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山口 岩国市長選、現職・福田良彦氏が新人破り3選

2016-01-25 07:11:30 | Weblog
山口 岩国市長選、現職・福田良彦氏が新人破り3選 2016年01月25日 読売
 米軍岩国基地がある山口県岩国市の市長選は24日、投開票され、現職・福田良彦氏(45)(無=自民・公明推薦)が新人の前市議・姫野敦子氏(56)(無)を破り、3選を果たした。
 同基地では2017年頃までに、米軍厚木基地(神奈川県)からの空母艦載機の移駐が予定されている。福田氏は移駐受け入れの条件として、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設見通しが立つことや、騒音・治安対策の強化などを挙げている。


★山口県岩国市 市長選挙結果(投票率47.49%)
当 39074 福田良彦(45)無現=自民、公明推薦
  14820 姫野敦子(56)無新


 山口県岩国市は広島県と県境を接する人口約13.6万人の市で、市長選は2008年2月から2期8年現職を務めて3期目を目指す自民・公明が推薦する45歳の福田良彦氏に、元市議で看護師の56歳の姫野敦子氏が挑むも
 岩国錦帯橋空港開港や岩国医療センター開院などを2期目の成果として挙げ「始まったばかりの岩国駅舎整備と市防災センター建設も仕上げ、基地との共存も進めたい」「市の財政は健全化したが財政基盤を強化したい。まちづくりもこれからが正念場。引き続き先頭に立って岩国市の新時代をつくっていきたい」と続投を求めた福田良彦氏が39074票を獲得して
 「無投票を阻止し、福祉や子育てなどの課題を市民に問い掛けたい」と語り14820票を獲得した姫野敦子氏 に2倍半以上の圧倒的大差をつけて危なげなく3選を決めました。

 こちらも本人同士の争いというよりは、米海兵隊岩国基地(岩国市)への米空母艦載機移転に反対する複数の住民団体などが姫野氏の支援に回るなど国との代理戦争的色彩があったものの、沖縄の基地問題が飛び火してこなければ現職に任せておけというのが住民の本音なのでしょうね。



沖縄宜野湾市長選は現職再選 政府・与党「連敗」ストップ!

2016-01-25 07:07:45 | Weblog
政府・与党「連敗」止める、宜野湾市で現職再選 2016年01月25日 読売
 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の市長選は、24日投開票され、同飛行場の名護市辺野古への移設を進める政府・与党側が支援した現職の佐喜真淳氏(51)(無=自民・公明推薦)が、移設に反対する翁長雄志沖縄県知事らの支援を受けた新人の元県職員・志村恵一郎氏(63)(無)を破り、再選を果たした。
 辺野古移設を巡り「代理戦争」の構図となった選挙戦を、政府・与党側が制した。
 政府・与党は選挙結果を受け、移設を着実に進める方針だが、翁長氏が昨年10月に行った移設先の埋め立て承認取り消しを巡り、移設問題は国と県との訴訟合戦に発展しており、対立は今後も続く見通しだ。
 沖縄では2014年1月の名護市長選や同年11月の知事選など、主な選挙で辺野古移設反対派による勝利が続いてきた。政府・与党は佐喜真氏を全面支援して「連敗」を止めた。
★沖縄県宜野湾市 市長選挙結果
当 27668 佐喜真淳
  21811 志村恵一郎

 沖縄県宜野湾市は、県南部の人口約9.6万人程の市で、市長選は現職で基地移設を推進する51歳の佐喜真(さきま)淳氏と、移設反対派で翁長雄志知事が推す元県幹部で51歳の志村恵一郎氏による一騎打ちとなりましたが、現職の佐喜真淳氏が27668票を獲得して21811票を獲得した志村恵一郎氏を退けて再選。
 まあ市長選といっても現職を信任できるかというよりも、普天間基地問題を巡る国と県知事の代理戦争的要素が強すぎて、結果もそれを示したに過ぎないと思いますが国にとってはほっとしたというのが正直なところなんでしょうね。

東京 八王子市長選は現職石森氏圧勝

2016-01-25 07:02:28 | Weblog
★東京都八王子市 市長選挙結果(投票率32.60%)
当 93641 石森孝志(58)無現=自民、公明推薦
  51811 五十嵐仁(64)無新

 東京都八王子市は、多摩地区に位置する人口約57.9万人の市で、市長選は2012年1月から1期4年現職を務めて再選を目指す58歳で自民・公明が推薦する石森孝志氏と元法政大教授で64歳の五十嵐仁氏による一騎打ちとなりましたが、
 “市の顔”であるJR八王子駅とその周辺開発に力を入れたことや、昨年4月の中核市移行で都から多くの権限移譲を受けて独自のまちづくりに努めたことなどを挙げ、「前回選挙の公約は大部分を実現できた」と1期目の実績を強調するとともに「多摩地区のリーディング市にふさわしいまちづくりを進めたい。まだやらなければならないことがたくさんある」と呼びかけた石森孝志氏が93641票を獲得して
 「これまでの開発優先から、福祉・教育のまちづくりへと市政を変えていきたい」と訴え51811票を獲得した五十嵐仁氏 に大差をつけて危なげなく再選を決めています。

長野 須坂市長に三木氏4選

2016-01-18 19:32:28 | Weblog
長野 須坂市長に三木氏4選 2016年01月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/nagano/news/20160117-OYTNT50361.html
 須坂市長選は17日投開票され、現職の三木正夫氏(66)(無所属)が、新人で農業の永田栄一氏(62)(同)を破り、4選を果たした。当日有権者数は4万1640人、投票率は46・39%で、前回2012年の43・89%を2・50ポイント上回った。
 同市立町の須坂商工会議所に集まった三木氏の支援者からは、当選確実の一報が流れると大きな歓声が上がった。三木氏は「これから4年間、みなさんと須坂市づくりにまい進していきたい」と宣言した。
 選挙戦は4回連続で同じ顔合わせとなった。三木氏は3期12年の実績を背景に、市民が健康で長生きできる「健康長寿都市」の実現などを掲げ、支持を訴えた。遊説や個人演説会などでは堅実な市政運営をアピールし、幅広い支持を集めた。
 永田氏は、世界農業遺産への登録、企業や大学の誘致など市政の変革を訴えたが、及ばなかった。
 同市議補選(欠員1)も同日投票が行われ、当選者が決まった。


★長野県須坂市 市長選挙結果(投票率46.39%)
当 13915 三木正夫(66) 無現
  5060 永田栄一(62) 無新


 長野県須坂市は、県北部の人口約5万人の市で、市長選は2004年1月から3期12年現職を務めて4期目を目指す三木正夫氏に農業経営で62歳の永田栄一氏が挑むも現職の三木正夫氏が13915票を獲得して5060票を獲得した永田栄一氏にトリプルスコア近い大差をつけて圧勝。
 どうも4回連続で同じ顔合わせによる争いだったらしいのですが、選挙公約に大きな差はないと聞いていますし、それなら現職の方が有利なのは明らか。
 いい加減 同じ顔ぶれでの争いは飽きたなどといったらお叱りを受けるのかもしれませんが、挑戦するのならば現職とどう差別化できるのかを明白にしないと、公約だけで市政の変革を訴えてもあまり説得力がなく勝利以前の問題のように思います。

岐阜 中津川市長、青山氏再選 2新人に大差

2016-01-18 19:27:12 | Weblog
岐阜 中津川市長、青山氏再選 2新人に大差 2016年01月18日 岐阜
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20160117/201601172355_26542.shtml
 任期満了(21日)に伴う中津川市長選は17日投票、即日開票され、無所属現職の青山節児氏(64)が、いずれも無所属新人の元銀行員西尾慶太氏(27)、メンタルコーチの松原弘氏(40)を大差で退け、再選を果たした。
 青山氏は、選挙戦で次の4年間は11年後のリニア中央新幹線開業に向け、まちづくりの重要な時期になるとして「市政の安定」を訴えた。自民、公明の推薦、市議19人の支援を受けて組織戦を展開。市全域に支持を広げ、戦いを優位に進めた。
 西尾氏は「若さ」や「変革」を訴え、草の根の運動で知名度アップを図ったが及ばなかった。松原氏は組織に頼らず、「持続可能なまちづくり」をアピールしたが浸透しなかった。
 投票率は前回70・02%を10・11ポイント下回る59・91%で、過去最低となった。当日有権者数は6万5213人(男性3万1358人、女性3万3855人)。


★岐阜県中津川市 市長選挙結果(投票率59.91%)
当 24716 青山節児(64) 無現=自民、公明推薦
  11821 西尾慶太(27) 無新
  1896 松原弘(40) 無新


 岐阜県中津川市は、県の南東部に位置する人口約7.8万人の市で、市長選は2012年1月から1期4年現職を務めて再選を目指す自民・公明が推薦する64歳の青山節児氏に元銀行員で27歳の西尾慶太氏、40歳でメンタルコーチの松原弘氏の両新人が挑みましたが、
 「課題を解消し、将来に向けての布石を打つことに腐心してきた。将来のまちの土台ができる時期。立ち止まるわけにはいかない」と続投を求めた青山節児氏が24716票を獲得して
 リニア中央新幹線の開業を控え、「これから求められる変化の先頭に立ち、リーダーとして新しいまちをデザインしていきたい」と語り11821票を獲得した西尾慶太氏
 現代の課題として、福祉施設の不足や家族間のコミュニケーションが希薄になっていることを指摘し、「三世代同居」を解決策として提案。中津川市を笑顔あふれる町のモデル都市にして全国に広げたい」と語り1896票を獲得した松原弘氏 の両氏を危なげなく退けて再選を決めました。
 国政でも子育て世代に至極評判の良くない三世代同居をしかも地方で唱える松原弘氏は年齢が若手とはいえ論外だとは思っていましたが、まだ20代の西尾氏がどこまで健闘するかが注目されていたように思いますが、結局ダブルスコア。危なげない戦いでした。

滋賀 大津市長選は越氏再選 蔦田氏ら振り切る

2016-01-18 19:23:51 | Weblog
大津市長に越氏再選 「改革」訴え、3氏破る 2016年01月18日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160117000124
 任期満了に伴う大津市長選は17日、投開票され、現職の越直美氏(40)が、前県議の蔦田恵子氏(54)、テレビプロデューサーの川本勇氏(56)、共産党県委副委員長の川内卓氏(60)=共産推薦=の3新人を破り、再選された。越氏は民主党の支援や連合滋賀の推薦を得て無党派層にも浸透し、5万4255票を獲得。自民党市議の大半や経済界が支援した蔦田氏を8517票差で突き放した。投票率は47・97%で、前回を3・82ポイント上回った。
 人口減少社会に対応するための政策や、越市政の1期4年の行財政改革の評価などが争点となった。共産以外の政党は推薦を出さなかったが、実質的には政党ごとに分かれて各候補を支援する構図となった。
 越氏は現職の知名度を背景に優位に立った。1期4年の徹底した行革や市政運営手法を新人3人から激しく批判されたが、選挙では20年、30年先を見据えたまちづくり政策を強調し、「越改革の継続」に民意の支持を得た。
 蔦田氏は、越市政に不満を抱く大津の経済界をはじめ、自主投票とした自民や公明党の市議らが支えた。越氏の行革に対抗して「正しい改革」と訴えたが、組織をまとめきれず、無党派への浸透が弱かった。
 川本氏は「しがらみのない政治」を主張して善戦したが支持を広げられなかった。川内氏は憲法を生かした市政などを訴えたが出遅れが響き、伸びなかった。

大津市長選、越直美氏が再選…民主が実質支援 2016年01月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20160117-OYT1T50059.html
 大津市長選は17日投開票され、全国の女性最年少市長である現職・越直美氏(40)(無所属)が、前滋賀県議の蔦田恵子氏(54)ら無所属新人3人を破り、再選された。
 投票率は、47・97%(前回44・15%)。
 越氏は、昨年に人口減少に転じた市の活性化策に加え、いじめ問題への対応や子育て支援などの実績を強調。民主党が実質支援したほか、嘉田由紀子前知事の支援も受けて幅広い支持を集めた。自民党国会議員らが支援した蔦田氏は及ばなかった。

越さん2期目「対話を大事に」 大津市長選当選から一夜 2016年01月18日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160118000051
 大津市長選の投開票から一夜明けた18日、再選を果たした越直美市長が大津市京町4丁目の京都新聞滋賀本社を訪れ、2期目の抱負を語った。昨年8月から政治活動として50回以上開催してきた市民との対話集会を公務として継続し、多様な意見を市政運営に反映させる意向を示した。
 前回を約2500票上回る約5万4千票を獲得した結果について、越市長は「市民にとって重要な4年間をまかせていただいた。責任の重さを感じている」と話した。掲げた公約「住み続けたい大津づくり」に向け、「大津に住む人を増やし、高齢者も住み続けられる大津を、しっかりと4年で実現したい」と意気込んだ。
 選挙期間中、支援者だけでなく反対意見の有権者らとも街頭で意見を交わしたといい、「4年間やってきたからこそ市民からいろいろなことを聴けた。これからも対話を大事にしていきたい」と振り返った。
 越市長はこの日、朝からJR石山駅などに立ち、市民らに選挙結果を報告し、公約実現を誓っていた。

▽開票結果(選管最終)
★滋賀県大津市 市長選挙結果
当 54255 越直美 無現
  45738 蔦田恵子 無新
  18335 川本勇 無新
  10631 川内卓 無新

 滋賀県大津市は、人口約34.1万人の県都で、市長選は2012年1月から1期4年現職を務めて再選を目指す40歳の越直美氏に共産が推薦する60歳の川内卓氏、テレビプロデューサーで56歳の川本勇氏、元県議で54歳の蔦田恵子氏の3新人が挑むも
 1期4年の実績を踏まえて「住み続けられる大津へ前進」を主張し、子育て・教育施策の充実や高齢者の就労支援など生きがいづくりを訴えた越直美氏が54255票を獲得して
 「市民のための改革実現」を掲げ、スポーツ・文化施設の集積整備や介護職の待遇改善など、未来に向けた投資による市再生を主張して45738票を獲得した蔦田恵子氏 を振り切って再選。
 市民が企画するイベントの支援やJリーグクラブの誘致、再生可能エネルギーの導入などで「ワクワクする大津に変える」と強調した川本勇氏は18335票
 介護保険料の負担軽減や巡回バスの運行など地域福祉の充実とともに原発反対など国政課題も挙げ、「憲法が生きる市政の誕生」を訴えた川内卓氏は10631票を獲得しました。

 越直美氏の若さにもう1期賭けてみようと思った方も多かったのか、蔦田氏には自民や公明の一部が支援に回ったようですが、現職が逃げ切りました。

実は怖い化学物質 芳香族アミン

2016-01-02 20:41:17 | Weblog
厚生労働省2015年12月18日発 報道関連資料 芳香族アミンによる健康障害の防止対策について関係業界に要請

 お正月で時事ネタもスポーツ位しかないので12月中旬以降に発表された厚生労働省の報道関連資料に目を通していた(特に年末には普段よりも多い分量と種類の報告書が発信されます)のですが、
 最初は厚労省の報道関連資料のタイトル一覧だけをみて、合法ドラッグあるいは無承認医薬品成分の誤混入、安全衛生法関連で指定される現場の人間でないとピンとこない。でも現場ではその危険性が十分に認識されていた健康に有害とされる物質が遅まきながら指定された 類の文書と勘違いして読み飛ばしていたのですが、よくよく読むと何気に怖いことが書いてあり今日はこの話題に触れたいと思います。

 なんでもこの特定化学物質。その名称からは想像できない(第一印象としては、発見者はアミンさんという外国人なのか? それにしても芳香剤と読み間違えるような紛らわしい名前をつけた奴は誰だ? としか思えませんでした)有毒性を持つようで、取り扱う作業に従事していた5名(うち現職4人、退職者1人)が膀胱がんを発症するというかなり強烈なものだそうで、日経流通産業新聞7月1日付けの記事(http://www.bci.co.jp/nichiryu/article/834)では2016年4月1日から、アゾ染料(特定芳香族アミン)を使用した繊維や革製品の販売を規制する(アゾ染料の試料1グラム当たり30マイクログラムを超えて使用した繊維製品を、来年4月から販売規制)のだとか。
 一般消費者が身近に手に触れたり誤飲するようなものではないとはいえ、過去の検査ではランチョンマットなど我々の身近な繊維製品から検出されたこともあるそうで、必要以上に身構え得る必要はないとはいえ、名前から受ける印象とは裏腹に非常に危険な物質が静かに社会問題になりかけていることをひしひしと感じました。