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カナダ製薬最大手のバリアントがコンタクトレンズのボシュロムを87億ドルで買収合意

2013-05-28 10:00:51 | Weblog
加バリアント、コンタクトレンズのボシュロムを87億ドルで買収へ 2013年05月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE94Q01Z20130527
 カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズは27日、コンタクトレンズなどを手掛けるボシュロムを投資会社ウォーバーグ・ピンカスから現金87億ドルで買収することに合意したと発表した。
 バリアントによると、買収は債券発行と15─20億ドル相当の新株発行によって賄われる予定で、買収額の内約45億ドルはウォーバーグ率いる投資家グループに支払われ、残りの約42億ドルはボシュロムの借入金の返済に使われる。
 この買収によってバリアントは眼病用医薬品、コンタクトレンズ、レンズケア商品、眼科手術用機器を強化し、目の健康に関する分野で世界のトップに立つことになる。
 同社は2014年末までに買収によって8億ドル以上の年間コスト削減が達成できると予想している

カナダのバリアント、米ボシュロム買収で合意-約8800億円で  2013年05月27日 ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MNH46L6S972801.html
 カナダ最大の製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル は、コンタクトレンズメーカーの米ボシュロムを現金約87億ドル(約8800億円)で買収することに合意した。
 両社の27日の発表資料によると、買収金額にはバリアントがボシュロムの債務返済に充てる42億ドルが含まれる。2007年のレバレッジド・バイアウト(LBO)で米投資会社ウォーバーグ・ピンカスに買収されたボシュロムは100億ドル以上での身売りに向けた努力が行き詰った後、今年3月に新規株式公開(IPO)を申請していた。事情に詳しい複数の関係者が当時明らかにした。
 現在のバリアントが10年に前身の米社とカナダのバイオベールの合併で誕生した以降に公表した15件の買収では、今回のボシュロム買収が最大規模。バリアントのマイク・ピアソン最高経営責任者(CEO)は27日の電話インタビューで、同社は報告不要の小型案件を含めると年間約25件の買収を行っており、ボシュロム買収手続きを進めながら他の案件に取り組む可能性を排除しないと述べた。
 バリアントは買収資金を手当てするため新株発行を通じて約15億-20億ドルを調達するほか、ゴールドマン・サックス・グループからの負債による資金調達を確保している。
 トロント株式市場でバリアントの株価は前週末比10%高の95.85カナダ・ドルと、1987年以来の高値で終了。同社の米国上場株は5月24日に13%高の84.47米ドルと、94年以来の高値を付けていた。



 カナダのバリアント・ファーマシューティカルズと言えば、2年前の2011年03月末にもバイオ医薬品会社の米セファロンに対して57億ドルの非友好的買収を目論むも、セファロンはバリアントが提示した1株当たり73ドルの買収案に対して価格が低過ぎると拒否。イスラエルのテバ ・ファーマスーティカル・インダストリーズに68億ドル(約5538億円)でさらわれてしまい(テバも独禁法違反に抵触しないようにジェネリック医薬品3剤を他社に売却)大型買収案件を取り損ねた企業ですが、今度はボシュロムに食指ですか…。
 ボシュロムと言えば、以前から経営難が噂されるもここにきてまさかの87億ドルの買収。う~ん。これだけの金額を払ってまで投資する価値はありますかねぇ…(滝汗
 コンタクトレンズメーカーとしてはそこそこの知名度とシェアがあるものの、同業他社でもっと小粒で知名度もそこそこなメーカーは複数あるでしょうし、ボシュロムの場合 本業のコンタクトレンズ以外の関連部門はそれ程強くない。
 ロシュ傘下に加わった中外製薬のような、買収金額に見合うウィンウィンな相乗効果が期待できるか? と言われれば正直クビを傾げるM&A案件だと思いますが、さて思惑通りの買収効果を得られるのでしょうか…。

高知 土佐清水市長選は泥谷氏が現職ら破り初当選

2013-05-27 08:43:58 | Weblog
土佐清水市長 泥谷さん初V 2013年5月27日 読売
 土佐清水市長選は26日投開票され、新人の元市職員・泥谷(ひじや)光信さん(54)(無所属)が、新人の元市議・田中千盛さん(64)(無所属=自民推薦)、3選を目指した現職の杉村章生さん(76)(無所属)を破り、初当選を決めた。市政の継続か刷新かが注目され、有権者は「変革」を掲げた新人を選んだ。当日有権者数は1万3356人、投票率は過去最低の77・86%(前回79・07%)。
 同市幸町の事務所に当選確実の連絡が入ると、泥谷さんは詰めかけた支持者らとがっちり握手。万歳三唱し、「市民の先頭に立って、農業・漁業で暮らせる仕組みを作り、活気を取り戻す」と抱負を述べた。
 3人の中で最も若く、選挙戦でも「若さと行動力」をアピール。知名度不足を挽回するため、立候補を表明した1月以降、市内50地区を歩いてミニ集会を重ね、地元選出の県議と市議の支援を受け票を固めた。
 泥谷さんは「特産のサバやソウダガツオの販路拡大に力を入れ、漁業を再生させる。南海トラフ巨大地震対策では、専門に担当する部署を創設し、避難路や避難場所の整備を加速させる」と語った。
 泥谷さんは高知高校卒。1982年に市役所入りし、第3セクター役員や産業振興課長などを務めた。
 田中さんは、自民党の推薦を受けて「国とのパイプ」をアピール。職員削減などによる行財政改革を公約に掲げ、高齢者の福祉サービスの拡充を主張したが、及ばなかった。
 杉村さんは「高台の造成を進め、学校や保育所などの移転を決めた」と実績を強調。市内全体を周遊バスで結ぶ観光振興策を訴えたが、高齢批判をかわせなかった。
★高知県土佐清水市 市長選挙結果
当 5069 泥谷光信 無新
  3125 田中千盛 無新
  2099 杉村章生 無現



 高知県土佐清水市は、県の南西部に位置する足摺岬のある場所として有名な人口約1.5万人の市で、市長選は現職で3選を目指す76歳の杉村章生氏に対して、元市職員で54歳の泥谷光信氏、元市議で64歳の田中千盛氏が挑みましたが、
 地震対策については「専門の課を創設して職員を増やし、高台移転を加速させる」と主張。さらに「魚の加工品の開発、販売を支援し、新たな雇用をつくる。活力ある土佐清水にしていく」と訴えた泥谷光信氏が5069票を獲得して
 「市政は市民のためにある。市職員削減などの行政改革を進め、高齢者の福祉サービスを充実させる」と訴え3125票を獲得した田中千盛氏
 「(地震対策として)小学校の耐震化や高台移転を進める必要があり、ここで辞めるわけにはいかない」と意欲を表明。観光政策では「市内全域を活性化させるため、周遊バスの導入を進める」と訴え2099票を獲得した現職杉村章生氏 を破り初当選を決めました。

 う~ん。現職が新人に敗れることはそれ程珍しくありませんが、三つ巴の戦いでまさかの最下位しかも2倍半の大差をつけられての敗退ですか…(汗
 この敗れた杉村章生氏は1997年~2001年と4年前の2009年6月に当時現職だった西村伸一郎氏を僅差で破って4年間の合計8年を務めた方のようですが、市民としてはもういいよ とばかり若い泥谷光信氏に市制を託した形になったのかもしれませんね。
 自民も4年後の次の選挙選では対抗候補を擁立してくるでしょうし、初当選を決めた泥谷光信氏は最初の1期4年からどれだけの実績を打ち出すことができるかが問われそうですね。

愛知 西尾市長選は現職榊原康正氏が再選

2013-05-27 08:36:35 | Weblog
榊原氏が再選 西尾市長選 2013年5月27日 中日
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013052790001309.html
 愛知県西尾市長選は26日、投開票され、無所属現職の榊原康正氏(73)が、いずれも無所属新人で元一色町長の都築譲氏(62)、元市議長の黒柳和義氏(65)、僧侶の結城道哉氏(56)の3人を破って再選を果たした。投票率は71・10%だった。
 2011年の旧幡豆郡3町との合併後では初めての市長選で、合併を進めた榊原氏は4年間の実績を強調。市内全域で支援組織を充実させ、支持基盤の労組票に加えて保守系市議候補者の支援も得て安定した戦いを繰り広げ、変革を訴えた新人3人を下した。
 市議選(定数30)も同時に行われた。
★愛知県西尾市 市長選挙結果
当 34173 榊原康正 無現<2>
  29826 都築譲  無新 
  20992 黒柳和義 無新 
  5354 結城道哉 無新 


 愛知県西尾市は県の中南部に位置する2011年4月に一色町・吉良町・幡豆町を編入した人口約16.6万人の市で、市長選は現職で73歳の榊原康正氏に対して、元一色町長で62歳の都築譲氏、元市議長で65歳の黒柳和義氏、僧侶で56歳の結城道哉氏 の3新人が挑戦しましたが、
 「念願だった合併が実現できた。大きな可能性を秘めた市になったが、今後の4年間が街の礎づくりをする大切な時」と述べ、巨大地震に犠牲者を一人も出さない街づくりや、福祉の充実、医師の確保、観光の拠点施設の整備などの政策を力説。「皆さんと力を合わせ、愚直に、地道に、徹底的にこの街を良くしていきます」と述べた榊原康正氏が34173票を獲得して
 「誰にも公平、親切、正確、的確な対応ができるようにする」とし、住民が主役の市政の実現や、堤防や家屋の耐震化促進など生命と生活を大切にする政策の実施、将来的な長期ビジョンの策定との公約の3本柱を説明。改革、協力、工夫、建設的、交流の頭文字を取って「これからの西尾には『かきくけこ』が必要だ」などと住民主役の市政実現を訴え29826票を獲得した都築譲氏
 「昔から水を治めないと、国を治められないと言われている。海岸堤防で水を治めているから安定する。津波対策として堤防に手を加えなければならない」と、強じんな海岸堤防計画の推進を強調すると共に「食料問題にしっかり取り組み、農業を繁栄させる」などと語り、さらに子育て支援のため、幼稚園や保育園の給食費の無料化などを公約に掲げて20992票を獲得した黒柳和義氏
 教育委員長時代に1食分の給食費を市教委がすぐ答えられなかった例を指摘して、「私のように政治の素人だからこそ、市民の目で分かりやすい言葉で行政を伝え、変えていきたい」と主張。市民税の5%減税や介護・健康保険料の4年間据え置き、小中学校の給食費無料化を訴え5354票を獲得した結城道哉氏 の3新人を破り再選を決めました。

 ん。最下位だった結城氏はともかく他の2新人、とりわけ都築譲氏は現職榊原康正氏にあと一歩及ばなかったといったところでしょうか。
 再選を決めた現職は年齢的にも次の出馬は微妙なところでしょうし、次の4年間でどれだけの実績を打ち出すことができるか、無事後継者を育てることができるのかが問われることになりそうですね。

千葉 八千代市長選は秋葉就一氏が自民・公明推薦新人を破り初当選

2013-05-27 08:27:39 | Weblog
八千代市長は秋葉氏  2013年5月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20130527-OYT8T00004.htm
 八千代市長選は26日、投開票が行われ、無所属で前市議の秋葉就一氏(44)が、いずれも無所属で、前県議の服部友則氏(55)(自民、公明推薦)と飲食店経営の杉山智基(本名・杉山智)氏(54)の新人2人を破り、初当選を果たした。投票率は41・84%(前回47・91%)だった。当日有権者数は14万8820人。
 同市の秋葉氏の事務所では、当選確実の一報に、拍手と歓声が湧き起こった。秋葉氏は「大きな政党、組織がなく最後まで走り抜けた結果で、市民の勝利といえる。気を引き締めて頑張っていく」とあいさつした。
 市議の実績や若さをアピールし、みんなの党や共産党の市議らが支援した。参院選出馬のために辞職した豊田俊郎前市長が進め、選挙戦の争点になった新川周辺地区都市再生整備計画を批判。同計画で、新たな橋を造る事業を「すぐそばに別の橋があり、無駄。中止させたい」と明確に反対し、教育や子育て支援を拡大させるとの主張が、幅広い層に浸透した。また市長給与の3割削減を公約に掲げ、市政の転換を明確に訴えた。
 服部氏は、県議や市議を務めた実績をもとに、東葉高速鉄道の運賃値下げやいじめ撲滅を主張。国会議員や県議、豊田氏らの支援を受けたが、及ばなかった。
 杉山氏は、情報公開の徹底や行財政改革を掲げ、「八千代の再生」を主張したが、知名度不足が響いた。
★千葉県八千代市 市長選挙結果
当 秋葉就一 22126
  服部友則 20954
  杉山智基 18582


 千葉県八千代市は、県北西部に位置する人口約18.9万人の市で、市長選は2010年12月19日に行われた前回選挙選で西田ゆずる氏他2名との接戦を制して再選を決めた現職の豊田俊郎市長の参議院議員選挙出馬による辞職のため、44歳で元八千代市議会議員秋葉就一氏、レストラン経営で54歳の杉山さとき氏、元千葉県議会議員で学習塾経営の55歳で自民・公明が推薦する服部友則氏による3新人の争いとなりましたが、
 市議4期の経験を振り返り「市民と向き合い、政治を変えようと活動してきた」とアピール。教育、福祉、子育て支援の充実を訴え、「皆さんと力を合わせ、住み続けたいと思える八千代市を実現したい」と決意を表明した秋葉就一氏が22126票を獲得して
 「暮らし満足度日本一の千葉県でナンバーワンを目指す。細かい施策を打ちたい。市長としてまちづくりの先頭に立たせてほしい」と訴え20954票を獲得した服部友則氏、
 「新川再生計画に税金がつぎ込まれ、市民サービスがカットされた。市民の声が反映されない市は衰退する。八千代再生の風は吹き始めている。力を貸してほしい」と訴え18582票を獲得した杉山智基氏 との3新人の争いを制して初当選を決めました。

 う~ん。立候補した3名に票が分散して見事なまでに最後までわからない接戦だったと思うのですが、市民は現職が指名した後継者ではなく若い市議を選択。
 杉山智基氏も自営業故の知名度不足をよく挽回して中々善戦したと思うのですが、新しく市長に就任するしかも大きな後ろ盾のない秋葉就一氏はどう市制の舵取りを行っていくのか要注目ですね。

千葉市長選は現職熊谷俊人氏が圧倒的大差で再選

2013-05-27 08:21:45 | Weblog
市民党掲げ幅広い支持 千葉市長選・熊谷氏再選 2013年5月27日 東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20130527/CK2013052702000133.html
 二十六日投開票された千葉市長選は、無所属現職の熊谷俊人氏(35)が、無所属の新人二氏との争いを制し、再選を果たした。特定党派に偏らない「市民党」を掲げて幅広い支持を固め、選挙戦では終始安定した戦いぶりをみせた。当日有権者数は七十五万四千四百九十九人。投票率は31・35%で、前回43・50%から12・15ポイント下回った。
 選挙事務所には早々に当選確実の報が伝わった。支持者の拍手の中、笑顔で姿を見せた熊谷氏は「党派を超えて多くの人が一丸となった結果」と述べ、花束を受け取って全員で万歳三唱。二期目に向け「未来に輝き、選ばれる千葉市にしたい」と抱負を語った。
 熊谷氏は二〇〇九年の前回市長選で、政権交代を目前にした当時の民主党の全面支援を受け、自民、公明両党の推薦候補らを退けて初当選した。今回は、初当選の原動力となった民主党に勢いはなく、熊谷氏も政党推薦を受けず、「市民党」を押し出した。公明党が支援に回るなど、一期四年のかじ取りは一定評価を受けた格好だ。最大会派の自民党が、自主投票に回ったことも再選の追い風となった。
 共産党地区役員黒須康代氏(51)=共産推薦、元市議今村敏昭氏(56)は、現職の壁を破れず、涙をのんだ。

熊谷氏、盤石の再選…千葉市長選 2013年5月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20130527-OYT8T00002.htm
 現市政の継続の是非が問われた千葉市長選は26日に投開票が行われ、現職の熊谷俊人氏(35)が、共産党県中部地区副委員長の黒須康代氏(51)(無所属=共産党推薦)と前市議の今村敏昭氏(56)(無所属)の新人2人を下し、再選を果たした。熊谷氏は今回、「市民党」を掲げ、自主投票となった自民党やみんなの党の国会議員なども応援に駆け付けるなど、幅広い支持層に浸透した。海辺の活用や市民が参加した街づくりなどの公約を実現できるかどうか、今後の市政運営が注目される。
 千葉市中央区の熊谷氏の事務所では、午後8時過ぎに当選確実の知らせが伝わると、支援者から大きな拍手と歓声が湧き起こった。
 熊谷氏は「改革の続行について信頼いただいたことに感謝したい」などとあいさつ。「次の4年間もしっかりと取り組み、首都圏で存在感のある、選ばれる千葉市にしていきたい」と決意を述べた。
 熊谷氏は4年前、前市長が収賄容疑で逮捕された出直し選挙で初当選。最年少の政令市長として高い知名度があり、大胆な事業の見直しで市債残高を減少に転じさせるなどの実績を上げてきた。
 前回は民主党の推薦で自民党や公明党が推薦する候補者らと争う構図だったが、今回は特定の党からの推薦を受けずに、幅広い支持を呼びかけた。民主党県連や公明党市議団など多くの市議会会派が支持を打ち出し、自主投票とした自民党やみんなの党からも国会議員が出陣式に駆け付けるなど、盤石の態勢を築いた。
 公約では、市役所の窓口業務の全面的な見直しや、子ども医療費(通院分)の補助を小学3年から6年まで拡大することなどを掲げた。

◇投票率31・35%
 千葉市長選の投票率は31・35%で、前回(43・50%)を12・15ポイント下回った。当日有権者数は75万4499人だった。
 前回は、汚職事件で現職が辞職したことに伴う出直し市長選で市民の関心が高かったが、今回は明確な争点がなかったことが関心の低さにつながったようだ。



千葉市長選:自民、苦肉の自主投票 民主支持の現職、公明支援 2013年05月13日 毎日
http://mainichi.jp/select/news/20130513mog00m010006000c.html
 安倍政権の高い支持率にもかかわらず、自民党は12日に告示された千葉市長選(26日投開票)に自主投票で臨む。公明党市議団が2009年に民主党推薦で初当選した現職の熊谷俊人氏(35)の支援を決定。参院選前のつまずきを避けたい自民党本部が県連の公認候補擁立を認めなかった。中央と異なる構図の選挙戦に有権者からは「争点が見えない」と不満の声も出ている。
 熊谷氏は民主党の推薦を受けて初当選し、全国最年少市長(当時)となった。今回は民主党県連の「支持」を得る一方、議会対策で公明党の政策を受け入れ、最大会派の自民党に対抗姿勢を示した。
 一方、自民党県連は3月中旬に市議会議長(39)の公認を申請したが、党本部は厳しい選挙戦を予想したうえ「公明党に説明がつかない」と拒否。県連内部からも「出馬しても首相や幹事長級は応援に来ないのではないか」と声が上がった。告示3日前に自主投票を決めたが「政令市長選で候補を擁立しないのは国政与党の責任放棄だ」と不満もくすぶる。
 分かりにくい構図に、自民党支持の無職男性(66)は「自民が候補者を立てれば争点が広がったかもしれない」と不満そうに語った。支持政党がないという介護職員の女性(58)は「政党は政権を取るのが目標なだけ」と突き放した。
 千葉市長選には、共産党県役員の黒須康代氏(51)、元市議の今村敏昭氏(56)の無所属新人2人も立候補した。

★千葉県千葉市 市長選挙結果
当  175126 熊谷俊人 無現
   30087 黒須康代 無新〈共〉
   27639 今村敏昭 無新


 千葉市長選は現職で再選を目指す35歳の熊谷俊人氏に、元市議で56歳の今村敏昭氏、共産党県役員で51歳の黒須康代氏の2新人が挑むも、
「税金を1円でも大事に使い、市民の声を吸い上げていく全国のモデルになるまちづくりを今後も市民と一緒に進めていきたい」と訴えた熊谷俊人氏が17万5126票を獲得して
 「高齢者や障害者、1人親家庭の子どもへの福祉施策が次から次へと削られた」と現職を批判。「無用な大型開発を見直し、財政再建を進めながら福祉財源を確保すると訴え30087票を獲得した黒須康代氏、
 「多額の借金を返すには、予算を削るだけでは足らない。企業、新規事業誘致で雇用を拡大し、税収増を目指す」と訴え27639票を獲得した今村敏昭氏 の両氏に大差をつけて危なげなく再選を決めました。

 この市長選。2月の時点では自民は当初市議会議長で39歳と若い小川智之氏を対抗馬として立候補させることで接戦になりそうだ…という噂も出ていたのですが、その話はお流れになり、結局自民は自主投票に。
 この時点で大方勝負は見えていたと思います。

欧州株、全面安で始まる 日本株急落が波及

2013-05-23 20:36:00 | Weblog
欧州株、全面安で始まる 日本株急落が波及 2013年5月23日 日経夕刊
 23日の欧州株式市場は全面安で始まった。ドイツのDAX指数は一時前日比236.97ポイント(2.8%)安の8293.92まで下落。フランスのCAC40は同108.68ポイント(2.7%)安の3942.43まで下げた。市場では「中国の製造業の景況感悪化や日本株急落を受け、利益確定の機会をうかがっていた投資家の売りが膨らんでいる」(欧州系証券トレーダー)との声があった。
 為替の円安一服を受け、日経平均先物6月物は夜間取引で一段と下げ幅を拡大する場面があった。「マクロ系のヘッジファンドによる株売り・円買いの動きがあった」(前出のトレーダー)という。日経平均先物6月物は下値メドとされた25日移動平均(1万4270円近辺)を一時割り込み、1万4000円を下回る場面があった。その後は1万4400円近辺に戻している。



 今この原稿を書いている時点で、英FTSE100は1.75%安、独DAX30は2.34%安、仏CAC40は2.06%安。
 前日は米国とは対象的に、米金融緩和継続期待でプラス圏で終了していたことを割り引いても、日本株の大幅下落の影響が出ているようですね。
 さて終値ベースではどの程度の調整で落ち着くでしょうか…。

お産の事故補償、年200億円余剰 妊産婦ら返還請求へ

2013-05-20 21:32:39 | Weblog
お産の事故補償、年200億円余剰 妊産婦ら返還請求へ 2013年5月20日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0519/TKY201305190116.html
 出産の際の事故で重い脳性まひになった赤ちゃんの家族に補償金を払う「産科医療補償制度」で、妊婦が支払う掛け金(保険料)が年間に約200億円余っている。巨額の余剰は不当として、28の産科医療機関と妊産婦ら約1050人が22日、掛け金の一部返還を求め、国民生活センター紛争解決委員会に申し立てを行う。
 産科医療補償制度は2009年1月以降生まれの赤ちゃんを対象に始まった。公益財団法人の日本医療機能評価機構が運営し、保険会社6社が実務を担う。お産で脳性まひになった赤ちゃんが一定条件を満たせば、計3千万円が支払われる。
 医療機関が機構経由で保険会社に胎児1人につき保険料3万円を払う。医療機関はその分を妊婦に請求しており、実質的に妊婦が支払っている。09年に支払われた保険料は約315億円。補償金が支払われる赤ちゃんは09年生まれで約200人の見込みで、事務費を差し引いても、保険料総額の3分の2にあたる約200億円が余る見通し。


 うん? 妊婦側が産婦人科経由で胎児1人あたり保険料3万円を徴収されていて、予定よりも事故補償にかかる保険料支払いが少ないから、その分を返せという言い分なのでしょうが、そもそもこの産科医療補償制度導入を前提に、それまで1児38万円だった出産育児一時金が平成21年10月からは42万円まで引き上げられた(http://www.mhlw.go.jp/topics/2009/03/tp0327-1.html)という経緯がありますし、この言い分はさすがに無理があるでしょうね。
*産科医療補償制度に加入をしていない分娩機関で出産した場合、及び産科医療補償制度に加入する分娩機関の医学的管理下における在胎周数22週以降に達した日以後の出産でない場合の支給額は、35万円から39万円に引き上げ。

 生命保険会社がこれまで発売していなかった新分野商品を発売する時も事故発生率を保守的に見積もり多少割高に保険料を設定することは社会的に許容されていますし、もし今後も財源が余剰し続けるならば、むしろ不幸にして障害を持って産まれてきた子が成人するまでに支援するための基金として活用する方がまだ心情的にも納得が得られるのではないでしょうか。

サイバー「護身術」を磨け、ヤフーID流出 リスク管理の要諦

2013-05-20 10:01:37 | Weblog
サイバー「護身術」を磨け、ヤフーID流出 リスク管理の要諦 執筆者 ラック 専務理事 西本逸郎 2013年5月20日 日経
 今年になって頻発しているインターネットサービスのID不正流出で、国内最大級の事件が発生した。ヤフーは17日夜、「ヤフー!ジャパン」が不正アクセスを受け、最大で2200万件のIDが流出した可能性があることを明らかにした。同社が管理する約2億件のIDの10分の1強にあたる規模で、ヤフーIDをもっている人の中には該当者も多いだろう。では、被害に遭った可能性のある人はいま何を心配して、今後何に気をつければいいのか。また、ITを利用しているすべての企業でリスク管理徹底するために講じるべき対策とは何なのか。サイバー時代の「護身術」についてセキュリティー専門家の立場から解説する。

■データが巨大化する中で把握が難しくなるID
 ヤフーでは4月にも管理サーバーへの不正アクセスを検知したと発表している。そのときは約127万件のユーザー名、暗号化したパスワード、登録メールアドレスなどの情報が抽出の被害を受けたものの、外部へ流出する前に阻止したということだった。今回は被害を受けたのがIDのみでパスワードなどの重要な情報は含んでいない。だが、2200万件にも及ぶ膨大な情報が被害に遭っており、さらに外部に持ち出した可能性についても否定できない点が前回とは異なる。
 仮にIDが平均10文字だったとすると、2200万件で220メガバイト程度のデータ量となる。これは、最近のデジタル写真に換算してみると50枚程度にすぎない。もし圧縮していたら、さらにコンパクトになって恐らく10メガバイト程度だろう。こうなると、写真データ、わずか2枚程度になってしまう。この点がデジタルデータの管理が難しくなっている理由の一つである。
 写真や映像といった大きなデータを扱うことが増える中で、テキスト形式のIDやパスワード、個人情報や文章などは、データ量ではごく小さな存在になりつつある。様々な大量のデータがインターネットとの間でやり取りする中に、IDのデータが含まれているかを特定することが難しい。もし暗号化をしていると、もはやどんなデータが転送されたのかを解析することも不可能だ。
 犯人が実行した内容を知りたければ、パソコンやネットワーク上の様々な痕跡を特別な技術で詳細に調査し洗い出していかなければならない。「フォレンジック」と呼ぶこの作業は、非常に大きな労力を要する。しかも、一般的には犯人が巧妙に痕跡を消していたり、犯行から時間が経過し犯行現場が日常業務により荒らされて痕跡を見つけられないことも多々ある。
 恐らく、ヤフーも短時間の間に相当な調査を行ったはずだ。だが、被害の確定を優先しているはずであり、原因分析、他の関連被害、犯行手口の解析はまだ時間がかかるものと推測する。

■利用者はフィッシングなどによる二次被害に注意
 今回の事件でまず気をつけるべき具体的な脅威は、流出したIDをもとに、事件そのものの対策を装った標的型メールやメッセージを送ってくるというものだ。例えば、「あなたのIDが被害に遭った可能性があるので、こちらにアクセスして情報を確認してください」というメールを送って不正サイトに誘導し、つられてアクセスした人が入力したパスワードなどの重要情報を盗むフィッシングである。
 今回のように有名になった事件や身近な事件に関連する詐欺まがいのメールは、引っかかりやすいので、普段から気をつけておこう。自分のIDが流出した可能性があるかは、ヤフーが用意したサイトで確認できる。
 ただ、そこで、自分が流出対象だった場合も、特に何かをする必要性があるとは考えにくい。流出したIDで実際にメールを盗み読みをされたり、オークションを勝手に使用されるなどの成り済ましの被害に遭ったりことは、まずはないからだ。犯人に渡った可能性がある情報はIDのみで、こうした悪用に必要なパスワードなどは含まれていない。
 とはいえ、流出した可能性があるとすれば、そのままにしておくのも気持ちが悪い。そのときに実行する内容としては、以下のようなものが考えられる。

●IDを削除して別のIDを取り直す。ただし、ポイントや過去の評価を含め、古いIDから新しいIDには情報を引き継げないため、まったく新しいIDとなってしまう。
●特に使用してないならば、この機会に削除する。
●簡単なパスワードを設定しているならば複雑な推測しづらいものに変更する。
 ヤフーでは自分自身のログイン履歴の閲覧ができる。このため、今回に限らず不審ななりすましの痕跡がないかなどを適時チェックする習慣を身に付けていきたい。

■サイト側は事故が起こることを前提に対応力を強化
 今回のような攻撃は、ヤフーだけが意識すべき問題ではない。多くの企業で被害を受けているとされるスパイ的な活動さえ、いまだに気づいていないところがまだまだ多いと推測する。そうした企業が、こういった事件で何を学ばなくてはならないのかを考えてみたい。
 ヤフーが発表した内容では「IDを管理しているサーバーに外部からの不正アクセスがあったことが判明」とあるので、外部から何らかの方法で侵入を許したと考えられる。また、「4月2日に発生した不正アクセスを受けて監視体制を強化していたところ、不審なログインを検知」あるいは「実施した対策の中で、関連するアカウントの認証の再設定を社内で徹底させることができていなかったことに起因している」ともある。このことから恐らく、犯人はヤフー内で使っている何らかの管理者アカウントでログインし、今回の不正行為を実行したのではないかと推測される。

 管理者が想定外の行動を取った場合、皆さんの会社ではそれに気づくことができるだろうかを、想像してみてほしい。うまく気付いたとして、そこから何が起きたのかなど調査するとして、どの程度を把握できるだろうか。
 犯人は外部なのか内部なのかもわかっていない段階で、誰がそのことを調査するのだろう。ヤフーの場合、不審なログインを16日夜に発見したとしている。それからほぼ24時間で事実確認や被害範囲を調査して、17日夜には今回の発表をしている。一般向けのサービス提供者としては、非常に迅速である。
 最近のサイバーセキュリティーで重要なことは、このような「事故前提社会の対応力強化」である。これは、内閣官房情報セキュリティセンターが09年2月に発表した第二次情報セキュリティ基本計画での重要メッセージだ。今回の事件も原因は不明だが、不審なログインを見つけるとすぐに調査に入って対応を実施している。
 「そうならない」ための予防策はもちろん重要だが100%の策は存在しない。最悪なのは、完全に予防していると勘違いしたせいで不正アクセスに気づかずに対応が後手に回ることだ。被害を拡大させるだけではなく、組織としての対応を誤り、例えば利用者などからの信頼をなくして会社の事業に多大な損害を与えてしまう恐れがある。

■セキュリティーの観点からは「閲覧」の管理こそが重要
 情報セキュリティー対策の重要事項に「職責の分離」と「最少権限の付与」がある。これは例えば、経理担当と購買担当で人を分けたうえで、お互いの役割で必要なことだけをそれぞれができるように権限を設定する、ということである。逆に言うと、必要のない人に必要のない権限は与えないようにするのが基本だ。だが、最少権限の付与は、いうは易くだが実際に実行するのはなかなか難しい。特に様々な管理者に付与する権限で重要なものから制限をしていくことが一歩となるだろう。
 今回のヤフーのケースでは、誰が利用者IDの管理責任者だったのだろう。情報システム部門ではないはずだ。そして、今回の不正アクセスで、2200万件のIDを抽出(つまりは閲覧)するという行為は、悪用されたアカウントでの役割に応じた権限であったのかどうかが問題である。
 情報セキュリティーで考慮する「機密性」で重要なことは「閲覧」権限の管理である。「閲覧」と「書き込み」では、「書き込み」の方が大事で、より慎重な管理が必要と勘違いしている人が多い。業務目線とセキュリティー目線では優先度が変わるのが大原則で、「閲覧」権限にこそ気をつけなければいけない。
 「大量閲覧」が可能なアカウントは特に厳重に記録を取り監視する。恐らくヤフーはそうした監視をしていたと推測する。職責分離の関係で、閲覧できる人とデータの持ち出しが可能な人を分離することも考慮していいだろう。具体的な方法は、企業ごとに業務のやり方や文化が異なるため、それぞれに合った適切なやり方を見つけていただきたい。

 整理すると、大半の組織で考慮すべき点は以下のようになる。恐らくこれまでも取り組んでいるだろうが、この機会に再度確認したい。
●情報システムやデータへの特別な権限の行使状況は把握できるか。
●特別な権限行使状況から不審な行動を見つけることができるか。
●特別な権限を行使するにあたっての認可やアクセス制御は適切か。
●特別な権限の行使ルールは守れているか。また、そのルールは実態に合っているか。
●セキュリティー責任者は情報システム部門と兼務になっていないか。
 今回の事件は、単なるIDという一般的に外部にも知られている情報の流出の可能性ということで大事に至ったわけではない。だが、ヤフーという日本を代表する情報技術を駆使している会社で短期間に再度発生してしまったことは大変残念である。他のサイトだけでなく、一般の企業も人ごととは思わずに、我が社は大丈夫かということを、事故前提の観点で見直したい。



 ん…。確かにヤフージャパンのログイン履歴を見れば、アクセス元などを根拠に不正アクセスされていないかどうかの確認はできるのですが、根本的に問題なのは、ヤフージャパンのHPから「もっと安心ガイド」の画面に辿りつくまでがわかりにくいこと甚だしく、多くの人は面倒臭くなってパスワードの再設定を断念する可能性があることなんですよね。

 ちなみにトップページの一番下の方に「Yahoo! JAPANからのお知らせ 当社サーバへの不正なアクセスについて」という項目があり、その中に「もっと安心ガイド」へのリンクがあり、そのリンクを辿ってようやくページに辿りつけるのですが、そのパスワード再設定も、最近は不正アクセスが増えたことによる対策なのか、従来は英文字だけでよかったものが、英数字併用必須になっているケースもあるなど、利便性という意味では逆行している一面も時折見られます。
 クレジットカードの利用実績のある方などは念のためパスワードの変更も検討した方がいいと思いますが、単に掲示板の利用やニュース閲覧のみに使っている方は判断が難しいところですね。

静岡 伊東市長に佃氏3選

2013-05-20 08:55:29 | Weblog
静岡 伊東市長に佃氏3選 2013年5月20日 静岡
http://www.at-s.com/news/detail/618051580.html
 任期満了に伴う伊東市長選は19日、投票が行われた。即日開票の結果、現職の佃弘巳氏(66)=無所属、自民県連・公明県本部推薦=が新人で元JTB社員の佐藤裕氏(52)=同、みんな・日本維新県総支部・民主6区総支部推薦=を退け、3選を果たした。投票率は55・06%で前回選を9・13ポイント下回った。
 佃氏は市内の主要団体から幅広く支持を取り付け、組織戦を展開した。保守層の支持基盤に加え、2期8年の実績が評価され、無党派層からも一定の票を得た。
 佐藤氏は地域経済が疲弊する現状を背景に佃市政への批判票を集めたが、わずかに及ばなかった。
 佃氏は19日午後10時ごろ当選確実の一報を受け、同市広野の事務所で支援者と喜び合った。「官民が一体となりきめ細やかな福祉行政を進めていく」と3期目の抱負を語った。
★静岡県伊東市市長選挙結果
当 17072票 佃弘巳 66歳 無現
  16202票 佐藤裕 52歳 無新

 
 静岡県伊東市は、県東部の伊豆半島最東端に位置する人口7万人弱の市で、市長選は現職で3期目を目指す自民・公明が推薦する66歳の佃弘巳氏に旅行会社勤務で民主・みんな・維新が推薦する52歳の佐藤裕氏が挑みましたが、
 現職としての2期8年の実績を前面に出し、伊豆半島ジオパーク発信事業の推進などを公約に掲げた佃弘巳氏が17072票を獲得して
 旅行会社勤務の経験を生かして観光と農林水産業の協働による産業の育成などを訴え16202票を獲得した佐藤裕氏 を870票の僅差で振り切ってかろうじて3選を決める形になりました。
 片や知名度の高い現職。片や観光貸切バス会社常務も千葉県浦安市在住の余所者ということで、もう少し差が開くのではないかと推測していたのですが、維新の会の推薦を受けたことも影響したのか予想外の接戦。何とか逃げ切る形となった佃弘巳氏は次の4年間でどれだけの実績を残すことができるか厳しく問われることになりそうですね。


静岡 島田市長に新人染谷氏 女性、県内2人目

2013-05-20 08:50:00 | Weblog
静岡 島田市長に新人染谷氏 女性、県内2人目 2013年5月20日 静岡
http://www.at-s.com/news/detail/618051588.html
 任期満了に伴う島田市長選、市議選(定数20)は19日、投開票が行われ、即日開票の結果、市長選は無所属の新人染谷絹代氏(58)が3選を狙った 無所属の現職桜井勝郎氏(69)を退け、初当選を果たした。県内2人目の女性市長となる。25人が争った市議選も新人6人を含む20人全員の顔触れが決 まった。
 市長選の投票率は70・80%で前回選を1・84ポイント下回った。市議選は70・79%で前回選より1・85ポイント低かった。
 染谷氏は「変えよう!島田」を旗印に草の根活動から始めた。準備期間の長さを生かして小まめに各地を歩き、“反市長派勢力”を結集した。変革のムード作り に成功し、無党派層も取り込んだ。桜井氏は震災がれき受け入れなどの実績や市民病院の早期移転を強調した。市政継続の重要性を訴えたが一歩及ばなかった。
 市議選は公明現職の冨沢保宏氏(57)が組織票をまとめてトップ当選。維新新人の青山真虎氏(35)が2位当選と健闘し、維新に初議席をもたらした。29歳の横田川真人氏、36歳の杉野直樹氏も初当選した。新人2人と現職3人が涙をのみ、共産が1議席を減らした。
★静岡県島田市 市長選挙結果
当 31722票 染谷絹代 58歳 無新
  25213票 桜井勝郎 69歳 無現

開かれた形で市政
 午後11時すぎ、「当確」が報じられると島田市中河町の染谷絹代氏の事務所は喜びの声と拍手で沸き返った。水色のスーツで登場した染谷氏は事務所を包む「染谷コール」に満面の笑みで応えた。「市政を預かり大きな責任を感じている。議論の中で選択と決断をし、開かれた形でまちを引っ張っていきたい」と誓った。

島田市長略歴
 染谷絹代氏(そめや・きぬよ)福島県出身。県男女共同参画センター理事などを歴任し、2003年から12年まで島田市教育委員。実践女子大中退、放送大卒。2女1男の母親。夫臣道さんは静岡大名誉教授。船木。



 静岡県島田市は、県中部に位置する2005年5月に旧島田市と金谷町が新設合併、08年4月には川根町を編入した人口約9.8万人の市で、市長選は現職で3選を目指す69歳の桜井勝郎氏に前市教育委員長で58歳の染谷絹代氏が挑みましたが、
 教育改革に取り組んでいく方針や「クリーンな市政」の実現などを訴えた染谷絹代氏が31722票を獲得して
 震災がれきの受け入れなど大型事業に参加してきた国とのパイプや2期8年の実績を強調して25213票を獲得した現職桜井勝郎氏 を破り見事初当選を決めました。
 島田市の現職敗戦はやや意外感があったので、少し気になって調べてみると、2011年12月14日に、東北関東以外の自治体では被災がれき受け入れを初めて表明したものの、桜井勝郎前市長は2001年の市長初当選前までは、産業廃棄物収集運搬業・産業廃棄物処分業(破砕・圧縮)・一般廃棄物収集運搬業・一般廃棄物処分業などを行う桜井資源株式会社の代表取締役と島田鉄工協同組合副理事長を務めていたことから、この一連の関連を嫌気して反桜井・染谷氏支持に回る票も少なくなかったのではないかと思いますが、新市長に就任する染谷絹代氏は市民の期待に応える市制運営を行うことができるのでしょうか。

大阪・松原市長澤井さん再選  投票率過去最低34・55%

2013-05-20 08:19:29 | Weblog
大阪・松原市長澤井さん再選  投票率過去最低34・55% 2013年05月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130519-OYT8T01041.htm
 現職と新人の一騎打ちとなった松原市長選は19日投開票され、現職の澤井宏文氏(42)(無所属=自民、民主、公明推薦)が、新人の松原民主商工会専務理事・梅木佳章氏(62)(同=共産推薦)を破り、再選を果たした。澤井氏は「市民の期待に応え、まちづくりの責任を果たしたい」と力を込めた。投票率は34・55%で、2009年の前回選(41・98%)を7・43ポイント下回り、01年に記録した過去最低(41・60%)を更新した。当日有権者数は9万9060人。
 澤井氏は当選の知らせを受け、午後10時、同市天美東の事務所に姿を現し、支持者らと万歳を繰り返した。2期目について、「健康で安全安心なまちにするための仕組みづくりを進めたい」と抱負を述べた。
 選挙戦では、1期目の公約だった中学校給食を昨春実現したことなど実績を強調。保育所の定員を増やすことで年度途中でも預けられる「待機児童通年ゼロ」などを掲げた。
 澤井氏は同市出身で、摂南大経営情報学部卒。外食チェーン会社員から、衆院議員秘書、市議などを経て、2009年の前回選で初当選し、歴代最年少の松原市長に就任。2期目の任期は6月17日から4年間。
 梅木氏は「子どもやお年寄りに優しい市政にしたい」と、休日夜間診療所の開設などを主張したが、支持が広がらなかった。

◆都構想争点を両候補掲げず
 過去最低の投票率となった松原市長選。市民の関心が盛り上がらなかったのはなぜなのか。
 2月に同じ河内地域の柏原市で公認候補を当選させた大阪維新の会は今回、候補者の公認や推薦をせず、選挙戦は4年前の前回選と同じ顔ぶれの一騎打ちとなった。維新が掲げる大阪都構想実現の前提となる大都市地域特別区設置法では、大阪市に隣接する松原市も対象となるが、選挙戦では両候補とも都構想を争点としなかった。
 再選された澤井氏は、4年前の初当選時に維新設立前の橋下知事(当時)の応援を受け、今回は、同市などを選挙区とする維新の浦野靖人衆院議員が出陣式に駆け付けた。一方で、自民、民主、公明各党が推薦し、自民党府連会長の竹本直一衆院議員らが応援のマイクを握った。澤井氏の陣営幹部は「政党によって都構想に対する主張は違い、配慮がいる。取り上げて荒立てることはない」と漏らす。
 澤井氏はこれまで市議会で、都構想を巡り、「基礎自治体としての役割を見据え、適切な対応に努める」と述べている。わかりやすい説明で市民の関心を高めながら、将来に向けたまちづくりを進めることが求められる。
★大阪府松原市市長選挙結果
当 さわい宏文 無 22395
  梅木佳章 無 11316


 大阪府松原市は、南河内地域に位置する人口約12.2万人の市で、市長選は現職で再選を目指す42歳の澤井宏文氏に松原民主商工会専務理事で62歳の梅木佳章氏が挑む4年前と同じ顔合わせとなりましたが、
 昨春の中学校給食導入など1期目の実績をアピールし、民間病院との連携強化で地域医療の充実を図ったと実績をアピールすると共に年度途中でも保育所に入所できるように、定員を増やす。「市民との約束を守り、健康で安心安全なまちづくりを進めるために、2期目の市政運営にあたらせてほしい」と語った現職澤井宏文氏が22395票を獲得して、
 前回選直前の09年3月に市立松原病院が閉院されており、夜間休日診療所開設の必要性を強調。介護保険料の減免制度充実や、市長給与の3割カットも進めると述べると共に「前回選当時よりも、市内の医療を巡る環境は厳しい。市民と力を合わせ、子どもや高齢者に優しく、住みよい松原にしたい」と述べ11316票を獲得した梅木佳章氏 にほぼダブルスコアの大差をつけて危なげなく再選を決めました。
 前回の市長選では23066票VS18277票の中々の接戦だったものの、現職は支持票をほぼキープ。一方の梅木佳章氏の方は選挙への関心も薄く8000票近く獲得票数を失う形になりましたが、肝心の大阪都構想についてはあえて地雷を踏む必要性も薄かった沢井氏はともかく、梅木氏も他の問題を争点にして、なぜか強く踏み込まなかったようで…。梅木氏がもしこの都構想問題などにも強く踏み込んで現職批判を展開していたらこれだけ大差がついたのだろうか…などと考えなくもありません。

川口市長選、岡村氏5選 4期16年の実績評価  埼玉

2013-05-20 08:16:13 | Weblog
川口市長選、岡村氏5選 4期16年の実績評価 2013年05月20日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news05/19/16.html
 任期満了に伴う川口市長選は19日投開票され、現職で無所属の岡村幸四郎氏(60)=自民、公明、連合埼玉推薦=が、市民団体代表で無所属新人の峯理美子氏(63)=共産推薦=の挑戦を退け、連続5選を果たした。
 昨年末の衆院選での圧勝を受け、自民優勢の余勢を駆った格好となった市長選で、歴史を誇る「川口自民党」の力を見せつけた。
 当日有権者数は45万1121人(男22万9707人、女22万1414人)、投票者数は13万1618人(男6万4764人、女6万6854人)で、投票率は29・18%(男28・19%、女30・19%)と過去最低を更新した。
 当日有権者数は45万1121人(男22万9707人、女22万1414人)、投票者数は13万1618人(男6万4764人、女6万6854人)で、投票率は29・18%(男28・19%、女30・19%)と過去最低を更新した。

◇埼玉県川口市 市長選挙結果
当 104773 岡村幸四郎 60無現(自民、公明、連合埼玉推薦)
  24902 峯理美子 63 無新(共産推薦)


 埼玉県川口市は県南東部に位置する2011年10月に(人口6万人規模の)鳩ヶ谷市を編入合併した人口約56.3万人の県内でさいたま市に次いで人口の多い市で、市長選は1997年から4期16年現職を務め5選を目指す自民・公明が推薦する岡村幸四郎氏に、共産党が推薦する63歳の峯りみこ氏が挑みましたが
 保育所の待機児童問題について「保育需要を勘案しながら計画的に進めてきたが、今後さらに待機児童の解消を図る」今後大幅な増加が見込まれる「要介護認定者」対策では「(特養など施設への)待機者の状況を踏まえ、在宅サービスとのバランスを考慮する」と述べた岡村幸四郎氏が10万4773票を獲得して、
 同質問に対して「市には保育の実施義務がある。認可保育所の増設を進め、待機児童ゼロを目指す」「施設整備への市の補助金のあり方などを踏まえ、市民参加で計画を議論すると述べ24902票を獲得した峯りみこ氏に4倍以上の大差をつけて危なげなく一蹴。5選を決めています。

さいたま市長に清水氏 自公推薦新人ら破り再選

2013-05-20 08:12:35 | Weblog
さいたま市長に清水氏 自公推薦新人ら破り再選 2013年05月20日 埼玉
 任期満了に伴うさいたま市長選は19日投開票され、現職の清水勇人氏(51)が、自民党県連幹事長で元県議の長沼威氏(63)=自民、公明推薦=ら新人3人を振り切って再選を果たした。
 1期4年の実績を強調し、“市民党”を掲げて戦った清水市政の継続を有権者は選択。自民、公明党本部が参院選の前哨戦として党を挙げて強力に支援した長沼氏が敗れたことで、2カ月後に迫る参院選の戦略にも影響を与えそうだ。
 投票率は37・98%で、前回を4・80ポイント下回った。

◇埼玉県さいたま市 市長選挙結果
当 171876 清水勇人 51 無現
  118362 長沼威 63 無新(自民、公明推薦)
  53513 吉田一郎 49 無新
  24834 大石豊 53 無新(共産推薦)



 さいたま市は、2001年5月に浦和・大宮・与野の3市が合併して発足、2005年4月には岩槻市を編入した人口約132.7万人の政令指定都市・県都で、市長選は特定政党の支援を受けない「市民党」を掲げ(前回は民主党県連の支援あり)現職で再選を目指す51歳の清水勇人氏に、前自民県議で自民・公明が推薦する63歳の長沼威(たけし)氏、元岩槻市議で共産が推薦する53歳の大石豊氏、元市議で49歳の吉田一郎氏による4人の争いとなりましたが、

 市が目指す将来像として「選ばれる都市」を掲げると共に市長として約800カ所の現場訪問をした実績を強調。政党色を排して「市民の力の結集による成長」を呼びかけた現職の清水勇人氏が17万1876票を獲得して
 政権との太いパイプで「さいたまを取り戻す」と強調すると共にまた「3本の矢」として子育て・教育の充実、経済活況の実感、スポーツの街の復活を重点政策に掲げて自民・公明の推薦も受けるも11万8362票の獲得に留まった長沼威氏、
 地下鉄7号線の岩槻延伸に明確に反対を表明すると共に予算配分の偏りを防止するため、「地域の税収は地域で使う」と訴え5万3513票を獲得した吉田一郎氏
 清水市政を「開発優先で、福祉や医療は政令市で最低クラス」と批判。保育所の待機児童解消や医療態勢の充実などを訴え2万4834票を獲得した大石豊氏 の3新人を破り再選を決めました。

 昨晩の段階で清水氏の再選確実の報道は出ていたものの、前回は民主党県連の支援を受けていたことからその反動も心配された清水氏ですが、終わってみれば反清水票も3新人候補に分散される形になったのか自民・公明が推す候補に予想以上の大差をつけて再選を決める形になったでしょうか…。
 清水氏は次の4年間でどのような市制の舵取りを行ってくれるか注目される形になりそうですね。

カロリーオフ飲料、慢心生む? 糖尿病リスク1.7倍

2013-05-19 13:38:04 | Weblog
カロリーオフ飲料、慢心生む? 糖尿病リスク1.7倍 2013年5月13日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/tech_science/update/0513/OSK201305130005.html
 減量などのためにカロリーを抑えた炭酸飲料を週に1本以上飲む中年男性は、めったに飲まない人に比べ、2型糖尿病を発症するリスクが7割高いとする研究論文を金沢医大などのチームがまとめ、欧州の栄養専門誌に発表した。「カロリーオフ」飲料を飲むことで慢心を生み、逆に食べ過ぎてしまう可能性もあるようだ。
 研究チームは2003年、富山県の工場で働く2037人の男性(平均46・2歳)にダイエット用炭酸飲料を飲む量などを尋ね、毎年の健康診断で追跡調査した。10年までに170人が生活習慣が主な原因とされる2型糖尿病を発症。肥満度や家族の糖尿病歴、運動習慣など糖尿病にかかわる他の要因の影響を取りのぞくように計算すると、1週間に1本以上飲む人の発症リスクは、ほとんど飲まない人の1・7倍と明確な差がついた。

週1本でも糖尿病リスク ダイエット飲料で食欲増? 2013年5月18日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130518/bdy13051816200004-n1.htm
 カロリーを抑えたダイエット用の清涼飲料や炭酸飲料を週に1本(約250ミリリットル)以上飲む中年男性は、ほとんど飲まない人に比べ、2型糖尿病を発症する危険性が1・7倍になるとの研究成果を桜井勝金沢医科大准教授(公衆衛生学)らが18日までにまとめ、欧州の専門誌に発表した。
 富山県の金属製造工場に勤務する35~55歳の男性2037人を対象に、ノンカロリーをうたった果汁飲料や炭酸を飲む頻度や量を毎年の健康診断で尋ね、2003年から追跡調査した。10年までに、170人が肥満や運動不足などが原因で起きる2型糖尿病になった。
 桜井准教授によると、清涼飲料に含まれる人工甘味料が甘いものへの食欲を増進させている可能性がある。肥満度の高い人が、そうした飲み物を好む傾向があるとも考えられるという。


 うん? カロリーオフと言っても、100ml当り20kcal以下の飲料なら「低,ひかえめ,小,ライト,ダイエット」と表示する事ができますし、カロリーゼロも100ml当り5kcal未満ならカロリーゼロを謳うことが可能(つまり500ミリリットルのペットボトルなら25Kcal未満までカロリーゼロと表示できるという意味)なのですが、この事実は案外知られていないようですし、カロリーオフやカロリーゼロという生産者のセールストークに、予想以上に多くの方が油断していることを裏付けていますね。
 コカ・コーラは100ml当り45kcalですから、調子にのって2倍以上飲んでいれば同程度の糖分を摂取する計算になりますし、日頃からペットボトルを愛用する人は、(夏場の建築現場など糖分摂取が不可欠な職場は話が別ですが)糖分の入っていないお茶やミネラルウォーターを買う癖を付けるなど健康管理には十分気をつけて欲しいと思います。

宍粟市長に新人福元氏 三つどもえ制す 元市教育部長

2013-05-13 08:29:47 | Weblog
宍粟市長に新人福元氏 三つどもえ制す 元市教育部長 2013年05月13日 神戸
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201305/0005983305.shtml
 任期満了に伴う宍粟市長選は12日、投開票され、新人で元同市教育部長の福元晶三氏(59)=無所属=が、再選を目指した現職の田路(とうじ)勝(かつ)氏(70)と、元県議で新人の高嶋利憲氏(60)を破り、初当選した。投票率は77・86%で、前回を3・35ポイント下回った。
 人口減少や産業振興などが課題となる中、市政運営の手法や地域活性化策などが争点となった。
 福元氏は、現市政に政策の決断力や推進力が欠けていると批判。医療体制の充実など「スピード感ある市政運営を実現する」と訴え、地元の同市山崎町を中心に支持を広げた。
 田路氏は、災害対応や観光施策など4年間の実績を強調し「宍粟をさらに発展させる」と主張、高嶋氏は合併後の市役所に一体感がないとして行財政改革を訴えたが、いずれも及ばなかった。
 定数18を19人が争った同市議選も同日、投開票され、新しい顔ぶれが決まった。
★兵庫県宍粟市 市長選挙結果
当 11856 福元晶三(59)無新
  9388 田路勝(70)無現
  4807 高嶋利憲(60)無新



 兵庫県宍粟市(しそうし)は、県中西部に位置する2005年4月に宍粟郡の4町(山崎町、一宮町、波賀町、千種町)が合併して誕生した人口約3.9万人の市で、
 市長選は8年前の前々回選挙選で当時の現職に僅差で敗れ4年前の前回市長選ではその当時の現職白谷敏明氏を大差で破る雪辱を果たした現職で再選を目指す70歳の田路(とうじ)勝氏、元市職員で59歳の福元晶三氏、8年前にも出馬するも三つ巴の戦いで8861票の獲得に留まり元現市長にやや引き離された元県議で60歳の高嶋利憲氏による争いとなりましたが、
 「スピード感あふれ躍動する宍粟市へ」をキャッチコピーに行政運営効率化や教育環境整備、若年層定住促進、地域医療再生などを政策目標に掲げた福元晶三氏が11856票を獲得して
 「安心・安全の町づくりを進める。揖保川、千種川の源流として自然を守る環境都市を目指し、観光にも結びつける」と訴え、自然を生かした町づくりを強調すると共に、1期4年の実績を強調して9388票を獲得した現職田路勝氏 を破り初当選。
 播磨道の早期完成や雇用創出を政策課題に挙げると共に、市役所組織の改革の必要性を強調し「情報公開し、無駄遣いをせず、皆さんの目線の役所を作る。市職員にノルマを課し、成果をチェックする体制を作っていく」と訴えた高嶋利憲氏の獲得票は4807票と8年前の55%弱となり完全に過去の人扱い。
 またもや市長が代わることになりました。

 市民は将来展望を明確に示さない現職に愛想を尽かして、現実味のありそうな政策目標を掲示した福元晶三氏に未来を託しましたが、福元氏はどのような市制運営を行ってくれるのでしょうか…。
 この地域でも昭和25年には6万人を超えた人口が昭和40年には5万人を割り込む第一次人口減少期を経た後、平成7年までは4.7~5万人を維持する安定期に入ったものの、その後は再び過疎が止まらなくなり、今は4万人を割り込み住民の高齢化も進行して、都市部の人が移り住みたくなるような目を引く経済産業も少ない。
 どう住み続け易いマチを作り上げていくのか、課題は決してラクではないでしょうし、それだけに市長の責任は重大です。