加バリアント、コンタクトレンズのボシュロムを87億ドルで買収へ 2013年05月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE94Q01Z20130527
カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズは27日、コンタクトレンズなどを手掛けるボシュロムを投資会社ウォーバーグ・ピンカスから現金87億ドルで買収することに合意したと発表した。
バリアントによると、買収は債券発行と15─20億ドル相当の新株発行によって賄われる予定で、買収額の内約45億ドルはウォーバーグ率いる投資家グループに支払われ、残りの約42億ドルはボシュロムの借入金の返済に使われる。
この買収によってバリアントは眼病用医薬品、コンタクトレンズ、レンズケア商品、眼科手術用機器を強化し、目の健康に関する分野で世界のトップに立つことになる。
同社は2014年末までに買収によって8億ドル以上の年間コスト削減が達成できると予想している
カナダのバリアント、米ボシュロム買収で合意-約8800億円で 2013年05月27日 ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MNH46L6S972801.html
カナダ最大の製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル は、コンタクトレンズメーカーの米ボシュロムを現金約87億ドル(約8800億円)で買収することに合意した。
両社の27日の発表資料によると、買収金額にはバリアントがボシュロムの債務返済に充てる42億ドルが含まれる。2007年のレバレッジド・バイアウト(LBO)で米投資会社ウォーバーグ・ピンカスに買収されたボシュロムは100億ドル以上での身売りに向けた努力が行き詰った後、今年3月に新規株式公開(IPO)を申請していた。事情に詳しい複数の関係者が当時明らかにした。
現在のバリアントが10年に前身の米社とカナダのバイオベールの合併で誕生した以降に公表した15件の買収では、今回のボシュロム買収が最大規模。バリアントのマイク・ピアソン最高経営責任者(CEO)は27日の電話インタビューで、同社は報告不要の小型案件を含めると年間約25件の買収を行っており、ボシュロム買収手続きを進めながら他の案件に取り組む可能性を排除しないと述べた。
バリアントは買収資金を手当てするため新株発行を通じて約15億-20億ドルを調達するほか、ゴールドマン・サックス・グループからの負債による資金調達を確保している。
トロント株式市場でバリアントの株価は前週末比10%高の95.85カナダ・ドルと、1987年以来の高値で終了。同社の米国上場株は5月24日に13%高の84.47米ドルと、94年以来の高値を付けていた。
カナダのバリアント・ファーマシューティカルズと言えば、2年前の2011年03月末にもバイオ医薬品会社の米セファロンに対して57億ドルの非友好的買収を目論むも、セファロンはバリアントが提示した1株当たり73ドルの買収案に対して価格が低過ぎると拒否。イスラエルのテバ ・ファーマスーティカル・インダストリーズに68億ドル(約5538億円)でさらわれてしまい(テバも独禁法違反に抵触しないようにジェネリック医薬品3剤を他社に売却)大型買収案件を取り損ねた企業ですが、今度はボシュロムに食指ですか…。
ボシュロムと言えば、以前から経営難が噂されるもここにきてまさかの87億ドルの買収。う~ん。これだけの金額を払ってまで投資する価値はありますかねぇ…(滝汗
コンタクトレンズメーカーとしてはそこそこの知名度とシェアがあるものの、同業他社でもっと小粒で知名度もそこそこなメーカーは複数あるでしょうし、ボシュロムの場合 本業のコンタクトレンズ以外の関連部門はそれ程強くない。
ロシュ傘下に加わった中外製薬のような、買収金額に見合うウィンウィンな相乗効果が期待できるか? と言われれば正直クビを傾げるM&A案件だと思いますが、さて思惑通りの買収効果を得られるのでしょうか…。
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE94Q01Z20130527
カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズは27日、コンタクトレンズなどを手掛けるボシュロムを投資会社ウォーバーグ・ピンカスから現金87億ドルで買収することに合意したと発表した。
バリアントによると、買収は債券発行と15─20億ドル相当の新株発行によって賄われる予定で、買収額の内約45億ドルはウォーバーグ率いる投資家グループに支払われ、残りの約42億ドルはボシュロムの借入金の返済に使われる。
この買収によってバリアントは眼病用医薬品、コンタクトレンズ、レンズケア商品、眼科手術用機器を強化し、目の健康に関する分野で世界のトップに立つことになる。
同社は2014年末までに買収によって8億ドル以上の年間コスト削減が達成できると予想している
カナダのバリアント、米ボシュロム買収で合意-約8800億円で 2013年05月27日 ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MNH46L6S972801.html
カナダ最大の製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル は、コンタクトレンズメーカーの米ボシュロムを現金約87億ドル(約8800億円)で買収することに合意した。
両社の27日の発表資料によると、買収金額にはバリアントがボシュロムの債務返済に充てる42億ドルが含まれる。2007年のレバレッジド・バイアウト(LBO)で米投資会社ウォーバーグ・ピンカスに買収されたボシュロムは100億ドル以上での身売りに向けた努力が行き詰った後、今年3月に新規株式公開(IPO)を申請していた。事情に詳しい複数の関係者が当時明らかにした。
現在のバリアントが10年に前身の米社とカナダのバイオベールの合併で誕生した以降に公表した15件の買収では、今回のボシュロム買収が最大規模。バリアントのマイク・ピアソン最高経営責任者(CEO)は27日の電話インタビューで、同社は報告不要の小型案件を含めると年間約25件の買収を行っており、ボシュロム買収手続きを進めながら他の案件に取り組む可能性を排除しないと述べた。
バリアントは買収資金を手当てするため新株発行を通じて約15億-20億ドルを調達するほか、ゴールドマン・サックス・グループからの負債による資金調達を確保している。
トロント株式市場でバリアントの株価は前週末比10%高の95.85カナダ・ドルと、1987年以来の高値で終了。同社の米国上場株は5月24日に13%高の84.47米ドルと、94年以来の高値を付けていた。
カナダのバリアント・ファーマシューティカルズと言えば、2年前の2011年03月末にもバイオ医薬品会社の米セファロンに対して57億ドルの非友好的買収を目論むも、セファロンはバリアントが提示した1株当たり73ドルの買収案に対して価格が低過ぎると拒否。イスラエルのテバ ・ファーマスーティカル・インダストリーズに68億ドル(約5538億円)でさらわれてしまい(テバも独禁法違反に抵触しないようにジェネリック医薬品3剤を他社に売却)大型買収案件を取り損ねた企業ですが、今度はボシュロムに食指ですか…。
ボシュロムと言えば、以前から経営難が噂されるもここにきてまさかの87億ドルの買収。う~ん。これだけの金額を払ってまで投資する価値はありますかねぇ…(滝汗
コンタクトレンズメーカーとしてはそこそこの知名度とシェアがあるものの、同業他社でもっと小粒で知名度もそこそこなメーカーは複数あるでしょうし、ボシュロムの場合 本業のコンタクトレンズ以外の関連部門はそれ程強くない。
ロシュ傘下に加わった中外製薬のような、買収金額に見合うウィンウィンな相乗効果が期待できるか? と言われれば正直クビを傾げるM&A案件だと思いますが、さて思惑通りの買収効果を得られるのでしょうか…。