ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

日産、系列部品大手売却へ カルソニック全株1千億円

2016-05-24 05:19:06 | Weblog
日産、系列部品大手売却へ カルソニック全株1千億円 2016年5月24日 共同
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/economics/1107504.html
  カルソニックカンセイならデンソー同様、新卒学生でも詳しい事業内容までは知らなくても名前くらいは聞いたことがあるでしょうし、いまだにまさか? という思いの方が強いのですが、日産に限らず自動車部品会社の系列の解体が進んできているとはいえ、全株の売却まで来るとは予想していませんでしたし、三菱自動車に出資してカルソニックカンセイの株式を全て手放すのには個人的にはどうしても納得がいかないのですが、株式市場はどう判断するのでしょうか。
 新車の開発も自動車会社だけで全て行えるものでもないでしょうし、全く資本をいれずにこれまでのビジネス取引の積み重ねだけで今後も良好で緊密な関係を継続し切れるのか。
 これは大きな(個人的にはリスクに見合わない)賭けだと思います。

サントリー、例外なき選択と集中 ファーストキッチン売却

2016-05-23 20:16:27 | Weblog
サントリー、例外なき選択と集中 ファーストキッチン売却  2016年5月23日 日経夕刊
 
 サントリーはサブウェイに続いてファーストキッチンも売却しようとしているのですね…(吃驚
 古くは森永LOVEなど個性的だけどスケールメリットを生かせないファーストフード店はマクドナルドやモスバーガーに比べて購買力という意味で不利は否めないと思っていましたが、あの店の特定のメニューが大好き(私にとっては森永LOVEのシェーキがそうでした。当時は若かったから平気であれだけ冷たいものを体に流し込むこともできたんですね…苦笑)でその店に行くという方もいらっしゃるでしょうし、売却先はウェンディーズが候補に挙がっているようですが、どうなるか。
 個人的にはドーナツはミスド、ハンバーガーはマクドナルドとモスバーガ―が主流になり、食べ比べそのものが困難になり、また払う単価に対してペイする実感を感じることも少なくなってきたのですが、ファーストキッチンを受け入れるチェーンは良い意味で期待を裏切ってくれて欲しいと思います。


栃木・鹿沼市長選 佐藤氏が3選、大差で2氏を退ける

2016-05-23 05:53:02 | Weblog
栃木・鹿沼市長選 佐藤氏が3選、大差で2氏を退ける 2016年5月23日 産経
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/160522/plt16052223100010-n1.html
 任期満了に伴う栃木県鹿沼市の市長選は22日投開票され、無所属現職の佐藤信氏(69)が、無所属元職の阿部和夫氏(68)と無所属新人で元市議会議長の冨久田耕平氏(69)を大差で破って3選を果たした。投票率は54・04%(平成20年は64・03%)、当日有権者数は8万1507人だった。
 佐藤氏は、三つどもえの選挙で過半数を獲得して圧勝。「サービス競争をしていても財源は持たない」と主張し、財政健全化に引き続き努めると訴えてきた。企業誘致による雇用創出など2期8年の実績をアピール。「市民党」を掲げて幅広く支持を集めてた。自民、公明が推薦した冨久田氏や、8年ぶりの返り咲きを狙った阿部氏を寄せ付けなかった


★栃木県鹿沼市 市長選挙結果(投票率54.04%)
当 25019 佐藤信(69) 無現
  11354 冨久田耕平(69) 無新=自民、公明推薦
  7255 阿部和夫(68) 無元

 栃木県鹿沼市は、県中部の人口約9.8万人の市で、市長選は現職で2008年6月から2期8年現職を務めて3期目を目指す69歳の佐藤信氏に、2000年6月から2期8年現職を務めた元職で68歳の阿部和夫氏、元市議で自民・公明が推薦する69歳の冨久田耕平氏の3人による争いとなりましたが、
 これまでの市長任期を「財政再建や災害対応に向き合い、あっという間だった」と振り返る一方で「8年間基礎を築いてきた。次の4年間で蓄えた力を形に表すのが自分の仕事。チャレンジと位置づけたい」と続投への意欲を強調した佐藤信氏が25019票を獲得して
 市庁舎の建て替えに対して、「白紙撤回して市民と再検討する」と明言したうえで「庁舎建設より先にやるべきことがある」人口減少が続けば経済が低迷し、負の連鎖も続くことを懸念し、「このままでは若者がどんどん流出する。健やかに過ごせる地域社会ではない」 出産費用の無料化や待機児童をゼロにするなど「七つのゼロ」を公約に掲げ、「財源を確保し、確実に4年間で実行する」と支持を呼び掛けて11354票を獲得した冨久田耕平氏 
 人口10万人を割り込んだ現状を踏まえ、「このままでは寂れた街になってしまう。子や孫に住みたい、住み続けたいと思ってもらえる街を目指す」中山間地の温泉掘削や農産物のブランド化推進、預かり保育の強化などを提案。「元気なまち復活」を目指し、人口10万人定着に向け、「魅力ある鹿沼のために精いっぱい努力する」と訴え7255票を獲得した阿部和夫氏 の両氏を退けて3選を決めました。
 現職に元市長、新人と3候補が出馬する三つ巴の争いは現職の圧勝。元市長は自民・公明が推薦する新人にも及ばないという屈辱的な結果になりましたが、前回出馬しない(無投票)で何を今更…が市民の答えだったのでしょうね。

二階氏長男敗れ、現職7選…和歌山・御坊市長選

2016-05-22 21:45:52 | Weblog
二階氏長男敗れ、現職7選…和歌山・御坊市長選 2016年05月23日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20160522-OYT1T50072.html?from=ytop_main1
 和歌山県御坊市長選は22日投開票され、現職の柏木征夫氏(75)(無所属)が新人の二階俊樹氏(51)(無所属=自民、公明推薦)を破り、7選を果たした。
 同市は自民党の二階俊博総務会長(77)の地元。柏木氏は二階系の市長としてこれまで二階氏を支え、一方、俊樹氏は総務会長の長男で地元秘書を務めていたため、「二階王国」を二分する選挙として注目を集めていた。

★和歌山県御坊市 市長選挙結果
当 柏木いくお 無所属 9375
  にかい俊樹 無所属 5886


 和歌山県御坊市は、県中部の人口約2.45万人の市で、市長選は1992年から6期24年現職を務めて7期目を目指す75歳の柏木征夫氏に元代議士秘書で51歳の二階俊樹氏(二階俊博自民党総務会長の長男)が挑む保守分裂選挙になりましたが、
 にぎわいづくりや介護予防、防災、市民との協働を公約に掲げた柏木征夫氏が9375票を獲得して
 人口減少対策や雇用創出、福祉や防災を掲げて5886票を獲得した二階俊樹氏 に大差をつけて7選を決めました。
 
 柏木氏も二階俊樹氏の誘いで県職員から市長選に出て無投票で初当選した経緯があるだけに、市民もこの争いには複雑だったのではないかと思いますが、結果は現職柏木氏の圧勝。
 選挙公約に大きな争点がなく、しいて言えば多選批判に若さを訴えて自民・公明の推薦も取り付けて挑んだもののあえなく撃沈したといった様相だったように思います。

東京福生市長選 加藤氏圧勝

2016-05-16 18:01:34 | Weblog
福生市長選 加藤氏が3選果たす 投票率38・31% 2016年5月16日 東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201605/CK2016051602000161.html
 十五日投開票された福生市長選は、無所属現職の加藤育男氏(62)=自民、公明推薦=が、無所属新人の行政書士西村雅人氏(49)=共産推薦=を破って三選。二〇一二年の前回と同じ顔触れとなった一騎打ちを制した。投票率は38・31%で過去二番目に低かった。
 加藤氏の事務所には午後十時ごろ、当選確実の知らせが入った。加藤氏は「人口減少に対応するには、市の魅力を発信し、子育て世代に移り住んでもらうことが大切だ。次代の子どもたちに胸を張ってバトンを渡せるように、活気あるまちづくりをしていきたい」と抱負を語った。
 人口減少を食い止めるための若者定住化対策や、JR福生駅を中心とした市街地のにぎわいづくり、米軍横田基地で来年以降に予定される、垂直離着陸輸送機CV22オスプレイ配備への対応などが争点となった。
 加藤氏は、二期八年で力を入れてきた教育や子育て支援策をさらに充実させると強調。「住んで良かった、住み続けたいと思うまちづくりを進める」と訴え、幅広く支持を広げた。
 今回が四度目の市長選挑戦となった西村氏は、小中学校の給食無料化やオスプレイの配備反対などを主張したが、及ばなかった。
★東京都福生市 市長選挙結果長 (投票率38.31%)
当 12867 加藤育男(62)無現=自民、公明推薦
4452 西村雅人(49)無新=共産推薦


 東京都福生市は、多摩地区中部の人口約5.8万人程の市で、市長選は2期8年現職を務めて3期目を目指す自民・公明が推薦する62歳の加藤育男氏に、行政書士で共産が推薦する49歳の西村雅人氏が挑む前回と同じ顔合わせになりましたが、
 まちを動かすのは市民一人一人の声だと肝に銘じて市政を運営してきた」。教育や福祉の充実、防災対策の強化、市内産業育成などの施策を掲げて「住んでよかった、住み続けたくなる福生の実現に向けて全力投球する」と訴えた加藤育男氏が12867票を獲得して
 「政治を変えたいとの思いで出馬を決意した」。学校給食と75歳以上の医療費の無料化、国民健康保険税の1人年1万円引き下げなどの貧困対策に加え、安全保障関連法の廃止、米軍横田基地へのオスプレイ配備阻止などを訴え4452票を獲得した西村雅人氏 に大差をつけて危なげなく3選を決めました。

 基地のマチということで、横田基地に10機配備される予定のオスプレイについて西村雅人氏が一貫して反対して配備阻止にまで踏み込んだ発言を繰り返したものの、前回と同じ顔合わせで挑戦者は4回目の挑戦。
 現職の加藤育男氏が奇遇にも前回と全く同数の12867票を獲得したのに対して、西村氏は712票減らす結果に。
 支持する政党が決まっている組織票組以外の方は、いい加減この顔合わせにも飽きた…が本音でしょうね。