。7月と9月は1人あたりの月額平均利用額が減ったという。
 森下一喜社長は10月の売上高は130億円と再び上向くとの見通しを示す一方、パズドラは国内では広く浸透したため「成熟期に入った」と指摘。今後は10月にソフトバンクと共同で買収すると発表したフィンランドのスマホゲーム大手、スーパーセルの人気ゲーム内にパズドラの広告を挿入するなど「海外で成長を続ける」方針を強調した。
 同時に発表した1~9月期累計では売上高は前期比ほぼ10倍の1162億円、営業利益は28倍の685億円だった。



 30日の日経平均ですが29日の欧米株式市場が堅調に推移(英0.73%高、独0.48%高、仏0.62%高、ダウ0.72%高、ナスダック0.31%高、S&P500種は0.56%高)していたこともあり、前日終値(14325円98銭)よりも138円69銭高い14464円67銭でスタートした後、10時40分頃までは14425円58銭(安値)~14460円近辺で様子見だったものの、その後上昇に転じて10時50分頃には14526円88銭まで上昇して、午前は前日比174円92銭高い14500円90銭で終了。
 午後は開始ほどなく14450円強まで調整した後一旦午前終値近辺まで戻すも14時過ぎまで調整が続いて朝方の安値に近い水準まで売り込まれましたが、その後は反発。終値ベースでは前日比176円37銭高い14502円35銭で終了しました。
 東証1部の騰落状況は、上昇が60.8%相当の1067銘柄、下落が34.1%相当の598銘柄、変わらずが89銘柄で、同1部の売買代金は2兆7213億円。

 上昇組は、TAC(34.33%高)、駒井ハルテック(22.68%高)、エクセディ(18.33%高)、タダノ(16.17%高)、日本農薬(10.50%高)の他、オムロンが6.09%高、 ルネサスが30円高の594円で5.32%高など。
 時価総額上位100位組でも8割の銘柄で上昇となり、キーエンスが5.17%高、JTが3.65%高、ファーストリテイリングが2.73%高、京セラが2.61%高、信越化学工業が2.19%高、デンソーが2.12%高、ソフトバンクが2.04%高、KDDIが1.91%高で、昨日コマツにつれ安となる形になった日立建機は0.91%高と反発。メガバンク3行は三井住友FGは1.38%高、三菱UFJが1.13%高、みずほFGは0.97%高でした。
 一方下落組では、アイロムHD(12.32%安)、アイスタイル(11.89%安)、アクリティブ(11.01%安)、モノタロウ(10.42%安)の4銘柄で二桁率下落となった他、アドテストが7.10%の大幅安、新日鐵住金が2.65%安、ファナックも2.35%安、JR東日本が1.93%安で、コマツは0.83%安ながら続落。
 決算シーズンのせいか有名どころでも値動きの大きな銘柄が多いですね。

 ジャスダック上場のガンホーは9時28分にストップ安水準となる15000円安の64700円でスタート。9時32分に66200円を試すもすぐに64700円に戻してからはストップ安となる15000円安の64700円のまま推移して18.2%安。
 上場後昨日急反転となったシステム情報も695円安の4455円で13.50%安と連日の大幅調整です。

 指数としては東証1部は反発したものの、東証マザーズが5.73%安、ジャスダックインデックスが3.13%安となるなど、小型株主体の市場の調整が目立ちます。

信託協会発表 9月末の教育資金一括贈与非課税制度 預かり平均は649万円

2013-10-30 12:03:50 | Weblog
 2013年度の税制改正で創設された教育資金一括贈与非課税制度(*孫等に対し祖父母等が教育資金を一括贈与した場合に1500万円まで贈与税が非課税になる制度)ですが、信託会社大手6社による半年間の受託高が発表されました。
 4月の契約数は3797件で245億円、5月は5920件で399億円(累計9717件、644億円)、6月は8489件で568億円(累計18206件、1213億円)、7月は8104件で526億円(累計26310件、1739億円)、8月は7779件で490億円(累計34089件、2229億円)、9月は6073件で377億円(累計40162件、2607億円)とペースはやや緩やかになっているものの順調に拡大しているようです。
 契約数・信託財産設定額共に6月がピークでその後は設定額・設定金額共に緩やかに減少していますが、これは制度開始前から子供の教育費負担に苦しむ都会のサラリーマン家庭の父母で裕福な方が、祖父母が孫のために親に代わって教育資金を準備する心ずもりでいたところ、制度がどんぴしゃりで創設され、その富裕層に周知が一通り行き渡り始めたといったところでしょうか。

 この預かり件数と金額だけを見ると、預かり金額(2607億円)÷ 40162件 = 649万1205円 で 『うわぁ お金持ちはやっぱ住む世界が違うわ。そもそも資産家でもなければ信託銀行って敷居も高いし…』などとついぼやいてしまいそうになるのですが、
 実は電通が今年の3月に1都6県を対象に行ったアンケート調査では、贈与意思のある祖父母を対象にお孫さんのために贈与したい額を聞いたところ100万円以下が21.6%で、100万円~200万円が14.3%、200万円~300万円が13.4%と、半分近くの49.3%の方は 贈与すると言っても300万円以下の無理のない範囲内での贈与を検討しています。

 まあ、将来多額の相続税がかかりそう…という富裕層や、地価の高い都心部に小規模宅地の特例だけでは相続税対策にならない程の資産をお持ちの方などは、この教育資金の贈与制度を最大限に活用(この1500万円枠は受贈者ごとに設けられるため、孫が3人いる祖父母は最大4500万円を非課税で贈与することができます)したらいいのかな…と思いますが、その一方で大学学部(昼間部)の全学生のうち、奨学金を受給している学生の比率が50.7%を占めている(独立行政法人日本学生支援機構「平成22年度学生生活調査」)という厳しい現実を突きつけられるデータ―もあるわけで…(汗
 富裕層向けの制度は、それはそれでいいとして、お孫さんが卒業後に奨学金の返済に苦しまないように、ご自身の生活に支障がない範囲内(重ね重ね言いますが、あくまでもご自身の生活に支障が出ない無理のない範囲内です!!! 贈与してご自身が生活苦に陥るようでは本末転倒です)で、必要な時に学費を出してあげるというのも1つの考え方かと思います。


大分 由布市長選 首藤さんが3選

2013-10-29 21:34:16 | Weblog
大分 由布市長選 首藤さんが3選 2013年10月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20131028-OYT8T00086.htm
 由布市長選と市議選(定数22)は27日、投開票された。市長選は現職の首藤奉文さん(69)(無所属)が、前市議で新人の高橋義孝さん(46)(無所属=自民推薦)を破り、3選を果たした。投票率は72.56%で前々回(前回は無投票)より11.71ポイント下回った。
 同市庄内町大龍の首藤さんの事務所には大勢の支持者が集まり吉報を待った。当選確実の知らせが届くと、大きな拍手が起きた。
 首藤さんは「市の発展に力を尽くしたい」と決意を語った。
 選挙戦では、財政立て直しの取り組みや、小中学校の耐震補強など2期8年の実績を強調。3期目を「市の発展に向けた4年間」と位置付け、行政機能を庄内庁舎に集めて財政の効率化を図る必要性や、観光振興、農産物のブランド化の推進などを訴えた。
 高橋さんは「由布市をリボーン(再生)させる」と訴えた。推薦を受けた自民党から、石破幹事長や高市政調会長らが駆けつけたが、知名度不足をはね返せなかった。
★大分県由布市 市長選挙結果(投票率72.56%)
当 11348 首藤奉文(69) 無現
  9557 高橋義孝(46) 無新=自民推薦


 大分県由布市は、県のほぼ中部に位置する2005年10月に挾間町・庄内町・湯布院町が新設合併して発足した人口約3.4万人の市で、市長選は3選を目指す現職で69歳の首藤奉文氏に前市議で自民が推薦する46歳の高橋義孝氏が挑みましたが、
 「3町が分裂したままの由布市では本当の発展はできない」などと3期目に向けた決意を強調した。高橋氏が自民党推薦を受けていることに触れ、「勝つのは市民か、巨大政党か。圧力に屈してはいけない」と力を込めた首藤奉文氏が11348票を獲得して
 「農業、観光を中心とした商工業を発展させ、これを結んで産業を成長させる。お年寄りや子育て世代が『住み続けて良かった』と思えるよう福祉や住環境を充実する」と訴え 9557票を獲得した高橋義孝氏 を破り3選を決めました。
 3期目に入りもうそろそろ現職への反発勢力が出てきてもおかしくないところに2回り以上若い自民推薦の候補が擁立と結果が異なる内容になってもおかしくなかったと思いますが、現職がライバルを振り切って3選。3期目に入る首藤氏はどのような政策を打ち出してくれるのでしょうか。


山口市長選 渡辺氏3選「街づくり 大胆に」 

2013-10-29 21:32:45 | Weblog
山口市長選 渡辺氏3選「街づくり 大胆に」 2013年10月28日 産経
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20131028025.html
 任期満了に伴う山口市長選挙は27日投開票され、無所属現職の渡辺純忠氏(68)=自民、民主、公明推薦=が、いずれも無所属新人の政治団体事務局長、武波義明氏(67)=共産推薦、元私立高校非常勤講師の村田力氏(44)を破り、3選を果たした。
 JR新山口駅周辺開発や湯田温泉の新施設建設などが争点となった。渡辺氏は開発計画の実行に加え、待機児童解消、防災・減災、豪雨災害からの復旧復興などを訴え、圧勝した。
 山口市内の渡辺氏の事務所に「当選確実」の一報が伝わると、集まった支援者から拍手がわき起こった。
 渡辺氏は「2期8年の実績を市民に認めていただいた。県都にふさわしい将来にわたる街づくりを大胆に実行し、地域に密着した温かみのある施策をしていきたい」と抱負を述べた。
 武波氏は「大型ハコモノの建設は無駄」と新山口駅周辺開発を批判し、若者の雇用確保などを掲げたが、及ばなかった。

★山口県山口市 市長選挙結果(投票率36.44%)
当 40502 渡辺純忠 無現
  11286 村田力 無新
   4537 武波義明 無新



 山口市は、県都のある2005年10月に旧山口市と小郡町・秋穂町・阿知須町・徳地町が新設合併。2010年1月には阿東町を編入した人口約19.5万人の市で、市長選は3選を目指す現職で自民・公明・民主が推薦する68歳の渡辺純忠氏に、元高校教諭で44歳の村田力氏、共産が推薦する67歳の武波義明氏の2新人が挑むも、
 中心商店街と新山口駅周辺を核にしたまちづくりや防災・減災、待機児童ゼロに向けた取り組みなどの訴えを訴えた渡辺純忠氏が40502票を獲得して
 市長・市議の給与4割カットや低所得者の保育園と幼稚園、私立高校の授業料の助成拡充など「市民目線による改革」を強調して11286票を獲得した村田力氏
「暮らしの基盤の立て直し」を主張。教師の経験を基に、若者の雇用確保や教育・福祉の充実、地元企業や農林水産業活性化などを訴え4537票を獲得した武波義明氏 の両氏に圧倒的大差をつけて危なげなく振り切り3選を決めました。
 現職との知名度の差、そして地方都市としては低い投票率。組織力を考慮すれば大差がついたのも無理もないでしょうか。

和歌山 田岡氏が大差で再選 新宮市長選

2013-10-29 21:29:35 | Weblog
和歌山 田岡氏が大差で再選 新宮市長選 2013年10月28日 紀伊民報
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=262376
 和歌山県の新宮市長選が27日に投開票され、現職の田岡実千年氏(52)が、ともに新顔で元市議の上田勝之氏(48)と大西強氏(69)を下し、再選を果たした。次点の上田氏とは2倍近い大差だった。当日の有権者数は2万5879人(男1万1689人、女1万4190人)で、投票率は69・00%(前回74・90%)だった。
 2005年に合併で誕生した新宮市の3回目の市長選で、現職に市議だった2人の新顔が挑んだ。
 田岡氏は選挙活動で、2期目に向けて「安心、安全なまちづくり」「地元経済の活性化」「福祉、教育の充実」を公約の柱に掲げ、「道半ば。これからの4年間で必ず成果を出す。継続して市政運営を任せてほしい」と市政継続を訴えてきた。前回と同じように有力な組織票はなく、陣営は地道な活動で支持を固めた。市議の支援は前回は3人だったが、今回は15人中7人が後押しし、手堅く支援の輪を広げた。立候補者数が前回より1人少なかったこともあり、得票数を前回より2868票増やした。
 上田氏は「新宮市の再生」を掲げ、財政の健全化として文化複合施設や市庁舎建設事業の見直しを訴えてきた。少子化対策として、保育料相当分を共通商品券で還元して実質無料化にするという思い切った施策も公約に打ち出した。市民から「勢いがある」という声もあったが、現職に遠く及ばなかった。
 大西氏も財政健全化を掲げ、「少子化や高齢化が進む中、次世代に借金を押しつけないよう、少しでも切り詰めたい」と訴えてきた。ゴールデンウイークごろに出馬を決意し、市内を回って地道に活動してきたが支持は広がらなかった。
★和歌山県新宮市 市長選挙結果(投票率69.00%)
当 9777 田岡実千年(52)無現
  5116 上田勝之(48)無新
  2728 大西強(69)無新


 和歌山県新宮市は、2005年10月に旧新宮市と熊野川町が合併して発足した人口約3万人の市で、市長選は2009年10月から1期4年現職を務め再選を目指す52歳の田岡実千年氏に、保険代理業で48歳の上田勝之氏とタクシー会社社員で69歳の大西強氏の2新人が挑みましたが
 4年間を振り返って「後半の2年間は大水害の復旧活動に費やしたが、公約の70%は達成できた」と「改革」「しがらみのない政治」「市民が主役の市政」などの公約の達成率をアポールした田岡実千年氏が9777票を獲得して
 「新宮市を借金で破綻させてはいけない」と財政健全化の必要性を示し、文化複合施設や市庁舎など大型建設事業の見直しを訴える。 少子化対策を強調。保育料相当分を共通商品券で還元して実質無料化し、商店街の振興にもつなげたい。中学卒業までの医療費を段階的に無料にすることも表明。防災対策として避難路、タワー、高台を早期に整備することも公約に掲げて5116票を獲得した上田勝之氏
 「田岡市長を支援してきたが、4年間で政治理念が正反対になった」と現政権を批判。市政改革がとりわけ財政の健全化が必要。具体的には、市が計画している文化複合施設建設事業の縮小や王子ケ浜の防波堤強化を兼ねた緑地帯整備事業の見直しを示して「大型事業を推し進めると市は破綻する」と訴え2728票を獲得した大西強氏 の両氏を振り切って 再選を決めました。
 まあ、現職に対してその現職を批判する新人が2人いて、どちらも財政再建を訴えそれでなくとも票の食い合いが予想されるところに、その1人は田岡市政を支えてきた人。現職が過半の得票率を得ているとはいえ、候補が一本化できていればもう少し接戦になったのではないかとも思えるのですが、新人同士で票を奪い合っているようでは現職が勝利したのも当然でしょうか。


三重 熊野市長、河上氏3選 「市民主役、元気な市に」

2013-10-29 21:26:14 | Weblog
三重 熊野市長、河上氏3選 「市民主役、元気な市に」  2013年10月28日 伊勢新報
http://www.isenp.co.jp/news/20131028/news02.htm
 任期満了(十一月十二日)に伴う熊野市長選は二十七日、投開票され、無所属で現職の河上敢二氏(57)=井戸町=が、同じく無所属、新人で前市議の中田征治氏(70)=木本町=を下し、平成十七年の旧紀和町との合併で誕生した新市での三選を果たした。
 当日有権者数は一万五千九百一人(男七千百九十一人、女八千七百十人)。投票率は65・89%。最後に選挙戦となった前回十七年を11・09ポイント下回った。
 十五年間の実績と盤石の組織力を武器に、高速道路開通を契機とした観光振興や産業振興の促進を訴えた河上氏は、当選確実の報を受けた午後九時すぎ、井戸町の選挙事務所に集まった大勢の支持者らと握手を交わし、万歳した。「皆さんの温かい支援で再度、市政のかじ取り役を担わせてもらった。市民主役のまちづくりなので、皆さんと一緒に元気ある熊野市をつくっていきたい」「高速道路を活用して若い人の働く場をつくり、定住を進めたい」と抱負を語った。
 敗れた中田氏は「取り戻そう 熊野市を みんなの手に!」をメーンテーマに、「心のある暖かい市政を」と訴えたが、正式な出馬表明は今月に入ってから。六月議会で表明し、万全の体制を整えた河上氏に比べ準備期間が短く、選挙態勢でも劣勢は否めず、現職の厚い壁を崩せなかった。
★三重県熊野市長 市長選挙結果(投票率65.89%)
当 5799 河上敢二(57)無現
  4516 中田征治(70)無新



 三重県熊野市は県南部の2005年11月に旧熊野市と紀和町が新設合併して発足した人口約1.8万人の市で、市長選は旧熊野市時代から市長を務め、新市として3選を目指す57歳の河上敢二氏に元市議会議員で70歳の中田せいじ氏が挑みましたが、
 今回の選挙は市まで延伸した高速道路を活用し、市を元気にできるかにどうかに尽きる。さらに日帰りの観光圏内人口は95万人から590万人に拡大し、観光をはじめ産業振興の大きなチャンスが到来した。市が発展するか、衰退するかの分岐点にあると主張。私と国とのパイプも大きくなり、私が農水省にいたころの同僚が局長クラスになった。市を必ず元気にする。全力で誠心誠意、取り組むと訴えた河上敢二氏が5799票を獲得して
 県職員や中央官僚出身の市長が続いてきたことを指摘し、「普通の民間人と感覚のズレがある」と批判。「無駄なハコモノより緊急を要する防災事業を優先するなど、市民が一番大事だと思う施策を実行する」市ふるさと振興公社や熊野尾鷲道路の延伸を生かした「1億円キャンペーン」の見直し、南海トラフ地震の防災対策、市長給与の3分の1削減などを掲げて4516票を獲得した中田征治氏 を振り切って3選を決めました。
 ん。現職への挑戦者が70歳の方で正式な出馬表明も遅れたことから、大変失礼な言い方ながら、正直現職がもう少し楽に勝てるかな…とも見ていたのですが、中々の接戦。
 3選を決めたとはいえ、市民にそれだけ危機感と現政権への反発も強いということですし、どう舵取りを行うかが問われることになりそうですね。

三重 伊勢市長に鈴木氏再選 実績訴え2新人破る

2013-10-29 21:23:21 | Weblog
三重 伊勢市長に鈴木氏再選 実績訴え2新人破る 2013年10月28日 伊勢新報
http://www.isenp.co.jp/news/20131028/news01.htm
 任期満了(十一月十四日)に伴う伊勢市長選は、二十七日に投開票され、現職の鈴木健一氏(37)=勢田町=が、新人の元市議会議長田朗氏(59)=宇治今在家町=と、同じく新人の元名張市議田合豪氏(49)=田尻町=(いずれも無所属)を破り、再選を決めた。
 次の神宮式年遷宮までをつなぐ観光振興、市立伊勢総合病院の医師不足と経営改善、南海トラフ巨大地震に備えた津波避難対策などの課題を抱える中、鈴木氏は今期四年間の実績と継続を、長田氏は新たなビジョンを、田合氏は市政の見直しを、それぞれ前面に掲げて戦った。
 当初は無投票の流れだったが、田合氏の出馬表明で選挙戦となり、長田氏も続いた。両氏とも出遅れが響き、現職が優勢を守りきった。
 鈴木氏は自宅で当選確実の報を受け、午後十一時ごろ、勢田町の選挙事務所に姿を現し、待ち受けた多くの支援者に拍手で迎えられ、こぶしを突き上げた。
 鈴木氏は、「同じく立候補した長田、田合さんから、政策の提案があり、私の足りないところの指摘もあった。真摯に受け止めてこれからのまちづくりにしっかり取り組んでいきたい」と、二期目への決意を語った。
 当日有権者数は十万七千百十九人(男四万九千九百五十四人、女五万七千百六十五人)で、投票率は前回比5・69ポイント減の61・20%だった。
★三重県伊勢市 市長選挙結果(投票率61.20%)
当 40294 鈴木健一(37)無現
  18971 長田朗(59)無新
  4840 田合豪(49)無新


 三重県伊勢市は、県の南東部に位置する2005年11月に旧伊勢市と二見町・小俣町・御薗村が新設合併して発足した人口約12.8万人の市で、市長選は現職で再選を目指す37歳の鈴木健一氏に、元伊勢市議で59歳の長田朗氏、元名張市議で49歳の田合豪氏の2新人が挑みましたが
 「ポスト遷宮の観光対策などさまざまな種をまき、ようやく芽吹いてきた」と実績をアピールすると共に、市で今後の総合計画や観光振興基本計画を準備中と説明して「市民が主権を持って行政、議会と議論してまちづくりをすることが最も大事」と強調した現職鈴木健一氏が40294票を獲得して
 「20年後の遷宮を視野に入れた国際感覚あふれるまちをつくる」「都会の喧噪を忘れる癒やしとスローライフに満ちた町にしたい」とと主張して18971票を獲得した長田朗氏 にダブルスコア以上の大差をつけて危なげなく再選。
 「世界の聖地としての観光立市を目指し、観光業界で3割の売り上げアップを」「鉄道インフラの整備をまずしたい」「(鳥羽―渥美半島間の)伊勢湾口架橋を架けたい」と述べ、関西や東京とのアクセス強化をアピールした田合豪氏は4840票の獲得に留まりました。
 まあ、こちらの場合、現職が圧倒的に若いことに加えて挑戦者が2人も出てしまったこと。政策も長田氏の場合国際感覚とスローライフをどう両立するのか、田合氏の場合も観光業界の3割もの売り上げアップの具体性が疑問視されてしまったのではないかと思いますが、実績+年齢差もあり妥当な結果になった印象があります。
  

埼玉 ふじみ野市長に高畑氏 新人破り再選果たす

2013-10-29 21:20:58 | Weblog
埼玉 ふじみ野市長に高畑氏 新人破り再選果たす 2013年10月28日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/10/28/03.html
 任期満了に伴うふじみ野市長選は27日投開票され、無所属現職の高畑博氏(52)=自民、民主、維新、公明、生活、みんな、連合埼玉推薦=が、無所属新人の元社会福祉施設長の橋爪文子氏(62)=共産推薦=を破り、再選を果たした。
 高畑氏は共産党を除く6党が推薦し、保守も一本化して支援した。「子ども優先」「あったかいふじみ野」をスローガンに、子ども医療費の無料化、学校の耐震化のほか「県下で最悪だった財政状況を平均以上に改善。子育てしやすいまちづくりで、若い人を中心に3千人以上も人口が増えた」と成果を強調した。
 橋爪氏は「公園から滑り台が消え、子どもに犠牲押し付け」「職員のゆきすぎた削減、民営化で市民サービスを低下させた」と現市政を批判し、安全なプールの建設や国保税の引き下げなどを打ち出したが、及ばなかった。
 当日有権者数は8万6728人(男4万3200人、女4万3528人)。市長選の投票者数は3万1277人(男1万5071人、女1万6206人)で、投票率は36・06%(男34・89%、女37・23%)と前回(42・27%)を6・21ポイント下回った。
★埼玉県ふじみ野市 市長選挙結果(投票率36.06%)
当 22489 高畑博(52) 無現=自民、民主、維新、公明、みんな、生活推薦
  8305 橋爪文子(62) 無新=共産推薦



 埼玉県ふじみ野市は、2005年10月に上福岡市と大井町が合併して誕生した人口約10.8万人の市で、市長選は再選を目指す現職で自民・公明・民主・維新・みんな・生活が推薦する52歳の高畑博氏に、元障害者福祉施設長で共産が推薦する62歳の橋爪文子氏が挑むも、
 財政立て直しなどの実績を強調。「子ども優先の政策を進めた効果で、子育て世代を中心に人口が増えた。障害者や高齢者にやさしいまちづくりを進める」と訴えた高畑博氏が22489票を獲得して
 「学校給食センター、図書館の直営を守り、子どもたちの未来のために原発の再稼働に反対する。憲法を守り、暮らし応援第一の市政に転換する」などと訴え8305票を獲得した橋爪文子氏に2.7倍の大差をつけて危なげなく再選を決めています。
 まあ、与党に民主も相乗りした現職VS共産党との一騎打ちで政策にも大きな違いは少なく、原発の再稼働もこの地域ではそれ程現実味のある問題とはいえず、現職が挑戦者より1回り若い。予想通りの現職圧勝でしたが投票率は4割以下。市民の関心もあまり得られなかったようです。

埼玉 熊谷市長に富岡氏 大差で新人下し3選

2013-10-29 21:19:21 | Weblog
埼玉 熊谷市長に富岡氏 大差で新人下し3選 2013年10月28日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/10/28/01.html
 任期満了に伴う熊谷市長選は27日投開票が行われ、無所属現職の富岡清氏(60)が、建設会社社長で無所属新人の龍前隆氏(61)を破り、3選を果たした。
 合併前の旧熊谷市から通算11年間にわたり市政のかじ取り役を担ってきた富岡氏に、民間出身の龍前氏が挑む前回と同じ構図。経験と実績を誇る富岡氏に対し、2度目の挑戦ながらも龍前氏の知名度不足は否めず、事実上、富岡市政への信任投票となった。
 富岡氏は「『しん』のあるまちづくり」をキャッチフレーズに選挙戦を展開。北部地域振興交流拠点施設の整備やラグビーワールドカップ(W杯)の招致、学力日本一など55施策を公約を掲げた。共産以外の市議の支持、各種団体の推薦を受けるなど万全の態勢で臨んだ。
 当選を決めた富岡氏は「応援してくれた皆さんのおかげ。選挙で訴えた公約を着実に実行したい」と語った。
 龍前氏は熊谷・籠原駅前の再開発や大型道の駅整備などを訴えたが、浸透しなかった。
 当日有権者数は16万3848人(男8万1079人、女8万2769人)。市長選の投票者数は5万3734人(男2万6827人、女2万6907人)で、投票率は32・80%(男33・09%、女32・51%)と前回(37・24%)を4・44ポイント下回った。
★埼玉県熊谷市 市長選挙結果(投票率32.80%)
当 46071 富岡清(60) 無現
  6690 龍前隆(61) 無新



 埼玉県熊谷市は県北部にある2005年10月に旧熊谷市と妻沼町・大里町が合併。2007年2月には江南町を編入した人口約20万人の市で、市長選は2002年8月の旧熊谷市時代から市長を務めて、3選を目指す60歳現職の富岡清氏に建設会社社長で61歳の龍前隆氏が挑むも
 「ラグビーW杯の誘致、中心市街地活性化をぜひ実現したい」と訴えたほか、子どもの学力向上策として「学力日本一」との目標を掲げた富岡清氏が46071票を獲得して
 「熊谷市を元気にさせたい。口だけの公約ではなく、決断と実行力で街を変えたい」と訴えると共に、大型の道の駅建設や地元振興策などの推進を主張して6690票を獲得した龍前隆氏 に7倍近い圧倒的大差をつけて危なげなく3選を決めました。
 知名度の差もあったのでしょうが、これだけの大差に投票率も3割強と低迷。勝負さえさせて貰えなかった感があります。

埼玉 越谷市長に高橋氏 2新人破り再選

2013-10-29 21:17:24 | Weblog
埼玉 越谷市長に高橋氏 2新人破り再選 2013年10月28日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/10/28/02.html
 任期満了に伴う越谷市長選は27日投開票され、現職の高橋努氏(70)が、元県議の松沢邦翁氏(64)=自民推薦=と、元市議の中村譲二氏(62)の無所属新人2人を破り、再選を果たした。
 「当選確実」の報を受けた高橋氏は越谷市越ケ谷の選挙事務所で、集まった支援者らと万歳。花束を受け取り、満面の笑みを浮かべた。
 「しがらみのない立場でやりたい」と政党推薦は受けなかった。政党色を薄めることで、地盤のある民主系の組織票だけでなく無党派、保守層からも広く支持を集めた。
 政策面では1期目の実績とともに、中核市移行による市民サービスの拡充や地方分権、地方自治の推進などを掲げ、支持を拡大した。
 国とのパイプづくりを強調した松沢氏は市内各駅周辺やコミュニティーバスの整備などを公約に、追い上げを図ったが及ばず。中村氏は現職が進める第3庁舎建設に反対し、現職批判票の取り込みを図ったが、伸び悩んだ。
 当日有権者数は26万3973人(男13万1305人、女13万2668人)。投票者数は8万3749人(男4万1955人、女4万1794人)で、投票率は31・73%(男31・95%、女31・50%)と前回(35・98%)を4・25ポイント下回った。
★埼玉県越谷市 市長選挙結果(投票率31.73%)
当 49907 高橋努(70) 無現
  22775 松沢邦翁(64) 無新=自民推薦
  10037 中村譲二(62) 無新



 埼玉県越谷市は、県の南東部に位置する人口約33万人の特例市で、市長選は2009年11月から1期4年現職を務めて再選を目指す70歳の高橋努氏(4年前は民主・社民の推薦)に、自民が推薦する前県議会議員で64歳の松沢邦翁氏、前市議会議長で62歳の中村譲二氏の2新人が挑みましたが、
 「市立の保健所があれば、伝染病にも市が独自に速やかに対応できる。越谷を中核市にして市民のニーズに応える体制を整備する」。二期目の大きな目標として「二〇一五年四月の中核市移行を目指す」と力を込めた高努橋氏が49907票を獲得して
 東埼玉道路周辺への企業誘致による経済活性化などを掲げるほか、「まずは市職員が挑戦する心構えをつくる」と、市役所改革が必要と訴え22775票を獲得した松沢邦翁氏
 「一日に市民二千人が訪れる本庁舎の耐震補強を優先するべきだ。役人のために庁舎を建ててはいけない」と市第3庁舎の白紙撤回と「市民目線の政治を取り戻す」を訴え10037票を獲得した中村譲二氏
 の両氏を難なく退けて危なげなく再選を決めました。
 自民公認で現職よりも6歳若い候補が出馬したことからどうなることかとも思いましたが、結果は現職が挑戦者にダブルスコア以上の大差をつける圧勝。ただ投票率そのものが3割強と市民の関心はあまり得られなかったようです。

神奈川 鎌倉市長に松尾氏再選

2013-10-28 12:43:45 | Weblog
神奈川 鎌倉市長に松尾氏再選 2013年10月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20131028-OYT8T00098.htm
 鎌倉市長選は27日投開票され、現職の松尾崇氏(40)(無所属)が、新人の著述業岩田薫氏(60)(同)を破り、再選を果たした。投票率は37・40%(前回44・60%)で、過去最低だった2001年の42・38%を大幅に下回った。当日有権者数は14万6621人。
 松尾氏の事務所では当選確実の知らせが伝わると、集まった支持者ら約60人から拍手が上がった。選挙では、市が来年7月に導入を計画する家庭ごみの戸別収集・有料化が争点となったが、松尾氏は「私が取ってきたごみに対する考え方に一定の理解が得られたのだと思う。1期目に培ったものを2期目でさらにスピードを上げて形にし、市民が住んでいて良かったと思える鎌倉にしたい」と語った。
 松尾氏は前回同様、政党の支援を受けずに選挙戦を展開。「ごみの発生を抑制し、持続可能な鎌倉を実現させたい」と訴えたほか、「若さ」や職員給与削減など1期目の実績も強調し、支持を広げた。
 岩田氏は戸別収集・有料化に反対の姿勢を前面に押し出し、鎌倉の開発規制条例の制定などもアピール。一定の支持を集めたが、及ばなかった。
★神奈川県鎌倉市 市長選挙結果(投票率37.40%)
当 32875 松尾崇(40) 無現
  20574 岩田薫(60) 無新



 神奈川県鎌倉市は三浦半島西側の付け根に位置する人口約17.3万人程の市で、市長選は2009年11月から1期4年現職を務めて再選を目指す40歳の松尾崇氏に、著述業で60歳の岩田薫氏が挑みましたが、
 家庭系ごみの戸別収集・有料化の導入や、世界遺産への再挑戦、景観・緑地保全の条例制定を掲げた松尾崇氏が32875票を獲得して
 新焼却施設の早期着工や、開発規制の厳格化、世界遺産登録の凍結を掲げて20574票を獲得した岩田薫氏 を12000票以上の差で振り切って再選を決めました。
 世界遺産への登録に落選した失敗はあったものの、この失態については前政権からの取組が不十分だった面もあるでしょうし、何よりも40歳とまだ若い現職に市民は再度挑戦の機会を与えた形になったのではないかとも思います。

茨城 鉾田市長に鬼沢氏3選

2013-10-28 12:41:06 | Weblog
茨城 鉾田市長に鬼沢氏3選 2013年10月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20131027-OYT8T01070.htm
 鉾田市長選は27日、投開票され、現職の鬼沢保平氏(60)(無所属)が、新人で前市議の菅谷達男氏(63)(無所属)を破り、3選を果たした。投票率は54・63%で、選挙戦となった2005年の62・63%を下回った。当日有権者数は4万1111人だった。
 同市飯名で計画される文化複合施設建設の是非、基幹産業の農業の振興策などを巡って盛んな論戦が展開された。鬼沢氏は、東日本大震災からの復興や原発事故による風評被害の払拭、市内産農産物のブランド力向上などに尽くした過去の実績を強調。文化複合施設の建設を「合併の総仕上げ」と位置づけて推進する立場ながら、「市民が不要と言うなら作らない」と柔軟な姿勢で争点化を避け、盤石な組織力で支持を広げた。
 午後8時半過ぎ、同市借宿の事務所に当選の知らせが入ると、一斉に拍手と歓声が沸き起こった。妻の幸子さんと共に壇上に上がった鬼沢氏は満面の笑みで支持者と万歳三唱し、「(ハコもの批判で)逆風を感じたが、皆のおかげで風を止めることができた。課題は多いが、鉾田をさらに飛躍させたい」と述べた。
 一方、菅谷氏は文化複合施設の建設反対を前面に掲げ、鉾田町長時代を加えると5期目となる鬼沢氏の多選を批判したが、及ばなかった。
★茨城県鉾田市 市長選挙結果(投票率54.63%)
当 13105 鬼沢保平(60) 無現
  9198 菅谷達男(63) 無新



 茨城県鉾田市は県の南東部に位置する2005年10月に鉾田町・旭村・大洋村が合併して発足した人口約4.8万人の市で、市長選は平成11年の旧鉾田町長選で初当選した後合併後の市長を2期8年務めて3選を目指す現職で60歳の鬼沢保平氏に元市議で63歳の菅谷達男氏が挑みましたが、
 職員定数削減などの行財政改革や、鉾田学校給食センターの整備などの実績をアピールすると共に、3期目の公約としては6次産業化の推進など基幹産業である農業のさらなる振興や、要介護者の施設入所待機者解消に向けた特別養護老人ホームの整備促進などを掲げて「鉾田は産業的に農家が頑張れば活気が出る。子供の教育環境も整えて、元気のある街にしたい」と訴えた現職の鬼沢保平氏が13105票を獲得して
 現職が進めようとしている文化複合施設の建設について「財政には限りがある。その予算を道路や教育環境の整備に充てるべきだ」と批判。公約には、合併特例債を活用した道路整備事業の推進や市長報酬の20%削減などを掲げて9198票を獲得した菅谷達男氏 を退けて3選を決めました。
 まあ合併特例債も所詮借金に過ぎませんし、市長報酬の2割削減というのも挑戦者としては今一歩アピールとしては物足りなかったかも。知名度の差もあり現職が有利に選挙戦を進めたといったところでしょうか。

茨城 石岡市長選は今泉氏が現職破り初当選

2013-10-28 12:37:43 | Weblog
茨城 石岡市長に今泉氏初当選 2013年10月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20131027-OYT8T01066.htm
 石岡市長選は27日、投開票が行われ、新人で私立幼稚園園長の今泉文彦氏(61)(無所属)が、現職の久保田健一郎氏(64)(無所属)を破り、初当選を果たした。当日有権者数は6万4442人、投票率は53・19%(前回58・66%)だった。
 際だった争点もなく、事実上、市政の刷新か継続かを問う選挙戦となった。今泉氏は「税金の無駄遣いが多い市政の体制を変えたい」と訴え、市長給料の2割カットなどを公約に掲げた。市内をくまなく回って公約を訴え、現職への批判票を中心に取り込み、徐々に支持を広げて勝利につなげた。
 同市東石岡にある今泉氏の事務所では、午後8時40分頃、当選が決まると、詰めかけた支持者から歓声が沸き起こった。マイクに向かった今泉氏は「険しい道だと思うが、皆さんと共に公正にクリーンにやっていけば恐れることはないと思う」と述べ、駆け付けた地元選出の桜井富夫県議や支持者らと共に当選を喜んだ。
 再選を目指した久保田氏は、八郷地区と土浦市を結ぶ朝日トンネルの開通やJR石岡駅周辺整備事業への着手などの実績を訴え、「動き出した政策を次の4年で形にしたい」と訴えたが、及ばなかった。
★茨城県石岡市長 市長選挙結果(投票率53.19%)
当 17684 今泉文彦(61) 無新
  16290 久保田健一郎(64) 無現


 茨城県石岡市は、県南部のつくば市などに隣接する2005年10月に旧石岡市と八郷町が合併して発足した人口約7.7万人の市で、市長選は4年前の前回選挙選で新人同士の争いを制して09年11月から1期4年現職を務めて再選を目指す久保田健一郎氏に、4年前の前回選挙選でも出馬するも2143票差で敗れた石岡善隣幼稚園園長の今泉文彦氏が再度挑戦する一騎打ちの形となりましたが
 「(地元オリジナルスイーツの)『いしおかサンド』事業などが行われ、税金の無駄遣いが目に余る」と現市政を批判。「人口減少に歯止めをかけるため幼稚園運営で培った経験を生かし子育て支援に力を注ぐ」と訴えた今泉文彦氏氏が17684票を獲得して
 「介護予防のために高齢者が体を動かす施設や大会を充実させた。小学6年までの医療費無料化は来年4月から実施予定だ」などと実績を強調。「動き始めた政策を形にしたい」と支持を求め16290票を獲得した現職久保田健一郎氏 を振り切って見事初当選 4年前の雪辱を果たしました。
 4年前の前回選挙選は4人の候補が乱立して泡沫候補のいない票の奪い合いになりましたが、今回は一騎打ちで挑戦者の今泉氏が初当選。
 新市長に就任する今泉氏はどのような市制の舵取りを行ってくれるのでしょうか。

秋田 にかほ市長 横山氏3選

2013-10-28 12:33:40 | Weblog
秋田 にかほ市長 横山氏3選 2013年10月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20131027-OYT8T01028.htm
 にかほ市長選は27日、投開票され、現職の横山忠長氏(66)が新人の測量設計会社専務・佐藤ちづ子氏(65)を破り、3選を果たした。横山氏は2期8年の経験を土台に、引き続き市政のかじを取る。当日有権者数は2万2256人。投票率は68・79%(前回82・77%)。
 横山氏は、象潟町長を経て、2005年、仁賀保、金浦、象潟の3町が合併して誕生したにかほ市の初代市長に当選。09年には、新人との一騎打ちを制し、再選を果たした。
 にかほ市は電子部品TDKの企業城下町。同社の経営再編などで市の雇用情勢が悪化するなか、「課題に引き続き取り組むことが私の務め」と、6月に立候補を表明した。
 選挙戦では、横山氏は約800人の後援会組織をフル稼働させて市内全域に支援の網をかぶせた。建設、農業関連など約60の団体と100を超える自治会の支持を受け、組織戦を展開。市内を遊説し、「コールセンターを誘致し、200人の雇用を確保した」「日本海沿岸東北自動車道の県内全線開通に道筋をつけた」などと強調。企業誘致の継続による雇用情勢の改善や津波防災体制の整備、中学生の医療費無償化などを訴え、票をまとめた。
 一方、佐藤氏は、旧3町の均衡ある発展を掲げ、農林漁業の6次産業化や高齢者・障害者を見守る福祉ネットワークの整備などを訴えた。今月初めに急きょ立候補を決め、十分な支援態勢が整わないなか、地元・金浦地区や女性層を中心に支持の拡大を図ったが、出遅れを取り戻せなかった。
★秋田県にかほ市 市長選挙結果(投票率68.79%)
当 8973 横山忠長(66)無現
  6206 佐藤ちづ子(65)無新



 秋田県にかほ市は、山形県と県境を接する2005年10月に仁賀保町・金浦町・象潟町が合併して発足した人口約2.6万人の海岸沿いの市で、市長選は旧象潟町長で2期8年現職を務めて3選を目指す66歳の横山忠長氏に、測量設計会社専務で65歳の佐藤ちづ子氏が挑みましたが
 「地元の製造業をどう元気にするかが一番の課題」と述べ、農林漁業と商工業が連携した地域製品の開発・販売体制の確立など、新たな産業の創出を提案。雇用については、8月に開所した従業員約200人のコールセンターの誘致実績を挙げ、「今後も企業誘致に取り組み、雇用を安定させ、若者の地元定着を進める」と訴えた現職の横山忠長氏が8973票を獲得して
 「企業誘致だけでは不十分」と指摘し、農林水産物の生産から販売までを一貫して行う6次産業化を主張。「かつて工場から下請け会社まであったように、末広がりになる新産業で雇用を生み出したい」と訴えると共に「均衡ある発展、市民が納得できる市政を実現する」と強調して6206票を獲得した佐藤ちづ子氏 を振り切って3選を決めました。

 この地域はTDKの企業城下町として発展してきたものの、そのTDKの経営再編に伴い市内4工場の閉鎖と協力会社5社の業務委託契約の解除が決まり、雇用の確保が急務。
 コールセンターの誘致実績といっても、コールセンターは元々人件費の安い地域に誘致しやすいこともあり、仕事を失った方の中には主たる生計の担い手もいるわけで。
 再選を決めた現職はとりあえず雇用の急場はしのいだものの、これまで製造業で長年働いていた方がコミュニケーション能力の問われるコールセンターにいきなりなじめるかと言われれば、そう簡単に職種転換できない方もいるでしょうし、いかに様々な職種の雇用を創設していくかが強く問われるかと思います。

青森 八戸市長 小林氏3選

2013-10-28 12:31:40 | Weblog
青森 八戸市長 小林氏3選 2013年10月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20131027-OYT8T01082.htm
◇自・民・公支援で清水氏らに大差
 八戸市長選は27日、投開票が行われ、無所属で現職の小林真氏(63)(自民、民主、公明推薦)が、いずれも無所属新人の歯科医師清水文雄氏(65)、農業久保沢鉄男氏(86)を破って、3選を決めた。投票率は28・48%と、前回(51・20%)から22・72ポイント下落。記録が残る1947年以降、最低だった97年市長選の36・42%も下回った。当日有権者数は19万4473人。
 小林氏は当選確実の連絡が入ると、同市沼館の事務所に現れた。大島理森衆院議員や滝沢求参院議員、周辺首長、支持者の祝福を受け、「結果をいただき、責任の重さを受け止めている。しっかり3期目の仕事をしていく」と語り、何度も万歳を繰り返した。
 自民、公明に加え、初めて民主の推薦も受け、盤石の選挙態勢で臨んだ。東日本大震災からの復旧復興や行財政改革、企業誘致などの実績を強調し、「復興の加速化」「圏域のリーダーを担う中核市を目指す」などを訴えた。
 清水氏は「市民に選択肢を」と立候補し、現職への批判票の取り込みを図ったが、及ばなかった。清水氏は「私なりの大義を訴えたが、市民が投票所に足を運ばなかった」と話した。
 久保沢氏は選挙公報とインターネットで政策を訴えたが、支持が広がらなかった。
★青森県八戸市長 市長選挙結果(投票率28.48%)
当 44526 小林真(63) 無現=自民、民主、公明推薦
  8370 清水文雄(65) 無新
  1841 久保沢鉄男(86) 無新



 青森県八戸市は、県の南東部に位置する2005年3月に南郷村を編入した人口約23.4万人の市で、市長選は2005年11月から2期8年現職を務めて3選を目指す自民・民主・公明が推薦する63歳の小林眞氏に、歯科医師で65歳の清水文雄氏と農業経営で86歳の久保沢鉄男氏の2新人が挑むも
 「より強いより元気なより美しい八戸を実現し、八戸新時代を切り開く」と訴えた現職小林眞氏が44526票を獲得して
 「小林市政は失政がないと言われるが、何ら変化がない」と現職を批判して、財政再建や医療介護充実を訴え8370票を獲得した清水文雄氏
 「行政の仕組みを本当の姿に戻したい」と訴えるも街頭演説は行わず選挙公報とインターネットのホームページで政策を訴える独自の選挙活動に徹して1841票を獲得した久保沢鉄男氏  の両氏をなんなく振り切り圧倒的大差で3選を決めました。
 3党相乗りな上に挑戦者のうち1人は該当演説も行わずネットに徹する しかも86歳と人口23万人規模の市の市長を目指すには年齢的に微妙な方で、もう1人も現職を批判するも口触りのよい公約を唱えるだけで現実味としてはどうだろう? と感じていたのですが、投票率は3割を割り込む低い投票率に。
 3選を決めたとはいえ市民がこれ程無関心では勝負以前の話だったと思います。