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自民「消費税は当面10%に」 衆院選公約2次原案 尖閣国有化も明記

2012-05-31 16:21:11 | Weblog
自民「消費税は当面10%に」 衆院選公約2次原案 尖閣国有化も明記 2012年5月31日 日経夕刊
 自民党は31日の政調全体会議で、次期衆院選に向けたマニフェスト(政権公約)の2次原案を発表した。沖縄県・尖閣諸島の国有化を新たに明記し、「天皇は国家元首」とするなどの憲法改正も盛り込んだ。現行年金制度の基本の維持を訴え、消費増税問題では税率の「当面10%」への引き上げを改めて掲げた。具体的な増税時期には触れていない。
 新たに追加したのは、尖閣国有化や同党の憲法改正案、原発事故を踏まえたエネルギー政策など。6月21日の会期末をにらんで4月発表の原案を補強した。早期の衆院解散・総選挙を想定し、社会保障や憲法改正、公共事業などで民主党との違いを際立たせた。
 4月末に発表した憲法改正草案に沿い、天皇を「元首」と位置付け、自衛隊も「国防軍」に改めることなどを提唱。集団的自衛権の行使を可能にする国家安全保障基本法の制定や尖閣諸島の国有化も含め保守色を強く打ち出した。公共事業は防災を前面にした大型投資を訴え、国土強靱化基本法の制定を明記した。
 社会保障は「自助」を基本理念とし、全額税で賄う最低保障年金の創設など公費による直接給付を重視する民主党との対立軸を明確にした。年金は現行制度を基本とし、会社員の厚生年金と公務員の共済年金の一元化や、25年加入して年金を受け取れる要件の緩和など必要な見直しをうたった。生活保護の給付水準の1割削減も求めた。
 この方針を盛り込み一体改革関連法案の対案となる社会保障制度改革基本法案を作成。執行部は近く国会に提出する方向だ。野田佳彦首相が同法案の丸のみと衆院解散を確約すれば、自民党が消費増税を柱とする一体改革関連法案に賛成する「話し合い解散」を引き出す狙いもある。
 環太平洋経済連携協定(TPP)は「聖域なき関税撤廃」を前提にするTPP交渉参加に反対との表現にとどめた。原子力発電所の扱いを含む中長期のエネルギー政策も「遅くとも10年以内」に確立すると結論を先送りした。原発再稼働をめぐっては新たな規制組織の判断に委ねるとした。



 ほぉ。衆議院選挙を前に野党第一党の自民党が打ち出した公約ですが、消費税10%は十分想定の範囲内としても、尖閣諸島の国有化という中国を挑発するセンシティブな話題にまであえて踏み込んでくるとは吃驚しましたね。
 大阪維新の会の国会進出が噂される中、自民党としても中途半端な公約では政権奪取が難しいとあえて保守層を取り込むカケに出たのだとは思いますが、国境の島々の占有権の問題は単なる島の所有権だけの狭い問題ではなく、周辺の海域にある海洋資源や安全保障にもかかわる重要な問題。
 こういう国の権益がかかる問題に関しては、現在政権与党の民主党ももう少し強気の外交をしてもよいと思いますし、今後選挙をにらんで各党がどのような公約を打ち出してくるのか世間の注目を集めことになりそうです。

コンビニに刃物強盗、レジから55万円奪い逃走

2012-05-30 12:22:56 | Weblog
コンビニに刃物強盗、レジから55万円奪い逃走 2012年5月30日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120530-OYT1T00257.htm
 30日午前4時頃、名古屋市守山区中志段味のコンビニエンスストア「サークルKかねなわて店」に男が押し入り、男性アルバイト店員(36)にナイフのようなものを突き付け「金を出せ」などと脅した。
 店員が2か所のレジから現金計約55万円を手渡すと、男は走って逃げた。店内にいたのはこの店員一人で、けがはなかった。
 愛知県警守山署の発表によると、男は30歳前後で身長1メートル65~70、チェック柄のジャンパーに黒っぽい目出し帽姿だった。同署は強盗事件として調べている。



 ??? このコンビニのある名古屋市守山区中志段味という場所。一応道路沿い(春日井長久手線)には面しているものの、それほど遠くないところに森林公園やゴルフ場があるような郊外もいいところで、とても多額の売上があがる場所とは思えませんし、まして深夜に多額の売上金をレジに入れたままにしておく意味が全く理解できないのですが、被害額が55万円ともなるとおそらくは丸1日分の売上(+釣銭用の現金)。
 もしオーナーが日々の売り上げを小まめに銀行の深夜金庫やバックルームの金庫に移し替えることなく、常日頃からレジにそのまま放置していたのだとすれば、第3者から狙われても無理もないでしょうし、あまりにも危機意識管理に欠ける話ですね…(吃驚
 現時点で内部関係者や元アルバイト従業員など内部事情に詳しい人間が関与しているかどうかはわかりませんが、それでなくとも24時間営業で強盗から目をつけられやすいコンビニでしかも深夜はアルバイト1人体制。無謀にも程がある…としか言いようがありません。

29日のアジア株は中国・台湾・フィリピン・韓国・香港・豪州で1%を超える上昇

2012-05-30 08:04:26 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=続伸、上海では消費関連株がけん引 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813983820120529
 29日の中国本土の株式市場は、続伸して取引を終了した。中国の温家宝首相が、サービス産業の開放を早めるよう求めたことを受けて、消費関連株が買いを集めていた。
 上海総合指数の終値は28.269ポイント(1.20%)高の2389.636だった。上海株は前日も1.2%上昇していた。
 大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数は1.4%上昇。約3週間ぶりの高値となった。 
 29日付の上海証券報は、複数の関係筋の話を引用し、中国政府がインフラ関連の投資計画について承認迅速化を図るなか、国内大手銀行の間では、月末にかけて新規融資を加速する動きが出ている、と報じた。
 香港株式市場も続伸。上げ幅は5月に入ってから最大となった。中国政府が需要喚起策を推し進めるなか、本土系のインフラ関連銘柄に買いが入った。
 ハンセン指数は254.47ポイント(1.35%)高の1万9055.46。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は210.40ポイント(2.18%)高の9858.19。
 ハンセン指数は、昨年10月の安値と今年2月の高値における上昇局面のフィボナッチ戻し水準50%を上回って終えた。
 中国本土系の鉄鋼メーカー株のいくつかは高水準の上昇率。鞍鋼が7.7%上げた。
 ハイアール電器集団や、小売りの百盛商業集団といった本土系サービス関連銘柄も堅調。それぞれ5.6%高、6.8%高となった。
 半面、中国に注力している即席麺・飲料メーカーの康師傅控股が6.2%安。
 前日遅くにさえない第1・四半期決算を発表。純利益は61.2%増となったが、ゴールドマン・サックスのアナリストによると、投資家が注目している即席麺・飲料の売上高が予想に届かなかった。

台湾株式市場・大引け=大幅続伸、5カ月ぶり上昇率 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813966220120529
 29日の台湾株式市場の株価は大幅続伸。与党・国民党によるキャピタルゲイン課税案が、これまでの内閣提示案に比べ投資家寄りの内容であることが好感された。
 加権指数は、前日終値比206.29ポイント(2.89%)高の7342.29で引けた。1日の上昇率としては、昨年12月21日以来、約5カ月ぶりの大きさ。
 業種別で最も上昇が目立ったのは、自動車指数の6.75%。電子製品指数と金融保険指数も約3%上昇した。
 キャピタルゲイン課税に関する与党案では、加権指数が8500以上の時に税金を払うか、株式売買益を年収に加算するか投資家が選択できる。

シドニー株式市場・大引け=続伸、安値拾いの買いで 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK081576220120529
 29日のシドニー株式市場は続伸。中国の追加景気対策への期待を背景に、資源・エネルギー株や金融株に安値拾いの買いが入り、序盤の安値圏から切り返した。
 S&P/ASX200指数は、前日終値比46.4ポイント(1.1%)高の4114.4で引けた。同指数は午前中の取引では、4037.9まで下落していた。
 ギリシャ危機への懸念を背景に、同指数は、5月1日の年初来高値から前週末の日中安値まで9.5%下落。
 CMCマーケッツのストラテジスト、マイケル・マッカーシー氏は「現在のリスクは相場に織り込まれた。欧州における大惨事のシナリオすらも、織り込み済みだ」との見方を示した。
 上昇が目立ったのは、資源大手リオ・ティントの2.2%高や、フォーテスキュー・メタルズの7.5%高。
 複合企業ウェスファーマーズは、1.2%高。同社は傘下のスーパーマーケット、コールスのトップと新契約で合意した。
 ダート・エナジーは、5%高。同社は、ダート・エナジー・インターナショナルのシンガポールでの新規株式公開(IPO)延期を発表した。
 求人情報のシークは、3.6%高。同社はブラジルとメキシコの求人サイトを傘下に収めた。

ソウル株式市場・大引け=3日続伸、STX関連銘柄がけん引 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813977420120529
 休場明け29日のソウル株式市場は3営業日続伸して取引を終えた。STXグループの事業再編報道を受けてSTX関連銘柄が上昇をけん引したほか、このところ値を下げていたセクターに幅広く安値拾いの買いが入った。
 総合株価指数(KOSPI)終値は25.74ポイント(1.41%)高の1849.91。
 サムスン証券のアナリストは「相場がついに底入れしたと慎重ながらも楽観的な見方が広がっている。きょうは外国勢が19営業日ぶりに買い越しに転じたほか、機関投資家も積極的に買っていた」と指摘。「ギリシャで財政緊縮派への支持が広がっていることや、中国の景気刺激策への期待感を受け、センチメントに好転の兆しが出ている」と述べた。
 外国勢は218億ウォンの買い越し。前日までの18営業日には、計3兆9700億ウォン(約33億5000万ドル)を売り越していた。
 地元メディアによると、STXグループは近く、財務リストラをめぐり韓国産業銀行(KDB)と覚書を締結する。STX造船が7.8%高、STXパン・オーシャンは7%上昇した。
 中国の新たな景気対策への期待感から、造船やエネルギーなど、このところ低調だった成長関連株が買われた。大宇造船海洋が6.6%上昇したほか、OCIは3.1%高で終了した。
 LGディスプレーは4.7%上昇した。地元メディアによると、LGディスプレーは世界で初めて、スマートフォン(多機能携帯電話)用のフルハイビジョン(HD)液晶パネルの開発に成功した。

インドネシア中銀、ドル建てターム物預金設定へ ルピア安定狙う 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813979220120529
 インドネシア中央銀行は、ルピア相場IDR=の安定に向け、2週間以内にドル建てターム物預金を設定する方針を示した。ナスティオン総裁は、これによりルピア上昇を促すとの見方を示した。
 またサルウォノ副総裁によると、市場の十分な流動性を確保するため、中銀がドルの供給を続ける意向。
 中銀は28日、資本規制を実施する計画はないが、ルピアとドルの流動性を管理するため他の政策を検討していることを明らかにしていた。
 中銀は国内行が大きなドルの供給力を抱えているにもかかわらず、銀行間取引市場ではなく海外での運用を優先していると指摘。中銀の関係者は、ターム物預金の設定が、中銀へのドル流入を促進するとの見方を示した。
 ジャカルタの為替トレーダーによると、ルピアは前日朝方の取引で一時、前週末の水準から約3%下落、1ドル=9550ルピアをつけた。
 預金の期間は7日─1カ月。



 29日のアジア株式市場ですが、中国上海・深セン各市場が1.19%高(上海A株、上海総合は1.20%高)~2.29%高と堅調に推移した他、台湾が2.89%高、フィリピンが1.42%高、韓国が1.41%高、香港ハンセンが1.35%高、豪州ASX全普通株指数が1.17%高、シンガポールが0.52%高、パキスタンが0.29%高、インドが0.13%高、インドネシアで0.01%高となるなど軒並みプラス圏で終了しました。

29日の日経平均は63円高の8657円で終了

2012-05-30 07:59:44 | Weblog
東証大引け、2カ月ぶり4日続伸 8600円台 中国関連株が上昇 2012年5月29日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_29052012000000
 29日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸した。終値は前日比63円93銭(0.74%)高の8657円08銭ときょうの高値で引けた。22日以来5営業日ぶりに8600円を上回った。4日続伸するのは5営業日続伸した3月13~19日以来2カ月半ぶり。朝方はスペインの金融不安を警戒した売りが優勢だったが、中国政府が景気刺激策を強化するとの期待で中国株が上昇すると東京市場でも中国関連株が買われ、指数を押し上げた。もっとも、欧州債務問題の様子を見たい投資家は多く、売買代金は3営業日連続で1兆円を下回った。
 日立建機が4%高、コマツ、JFE、伊藤忠が3%高など中国関連株が午後に一段高となった。先週末に中国国務院が経済成長を重視する方針を示したことを受け、一部の証券会社が景気刺激策の総投資額が1~2兆元と当初予想を上回るとの見方を示したことなどが買い材料視された。台湾株が大幅上昇したことも投資家心理を支えた。景気敏感株高が買われる一方、医薬品や食料品などディフェンシブ株には売りが出た。
 前日の米市場が休場で、前日にスペインの銀行大手バンキアをはじめ欧州銀行株が下落したため、金融不安から朝方は売りが先行したが、午後には金融株や電機株、自動車株にも値ごろ感からの買いが入った。市場では「投資指標面で売られすぎ水準にあることからこれ以上は売りにくいとの見方から、主力株の下値を拾う動きが出てきた」(中堅証券の情報担当者)との声も聞かれた。
 東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。業種別TOPIXは全33業種のうち「海運業」、「鉄鋼業」、「機械」など28業種が上げた。「電気・ガス業」、「医薬品」は下落した。
 東証1部の売買代金は概算で9378億円と3営業日連続で1兆円を下回った。売買高は同17億6504万株だった。東証1部の上昇銘柄数は1130、値下がり銘柄数は423、横ばい銘柄数は120だった。
 本社人員を半減するとリストラ策が報じられたパナソニックが3%超上昇。三菱UFJ、トヨタ、日立、ファストリ、ソニー、野村が買われた。半面、JT、日本橋、ディーエヌエ、グリー、NTTドコモ、武田が売られた。ルネサスは16%安。
 東証2部株価指数は反発。キャリアデザ、新田ゼラチン、ソディックが買われ、クオール、朝日インテク、大黒天が売られた。

新興株29日、ジャスダック小幅続伸 売買高1年7カ月半ぶり低水準  2012年5月29日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISST2_29052012000000
 29日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小幅に3日続伸した。大引けは前日比7円36銭(0.56%)高の1311円52銭だった。日経平均株価の上昇を受けて、投資家心理が改善した。これまで軟調だった主力のインターネット関連株の一角に買いが入り、この日の高値で引けた。ただ上げ幅は限られた。市場では「売買は低調で、自律反発の域を出ていない」(ネット証券)との見方があった。「個人の物色は個別に材料の出た銘柄に限られ、全般には様子見姿勢が強い」(国内証券の情報担当者)との声もあった。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で133億円だった。売買高は1767万株で、2010年10月8日(1590万株)以来約1年7カ月半ぶりの低水準だった。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は3営業日ぶり反発。ピーエスシー、Dガレージ、ニューフレアが上昇。楽天、3DM、ウエストHDは下落した。
 東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反発し、大引けは4.93ポイント(1.62%)高の308.72だった。サイバー、スカイマーク、リブセンスが上げた。UBIC、エヌピーシー、駅探が下げた。
 29日に札幌証券取引所の新興企業向け市場「アンビシャス」に新規上場した北の達人(2930)は、公開価格を165円(15.0%)下回る935円で初値を付けた後、一時826円まで下げた。午後は薄商いのなかで持ち直し、980円で取引を終えた。



 29日の日経平均ですが、前日終値(8593円15銭)よりも40円弱安い8565円56銭でスタートしてからしばらくは軟調で、9時20分頃に8517円18銭まで下げるも、その後は買い戻しが入って10時50分頃に8582円97銭まで下げ幅を縮小しましたが、その後は伸び悩んで午前は前日比30円29銭安い8562円86銭で終了。
 午後に入ると中国が景気刺激策を打ち出すことへの期待から中国関連株主導での上昇となり、午後開始直後にプラス圏に浮上してからはしばらく8600円を挟んで様子見状態でしたが、13時40分頃からもみ合いながらも上昇トレンドに切り替わり、終値ベースでは前日比63円93銭高い8657円08銭の高値引けで終了となりました。
 これで4営業日連続の続伸(23日に172円69銭下げて8556円60銭になってからは、24日は6円78銭高の8563円38銭、25日は17円01銭高の8580円39銭、28日は12円76銭高の8593円15銭)ですが、まだ22日終値の8729円29銭を72円程下回る水準ですし、今日こそ63円高となったものの、それ以前の3営業日の上昇は合計しても36円半あまり。正直4日続伸と言っても海外の上昇に助けられている要因の方が強いでしょうし、23日の大幅下落の6割弱をようやく取り戻したといった感じしかしません。

 東証1部の67%半に相当する1130銘柄で上昇となり、下落は同25%半の423銘柄、変わらずが120銘柄で、同1部の売買代金は9378億円と3営業日連続で1兆円割れ。
 廣済堂が15.67%高、ルックが13.24%高、アルバックが12.17%高、帝国繊維が10.23%高となったほか、第一精工が8.39%高。
 一方、ルネサスエレクトロニクスが16.39%安、日本オラクルが5.66%安、Drシーラボが4.45%安となっています。

28日の欧州株はギリシャが6.9%高、スペインが2%を超える下落も他は様子見

2012-05-29 06:50:03 | Weblog
28日の欧州株式市場 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT813903020120528
<ロンドン株式市場>
 ほぼ変わらずで終了。ユーロ圏に対する先行き不透明感から、取引終盤にかけ、上げ幅を縮小した。
 米市場祝日で休場となったことから、商いは薄く、値が振れる展開となった。
 トレーダーは、ユーロ圏を取り巻く不透明性から、上値を追うよりも利益を確定する動きが広がったと指摘した。この日は、スペイン銀行をめぐる懸念から、スペイン国債利回 りは上昇し、ユーロは2年ぶり安値に向け下落した。
 フォックス・デイビーズ・キャピタルの株式販売ディレクター、オリバー・スタンズフィールド氏は「買いサイドの大半が強気というより弱気になっている」と指摘。「夏や五 輪を控え、今後数カ月、かなりの薄商いとなることも懸念されている」とした。
 鉱山株がこの日の上昇分の大半を占めた。世界最大の金属消費国である中国が追加景気刺激策を実施するとの期待に押し上げられた。
 リオ・ティント、アントファガスタ、ベダンタ、カザキミスは いずれも1.5─2.2%値を上げた。
 アウトソーシング企業のキャピタは2.8%高。UBSが同社の投資判断を「 ニュートラル」から「バイ」に引き上げたことが好感された。
 タロー・オイルも2.7%高。ケニアの採掘油田に関する明るいニュースが材料視された。 
 欧州株式市場は薄商いのなか、小反落。相場は一時上昇していたものの、スペイン銀をめぐる懸念が再燃するなか、値を消す展開となった。
 FTSEユーロファースト300種指数は0.96ポイント(0.10%)安の984.01。
 ギリシャの世論調査が、緊縮財政策を掲げる政党が支持をわずかに拡大し、6月17日の再選挙で政権樹立に必要な定数確保が可能な水準となったことを受け、同指数は一時、993.21まで上昇した。
 DJユーロSTOXX50種指数は13.95ポイント(0.65%)安 の2147.92。
 複数の欧州市場が祝日で休場だったことから、商いは薄かった。 
 スペインIBEXの下げが目立ち、2.2%安。サンタンデールやBBVAなどの銀行株が売られ、全体を圧迫した。同国の銀行救済コスト拡大がセンチメントを悪化させている。
 スペイン政府筋はこの日、当局がバンキアの資本増強に向け、同行の株式と引き換えに政府債発行を通じた公的資金投入を行う可能性があると明らかにした。同行は 先週、政府に対し190億ユーロ(240億ドル)の資金支援を要請した。
 バンキアは13.4%安で終了。一時26.75%急落する場面もあった。
 一方、ギリシャ株価指数は約7%高で終了。緊縮派への支持拡大を示す世論調査の結果を受け、ギリシャのユーロ離脱やそれに伴うユーロ圏への影響をめぐる懸念が後退
した。ただ、長期筋は引き続き、様子見姿勢を維持するとみられる。

英中銀の現在の政策は適切、IMFの利下げ提言を否定 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT813901220120528
 イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のブロードベント委員は28日、国際通貨基金(IMF)が提言した利下げの検討に対し、企業支援に寄与せず、むしろ銀行融資が細る可能性があるとし、否定的な立場を示した。
 国際通貨基金(IMF)は前週発表した英経済に関する年次報告書で、英中銀に、景気低迷の長期化回避に向け、利下げあるいは民間企業の債券などを含む資産買い入れ拡大を提言していた。
 ブロードベント委員は、現在の英中銀の政策スタンスは適切とし、昨年10月に追加利下げを検討したうえで、利下げの代わりに英国債の買い入れ拡大を決めたと説明。講演後の質疑応答で「(IMFの提言を実施することが)適切だとは考えていない。昨年10月頃協議し、資産買い入れの拡大を決めた。現段階で政策の刺激効果は、明らかに十分だと言える」と述べた。
 現在0.5%としている政策金利を0.25%ポイント引き下げても、大半の企業にとって大差はなく、むしろ銀行の利鞘が低下し融資がさらに減少するリスクがあるとの認識を示した。
 融資促進に向け銀行が保有する英国債を買い上げる案についても否定的な立場を表明。量的緩和の効果は、活動がほとんど停止している銀行融資ではなく、利回りの低下にあるとした。
 また、ユーロ圏崩壊への懸念が企業の投資計画に及ぼす影響に言及。テールリスク(発生確率は小さいものの生じると大きな損失が生じるリスク)への懸念は、投資を大きく抑制させる可能性があるとし、英経済のインフレを伴わない成長を阻害する恐れがあるとの見方を示した。ただ、ユーロ圏経済の見通しが改善すれば、このようなマイナスの傾向および英経済全般の弱さは急速に反転する可能性もあるとした。

ギリシャ、4大銀行の資本増強で180億ユーロ支払い 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT813898420120528
 ギリシャ金融安定基金(HFSF)の当局者は28日、同国の大手銀4行に対する資本増強として総額180億ユーロが支払われたことを明らかにした。
 当局者は匿名を条件にロイターに対し「資金は支払われた」と述べた。
 ナショナル銀行、アルファ銀行、EFGユーロバンク、ピレウス銀行の4行は、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)債の形で資金を受け取って資本増強を図り、欧州中央銀行(ECB)オペの利用再開を目指す。
 各行への支払い額の内訳は、ナショナル銀が69億ユーロ、アルファ銀が19億ユーロ、ユーロバンクが42億ユーロ、ピレウス銀が50億ユーロ。各行とも今週、第1・四半期決算の発表を予定している。
 政府高官らによると、ギリシャは、現在取り組んでいる税収押し上げ措置が奏功しない場合、第1次支援の残り30億ユーロを活用する可能性がある。

イタリア2年債入札、利回りは2011年12月以来の高水準 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813860620120528
 イタリアが28日に行った2014年5月償還ゼロクーポン債入札は、利回りが4.037%と、2011年12月以来の高水準となった。調達額は目標上限の35億ユーロ。応札倍率は1.656倍だった。
 ギリシャのユーロ離脱観測やスペインの銀行問題への懸念が重しとなった。
 1カ月前の同様の入札では平均利回りが3.36%だった。
 イタリアの債券ディーラーは「過去1カ月で状況が悪化したが、危機のピーク時と比べれば、それほど悪くない。状況が再び悪化しないことを望む」と述べた。
 同日実施した2016年9月償還のインフレ連動債入札は、利回りが4.39%で、前回(2月末)の2.71%から上昇した。応札倍率は2.30倍だった。

スペイン銀バンキア親会社のBFA、2011年は33億ユーロの赤字 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT813904820120528
 国営化されたスペイン銀バンキアBKIA.MC>の親会社BFAは28日、2011年業績が33億ユーロの赤字になったと明らかにした。
 当初は4100万ユーロの黒字としていたが、公的支援を受けるに当たり実施した融資ポートフォリオの見直し作業などを受けて、決算内容を修正した。
 BFAは前週末25日、190億ユーロ(238億ドル)の資本注入を政府に要請している。

スペイン国債利回り上昇、バンキア株急落し過去最低水準 2012年05月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT813871620120528
 28日の欧州市場でスペイン国債利回りが上昇し、株式市場では経営難に陥った大手銀行バンキア(BKIA.MC: 株価, 企業情報, レポート)の株価が過去最低水準に落ち込んでいる。
 スペイン政府関係筋は27日、バンキアを救済するため、当局が同行の株式と引き換えに政府債発行を通じた公的資金投入を行う可能性があると明らかにした。国内4位のバンキアは先週、政府に対し190億ユーロ(240億ドル)の資金支援を要請した。
 10年国債利回りは6.46%と昨年11月以来の水準に上昇。10年物の独連邦債との利回り格差は8ベーシスポイント(bp)拡大し505bpとユーロ導入以来の高水準となった。
 バンキアの株価は一時26.75%急落した。

グレンコア、エクストラータとの合併計画詳細を今週提示 比率維持へ 2012年05月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813824820120528
 スイスの商品(コモディティ)取引大手グレンコアと資源大手エクストラータによる300億ドルの合併の詳細計画が、31日までに株主に公表される予定。
 合併ではエクストラータ1株に対し、グレンコアは新株2.8株を割り当てる予定で、エクストラータの一部株主は条件の引き上げを望んでいるが、詳細発表でもこの比率は維持される見通し。計画を拒否する株主の株式売却や、大株主が買収案を支持する見込みのためだ。
 ブリューイン・ドルフィンのアナリストによると、エクストラータ株9%強を保有するカタールの政府系ファンドは、合併における株式の割り当て比率を支持する見込みで、これにより条件引き上げの可能性が低下し、合併計画が成功する確率が高まった。
 両社の合併には、グレンコアを除く株主の少なくとも75%の賛成が必要。エクストラータの発行済み株式のうち16.5%超を保有する株主が反対すれば、計画がとん挫することになる。株主の投票は7月に行われる予定。




 週明け28日の欧州株式市場は、同日の米国株式市場が休場のため薄商いで、材料のあったスペインとギリシャ以外は小動き。
 英FTSE100は0.09%高、独DAXは0.26%安、仏CAC40は0.16%安でした。
 欧州ローカル市場は、ギリシャのアテネ総合が4大銀行の資本増強で180億ユーロ支払いが無事行われたことにひとまず安心したのか
大型株中心に大きく上昇して6.87%高、アイルランドが0.38%高に対して、スペインの2市場がIBEX35が2.17%安&MAマドリードが2.14%安、イタリアのFTSEMIBが0.74%安、ポルトガルが0.28%安。
 他、ベルギーは0.08%安、オランダは横ばい。 
 北欧はストックホルムが0.09%高、ヘルシンキが0.07%安。
 スイス、ノルウェー、コペンハーゲンは休場
 スペインのバンキアは一時1.11ユーロまで下落して終値ベースでは0.21ユーロ安の1.36ドルで13.38%安でした。

28日のアジア株は上昇 韓国は休場

2012-05-29 06:45:20 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=上昇、上海ではロイター報道受け自動車株に買い 2012年05月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813853620120528
 28日の中国株式市場は反発して取引を終えた。ロイターは同日、中国政府が近く、地方在住者向けの自動車買い替え補助制度を再開すると報道。これを受け、自動車株が買われた。
 上海総合指数は27.814ポイント(1.19%)高の2361.367。前週は週間ベースで0.5%下落した。
 大型株中心で深セン上場銘柄も含む滬深300指数は1.62%上げた。
 上海市場では、上海汽車が5.2%高。前週末は6週間ぶりの安値で終えていた。年初来の上昇率は10%となっている。
 工業株が高い。 中国政府が先週、インフラ関連プロジェクトの認可をスピードアップすると明らかにしたことを受け、業績への期待が高まった。
 中聯重科が香港市場で6.7%高、深セン市場で7.2%高。安徽海螺水泥は香港市場で3.9%高、上海市場で5.8%高。
 香港株式市場は続伸して引けた。中国本土系の銀行や不動産デベロッパー株が上昇。ただ、商いは薄く、短期的な上昇局面にとどまることを示唆している。
 ハンセン指数は87.58ポイント(0.47%)高の1万8800.99。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は108.50ポイント(1.14%)高の9647.79。
 ハンセン指数では、本土系の金融やデベロッパー株が上昇に一役買った。
 中国建設銀行(CCB)が1.2%高、中国海外発展(チャイナオーバーシーズランド)はショートカバーなどで4.1%上げた。
 売買代金は今年に入ってから2番目に低い水準となり、20日移動平均を31%下回った。市場関係者によると、28日の米市場が休場となる影響もあるという。
 タンリッチ証券のバイスプレジデント、ジャクソン・ウォン氏は「ショートカバーが入っているが、上値を追うムードではない。欧州情勢は基本的に何も変わっていない」と述べた。
 自動車株では、東風汽車が9%上昇。長城汽車も10.5%上げた。
 一方、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が出資する中国の自動車メーカー、比亜迪(BYD)が商いを伴って5.9%の急落。
 同社の電気自動車(EV)が衝突事故の際に発火し死亡者が出たことがメディアで報道された。
 中国家電小売りの国美電器(GOME)が4.6%安。 第1・四半期決算が大幅な減益となったことが背景。

台湾株式市場・大引け=4日ぶり反発、銀行株・ハイテク関連銘柄が上昇主導 2012年05月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK081466620120528
 週明け28日の台湾株式市場の株価は反発、続落は3営業日でストップした。銀行株に加え、台湾積体電路製造(TSMC)などハイテク関連の主要銘柄が上昇を主導した。ただ、ユーロ圏債務危機への懸念から、市場のセンチメントは慎重なままだった。
 加権指数は、前営業日(25日)終値比64.37ポイント(0.91%)高の7136.00で引けた。終値ベースで約5カ月ぶり安値で引けた前営業日から上昇した。
 ファウンドリー(半導体受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は2%高、米アップルの主要組み立て受託メーカーである鴻海精密工業は1.6%高となった。
 業種別では、電子製品指数が1.06%高。金融保険指数が1.32%

シドニー株式市場・大引け=4日ぶり反発、ギリシャ情勢を好感 2012年05月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK813864620120528
 週明け28日のシドニー株式市場では、株価が過去3営業日続落した流れがストップし、反発して引けた。ギリシャの世論調査で緊縮財政派の政党が支持率でリードしたことでユーロ圏の混乱への懸念が和らぎ、リスク回避傾向の緩和につながった。
 S&P/ASX200指数終値は直近のデータで、前営業日(25日)終値比38.8ポイント(1.0%)高の4068.0。同指数は前営業日に0.7%下落し、終値ベースで昨年11月25日以来の安値で引けていた。
 金属相場が小幅上昇したことを受け、資源大手BHPビリトンは1.4%高、同業のリオ・ティントも1.7%高とそれぞれ上伸した。両社の株価はここ最近下落基調にあり、過度に売られ過ぎているとの見方が投資家の間で広がったことも値上がりした要因となった。
 資源会社フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)は5.6%高の4.46豪ドルと急伸した。ドイツ銀行はバリュエーション(株価評価)を理由に、同銘柄の投資判断を「ホールド」から「バイ」に引き上げた。
 石油・ガス生産大手ウッドサイド・ペトロリアムは2%高。同社は、成長計画に遅れが生じたり進まなかったりした場合に資金を株主に還元することを検討するとの方針を示した。
 CMCマーケッツのシニアトレーダー、ティム・ウォータラー氏は「(緊縮財政支持の)新民主主義党(ND)の支持率が上昇しつつあるとの報道を受け、シドニー市場のムードは改善している。ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が低下したことが、一部の投資家を株式市場に呼び戻した」と指摘した。
 鉄鉱石採掘会社、アトラス・アイアンは8%高に急伸。複数のメディアが同社取締役の話として報じたところによると、同社の株価が低水準で推移しているため、同社は買収の標的になりやすい状況にある。
 モンゴル北部のオブート石炭プロジェクトを所有するアスパイア・マイニングは14.3%安の0.15豪ドル。同社は、現在の埋蔵量が1億7800万トンと発表。これについてアナリストらは、予想を下回る水準であり、同プロジェクトに15億ドルを出資するには、より大きな埋蔵量を示す必要があるとみている。


 休日明け28日のアジア株式市場ですが、中国上海・深セン各市場がB株が軟調(上海B株が1.94%安、深センB株は0.05%安)だった半面、総合が上海が1.19%高・深センが1.43%高。A株は上海が1.21%高、深センが1.45%高と地方在住者向けの自動車買い替え補助制度を再開するとの一部報道に期待が集まり自動車株を中心に上昇。
 他、上昇する市場が多く、インドが1.23%高、豪州ASX全普通株が0.95%高、台湾が0.91%高、パキスタンが0.76%高、フィリピンが0.54%高、シンガポールが0.52%高、香港ハンセンが0.47%高、インドネシアが0.41%高。
 韓国は釈迦誕生日の祝日のため休場です。

28日の日経平均は12円高の8593円で終了

2012-05-29 06:42:59 | Weblog
東証大引け、小幅続伸 指数連動の買い、売買代金4カ月半ぶり低水準 2012年5月28日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_28052012000000
 28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続伸した。終値は前週末比12円76銭(0.15%)高い8593円15銭だった。欧州債務問題を巡り投資家の様子見姿勢が強く商いが薄いなかで、指数連動型の買いが日経平均を押し上げた。半面、個別の売り材料が出た銘柄には売りがかさんだ。主力株の一角にはリスク回避目的の売りも出て、東証株価指数(TOPIX)は23日につけた年初来安値を下回った。
 ファストリとファナックが2%超上昇し、両銘柄で日経平均を24円押し上げた。先週末まで日経平均が8週連続で下落し投資指標面で割安感があるとの見方から、指数連動型の
買いなどが入ったという。半面、増資による需給悪化懸念のあるルネサスやルネサスが支援を要請するとみられるNECは約10%下落。アイテム商法「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」の全廃や関連商法の廃止方針を示したソーシャルゲーム関連株も大幅安となった。市場では「きょう大きく下げた銘柄に買いを入れていた個人投資家も多かっただけに、見切り売りが膨らんだ。指数は上昇したが実質的には下げがきつかった印象」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との声が聞かれた。3日続伸は3月中旬以来、2カ月ぶりだが、この間の上昇幅は36円55銭と極めて小さい。
 前週末に格付け会社がスペインの金融機関5社の長期債務格付けを引き下げ、スペインの大手銀バンキアが政府に支援要請をした。スペインの金融不安が欧州のほかの国に危機が波及することへの警戒は根強く、今晩の米市場の休場を前に投資家の見送り姿勢が強まり、商いは低調だった。
 東証株価指数(TOPIX)は小幅に続落し、23日につけた年初来安値を下回った。業種別TOPIXは全33業種のうち「鉄鋼業」「金属業」など23業種が下げた。「石油石炭製品」「不動産業」は上昇した。
 東証1部の売買代金は概算で7814億円と、1月16日以来4カ月半ぶりの低水準。今年3番目に少なかった。売買高は同13億3773万株で、2日以来の低水準だった。
東証1部の上昇銘柄数は418、値下がり銘柄数は1116と値下がり銘柄数の方が多かった。横ばいは140銘柄。
 キヤノン、トヨタ、ファストリ、JT、コマツ、ファナック、三井住友FGが買われた。シャープ、日本橋、カカクコムが高い。半面、ディーエヌエ、ソニー、日立、京セラ、セブン&アイが売られた。KLab、第一精工が大幅安。
 東証2部株価指数は反落。キャリアデザ、Oak、ソディックが売られ、大黒天、Jマテリアルが買われた。

新興株28日、ジャスダックは小幅続伸、マザーズは3年2カ月ぶり安値 2012年5月28日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISST2_28052012000000
 28日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小幅続伸。大引けは前週末比2円28銭(0.18%)高の1304円16銭だった。スペインの金融機関に対する財務不安など欧州情勢の不透明感が根強い中で、内需関連など外部環境の影響を受けにくい銘柄に見直し買いが入った。もっとも、買い対象は限られ、下落銘柄数は上昇銘柄を上回った。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で138億円だった。売買高は2120万株にとどまり今年最低。昨年11月25日以来、半年ぶりの低水準となった。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。
 ピーエスシーや楽天、3DMが下落。半面、ニューフレアやフェローテクなど半導体関連が下落。Dガレージも売られた。
 東証マザーズ指数は4日続落。大引けは前週末比7.15ポイント(2.30%)安の303.79で、連日で年初来安値を更新した。2009年3月24日以来、3年2カ月ぶりの安値水準。ソーシャル(SNS)ゲーム関連が売られ、サイバーやミクシィが年初来安値を更新した。スカイマークも年初来安値を付けた。半面、TOB(株式公開買い付け)発表などをきっかけにベリサインやグッドマンJが買われた。
 東証のプロ向け市場である東証AIMに冷凍ケーキなどを製造する五洋食品が上場した。同市場への上場は2社目。前場に公開価格と同じ2000円の初値を付けたが、午後は取引がなかった。




 休日明け28日の日経平均ですが、値頃感からの買い戻しもあり先週末終値(8580円39銭)よりも25円弱高い8604円99銭でスタート。序盤に8624円51銭まで上昇する場面もあったものの、買い一巡後は利益確定の売りに押されて、10時前に先週末終値割れ。10時40分頃に8573円59銭を付けた後はプラス圏に浮上したものの、午前終了にかけて調整したことから、午前は前日比1円36銭安い8579円03銭で終了。
 午後は小反発で始まった直後にこの日の安値となる8568円87銭を付けた後は回復トレンドで推移して終了少し前に8600円を超える場面も見られたものの寄り付きはやや調整。終値ベースでは先週末比12円76銭高い8593円15銭と小動きで終了となりました。今晩の米国株式市場はメモリアルデーで休場。欧州情勢が不透明な中、様子見感も強かったでしょうか…。

 日経平均指数としては小幅上昇だったものの、時価総額の大きなファーストリテイリング(2.15%高)とファナック(2.02%高)の上昇に助けられた感が強く、東証1部の騰落数としては、全銘柄の3分の2に相当する1116銘柄で下落となり、上昇は同4分の1の418銘柄、変わらずが140銘柄で、同1部の売買代金は7814億円と8000億円を割り込む超閑散状態。
 住友精密工業が12.39%高、MUTOHホールディングスが11.63%高、日本橋梁が9.27%高、カカクコムが8.44%高、シャープが8.18%高で、任天堂は3.61%高。
 一方、ルネサスエレクトロニクスと東京デリカが10.62%安、ドクターシーラボが9.86%安、太平電業が9.86%安、MARUWAが9.27%安、NECが9.24%安、 第一精工が9.18%安、アルバックが7.80%安でした。

焼肉えびす買収のスタンドサービスが民事再生法申請 負債72億円

2012-05-28 17:25:05 | Weblog
焼肉えびす買収のスタンドサービスが民事再生法申請 負債72億円 2012年05月28日 産経夕刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000539-san-bus_all
 信用調査会社の東京商工リサーチによると、スタンドサービス(福島県郡山市)は28日、福島地裁郡山支部に民事再生法の適用を申請し、同日保全が下った。申請代理人は御山義明弁護士ら。負債総額は約72億2000万円。
 同社は福島県内でセルフ型ガソリンスタンド「まうちゅう」の運営会社。昨年7月に、集団食中毒事件を起こした「焼肉酒家えびす」の運営会社である「フーズ・フォーラス」から北陸、神奈川県内の全20店舗を約2億円で買い取ったうえ、「ヴイ・ブリアン」の店名で順次、焼肉店をスタート。平成23年9月期には年商約90億7300万円をあげていた。
 しかし、原油価格高騰に伴う粗利減少に加え、ガソリンスタンド業界の競合激化から赤字店舗が増加し、両事業とも収益が悪化した。焼肉店は風評被害などで、思ったほどの儲けが出なかったという。運転資金など資金繰りが悪化した。




 集団食中毒事件で、溶血性尿毒症症候群を発症した重症者32名(うち死者5名)の惨劇を引き起こして経営破綻した「焼肉酒家えびす」の運営会社である「フーズ・フォーラス」から店舗網20店舗を買い取って、「ヴイ・ブリアン」の名前で順次焼き肉店を再開していたスタンドサービスですが、あえなく民事再生法を申請です。
 まあ、焼き肉店の設備はかなり特殊なものが多く、次のテナントが入れるように現状回復しようと思えば、かなりの改装費用ががかかってしまいますし、かといって諸設備を売却しようにも二束三文で買い叩かれるのが目にみえていたことから、ご同業の焼き肉店を東北エリア以外にも拡大展開したいと考えていたスタンドサービスと思惑が一致して売却合意に至ったといったところなのでしょうが、このスタンドサービスが展開する「ヴイ・ブリアン」も、どちらかと言えば価格競争で勝負するタイプのお店。
 被害者を多く出した北陸にある店舗の地域の方からみれば、知人あるいはご近所さん同士「もうあの新しくなった焼き肉屋には行ってみた?」「いや…。別の経営の店とはわかっていても何か気持ち悪くてね…」などとまだ探りを入れている段階(あの事件からまだ1年ちょっとしか経っていません!)で、客足はイメージの悪さから十分戻っていなかったでしょうし、予定通りの売り上げが上がらない中、改装した店舗が続々とオープンして人件費が利益を圧迫。本業のガソリンスタンドでも思うように利益を確保することができず、ついには会社全体も運転資金が回らなくなり経営破綻に追い込まれたといったところではないでしょうか…。
 外食産業の場合、急激に店舗網を拡大すると従業員の質の担保がキープできなくて評判を下げるケースが少なくありませんが、こちらは加えて風評被害問題もあり再建するにはいささか難易度が高すぎたように思います。

盗撮メモリーカード飲み込んで隠した教師 それでも見つかった理由は

2012-05-28 12:36:51 | Weblog
【衝撃事件の核心】盗撮メモリーカード飲み込んで隠した教師 それでも見つかった理由は… 2012年5月27日 産経
http://news.infoseek.co.jp/article/sankein_snk20120527519
 「ガリッ」。店員に盗撮を追及された男は瞬時に手を口元に持っていき、何かをかみ砕いて飲み込んだ。小型カメラのメモリーカードだった。大阪市浪速区のアニメショップで、中学校教諭の男(55)が女性のスカートの中にカメラを差し入れたとして逮捕された事件。男は以前から店員に目を付けられていたといい、不審な行動に気づいた店員が“追跡”して犯行を確認、取り押さえた。捜査関係者によると、盗撮は第三者の発見により摘発されることが多い。自分はばれていないと思っていても、誰かがどこかで必ず見ている。天網恢々(てんもうかいかい)疎にして漏らさず-。不埒な行いは明るみに出る運命にある。

■アニメショップ内の追跡劇
《またあの男だ》
 5月12日夕方、大阪市浪速区日本橋のアニメショップ。男性店員が、店に入ってきた1人の男の存在に気づいた。過去にも店を訪れては、周囲を気にする素振りを見せながら、女性に接近する行為をしていた男だった。

《何かやるかも…》
 店員はそれとなく男の行動を監視することに。気付かず何かを物色するように店内を歩き回る男。その姿を、陳列棚の間などから目で追う店員。どれくらい時間がたったのだろうか、やがて男は20代の女性を見つけた。
 マンガやアニメ関連本などの書籍が売られている1階フロア。女性の後方から接近する男の手には、やや長めの取っ手のショルダーバッグが握られていた。そして男は、おもむろにかばんを女性のスカートの足下に差し入れた。

《やりよった!》
 その様子を見ていた店員は男に近づき、声をかける。それを無視して、何も言わずに立ち去ろうとする男。逃すまいと、店員は男のかばんの取っ手をつかんで食い下がる。すると突然、男は手を口元に持っていき、何かを口に入れた。「ガリッ」と音がしたかと思うと、男は“それ”を飲み込んだ。「カメラのメモリーカードを飲み込んだのではないか」。店側は110番し、男は警察官に任意同行されていった。

■エックス線撮影に破片、便から回収
 「盗撮なんかやっていない」。証拠物を飲み込んだ余裕からなのか、男は府警の調べに対し、頑として違法行為を認めなかった。
 さらに、なぜアニメショップを訪れていたのかと尋ねると、「アニメのものが好きだし、自分の子供も好きだから」と強弁。女性の後ろをついて歩いていた理由は「清楚できれいな人がいたので、ついていった。そうしたら(店員に)声をかけられ、盗撮しただろうといわれた」と、盗撮目的で女性につきまとっていたことを否定した。
 しかし、店内の防犯カメラは男の不審な行動をばっちり捉えていた。店員の証言とも合致している。その他の証拠もあわせ、府警は男の容疑が固まったと判断。犯行から約10時間40分後の13日午前3時45分ごろ、女性のスカートにカメラを差し込んだとして男を大阪府迷惑防止条例違反容疑で逮捕した。
 府警は現場付近から、万年筆のような棒状の小型カメラ(長さ約7センチ)を回収していた。しかし、画像などを記録する記憶媒体は差し込まれておらず、空っぽ。捜査員らが目を皿のようにして捜索したが周囲に破片も落ちていなかった。とすれば在りかは一つ。何かを噛んで飲み込んだ、男の体内だ。
 男は逮捕後すみやかに病院に運び込まれ、エックス線撮影。体内にあるはずのない異物が数点、確認された。次に、下剤を飲む。やがて、便とともに黒色の異物が出てきた。一般的なSDカードの4分の1程度の大きさの破片。明らかにメモリーカードだった。
 やがて男は、すべてを認めた。「確かに店員の言うとおり盗撮をし、カードを飲み込んだ。現場付近から発見されたカメラは、自分のものです」
 男は23日、動画を撮影できる状態にした小型カメラをショルダーバッグに隠し、下着を盗撮しようとしたとして同条例違反罪で略式起訴された。検察当局は起訴内容の中で、男が「常習として」こうした行動を行っていた、と指摘した。

■誰かが見ている
 実は、大阪府内の盗撮は増加しているという。
 府警によると、昨年1年間に盗撮で摘発された人数は106人。平成18~22年は61~78人の間でほぼ横ばい状態で推移していた。背景には、携帯端末の高機能化などがあると思われるが、担当者によると「府民の意識が高まったことも理由ではないか」という。
 「検挙(摘発)した事件の多くは、被害者本人が盗撮に気づいたものではなく、近くにいた人ら第三者が犯行を発見していた。盗撮行為を許さないという機運が社会全体で高まっているのだろう」
 今回の事件も、男にカメラを差し入れられた女性は犯行に気づかなかったというが、店員が不審な行動に気づき、逮捕につながった。こっそりと隠れて盗撮しているつもりでも、どこかで誰かが必ず見ているということだろう。
 結局、男は罰金50万円の略式命令を受けた。しかし、こうした事件は刑事罰だけにとどまらず、人生を棒に振ってしまうという大きな代償を支払う可能性がある。
 府教委は22年1月に定めた教職員らの懲戒処分指針で、盗撮をしたら停職または免職と規定。今年4月に新たに施行された府職員の懲戒に関する条例でも、「公共の乗り物や場所で痴漢、盗撮などをすると停職または免職」と盛り込まれた。
 府教委によると、最近では、昨年8月に靴の先に固定した小型カメラを女子大生のスカートの中に差し入れたとして同条例違反で逮捕された小学校の講師が、懲戒免職となっている。府教委は今回の事件について「本人への聴取などを行い、事実が確認されれば厳正に対処する」という。
 大阪府警では現在、街頭犯罪に加え、強制わいせつなどの性犯罪の抑止と摘発に力を入れている。担当者は「痴漢や盗撮も女性らを狙った卑劣な犯罪。厳しい取り締まりを続けたい」としている。




 14日の当ブログでお送りした「アニメショップで盗撮容疑で店員に尋問された時に、カメラからメモリーカードを抜き取って飲み込んで噛み砕くという往生際の悪い驚きの言動をとった54歳の中学校教諭の事件」ですが、結局容疑を認めたようです。
 まあ、他人に迷惑をかけない範囲ならば趣味嗜好も自由だと思いますし、別に54歳のアニメ好きな方がいてもいいと思いますが、この年代の男性なら目的の品物を購入したらとっとと立ち去る方が自然(というよりコンビニや郊外の本屋で手に入る週刊・月刊漫画や4コママンガ以外なら、コミックでもネットでぽちっと購入するパターンの方がより自然かと…)で、周囲を気にする挙動不審な素振りを見せている時点で、お店の側だって、盗撮以外にも万引きの可能性も疑って不審者としてマークしていたのではないかと思いますし、自業自得もいいところとしか言いようがありません。
 ちなみに、府職員の懲戒に関する条例では「公共の乗り物や場所で痴漢、盗撮などをすると停職または免職」扱いで、今回は証拠隠滅という愚かな行為をしでかしただけに、職場の社会的信用を失墜したことを理由に免職になる可能性も高いわけですが、もし懲戒免職ともなれば退職金も支給されないわけで…。
 最近は飲酒運転を理由に懲戒免職された方が 退職金まで没収する懲戒免職は処分が重すぎると処分無効の裁判を提起して実際にひっくり返されるケースもしばしば見かけますが、もしこの容疑者が同様の言動に出ても、理由が理由だけに1%も同情する気になれないというのが正直な印象です。

和歌山県 御坊市長 柏木さん6選 

2012-05-28 07:55:35 | Weblog
御坊市長 柏木さん6選 2012年5月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20120527-OYT8T00891.htm
 御坊市長選は27日、投開票され、現職の柏木征夫さん(71)(無所属)が、新人で飲食店経営山本勝也さん(51)(同)を破り、6選を果たした。過去3回連続の無投票当選で、16年ぶりとなる選挙戦を制した柏木さんは、「課題を一つひとつ解決していきたい」と抱負を語った。当日有権者数は2万590人。投票率は58・25%で、16年前(69・44%)を下回り、過去最低だった。
 同市薗の柏木さんの事務所に当選確実の知らせが伝わると、駆けつけた多くの支持者らから拍手と歓声が起こった。柏木さんは到着後、地元の県議や市議らと共に万歳を三唱し、「市民一人ひとりが明るい笑顔で安心して暮らせるまちづくりをしたい」と6期目に向けた決意を述べた。
 選挙戦では、5期20年の実績や経験を強調。「住んでよかったと思えるまちづくり」を訴え、市庁舎の建て替えや津波避難タワーの建設を最優先の課題として取り組む姿勢を示して、幅広い層から支持を集めた。
 山本さんは、若者が働ける場所を確保するための企業誘致や市長報酬の3割カットなどを掲げ、市政の変革を訴えたが及ばなかった。
 柏木さんは京大農学部卒。県農業振興課副課長などを経て、1992年、市長に無投票で初当選。全国市長会副会長や県市長会長などを務めた。
★奈良県御坊市 市長選挙結果
当 柏木いくお 無 8558
  山本かつや 無 3070




 和歌山県御坊市は、県中部に位置する人口約2.5万人の市で、市長選は92年から5期20年現職を続けている71歳の柏木征夫氏に対して、51歳で飲食店経営の山本かつや氏が挑みましたが、
 「安心、安全のまちづくりで防災対策などを進め、安定してきた行財政運営を堅持していきたい」として災害防止の基盤整備、学校教育や生涯学習の充実、子育て支援など5つの公約を掲げた柏木征夫氏が8558票を獲得し
 「いまの市政は市長と取り巻きの幹部が独裁政権を行っており、 北朝鮮と同じ」と現職を批判すると共に、「いまこそ市民が立ち上がるときだ。『チェンジ』『決断』『行動』『スピード』をキーワードに、市民による市民のための市民の政治を実現しよう」と訴え、若者が高齢者や障害者を見守る、子どもたちが地元で育ち働ける環境づくり、地域格差の解消などの公約を掲げて3070票を獲得した山本かつや氏 を一蹴。6選を決めました。
 この選挙区。96年に柏木征夫氏が再選を決めてからは00年・04年・08年と柏木氏の無投票当選が続いて実に16年ぶりの選挙戦となったのですが、結果は現職の圧勝。
 多選批判や現職不満票が集まりもう少し接戦になるかな…と正直予想していたのですが、知名度の差もあり終わってみれば現職が終始有利に選挙戦を進める結果となったようです。
 高齢の現職の事例では山口県下松市で82歳の現職が無投票当選を決めるという珍事?(過去の最高高齢市長は福岡県田川市長を6期務めて、03年88歳で勇退した滝井義高氏)もあるものの、市長としての本業は勿論のこと、もうそろそろ後継者の育成にも同時並行で取り組んで欲しいと思いますね。


石原知事「東京も薄情な街に」…五輪支持低迷で

2012-05-27 08:17:57 | Weblog
石原知事「東京も薄情な街に」…五輪支持低迷で 2012年5月26日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120526-OYT1T00064.htm
 2020年夏季五輪の招致で国際オリンピック委員会(IOC)の1次選考を通過したものの、IOCの世論調査で都民の支持率が低迷したことについて、石原知事は25日の記者会見で、「東京も薄っぺらくて薄情な街になってしまった」とぼやいた。
 IOCの調査では、東京の支持率は47%どまり。石原知事は「いま日本人が何に胸がときめくかと言えば、ちまちました『我欲』の充実。痩せた民族になってしまった」と作家らしく分析し、「低ければ、それを上げる努力をするだけのこと」と、来年9月の最終選考に向けて世論を喚起していく考えを明らかにした。

ドーハ落選、東京に追い風=関係者に楽観論も-IOC理事会・20年夏季五輪 2012年05月24日 時事
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=spo_30&k=2012052400256
 東京が「正式立候補都市」に選ばれた。1次選考通過が有力視されたドーハが落選し、3都市に絞られたことは2016年五輪招致失敗の雪辱を期す東京にとって追い風になりそうだ。
 2月に公表した開催計画の概要「申請ファイル」で、東京は半径8キロ圏内に大半の競技会場を配置したコンパクトで選手本位の五輪をアピール。招致委の竹田恒和理事長は「前回IOCに指摘された点を直し、レベルの高い計画ができた」とし、1次選考通過は織り込み済みだった。
 問題は今後の招致レース。日本はアジア・オリンピック評議会(OCA)との関係を強化してきた経緯があり、関係者からは「これで大手を振って日本を応援してくれる」と、ドーハ票が東京に流れることを期待する声も上がった。
 強敵とされるイスタンブールは、IOCの意向に反してトルコが20年サッカー欧州選手権誘致に動いた。マドリードは欧州の経済危機の渦中にある。「(不祥事など)ミスさえしなければ招致成功は確実」(都幹部)との楽観論も聞こえる。
 ただ、16年五輪招致の1次選考で東京はトップ通過だったが、結局は「南米で初の五輪」を打ち出したリオデジャネイロに敗れた。東京で2度目の五輪を開く意義が浸透せず、都民、国民の支持率が5割台に低迷したことが響いたとされる。都の幹部は、今後IOCが行う世論調査で「7~8割の支持をいただきたい」と期待するものの、支持率向上の具体策をまだ示せていないのが現状だ。

東京の電力供給に不安 1次選考の報告書 2012年5月24日 共同
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/120524/oth12052409500012-n1.htm
 IOCは、第1次選考のために作成した各都市の報告書を公表。東京は中央区晴海に予定する選手村から半径8キロ圏内にほとんどの会場を配置したコンパクトな計画や豊富な宿泊施設が高く評価された。一方、東日本大震災後の原発停止で五輪時の電力供給に不安を示された。マドリードは競技施設や過去の大会開催実績、イスタンブールは政府と国民の強い開催支持が高評価を得た。




 2020年夏季五輪の招致問題で、有力候補のドーハが10月開催の計画が評価を得られずに落選。アジアのライバル国が消えてアジア票を集める格好のチャンスなのに当の東京都民は冷めていることにがっかりしているのはわからなくもないのですが、石原都知事のこの発言はさすがにあんまりだと思うんですけどね…(呆れ
 時事通信の記事にもあるように、東京で2度目の五輪を開く意義があるのかにはやはり疑問を感じますし、五輪を誘致となると当然ながら警備体制も厳重にせざるを得ず、テロ取り締まりの影響で車の流入が妨げられるようなことになれば産業界への影響も心配。
 8年後ではまだ原発に代わる電力源を確保できる保証もないだけに、薄情とかそういう問題ではなく、現実問題として誘致するには無理があると思いますし、尖閣諸島問題で国が中国に気を使って中々動けない中、買い取りを打診するなど政治家としてほんの少し評価できる(中々やるじゃん!)一面を見せたと思ったら、いつもの石原節に戻ってしまい残念に思います。

1~2人乗り「超小型車」、普及へ国が認定制度

2012-05-27 08:13:43 | Weblog
1~2人乗り「超小型車」、普及へ国が認定制度 2012年5月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120526-OYT1T01151.htm
 政府は、軽自動車より小さい1~2人乗りの「超小型車」の普及に乗り出す。
 主に高齢者が近場を移動する「足」としての利用を想定している。年度内に認定制度を作り、道路運送車両法が定める「普通自動車」や「軽自動車」など五つの区分に、「超小型車」を加えて6区分にする方向で検討する。新たな区分ができれば、1963年以来、半世紀ぶりとなる。
 政府は超小型車を第1種原動機付き自転車(原付きバイクなど)と軽自動車の中間の車両として位置付ける方針だ。
 地方を中心に、人口減を背景に路線バスなどが減る地域が多い中、高齢者でも手軽に運転できる超小型車の普及に取り組むことにした。
 政府は自動車メーカーや自治体向けに超小型車の仕様を示す指針をまとめ、来月にも公表する。その上で設ける認定制度に基づき一定の基準を満たせば、自治体が観光客に周遊に使ってもらう車などとして公道を走れるようにする。その後、課税のあり方などを整備したうえで、メーカーに量産を促して普及を図る。



 ほぉ。軽自動車と原付の中間に位置する1~2人乗り「超小型車」ですか…。
 添付写真(http://www.yomiuri.co.jp/photo/20120527-010758-1-N.jpg)に使われていた公道を走る実証実験に使われた日産自動車の2人乗り超小型電動車を見る限りでは「収納スペースはどこに?」という外観でしたが、最高速度が60キロ位までの高速道路を使わない人や高齢者夫婦が日常の買い物目的に利用するには便利でしょうし、冬場に雪の降る日本海側での宅配目的ではなくノートパソコン1つもって営業する方(保険営業など)の法人需要としても使えそう。
 問題は価格設定(軽自動車の3年~5年落ちより高いようでは話になりません)ですが、現代の地方都市では特に雪の積もる冬場は、雪に足元を取られて買い物用のキャリーカート(年輩の方が良く使っているゴロゴロ転がしていく買い物袋)が使えず、普段の買い物一つとってもいつもの倍以上に時間かかって困るという方も少なくないだけに、個人的にこの取組には非常に注目しています。

コンビニでニセ1万円記念硬貨、建築作業員逮捕

2012-05-23 07:35:51 | Weblog
コンビニでニセ1万円記念硬貨、建築作業員逮捕 2012年5月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120522-OYT1T00361.htm
 茨城県警つくば中央署は22日、同県つくば市高野、建築作業員*****容疑者(47)を詐欺容疑で逮捕した。
 発表によると、***容疑者は21日、同市内のコンビニ店で、額面1万円の記念硬貨に似た模造の硬貨を使い、清涼飲料水1本と釣り銭9853円をだまし取った疑い。***容疑者は「使えると思った」と、容疑を否認しているという。同署で入手した経緯などを調べている。
 硬貨は500円玉より一回り大きい円形で、上部に直径2~3ミリの穴が開いていた。銀色の金属製で、片面に「壱万円」「昭和65年」などと刻印され、別の面には城などが描かれていた。


 1万円の記念硬貨って、そもそもどんなものだったっけ??? と少しネットで検索してみると、どうやら昭和天皇の在位60年を記念して1986~87年に・10万円金貨・1万円銀貨・500円白銅貨の3種を発行。
 本物の銀貨は額面が1万円で、質量は20グラムの準銀製、直径が35ミリで発行枚数は1000万枚。表には日の出と瑞鳥、裏には菊の紋章が描かれているそうです。 
 それにしても、もし本物でお金に困って換金するにしてもケースにいれたまま古物商あたりに持ち込む方が普通でしょうし、アルバイト店員の多いコンビニで、しかも飲み物1本だけ購入する時点で怪しさがぷんぷん臭ってくる(飲み物を1本買うだけなら普通わざわざコンビニなど寄らず自動販売機で買いませんか??? あと、細かいことを突っ込めば昭和は64年早々で終了して昭和65年は存在しませんが…)のですが、大方、対応に戸惑っているアルバイト店員に容疑者が脅迫まがいの一喝でもいれて強引に受け取らせて釣銭詐欺を図ったといったところでしょうか…。
 コンビニにはいろんなお客さんが来訪、はたまたコンビニ強盗や釣銭詐欺といった招かざる客(?)も来ますが、こんな輩の相手までしなければならない店員さんには心底同情します。

 ちなみに、偽コイン事件と言えば、この記念硬貨のうち1990年頃に偽10万円金貨の大量偽造問題が発覚したり、あるいは初代の500円玉と大きさと重量がほぼ等しい韓国の500ウォン硬貨(日本円で価値は50円程度のもの)を自動販売機に入れて釣銭をだまし取る詐欺事件が以前続出した(対抗策として、日本政府は2000年にデザインや素材を一新した新500円硬貨を発行しています)こともあるのですが、容疑者の単独犯行なのか、かっての偽500円硬貨偽造事件の黒幕が1枚絡んでいるのか、そういう意味でも今後の展開が非常に気になる事件です。

注: *****には実名が入ります。元記事は本名表記

結婚式・宿泊先も飲酒ダメ…猛省促す福岡市長

2012-05-23 07:33:05 | Weblog
結婚式・宿泊先も飲酒ダメ…猛省促す福岡市長 2012年5月22日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120522-OYT1T00204.htm
 職員による飲酒絡みの不祥事が相次いだ福岡市は21日、全職員に対し、自宅外での“1か月飲酒禁止令”を出した。
 異例の措置とあって、職員からの問い合わせに対応するためのQ&Aも作成。高島宗一郎市長は同日、職員への直接の訓示を始め、「酒との付き合い方を見直してほしい」と訴えた。
 市長の訓示は24日まで4回に分け、本庁と北別館に勤務する市長部局と市教委の職員計約2000人に対して実施する。その後、消防局などの本庁外の部署や各区役所には高島市長や副市長が出向いて訓示する。
 この日、市長は市役所講堂に集まった職員約610人に、「この1か月間を機に、公務員という責任と自覚、誇りを取り戻してほしい」と呼びかけた。

◆職員用Q&A作成 
 Q&Aは、どういう場合が「自宅外での飲酒禁止」の例外になるのかなど、職員の疑問に上司らが対応するための9項目の想定問答集。市人事課が作成し、各局の総務担当課長らに配布した。同課は職員の動揺を考慮し、「混乱を避けるために作成した」としている。
 飲酒できる例外として、「仕事や親戚の付き合い、結婚式などはどうか」との問いには「原則としてノンアルコール。自分の結婚式の場合は、所属長に相談してください」と回答を例示。現時点ですでに飲み会を予定している場合は「キャンセルする必要はないが、参加者に趣旨を伝えてソフトドリンクを飲むように」としている。
 宿泊先での飲酒の可否については、「過去に問題を起こした事例もあるので、自宅外では飲酒を控えるように」としている。同課によると、2008年に市教委職員が長崎県に旅行中、宿泊していたホテルで酒に酔って別の客の部屋に入り、トラブルになったという。 


禁酒令の市長、役所周辺の飲食店にこう言った 2012年5月22日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120522-OYT1T00721.htm
 相次ぐ飲酒絡みの不祥事を受け、21日から全職員の1か月飲酒禁止を始めた福岡市の高島宗一郎市長は22日の定例記者会見で、「賛否はあるだろうが、『飲酒について考えるいい期間』と前向きに受け止め、自主的に集まって話し合った職員もいると聞く。気持ちを一つにして取り組んでいきたい」と、初日を終えた感想を語った。
 職員の利用が多い市役所周辺の飲食店に対しては、「誇れる市役所にするための1か月。迷惑をかけるが、長い目で見守ってほしい」と理解を求めた。
 福岡県の小川洋知事も同日の記者会見で、「人ごとではなく、県としても職員一人ひとりの意識に働きかけたい」と述べた。



 福岡市職員の1ヶ月間の外での飲酒禁止令ですが、結婚式や宿泊先でもダメという、とことん徹底する厳しい内容であることがわかりました。
 う~ん。出張先のビジネスホテルの部屋で静かに飲む仕事の後の一杯というささやかな楽しみもダメならば、結婚式や2次会もソフトドリンクで済ませとは…徹底していると言えば聞こえはいいですが、毎日飲酒することが習慣になっている人にとって、結婚式や2次会も周囲がビールや日本酒を飲んでいるのに、1人だけウーロン茶で我慢しろというのも、酒飲みには相当目の毒でつらいでしょうし、飲食を提供する結婚式場にとっても、ビールとウーロン茶とでは単価も大きく異なり、ある意味営業妨害とも言えないのではないか…とさえ思うのですが、正直ここまで徹底する必要があるのか。そこまでやらないと組織の体質は治らないものなのか…とクビを傾げざるをえません。