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阿久根市懲戒免取り消し判決に異議、署名活動

2010-04-30 07:23:17 | Weblog
阿久根市懲戒免取り消し判決に異議、署名活動 2010年4月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100429-OYT1T00223.htm
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が、人件費の張り紙をはがした元係長の男性(46)を懲戒免職処分にした問題で、市長を支持する市議や市民が、処分を取り消した鹿児島地裁判決に異を唱え、福岡高裁宮崎支部に「公正な判決を求める」とする署名活動を行っていることがわかった。
 判決に反対する署名活動を上級裁判所に行うことは極めて異例。石沢正彰市議ら市長派の4市議が、市民約50人の協力を得て25日頃から開始。5月下旬をめどに同支部に提出するという。署名に法的拘束力はない。



 まだ、強引な理由で懲戒解雇した職員の懲戒解雇無効を訴えて署名活動を行うというのならば理解できなくもないのですが、現実は正反対の運動が…。
 一体この田舎町(阿久根市)では何が起こっているんでしょうね???(呆れ

 懲戒免職というのは、単なる?解雇と異なり、退職金さえ支払わない懲戒の中でも一番重い処分ですし、今回のような事例ではけん責レベルが妥当で、懲戒免職(懲戒解雇)以前に普通解雇も土台無理な話。1カ月程度の出勤停止や10%の減給さえ認められる可能性は低いと判断しますが、多少なりとも労働判例というものを知っている方ならば、この署名運動とやらが、いかに世の中の現実からかけ離れた行為かくらいわかりそうなものですが、こうやって『○○(阿久根)の常識、世間の非常識』と世間で揶揄される行為が発生していくのだろうな…と思うと暗鬱な気持ちになります。
 いくら気に入らない人間を追い出したところで、やる気のある若手が愛想を尽かして逃げ出し、年寄りだけの街になっては、自治体の将来もないというのに、市長支持派と呼ばれる人達はホント何がしたいんでしょう???

ブラジル中銀が政策金利を9.50%に引き上げ、ほぼ2年ぶりの利上げ

2010-04-30 07:02:01 | Weblog
ブラジル中銀が政策金利を9.50%に引き上げ、ほぼ2年ぶりの利上げ 2010年04月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK868320920100429
 ブラジル中央銀行は28日、主要政策金利を0.75%ポイント引き上げて9.50%とすることを決定した。利上げはほぼ2年ぶり。全会一致の決定だった。
 ロイター調査によると、アナリスト25人中16人が50ベーシスポイント(bp)の利上げを予想。残りは75bpの利上げを予想した。
 中銀は声明で「景気見通しと一致し、インフレが目標に合致するよう、金融状況の調整を続けているなかで、政策金利を9.50%に引き上げることを全会一致で決定した。バイアスはない」としている。
 中銀は昨年、景気支援のため、合計500bpの利下げを行った。
 ブラジル経済は今年に入って力強い回復を示しており、一部のアナリストは、年間の経済成長率は最大で7%に達すると予想している。
 同時に、インフレも再燃しており、IPCA消費者物価指数(CPI)は4月中旬までの1年間で5.22%上昇した。年末のインフレ率の政府目標は、4.5%か、そのプライスマイナス2%ポイント。
 ロイター調査によると、アナリストは、今回の利上げ決定について、引き締めサイクルの始まり、との見方を示しており、政策金利は今年末までに10.25─12.5%に上昇する、と予想している。

NZ中銀が政策金利を予想通り2.5%に据え置き、数カ月以内に利上げ開始予想 2010年04月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT868287320100428
 ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は29日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを過去最低の2.5%に据え置いた。同時に、数カ月以内に利上げを開始するとの見通しを示した。 据え置きは8回連続。
 ロイターの調査では、エコノミスト17人全員が据え置きを予想していた。利上げ開始時期については、12人が6月、2人が7月、3人が9月としている。




 ブラジル中銀が政策金利を8.75%から一気に0.75%も引き上げて9.5%まで利上げ。
 ニュージーランド準備銀行は政策金利を今回は据え置いたものの、数カ月以内に利上げを開始するとの見通しを示すなど、世界各国で出口戦略を意識する動きが広まっているようです。
 う~ん。資源国などは、鉱物価格の上昇など自国内でのインフレ懸念が高まり、金利を正常な水準に戻し始めているというのも当然の動きなのでしょうし、さすがにデメリットの方が大きいゼロ金利状態の解消は 各国とも解除のタイミングを見極めている状況なのでしょうが、大半の先進国はまだまだ国が需要を下支えしているというのが現実。
 各国がどのタイミングで政策金利の見直しを行っていくのかは自国の為替にも影響しかねないだけに、とりわけ先進国にとっては非常に関心を集めているのではないかと思います。

米HP、12億ドルでパーム買収へ

2010-04-30 05:54:41 | Weblog
米HP、12億ドルでパーム買収へ 2010年04月29日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT868305920100428
 米ヒューレット・パッカード(HP)は携帯情報端末メーカーのパームを、12億ドルで買収することで合意したと発表した。
 HPは買収により、スマートフォン(多機能携帯電話)市場での事業拡大を目指す。
 HPはパーム1株当たり5.70ドルを現金で支払う。これはパームの28日終値である4.63ドルに23%のプレミアムを上乗せした額。
 HPは声明で、パームのジョン・ルービンシュタイン会長兼最高経営責任者(CEO)が買収後もとどまる見込みとし、買収は第3・四半期(7月31日終了)中に完了の見通しとした。


 で、米ヒューレット・パッカードによる携帯情報端末メーカーのパームの買収合意報道ですが、パームの経営が厳しいことは聞いていましたが、突然買収話まで進むとは吃驚しましたね…。
 ちなみに、携帯情報端末業界では、日本でもシャープがかって発売していたザウルスが一世を風靡した時代もありましたが、シャープは2008年12月13日に、2006年3月に発売された
モデルSL-C3200を最後に生産を停止済みにしていたことを発表。
 加えて、低価格ノートパソコンの普及やアイフォーンなど、同商品をこれまで購入していた階層が購入したいと思うような競合機種が増えていていたこともあり、パーム社の業績も急降下。
 今後どう会社を立て直していくのかが注目されていたかと思いますが、同社はパソコン業界で急成長しているヒューレット・パッカードの傘下に入ることを選択したようです。
 アップル社や(IBMのパソコン部門を買収した)レノボ社などがどう対抗商品を打ち出して市場を獲得していくのかにも注目が集まりそうですね。

「Kiss―FM KOBE」民事再生法

2010-04-29 08:47:36 | Weblog
「Kiss―FM KOBE」民事再生法 2010年4月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100428-OYT1T01200.htm
 神戸市中央区のFMラジオ局「Kiss―FM KOBE」は28日、神戸地裁に民事再生法の適用を申請したと発表した。負債総額は6億7000万円以上という。
 1989年設立。今年2月に売上高6億円の粉飾決算疑惑が発覚し、第三者割当増資を巡って株主側と経営陣が対立した。
 今月15日に経営陣不在のまま開かれた臨時株主総会で、相田勲社長ら役員3人が解任され、株主の広告代理店社長・横山剛氏が新社長に決まった。
 この日、横山氏は記者会見し、「地元企業を中心に譲渡先を探し、事業を再生させたい」と話した。
 相田氏は同地裁に株主総会の決議は無効として提訴しており、民事再生法の適用申請について、読売新聞の取材に「法人登記上の社長である私は知らず、申請は許せない」と話している。




 神戸の民放FM局であるKiss―FMが民事再生法を申請しました。
 関西のFM局と言えば、70年に85.1MHzで開局した(当時は)保守的な番組構成イメージの強かったエフエム大阪(と言っても、NHKーFMと比べればまだ斬新でしたが…)に対して、89年に大阪のFM802が開局し、翌年の90年に89.9MHzのKiss―FMが開局。3局の中でもトークを極力減らした音楽番組が中心で一番おしゃれなイメージのあったKiss―FMについては、京都にいた学生時代(感度が悪いながらも)少しでも鮮明に聞けるように、ラジオを傾けたり感度が一番よくなる方向を探すなど、かなり涙ぐましい努力をして聞いていた記憶があるだけに、今年になってからの粉飾決算という泥臭い騒動を引き起こしたことには 心底吃驚させられましたし、やり切れない思いをすると共に、今度どうなっていくのかな…と他人事ながら心配でならなかったのですが、先日とうとう民事再生法を申請。
 株主である横山氏が新社長に就任して経営再建を模索していくようですが、JFN系列局の除名という最悪の事態を招いているだけに、再建にはかなりの困難が予想されますし、今はただ1日も早く経営再建を成し遂げて地元放送局として生き残っていって欲しいと願うばかりです。

(18日の選挙戦)出水市長に渋谷氏が再選

2010-04-28 05:06:09 | Weblog
(18日の選挙戦)出水市長に渋谷氏が再選 2010年4月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20100418-OYT8T00761.htm
 出水市長選は18日投開票され、現職・渋谷俊彦氏(68)が、新人の前市議・北御門伸彦氏(54)(いずれも無所属)を破り再選を果たした。
 市長選は合併前の旧出水市を含めると1999年5月以来、11年ぶりの選挙戦となった。パイオニアとNECの工場撤退や、医師不足や経営悪化が顕在化している出水総合医療センターの立て直しなどに、どう対処するかが焦点となった。
 旧出水市長を経て合併後の初代市長を務めた渋谷氏は、人件費の削減などの行財政改革に取り組んだ実績を強調。企業誘致や中学生までの医療費無料化などの経済、福祉対策にも力を入れ「改革を止めてはいけない」と市政継続を訴えた。
 北御門氏は「公正な行政運営でしがらみを断ち切る」と刷新を唱え、市独自の進学支援制度の創設などを訴えたが及ばなかった。
 当日有権者数4万4614人▽投票者数3万2987人▽投票率73・94%
◆鹿児島県出水市 市長選挙結果
当 渋谷俊彦 無現 22001 68 無現
  北御門伸彦 無新 10634 54 無新


 前日25日ではなく18日に行われた選挙戦で、投稿時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 鹿児島県出水市(いずみし)は、県の北西部に位置する2006年3月に旧出水市と高尾野町と野田町が合併して誕生した人口5.5万人程の市で、市長選は旧出水市時代から市長を務めている現職の渋谷俊彦氏に対して、元市議の北御門伸彦氏が挑んだものの、
 「4年間で市の借金や職員を減らし、給与削減など行財政改革を進めた」と実績を強調すると共に、「企業誘致による雇用創出など次の4年間で大胆な改革を行う」と訴えた現職の渋谷俊彦が22001票を獲得し、
 「市政に新しい風を」と刷新を呼び掛けると共に、「農業・観光・福祉」を基幹産業と位置づけて地場産業の浮揚を唱え、九州新幹線の全線開業に備えた施策も訴え10634票を獲得した北御門伸彦氏 にダブルスコアの大差をつけて危なげなく再選を決めています。
 こちらは実質的な現職の信認投票状態だったでしょうか…。

(18日の選挙戦)小林市長に元副市長の肥後氏が初当選

2010-04-28 05:03:39 | Weblog
(18日の選挙戦)小林市長に元副市長の肥後氏が初当選 2010年04月18日
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001004180003 
 小林市長選は18日に投開票され、元副市長の肥後正弘氏(64)=無所属新顔=が、元建設会社長の鮫島憲明氏(60)=同=と元参院議員の小斉平敏文氏(60)=同=を破り、初当選した。当日有権者数は3万9931人。投票率は66・59%で、旧町村との合併前に過去最低だった2003年の77・96%を下回った。
 旧市を含めて通算4期・15年務めた堀泰一郎市長(74)の引退を受け、新顔3人の争いとなり、内科医が1人体制となった市立病院の医師確保策や、野尻町と合併した新市の運営方針などが争点となっていた。
 肥後氏は38年間の行政経験をもとに「市政の空白は許されない」と強調。市民参画の委員会を設けて「市民の目線に立った行政を進める」と主張し、病院問題でも「市民代表も交えた協議会で、公立病院としての役割を明確化する」と訴え、支持を集めた。
 小斉平氏は豊富な政治経験と人脈を誇示。市長報酬3割削減や市民による事業仕分けなどを訴えたが、及ばなかった。鮫島氏は企業経営者の立場から「民間の知恵と行動力が市政に必要」と訴えて「株式会社小林市役所構想」を掲げたが、支持を広げられなかった。

宮崎県小林市長選肥後さん初当選 「医師確保に全力」訴える 2010年4月19日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100419-OYT8T00184.htm
朝日 http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001004200002
 小林市長選は18日、投開票され、元副市長・肥後正弘さん(64)が、元建設会社社長・鮫島憲明さん(60)、元参院議員・小斉平敏文さん(60)(いずれも無所属新人)を破り、初当選を果たした。
 肥後さんは「市民と共につくる市民のための市政を目指す」と主張。最大の争点となった市立病院の医師不足問題については、「民間は1次、市立は2次」と病院の役割をそれぞれ明確にして、医師の労働環境などを整えて確保に全力を傾ける考えを表明した。
 さらに、約40年にわたる行政経験を生かし、行財政改革の推進を宣言。10年間で職員50人、人件費5億円を削減するほか、市民も交えた「事業評価委員会」で事業仕分けなどを行う方針を掲げた。
 選挙戦では、主要団体から主立った支援を受けず草の根運動を展開。堀泰一郎市長の「実質的な後継者」と見なされたこともあり、幅広い層から支持を集めた。
 小斉平さんは参院議員などの実績を強調し、「医師確保にめどを付けた」と豊富な人脈もアピール。現市政の批判票を集めたが、及ばなかった。
 鮫島さんは「株式会社小林市役所構想」を主張し、民間の力を使った市政刷新を訴えたが浸透しなかった。
◆宮崎県小林市 市長選挙結果
当 肥後正弘   13207 当選
  小斉平敏文  8662  
  鮫島憲明   4509


 前日25日ではなく18日に行われた選挙戦で、投稿時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 宮崎県小林市は、県の南西部に位置する2006年旧小林市と須木村が合併、2010年には野尻町を編入した人口4.8万人弱の市で、市長選は旧小林市時代から4期15年現職を務めた堀泰一郎氏が引退を表明したため、元副市長の肥後正弘氏、元建設会社長の鮫島憲明氏、元参院議員の小斉平敏文氏の3新人が出馬しましたが、
 医師不足に悩む市立病院対策が最優先課題として「医師の確保に邁進する」と解決への努力を訴えた肥後正弘氏が13207票を獲得し、
 「国はいずれ地方交付税に手を突っ込んでくる。市町村は生き残るか、行き詰まるかに2極化する。将来に責任を持てる新生小林市の礎を築く」と訴え8662票を獲得した小斉平敏文氏、
 『医師不足と赤字の市立病院の経営陣、市幹部に民間の人材を登用し、改革にその経営感覚を生かす』と民間による人材活用を訴えると共に、農作物を生産するだけではなく、加工、販売、観光と一体化して全国に売り込む「ミ-ト・イート・サイト構想」と「株式会社小林市役所構想」を訴え4509票を獲得した鮫島憲明氏 の両氏を破り初当選を決めました。
 医師の確保と一言に言っても、勤務医はどうしても都市部に偏ってしまいがちで、具体的にどう確保するのかその手法が問われそうですが、それだけに新市長に就任する肥後氏の行政手腕が問われそうです。

(18日の選挙戦)神埼市長選・現職・松本さん喜びの再選 佐賀

2010-04-28 05:01:44 | Weblog
(18日の選挙戦)神埼市長選・現職・松本さん喜びの再選 2010年04月19日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20100419-OYT8T00168.htm
 神埼市長選と同市議選は18日、投開票され、市長選は現職・松本茂幸さん(59)(無所属)が新人の元市職員・狩野常徳さん(36)(無所属=民主推薦)を破って再選を果たした。定数24に現職22人、新人5人の計27人が立候補した市議選は、19日未明にかけて新議員が次々と決まった。
 同市神埼町の松本さんの事務所では、開票が始まると支援者らが次々と集まり、開票所から随時入る連絡を緊張した表情で聞いた。当選の一報が入ると、拍手と歓声が沸き起こった。
 松本さんは、市債残高の減少や基金の積み立てなど1期目の実績をアピールするとともに、学校給食センター、野球場などのスポーツ施設の整備、企業誘致、ダムを含む城原川の治水対策を掲げて支持を広げた。
 狩野さんは、中学卒業時までの医療費無料化や国保税減税、ダムより河川改修を優先する城原川の治水対策などを訴えたが及ばなかった。

民主、市長選で連敗 2010年04月20日
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001004190003
 18日投開票された神埼市長選で、民主党が推薦した無所属新顔の狩野常徳氏(36)が無所属現職の松本茂幸氏(59)に敗れた。民主党は、1週間前の武雄市長選に続く推薦候補の落選。政権交代後、党勢拡大を狙ったが、「連敗」した。各種世論調査で鳩山内閣の支持率も続落する中、地方での足場固めは思うように進んでいない。(岩田正洋、小川直樹)
 19日午前0時すぎ、神埼市内の狩野氏の事務所。開票結果が伝えられる様子を事務所の外から、民主党国会議員の秘書ら関係者数人が見守っていた。
 4年前、松本氏に旧千代田町長の内川修治県議が無所属で挑んだ時とほぼ同じ237票差。狩野氏から民主党に推薦願が出されたのが3月15日だったことを挙げ、党県連幹事長の内川県議は「もう少し時間があれば」と語った。
 「争点が明確にならなかった」と言う。昨年9月の政権交代で、事業見直しの対象になった城原川ダム。狩野氏が建設の反対を訴えたが、松本氏は姿勢を明確にはしなかった。ある県連関係者は「争点は、挑戦する新顔がつくるもの。(指導する)スタッフを、もっと送り込めればよかった」ともらした。
 自民党の県連幹部は「確かに(現職が)負けたら痛手ではあったが、勝ったからといって(自民にとって)はずみがつくというものでもない」と冷静だ。ただ、民主党県連にとって、今月相次いだ県内自治体の首長選や議員選は党勢拡大を図る好機だった。4日、記者会見で県連副代表の大串博志・財務政務官は「参院選に向けた大事な指標」と意気込んでいた。
 そんな県連関係者を神埼市長選以上に落胆させたのが、同じ無所属新顔候補を推薦した11日の武雄市長選。当初は「神埼市より接戦になる」とみていたが、ふたを開ければ現職に4452票差の惨敗。2年前、市民病院の民営化を巡って現職と別の候補者が争った出直し市長選よりも差が広がった。
 武雄市長選の新顔候補が推薦を依頼したのは1月。県連代表の原口一博総務相ら国会議員3人が何度も現地入りし、秘書も事務所の指導に訪れるなど時間はあった。
 しかし、ある選対幹部は「(民主党の推薦効果は)何もなかった」と話した。もともと保守色の強い土地柄であることに加え、選対に派遣されたのは秘書1人だけで、実質的な応援が少なかったことが理由という。
 推薦した新顔は、病院問題で協調した自民、共産の市議が相乗りで応援。現職陣営の幹部は「(民主党には)候補者をじっくり探し、育てる努力が足りない」と指摘した。
◇佐賀県神埼市 市長選挙結果
当10280 松本茂幸=無現<2>
 10043 狩野常徳=無新[民]



 前日25日ではなく18日に行われた選挙戦で、投稿時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 神埼市(かんざきし)は、佐賀県東部に位置する2006年3月に神埼町・千代田町・脊振村とが新設合併して誕生した人口3.3万人程の市で、市長選は旧神埼町長出身で初代神埼市長に就任した現職の松本茂幸氏に対して、民主が推薦する36歳と若い狩野常徳氏が挑戦しましたが、
 「ハコモノを極力抑え、市の財政力をアップすることができた。職員削減で人件費も3億円カットした」と、初代市長としての4年間の実績を強調すると共に、城原川ダム建設の1日も早い実現をと、ダム建設推進を強調した現職の松本茂幸氏が10280票を獲得し、
 「豊かな自然や歴史遺産など、地域の宝を生かし切れていない」佐賀や福岡に近く、住環境にも恵まれている神埼から若者が流出するのは「市の情報発信が不十分だから」と現政権を批判すると共に、中学までの医療費無料化や国民健康保険の軽減など、生活に密着した政策を優先事業に掲げ、城原川ダムについては「堤防改修や平野部の排水を優先すべきだ」と強調し「ダム問題では(建設のために)国が出すデータをうのみにし、問題を長引かせた」と、ここでも従来の市政を批判し10043票を獲得した狩野常徳氏 をわずか257票の僅差で退けて なんとか再選を決めました。
 う~ん。中々の接戦でしたが、狩野氏はあと一歩及ばず。再選を決めた松本氏には、一応の信認は得たとはいえ、4年間でどれだけ市民の信認を得ることができるかが勝負になりそうですね。

恵みに感謝、国民の祝日「山の日」制定を

2010-04-27 06:08:04 | Weblog
恵みに感謝、国民の祝日「山の日」制定を 2010年4月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100426-OYT1T01226.htm
 日本人の生活と密接なかかわりを持つ山の恵みに感謝する国民の祝日として、「山の日」の制定を目指している登山愛好家らのグループ「日本山岳会」は26日、他の山岳4団体と制定協議会を発足させたと発表した。
 協議会によると、山の日は6~8月の夏山シーズンを想定。機運を盛り上げながら特定の日付を選び、2013年度までの制定を目指すという。すでにPR用のパンフレットを10万部作成し、各団体を通じて全国配布を始めた。
 「山の日」制定は、国連が「国際山岳年」と定めた02年にも各山岳団体によって提唱されたが、その後、立ち消えになった経緯がある。同協議会では「8年前に比べて環境問題は深刻化し、山を見つめ直す日を作る意義は以前より増している」としている。



 ほぉ…。今度は山の日を制定して祝日にする構想ですか…。
 まあ一働き手から見れば、祝日のない6月あたりに祝日を制定してもらえれば体が楽になりそうですし、個人的にはこの動きに興味がなくもありませんが、さてさてどうなることでしょう…。

(18日の選挙戦)福岡・嘉麻市長に松岡氏再選

2010-04-26 06:01:02 | Weblog
(18日の選挙戦)福岡・嘉麻市長に松岡氏再選 2010年4月19日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/166247
 任期満了に伴う福岡県嘉麻市長選は18日投開票され、現職の松岡賛氏(69)=無所属=が、新人で元県議の高橋義治氏(68)=無所属=と、新人で元市議の赤間幸弘氏(47)=無所属=を破り、再選。
 元校長の松岡氏は、小学校35人学級の導入など教育面での取り組みを強調し、支持を集めた。投票率は67.39%。当日有権者数は3万6759人(市選管調べ)。
★福岡県嘉麻市 市長選挙結果
当 松岡賛 無現 68 9374票
  赤間幸弘 無新 47 7815票
  高橋義治 無新 68 7250票


 前日25日ではなく18日に行われた選挙戦で、投稿時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 福岡県嘉麻市(かまし)は、福岡県筑豊地方南部に位置する2006年3月に、山田市と稲築町・碓井町・嘉穂町が合併して誕生した人口4.3万人程の市で、市長選は現職の松岡賛氏に対して、元市議の赤間幸弘氏、元県議の高橋義治氏の2新人が挑戦しましたが、
 『財政は厳しいが、教育予算は県内トップクラス。敬老祝い金を節目支給に変えるのに胸が痛んだが、4300万円が浮き、その分を子育て支援に回した。単年度収支も黒字化した。』と改革の実績を強調した現職の松岡賛氏が9374票を獲得し、
 『保育料減額拡大や中学生までの医療費無料化を実現し、少人数学級を中学生まで順次拡大したい。高齢者や障害者が安心して暮らせるようきめ細かな情報を提供する。誇りを持てる街づくりを目指す。市政を変えたい。』と市政改革を訴え7815票を獲得した赤間幸弘氏、
 『市の財政は惨たんたる状況。道路を整備し、企業誘致のため工業団地を造る。市長・特別職の給料を見直す。市長の退職金は半分にする。国や県とのパイプを生かしてお金をもってくる。市のために命がけで頑張る。』と訴え7250票を獲得した高橋義治氏 の両新人を破り再選を決めています。

(18日の選挙戦)飯塚市長、斉藤氏再選

2010-04-26 05:58:59 | Weblog
(18日の選挙戦)飯塚市長、斉藤氏再選 2010年04月19日 朝日
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001004190007
 飯塚市長選は18日に投開票され、現職の斉藤守史氏(61)=無所属、自民推薦=が、新顔で前市議の江口徹氏(44)=同、社民支持=を破り、再選を果たした。当日有権者数は10万6768人、投票率は53・17%。元職2人を含む3人が立候補した市議補選飯塚選挙区(被選挙数2)でも新しい顔ぶれが相次いで決まった。当日有権者数は6万3360人、投票率は52・00%だった。
 当選が決まった同日深夜、斉藤氏は同市徳前の事務所に姿を見せた。「皆さんと一緒に、未来に渡せる街を作っていくことを約束します」と2期目への抱負を語った。
★当 斉藤守史 無現 29298
   江口徹 無新 26554


 前日25日ではなく18日に行われた選挙戦で、投稿時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 飯塚市(いいづかし)は福岡県中部に位置する、2006年に旧飯塚市と頴田町・庄内町・穂波町・筑穂町が対等合併して誕生した人口13万人程の市で、市長選は現職で自民が推薦する61歳の斉藤守史氏に対して、元市議で社民が支持する44歳と若い江口徹氏が挑戦しましたが、
 約127億円の行財政改革の実績や中心市街地の活性化などを訴えると共に、地域の特色を生かしたまちづくりや企業誘致による雇用確保を公約として掲げた斉藤守史氏が29298票を獲得し、
 斉藤市政を「住民を犠牲にしての行財政改革」と批判すると共に、「企業誘致より人の誘致を」と訴え、初めて家を建てる人への補助など定住化促進や教育の充実、ゴミ袋値下げなどの生活支援を掲げ26554票を獲得した江口徹氏 を破り再選を決めました。
 う~ん。若手の江口氏は善戦したもののあと一歩及ばずといったところでしょうか…。再選を決めた斉藤氏も、ライバル候補の江口氏に多くの票が流れたことの意味を重く受け止め、次の4年間でどれだけの実績を残すことが出来るかが勝負になりそうです。

(18日の選挙戦)朝倉市長に森田氏

2010-04-26 05:54:54 | Weblog
(18日の選挙戦)朝倉市長に森田氏 2010年04月19日 朝日
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001004190008
■新顔2氏破り初当選
 朝倉市長選と市議補選(被選挙数2)が18日、投開票された。無所属新顔による三つどもえの戦いとなった市長選は、前県議の森田俊介氏(57)が、前市議の実藤輝夫氏(62)と前副市長の井上隆昭氏(63)を破り、初当選した。当日有権者数は4万7371人、投票率は65・78%だった。
 県議をはじめ議員生活27年の森田氏は「議員生活の集大成として、地域に対する恩返しの時。地方分権や地域主権が叫ばれるなか、朝倉の新しい形をつくりたい」と訴えて立候補した。
 親と子と孫が一緒に暮らすまちを大きなテーマに掲げ、最初に手がける施策として就学前児童の医療費の無料化と小学6年生までの一部助成を打ち出した点が有権者の支持を集めた。
 基幹産業の農業では、特産の果樹を中心にしたブランド化を提唱。農業部門との連携を軸にした起業を積極的に支援することで、地域独自の振興策につながると説いた。
 実藤氏は、しがらみのない大胆な改革ができるのは自分だけと強調。「このままでは赤字再建団体になる」と行財政改革の必要性を唱え、市長給与の30%カットなどを打ち出したが、及ばなかった。
 塚本勝人市長から後継に指名された井上氏は、農林水産省官僚としての経験や国との太いパイプを強調。NHK大河ドラマの誘致など、元気なまちづくりを説いたが、支持を広げられなかった。
 無所属新顔の4人が立った市議補選も、新しい議員が決まった。
◇福岡県朝倉市 市長選挙結果
 森田俊介氏(57)=無新、前県議、初当選。前市議の実藤輝夫氏(62)=無新=、前副市長の井上隆昭氏(63)=無新=を破る。投票率は65.78%。
当12805 森田俊介=無新<1>
  9104 実藤輝夫=無新
  8826 井上隆昭=無新



 前日25日ではなく18日に行われた選挙戦で、投稿時期を逸した感もなくもないのですが、選挙結果をお送りしたいと思います。
 朝倉市(あさくらし)は、福岡県中南部に位置する2006年3月に甘木市と朝倉町・杷木町が合併して誕生した人口約5.6万人程の市で、市長選は現職の塚本勝人市長が引退を表明したため、その塚本氏が後継指名した前副市長の井上隆昭氏、前県議の森田俊介氏、前市議の実藤輝夫氏の3新人による争いとなりましたが、
 「朝倉の将来のビジョンが必要だ。古里朝倉の将来を皆さんと手をつなぎ、子供たちや、未来のための明るい朝倉の土台をつくりたい。ぜいたくでなくていい。住む人が幸せ、豊かさを実感できる地域をつくりたい」と訴えた森田俊介氏が12805票を獲得し、
 「行財政改革が争点の一番。地域振興課をつくり皆さんの意見を聞く。事業仕分けをする中で皆さんにも痛みを強いるわけで、トップに立つ人間として市長給与の30%カットを申し上げている。退職金も要りません」と訴え9104票を獲得した実藤輝夫氏、
 「今日、この場、この時から決戦が始まる。この1週間、最後の勝負を懸ける。朝倉市を新しい方向に持っていかないといかん。私に任せてください。私の思いと熱意と行動力に、ぜひともご支援とご理解をお願いしたい」と訴え8826票を獲得した井上隆昭氏 を破り見事初当選を決めました。

 う~ん。新人同士の選挙で、その中に現職市長を支えていた副市長がいれば、通常はその副市長が有利に選挙を進めそうなものですが、その副市長はまさかの最下位落選で、前県議という3人の中では市と一番縁が薄そう?にも見えなくもない森田氏が圧勝。新市長に就任する森田氏はどのような市政運営を行ってくれるのでしょうか…。

真夏に床暖房、宮崎刑務所で受刑者虐待

2010-04-26 05:51:24 | Weblog
真夏に床暖房、宮崎刑務所で受刑者虐待 2010年04月24日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100423-OYT1T01287.htm
 宮崎刑務所(宮崎市)は23日、受刑者を収容した部屋の室温を夏場なのに約38度に上げる虐待をしたうえ、隠蔽するため関係書類を偽造したとして、当時の主任矯正処遇官本村敬彦容疑者(47)ら刑務官4人を特別公務員暴行陵虐容疑などで宮崎地検に書類送検した。
 この問題では、事情聴取を受けた男性処遇部長(55)(当時)が今年3月に自殺しており、同刑務所はこの部長も被疑者死亡のまま書類送検した。
 発表によると、5人は2008年7月、50歳代の男性受刑者を所内の保護室に収容。床暖房をつけて室温を上昇させ虐待した疑い。また、「保護室動静記録表」に記された室温「38度」を、「28度」に改ざんするなどした疑い。本村容疑者らは「受刑者の態度が悪く、懲らしめるためにやった」と容疑を認めているという。




 はぁ…(滝汗 これって受刑者の虐待も勿論大問題ですが、真夏にわざわざ床暖房を使うこと自体、電気代のムダという意識はなかったのでしょうか…(呆れ
 刑務所というものは公費で運営されている以上、ムダなお金は1円でも使ってはなりませんし、彼ら刑務官の仕事は受刑者の社会的更生であって、「受刑者を懲らしめる」ことではないはず。
 中々なり手がいない仕事だけに、このような虐待も黙認されていたのでしょうが、公務員としての自覚をもっと持って欲しいものだと思います。

自宅競売、明け渡しトラブルで不動産業者を殺害

2010-04-26 05:46:53 | Weblog
自宅競売、明け渡しトラブルで不動産業者を殺害 2010年4月25日 
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100425-OYT1T00407.htm
朝日夕刊 http://www.asahi.com/national/update/0425/OSK201004250022.html
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100425/crm1004251832014-n1.htm
 岡山県警捜査1課と津山署などは25日、同県美作市岩見田、無職竹久啓介容疑者(37)を殺人の疑いで逮捕した。
 発表によると、竹久容疑者は21日午前8時30分頃、自宅隣の弟(34)宅で、同県津山市小田中、不動産仲介業有本俊夫さん(61)を工具で殴るなどして殺害した疑い。
竹久容疑者の自宅は競売にかけられて県外在住者が落札。有本さんは、落札者からの依頼で建物の明け渡し交渉をしていた。竹久容疑者は「交渉でトラブルになった」と供述しているという。
 県警は、24日に有本さんの家族から「仕事から帰ってこない」と連絡を受け、捜査。竹久容疑者から事情聴取したところ「遺体を美作市内のダムに捨てた」と供述したためダムを捜索し、25日朝、遺体を発見した。



 自宅を手放したくないという気持ちは心情的にはわからなくもありませんが、競売の段階までいくこと自体、住宅ローンをこれから先何十年に渡って払い続けることができない状態に陥っていたということでしょうし、今回の事件の被害者は落札者からの依頼で建物の明け渡し交渉を依頼された単なる代理人。
 感情的になって殺害したというところが真相なのでしょうが、被害者を殺害したところで自宅の競売がなかったことにできるわけでもないというのに、この容疑者の身勝手さには怒りが収まりませんね…。
 たとえ家を手放すことになったとしても、まだ37歳ならばいくらでも人生をやり直すことができる年齢のはずなのに、このような卑劣な犯行を犯し自らの将来を閉ざしてしまった容疑者に同情する気は更々ありませんが、巻き込まれた被害者やその遺族はたまったものではありませんし、競売というシステムそのものにも、『競売物件は怖いもの』という社会的偏見が再び広がってしまう懸念を強く感じずにはいられません。

福知山線事故から5年、JR西が追悼慰霊式

2010-04-26 05:40:55 | Weblog
福知山線事故から5年、JR西が追悼慰霊式 2010年4月26日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100425-OYT1T00268.htm
 兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客106人が犠牲になったJR福知山線脱線事故から25日で丸5年を迎えた。
 同市総合文化センターでは同日、JR西日本が主催する追悼慰霊式が営まれ、遺族や負傷者、前原誠司・国土交通相らが参列。事故が起きた午前9時18分には参列者が黙とうをささげ、犠牲者の冥福を祈った。
 追悼式で、政府代表の前原国土交通相は、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現・運輸安全委員会)の情報漏えい問題に言及し、「JR西には再発防止策を着実に実施し、信頼回復のために全力を尽くすように指示している。引き続き全力を挙げて公共交通の安全対策に取り組む」と強調。
 JR西の佐々木隆之社長は「歴代4社長が起訴された事態を真摯に受け止めている。自ら先頭に立って企業再生に取り組む」と誓った。
 一方、事故現場には早朝から、遺族や負傷者らが相次いで訪れた。事故を巡り、業務上過失致死傷罪で起訴された南谷昌二郎(68)、垣内剛(66)の両元社長、山崎正夫・前社長(66)らも姿を見せ、献花して犠牲者を悼んだ。


 

 そうですか。あの忌まわしい事故からもう5年になるんですね…。あの日、たまたま私は体調を崩していて自宅で休んでいたのですが、どこの放送局をつけても臨時中継に切り替わっていて、2両目が押し潰されるというとんでもない大事故だったことを聞き身震いが止まりませんでした(あの路線こそ使っていなかったものの、当時関西に住んでいた私にはとても他人事には思えませんでした)し、その後乗客106人及び運転手が死亡したことが発覚し、事故現場が急カーブになっていたこと。JR西日本が日勤教育なる懲罰体質に陥っていてそのことが事故の間接的原因を誘発したのではないかという疑いが広がってきたことを受け、その企業体質にも疑問と怒りが収まりませんでしたが、あれほど社会問題にもなったというのに、『今のJR西日本の職員は危機感が薄れている(できれば過去の汚点として忘れたがっている?)』と思うのは、さすがに私の邪推でしょうか…。
 この会社は、86年にも余部鉄橋事故を引き起こし、91年には信楽高原鉄道事故も引き起こしているというのに、その教訓が全くと言っても良い程生かされていないのではないかという懸念がどうしても浮かび上がってしまいますし、追悼慰霊式を単なる毎年行う儀式に終わらせずに、日常の安全運転につなげるように個々の運転手及び従業員が日々強い自覚をもって日常の職務に取り組んでくれることを願ってやみません。

「普天間」最低でも沖縄県外に…県民大会9万人

2010-04-26 05:33:58 | Weblog
「普天間」最低でも沖縄県外に…県民大会9万人 2010年4月26日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100425-OYT1T00468.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100426k0000m040001000c.html
 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設に反対し、国外・県外への移設を求める県民大会が25日午後3時、同県読谷(よみたん)村運動広場で始まった。
 県政の与野党が超党派で県内移設反対を訴える県民大会を開くのは初めて。仲井真弘多(ひろかず)知事をはじめ、県内の全41市町村の首長、首長代理が顔をそろえ、島ぐるみで鳩山政権に「最低でも県外」の公約実現を迫った。 会場には、各種団体のメンバーや家族連れがプラカードなどを手に続々と集合。目標の10万人には届かなかったが、約9万人(主催者発表)が参加した。
 主催者あいさつで、高嶺善伸・県議会議長が「鳩山総理の『最低でも県外』という約束に、県民は大きな期待を寄せている」と力を込めると、会場から大きな拍手が起きた。
 仲井真知事も「沖縄の過剰な基地負担を大幅に軽減すべきだ。普天間の固定化は絶対に許してはならない。県民に対し、(鳩山政権は)公約通りの解決、責任ある解決を示さなければならない」と訴えた。
 さらに、仲井真知事は、「私は、日米安保条約、日米同盟を支持する立場にあるが、(沖縄の現状は)応分の基地負担をはるかに超えた負担だ」と述べたが、県外・国外への移設については明確に触れなかった。
 大会では県民の総意として、「県民の生命、財産、生活環境を守る立場から、日米両政府が普天間飛行場を早期に閉鎖・返還するとともに、国外・県外へ移設するよう強く求める」との決議を採択した。

「もう限界」政府に怒りの声…沖縄県民大会 2010年4月26日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100426-OYT1T00101.htm
 沖縄県民が、鳩山首相の「公約」実行を改めて要求した。
 25日、米軍普天間飛行場の県内移設に反対して約9万人(主催者発表)が集まった同県読谷(よみたん)村(そん)の県民大会では、首長らが「鳩山首相は『最低でも県外』と言ったはずだ」と繰り返し、昨夏の衆院選で発言した通りの県外移設を強く迫った。現行計画の修正案など、次々と県内の「候補地」が挙げられる現状に、「結局、移設先は沖縄なのか」と怒りの輪が広がった。
 参加者の多くは、鳩山政権に対するイエローカード(警告)の意味を込め、黄色いはちまきやTシャツ姿。「もう限界です 沖縄だけいじめないで」「届け、県民の声」。プラカードや横断幕に思い思いの言葉を掲げ、県内のほぼすべての首長が顔をそろえた壇上を見つめた。
 沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は「閣僚によっては(普天間の)固定化ありうべしという発言も聞こえてきた。これは絶対に許してはなりません」と力強く語り、喝采(かっさい)を浴びた。高校生を代表し、県立普天間高3年の岡本かなさん(17)と志喜屋成海さん(17)も登壇。「日本のすべての人が、普天間の問題を自分の問題として考えてほしい」と呼びかけた。
 参加者からは、政府への強い不満が相次いだ。同飛行場近くの自治会顧問を務める垣花辰勇さん(75)は普天間の「固定化」を懸念。「政府は何をしているのか。もう我慢の限界だ。無策で普天間が残る今の政府のやり方は、もはや政治と呼べない。普天間がそのまま居残り、危険が続くのが一番心配だ」とまくしたてた。
 同飛行場近くの会社に勤める中城(なかぐすく)村(そん)の桃原晴樹さん(25)は「政府の人は言うことがころころ変わる。結局、移設先は沖縄なのか。鳩山さんが『最低でも県外』と言った時は本当に移るかと思ったけど、現状のまま何も変わらないのではないか」と疑問を語った。

普天間移設、迷走の末の「現行計画回帰」? 2010年04月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100425-OYT1T00197.htm
 沖縄の米軍普天間飛行場移設問題で、日米両政府が2006年に合意した米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)への現行計画が再び検討の俎上(そじょう)に載せられたことが24日、表面化した。
 鳩山政権が7か月余り否定し、迷走した末の「現行計画回帰」に対し、沖縄の反発が一層強まるのは避けられない。

◆わらにもすがる 
 「あの海が埋め立てられたら、たまったもんじゃない」
 鳩山首相は24日午後、視察先の群馬県内で、現行計画や修正案での決着の可能性を記者団に聞かれ、語気を強めて否定した。辺野古の海の埋め立てを伴う現行計画は、「自然に対する冒涜」だとまで踏み込んだ。
 だが、政府・与党内では、首相が昨年12月に現行計画の見直しを表明した後も、「最後は現行計画の受け入れか、修正しかない」(日米外交筋)との見方がくすぶり続けてきた。
 首相が公約した「5月末決着」まで残り約1か月に迫る中、現行計画への「回帰論」が浮上した背景には、政府が数か月かけて検討してきた移設案がことごとく暗礁に乗り上げ、「わらにもすがる思い」(防衛省筋)に陥った状況がある。

◆メガフロートまで
 政府関係者によると、政府内では年明け以降、沖縄県内外の約20か所について「技術的検証」を行った。自民党の橋本政権下で浮上し、予算や技術的難点の多さから消えた名護市沖合に構造物を浮かべる「メガフロート」案まで技術者を呼んで研究されたという。
 メガフロートは、空洞の金属製の箱を組み合わせた浮体構造物で、90年代、日米の沖縄施設・区域特別行動委員会(SACO)などが実用化を検討した。最大の理由は、構造物が撤去可能なうえ、海の生態系への影響が少ないとのふれこみで、沖縄県民の理解を得やすいとの思惑からだった。今回の再浮上も同じ理由だ。
 だが、シュワブ沖は波が荒く、防波堤が必要で、「工費は1兆円を超える」(防衛省筋)との見積もりもある。総工費約4000億円とも言われる現行計画を「金がかかりすぎる」と否定してきた政府の主張とは大きくかけ離れる。

◆「政権のメンツ」
 首相や関係閣僚の言動からは、現行計画の修正について十分な調整を行った痕跡はうかがえない。
 23日、ルース駐日米大使に直接、現行計画の大筋を受け入れる意向があると伝えたとされる岡田外相は、昨年末から現行計画容認派に転じており、首相と十分すり合わせたのかどうかを疑問視する向きもある。北沢防衛相は徳之島へのヘリ部隊移設に前向きだったが、反対論が強まる中、「現行計画支持」に宗旨替えしたの見方もある。防衛相は24日、長野市内での記者会見で、「(現行計画の)どこまでが修正かというのがある。中身をしっかり聞かなきゃね」と述べ、政府内で詳細が検討されていない様子をうかがわせた。
 仮に日本側が現行計画に戻る決断をしたとしても、残り1か月で、米側と修正を終えるのは困難だ。さらに、米側が条件の一つとしている「沖縄の同意」を再び取り戻すのは、今や不可能となっている。米側が外相の提案を「第一歩」と見ている、と米紙ワシントン・ポストが伝えているのはそのせいだとみられる。
 何より、これまで現行計画を否定し、混乱を増幅してきた首相の政治責任は、今後厳しく問われることになる。「どんな理屈をつけて現行案に戻ると言うのか。政権のメンツはぐちゃぐちゃだ。今まで何してたんだということになる」。政府高官は24日、つぶやいた。





 一連の米軍基地移設問題で、徳之島に移設反対派1万5000人が集まりましたが、前日の沖縄本島でも、国外・県外への移設を求めて9万人が集まったようです。
 ただこの問題。アメリカから見れば、『別に日本だけ守っているわけではない 台湾やインド洋での安全保障を維持する上でも、物理的に沖縄本島から遠く離れた場所への移設などできるはずがない』というのが正に本音でしょうし、ただ正面きって悪者になることは避けたいから 一応は、時の政権に判断を委ねている(ように見せかけている)ことには留意すべきではないかと思います。
 現政権もようやくその当たり前の現実に気がついたのか、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部への現行計画を再び検討し始めているようですが、まるでそのことを先読みしたかのような9万人に及ぶ反対集会…。
 沖縄県民の願いを頭から否定するつもりは毛頭ありませんし、鳩山氏のいうように痛みを分かち合うことが安全保障上も問題がないのならば、基地を分散させることも検討の余地があると思いますが、今回ばかりは自国だけの問題ではないだけに、日本の側の都合と希望だけでは決めることは限りなく困難だと個人的には思うのですが、鳩山政権はあと1カ月ちょっとでどうこの問題を解決するつもりなんでしょうね…