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リコール失職の旧町長、合併功績で大臣表彰へ

2010-07-30 05:19:42 | Weblog
リコール失職の旧町長、合併功績で大臣表彰へ 2010年7月29日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100729-OYT1T00359.htm
 総務省は、滋賀県の旧近江八幡市と安土町の合併の功績をたたえ、旧町長の津村孝司氏(61)を、29日に開かれる新「近江八幡市」の合併記念式典で大臣表彰する。市が推薦した。
 津村氏は「強引に合併を進めた」と住民から批判を浴び、リコール(解職請求)住民投票で失職したが、同省は「犯罪歴などの欠格事項がない限り、推薦があれば表彰する」としている。
 ほかに表彰を受けるのは、冨士谷英正市長と、旧市議会議長2人、旧町議会議長2人。合併に反対し、出直し町長選で当選した大林宏氏は推薦されていない。
 旧町では、合併直前まで激しい反対運動が続いていただけに、住民からの反発も予想されるが、市は「(推薦は)規定の要項に基づいている」とする。



 う~ん。自治体の合併の功績をたたえて表彰するという行為そのものが、平成の大合併で周辺の市と合併するも予算配分の少なさに不満を抱えて実質吸収合併された側が不満を持つことも決して少なくない中、まして旧安土町の場合は、当の住民側に近江八幡市との合併を嫌がる方の方が多かった(旧安土町は2000年から2004年にかけて能登川町および五個荘町との合併が検討されるなど、もともと近江八幡市よりは現在の東近江市区域との地位的つながりの方が強いのが現実です)のに『吸収合併イメージの少ない東近江市と一緒になるならばともかく、なんで相手が近江八幡なの???』と私自身意外感さえ感じたものしたし、また当時の町のHPには「近江八幡市との合併を是非とも実現しよう」などという文言がトップページに複数並ぶなど、『なんで町役場がこんなに必死に近江八幡市との合併ありきで動いているんだろう???』の余所者の私でも異様な雰囲気を感じましたが、その後行われた町長選でも合併反対派の町長が誕生し、同町議会議員選でも合併反対派が過半を占めるなど、旧安土町側の合併アレルギーは相当のもので、旧安土町地域では新市から分立を目指す動きさえあるような状況なのですが、そのような状況で、あえて旧安土町側の怒りに油を注ぐような行為を行う神経そのものが私には理解できませんし、そこまでして大臣表彰する価値が本当にあるのか激しく疑問に思います。
 大臣表彰とは何のためにあるのか? 表彰というものは、沢山の人に歓迎されてこそ行われる価値があるのではないか…と思うんですけどね…。

霞が関の残業トップは厚労省…労働行政所管です

2010-07-29 05:43:49 | Weblog
霞が関の残業トップは厚労省…労働行政所管です 2010年7月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100728-OYT1T00836.htm
 各省庁の労働組合でつくる「霞が関国家公務員労働組合共闘会議」(霞国公)は28日、霞が関で働く国家公務員の昨年度の残業実態についてアンケート調査したところ、厚生労働省が1人当たり月平均70時間を超え、最長だったと発表した。政権交代後に残業時間が増えたとの回答も、厚労省が目立った。
 調査は今年3月、霞国公に参加する22組合のうち、厚労省や経済産業省など10組合を対象に行い、組合員3056人から回答を得た。
 平均残業時間は前年度比3・5時間減の月32・8時間。前年度より増えたのは厚労省で、旧労働省(73・4時間)系、旧厚生省(71・7時間)系で1、2位。3位の経産省(45・9時間)を大きく上回った。国民に労働・健康策としてワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を呼びかける厚労省が、突出した残業職場であることを裏付ける皮肉な結果となった。
 政権交代が残業に影響したか、という問いには、「変わらない」(72・3%)が最多。ただ、厚労省の組合員は52・9%が「増えた」と答え、理由として政務三役への対応を挙げた人が75・6%に上った。霞国公は「労働行政を所管する省庁で長時間労働が横行している」と批判している。



 う~ん。霞が関と言えば国会議員の答弁対策資料などに時間を取られることも決して少なくないだけに、年金制度や労働時間管理など、国民の関心度の高い厚生労働省が忙しくなるのもわからなくもありませんが、労働時間管理やワークライフバランスを推進する当の部署が、他の部署と比べて一番残業時間が多いのは皮肉としか言いようがありませんし、肝心の国が推進しようとしている制度を遵守できないというのでは、一般企業に諸政策を訴えて言ったところで説得力は薄いでしょうね…(溜息
 まあ、今回は政権が代わり事業仕訳が発生したことで、『どんな質問が来るかわからない(当然ながら答弁にこたえる国会議員が全ての施策に精通しているわけがなく、あらかじめ想定回答集を作り応対するわけですが、その想定集は官僚等が作成。下っ端にも資料作成という名の 使うかどうかもわからない作業に時間を取られるわけです)』とばかり、あらゆる質問を想定して調査を命令。その命令により一平社員レベルでも普段より雑用的作業や打ち合わせの時間が増えて残業時間が長くなっている側面もあるのだろうと思いますが、厚生労働省の場合は、政権交代以前も忙しい部署の1つだっただけに、仕事の進め方そのものも変えていく必要がありますし、長妻厚生労働大臣には、国民受けしやすい施策だけでなく、職員の労働時間管理といった部下にあたる方についての細かな配慮もお願いしたいものだと思います。

辻元清美議員、社民党に離党届…無所属で活動

2010-07-28 05:41:34 | Weblog
辻元清美議員、社民党に離党届…無所属で活動 2010年7月27日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100727-OYT1T00647.htm
 社民党の辻元清美衆院議員(大阪10区)は27日午後、大阪市内で記者会見し、「社民党に離党届を提出した。党でどのような判断を頂けるのか待つことになる」と述べ、無所属議員として活動していく考えを正式表明した。
 辻元氏は、離党する理由について「今の日本の政治状況を見て政権交代を逆戻りさせてはならない。野党で批判の急先鋒に立ってきたが、それだけで日本を変えることはできないという思いが強くなった」と述べた。

辻元議員「政権の外に出ると政策実現遠のく」2010年7月27日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100727-OYT1T00719.htm
 社民党の辻元清美衆院議員(大阪10区)は27日午後、大阪市内で記者会見し、「無所属議員として流動的情勢の中で新たな挑戦に進みたい」とし、同党離党の考えを表明した。
 辻元氏は、「今の日本の政治状況を見て政権交代を逆戻りさせてはならない。野党で批判の急先鋒に立ってきたが、それだけで日本を変えることはできないという思いが強くなった」と理由を説明した。
 社民党の政権離脱については、「やむを得なかった。政治の場で筋を通す意義を大切に思う」としたが、「政権の外に出ると、あらゆる政策実現が遠のくことも心配だった」とも述べた。
 また、参院選での社民党の得票減について「政権とかかわりながら現実的に実現する道を探るべきだという有権者の批判もあった」と評価した。
 さらに、辻元氏は国土交通副大臣を務めたことから、「理念と現実を往復しながら、物事を具体的に動かすのが政治だということも確認できた」と言明。「現実との格闘から逃げずに仕事を具体的に前に進めていきたいとの思いが強くなってきた」と述べた。
 また、沖縄基地問題については、「基地問題の解決のためにこれからも沖縄の方たちと力を合わせてがんばっていきたい」と述べた。

辻元氏離党の意向で「一緒に仕事したい」と前原国交相がラブコール 2010年7月27日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100727/stt1007271252007-n1.htm
 前原誠司国土交通相は21日の記者会見で、社民党離党の意向を示した辻元清美前国交副大臣に対し「もし無所属になられたら、まずは同じ会派で一緒に仕事をさせていただきたい」と早速、ラブコールを送った。
 前原氏は、「国交省で一緒に仕事をした戦友。すばらしい政治家だ」と辻元氏を評価。離党については「党を離れるということは、政治家にとって重い決断。最終的には本人の判断だ」と述べた。
 将来的な民主党入りについては「離党も、入党も人から言われてするものではない。政治家としての判断が最も求められるところなので、コメントすることは僭越だ」と明言を避けた。

辻元議員の離党表明、地元に波紋広がる 2010年7月28日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100727-OYT1T00946.htm
 「ソーリ、ソーリ」と小泉元首相に詰め寄るなど、大阪弁の舌鋒(ぜっぽう)鋭い語り口で知られる社民党の辻元清美衆院議員(大阪10区)が27日の記者会見で離党の考えを正式表明したことに、地元の支援者や各党関係者には波紋が広がった。
 地元・大阪府高槻市では、社民党の川口洋一市議が「党の顔だけにダメージは計り知れない」。支持者のタクシー運転手男性(64)は「社民党が参院選で議席を減らし、限界を感じたのでは。早く政権内で実力を発揮して」と期待した。
 同党府連副代表の小沢福子府議は「一緒に活動してきたので残念。平和や労働問題などで協調できることがあれば、今後も力を合わせたい」と語った。
 民主党府連幹部は「連携する余地はある」と次期衆院選での支援に含みを持たせたが、「世話になった党を見限る姿勢に、選挙目当ての身勝手さを感じる」。一方、自民党府連幹部も「辻元人気を支えてきたのは鋭い政権批判。政権にすり寄るような離党劇は、有権者の支持を得られない」と冷ややかだった。



 で、辻元清美社民党議員ですが、(前日の離党示唆発言通りに)離党届を提出し、無所属で活動していくことを表明しました。
 まあ、辻元議員の場合は、思想信条的には社民党に一番近く、事実保坂展人氏や中川智子氏らと同様、土井たか子氏によって一本釣りされたいわゆる『土井チルドレン』であるその一方で、今回も『野党で批判の急先鋒に立ってきたが、それだけで日本を変えることはできないという思いが強くなった』と述べるなど、良い意味でも悪い意味でも早く切り替えができる現場適応能力の高い方で、桝添さんと同様に遊ばせておくには勿体無い人材。
 離党される社民党は大変だと思いますが、決して安くない国会議員報酬を国費として払っている以上は、使える人材は最大限に使いこなす方がこの国のためにもなるのではないでしょうか…。

エアコン動いてなく熱中症か、高齢夫婦が死亡

2010-07-27 06:53:34 | Weblog
エアコン動いてなく熱中症か、高齢夫婦が死亡 2010年7月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100726-OYT1T00896.htm
 26日午後3時40分頃、大阪市西淀川区のマンションの一室で、無職男性(79)と妻(87)が亡くなっているのを、管理人から「玄関の新聞受けに新聞がたまり、呼びかけても反応がない」との通報を受けて駆けつけた大阪府警西淀川署員が発見した。
 夫婦に外傷はなかった。大きな持病もないといい、室内のエアコンが作動していなかったことから、同署は熱中症で死亡した可能性が高いとみて、司法解剖で詳しい死因を調べる。
 同署の発表では、男性は寝室の入り口、妻は寝室内でそれぞれ倒れていた。寝室には扇風機が1台あり、作動していたという。別の部屋とリビングにはエアコンが各1台あったが、スイッチは入っておらず、寝室にはエアコンはなかった。
 夫婦はいずれも死後数日が経過していた。男性が22日夕方、マンション周辺を歩いているのを近所の住民が見た後、外出する夫婦の目撃情報はないという。



 こういう報道を聞くと、本当にやり切れない気持ちになります。
 年輩の方の中には『エアコンは体に良くない』との先入観(本当は冷やし過ぎるのが良くないだけなのですが…)をお持ちの方も少なくなく、また冷房が苦手という方も少なくないと思いますが、それも程度というものがありますし、電気代が心配という方も少なくないと思うのですが、命あってこその節約というもの。
 『これまでは大丈夫だった(例年も乗り切ってきた)』と自らの体力を過信することなく、小まめな水分補給と共に、時には無理しないという姿勢も必要かと思います。

辻元衆院議員が社民離党の意向、27日会見へ

2010-07-27 06:12:09 | Weblog
辻元衆院議員が社民離党の意向、27日会見へ 2010年7月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100727-OYT1T00051.htm
 社民党の辻元清美衆院議員は26日夜、国会内で重野幹事長と会談し、同党を離党する意向を伝えた。
 重野氏は「社民党の辻元清美として当選した。認められない」と慰留した。辻元氏は27日、地元の大阪府で記者会見し、自らの考えを説明する予定だ。
 辻元氏は重野氏との会談後、記者団に「党改革や選挙の総括などについて思っていることを伝えた。かなり危機感を持っている」と述べ、党運営に対して不満を持っていることを示唆した。辻元氏は1996年の衆院選で初当選し、当選4回。鳩山政権で国土交通副大臣を務め、連立政権からの離脱に慎重だった。議席減に終わった参院選の総括についても不十分だとの認識を示していたという。
 党内では、知名度の高い辻元氏の離党は影響が大きいとして、執行部を刷新し、辻元氏の協力を求めるべきだとの声も出ている。



 社民党の辻元清美氏が離党の意向を表明し、27日にも記者会見するようです。
 まあ、常識的に考えるならば、当面は離党する社民党に(というよりおたかさんこと土井たかこ氏に?)配慮して無所属の形式をとり、民主党内閣に主要なポストとして参加。ころあいを見て民主党に合流する可能性が一番高いのかな…とも思うのですが、この人が社民党を去れば、社民党はますます福島色を強めることになりそうですし、そうなると阿部知子氏との主導権争い(党内対立)もますます激化しそう…。福島代表と共にまさに社民党の顔とも言える辻本氏の離党騒動で、社民党内はさぞかし大混乱に陥っているのではないでしょうか…。

熱中症死者、半数は屋内…65歳以上が大半

2010-07-26 05:54:12 | Weblog
熱中症死者、半数は屋内…65歳以上が大半 2010年7月26日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100726-OYT1T00046.htm
 全国的な猛暑は25日も続き、岐阜県多治見市で最高気温38・1度を記録したのをはじめ、全国921の観測地点のうち、96地点で35度以上の「猛暑日」となった。
 埼玉県、千葉県、兵庫県、奈良県では、熱中症とみられる症状で同日夕までに計6人が死亡した。
 読売新聞の集計では、関東などで梅雨明けした17日~25日夕に、熱中症が原因とみられる死者は全国で81人。65歳以上が大半を占める。半数以上の45人が自宅など屋内で死亡しており、25日に亡くなった6人中5人も屋内で発症していた。
 日本救急医学会の調査では、高齢者の熱中症の半数が室内で起きている。介護を受けている人など活動が少ない人ほど重症が多い傾向があるという。気象庁によると、26日以降の1週間の気温は、全国的に平年並みか平年より高くなる見込み。同庁は「屋外はもちろん屋内でも熱中症に厳重な警戒が必要」と呼びかけている。



 昨日25日も全国各地で猛暑となり、岐阜県多治見で38.1度となった他、静岡県の佐久間や岡山県の岡山で37.9度、愛知県岡崎で37.7度、京都の京田辺で37.3度になるなど、全国各地で体温を超える暑い気温となりました。
 この暑さ。今週中は続くそうですが、例年ならば8月になってから発生することが多い『朝方カンカン照りとなり、午後になって積乱雲が発生し、夕方から雷と雷雨になる』パターンが早くも現れているようで、厳しい暑さに警戒するのは勿論のこと、突然の天気の変化にも十分気をつけて欲しいと思います。
 そして、今年の熱中症死亡者の特徴として多いのは、マラソンなどスポーツを行っている間ではなく、高齢者が室内で罹っているケースが多いこと。
 まあ、これだけ外が暑いと、運動好きな人でも冷房の利いたスポーツクラブに駆け込み、外での運動は控えるというパターンになっているのかな…とも思うのですが、3連休明けから急に暑くなっただけに、この暑さに体が慣れるには個人差もありますが、もう1週間程度はかかることが多いだけに、皆様もご自身の体力を過信することなく十分熱中症には気をつけて欲しいと思います。

京の通り名不要!?ネットで地図検索できず

2010-07-26 05:47:26 | Weblog
京の通り名不要!?ネットで地図検索できず 2010年7月20日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100720-OYT1T00643.htm
 「上(あが)る」「下(さが)る」「東入(い)る」「西入る」と、通り名を起点に場所を示す京都市中心部の住居表示が、岐路に立たされている。京都独自の伝統的な表記だが、標準化の進むインターネットやカーナビゲーションの大半は通り名が不要なものとみなされ、入力しても地図検索ができない状態。ネット広告や名刺からも通り名を抜く表記が増え、平安時代以来続く地名表記に親しんできた市民には「通り名がないと、場所がどこかわからない」と戸惑いが広がる。
 「京都の不思議」の著書がある作家黒田正子さんは最近、ネットで化粧品を買おうと、京都市内の自分の会社の所在地を入力すると、受け付けてもらえず驚いた。
 京都市内は通り名だけでもほとんどの郵便物が届く特有の地域。黒田さんはいつものように「中京区高倉通夷川上る」と入力したが、店から宅配業者へ手配するコンピューターシステムが対応しておらず、町名と番地を改めて入力したという。黒田さんは「標準化によって、京文化ともいえる通り名や『上る、下る』が消えてしまうような気がする」と危惧(きぐ)する。
 元々、「上る、下る(上ル、下ル)」といった京都市中心部の住居表示は独特だ。例えば市役所の所在地は登記簿などで「中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地」とあり、通り名と町名、番地を長々と併記するのが正式な表示となっている。
 だが、ネットの地図検索でこれを入力すると、「見つかりません」か、周辺の町名や店の情報が表示されるだけで地図が出てこない。市役所の地図を探すには「中京区上本能寺前町488番地」と入力しなければならず、通り名は無用というわけだ。
 ネットに地図情報を提供する大手「ゼンリン」によると、検索システムに町名と番地を基にした全国標準の住居表示を採用していることが理由。京都独自の通り名などはエリアが特定できないため、担当者は「ピンポイントで示すのは難しい」と話す。
 こうした現状に戸惑うのは、多くの京都市民。市民の地理感覚では市役所なら「寺町通御池上る」だけで十分で、通り名こそが重要な情報だ。そもそも、町名が必要だと言われても、町の数(中京区だけで498町)や同名の町(市内9か所にある桝屋町など)が多くて覚えられないという事情もある。
 一部には、通り名に対応した地図検索ソフトも開発されているが、まだ普及していない。カーナビも通り名は受け付けず、郵便番号から住所を探すソフトの中にも通り名抜きで表示されるものがある。
 不動産の物件情報を集めたサイトに、通り名を省いて掲載した市内の不動産業者は「町名と番地さえあればネットで地図を呼び出せる。通り名を併記すると、地図は出てこないし、長くなりすぎる」と語る。
 京都国立博物館もチラシは通り名の「東山七条」だが、館員の名刺は「東山区茶屋町527番」。ネットが普及して以降、同様の動きは市内の事業所や店舗にも広がっているという。
 京都で約800年続く歌道の冷泉家当主夫人の冷泉貴実子さん(62)は「我が家の現住所を今出川通烏丸東入ると言うと、京都の人はぱっと景色が浮かびますが、町名の玄武町ではタクシー運転手にも通じません。ネットでは町名が便利なのでしょうが、そればかりになると住む人も困ります。通り名を大事にしてほしいですね」と話している。


 



 少し前までの世代ならば、京都市産まれの方ならば『丸(丸太町通) 竹(竹屋町通) 夷(夷川通) 二(二条通) 押(押小路通) 御池(御池通)姉(姉小路通) 三(三条通) 六角(六角通) 蛸(蛸薬師通) 錦(錦小路通) 四(四条通) 綾(綾小路通) 仏(仏光寺通) 高(高辻通) 松(松原通) 万(万寿寺通) 五条(五条通) 雪駄(雪駄町通=現・楊梅通) ちゃらちゃら(鍵屋町通と銭屋町通=現・的場通) 魚の棚(魚の棚町通=現・六条通) 六条(六条通) 七条(七条通) とおりすぎ 八条(八条通)こえれば 東寺道 九条大路(九条通)で とどめさす(まる たけ えびす に おし おいけ あね さん ろっかく たこ にしき し あや ぶっ たか まつ まん ごじょう せった ちゃらちゃら うおのたな ろくじょう ひっちょう とおりすぎ はちじょうこえれば とうじみち くじょうおおじで とどめさす)  』というあまりにも有名な手まり唄で、通りの名前を覚えるのが当たり前でしたし、私自身学生時代に初めて京都市内に移り住んだ当初こそ『「上(あが)る」「下(さが)る」「東入(い)る」「西入る」』という表現には戸惑ったものの、すぐに『あっ! そうか…。最初に通りの名前を探しておおよその位置を逆算したらいいんだ』と気がついてからは、手まり唄こそ覚えなかったものの、むしろ京都方式の方が単純明快でわかりやすいと思ったものですが、さすがにコンピューターで位置検索を行うことが当たり前の現代では、このやり方も通用しにくいのかもしれませんね…(汗
 とはいえ、碁盤状に整備された京都の町では、下手に地名を言われるよりは、通りの名前と目安にする大きなビルや知名度の高い老舗の名前を出してそこからどこぞの方角に○十メートルといった方が、特に地元の方にはわかりやすいのも紛れもない現実。
 なんでもコンピューター検索して情報を得る時代では、何よりも効率化が求められるのでしょうが、個人的には地方のこういったローカルルールがなくなっていくのは少し寂しい気がします。

男性死亡:2人組に通勤中襲われ 強盗目的か 大阪・門真

2010-07-26 05:39:52 | Weblog
男性死亡:2人組に通勤中襲われ 強盗目的か 大阪・門真 2010年07月26日 毎日
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100726k0000m040158000c.html
 24日午後8時35分ごろ、大阪府門真市末広町の路上で、同市寿町の会社員、櫛下町(くしげまち)泰行さん(24)が2人組の若い男に殴られて転倒、頭を強く打ち約6時間後に死亡が確認された。自転車の男2人が櫛下町さんの後をつける様子が防犯カメラに映っていた。櫛下町さんのショルダーバッグがなくなっており、府警は強盗殺人事件の可能性もあるとみて男2人を追っている。
 捜査1課と門真署によると、2人組のうちの1人から顔を1回殴られ、路上にあおむけに倒れる櫛下町さんを、女性(31)が目撃していた。逃げた2人はいずれも20歳前後、身長約170センチ。櫛下町さんは通勤中で、財布はポケットに残っていた。府警は26日にも司法解剖する。
 府警は2人が強盗目的だった可能性もあるとみている。

「これからの人生だった」遺族悲痛 大阪・門真の路上殺人事件 2010年07月26日 毎日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100725/crm1007252051008-n1.htm 
 親思いのまじめな青年が命を絶たれた。櫛下町さんは3人兄弟の末っ子。実家で両親と暮らし、取引先の会社のホストコンピューターの保守管理を担当していた。親思いで素直な性格、職場では丁寧な仕事ぶりで信頼も厚かった。あまりにも突然の別れに、父(61)は「これからの人生だった…」と言葉を失った。
 遺族や勤務先によると、櫛下町さんは専門学校のIT系学科を卒業後、平成19年4月に人材派遣会社に就職。3交代制勤務をこなしながら新たな資格を取得するために勉強し、進学の際に国から借りた学費を返済していたという。実家の家計を助けようと給料の一部を親に渡し、新しく購入したエアコンの代金も兄弟3人で折半する約束をしていたという。
 24日夜、病院に駆けつけた兄(29)は、頭に包帯を巻かれ、左目が腫れた櫛下町さんの姿が信じられなかった。「弟は人を傷つけるようなことを絶対にしなかった。みんなにかわいがられていた弟を返してくれ」と訴えた。
 父は、「一人暮らしでもして世間の波にもまれてみるかと話していたところだった。まじめに生きてきた息子にこんな仕打ちがあるとは」と目頭を押さえた。



 ………。門真市の末広町と言えば、門真市役所が京阪門真市駅と古川橋駅の間にあり、その古川橋駅から歩いてすぐという決して人通りの少ない地区ではありませんし、まだ夜の12時を過ぎた深夜の時間帯で被害者も酔って千鳥足状態だったというのならば、こうした事件が発生する可能性も完全に否定できないものの、事件が起きたのはまだ午後8時半頃。
 被害者に何らかの恨み(逆恨み?)を持つ加害者が強盗を装って被害者を襲ったのか、それとも本当に強盗目的なのかは現時点ではわかりませんが、こんな早い時間帯で強盗事件が発生するようでは近くの住民は怖くて歩いて帰宅などできませんし、一刻も早く犯人を捕まえてほしいものですね…(怖
 国によっては、独り歩きすることが危険な地区もあるものの、日本の場合は、深夜でしかも千鳥足状態でもなければ、そうおやじ狩り事件など起こるものでもないと思っていたのですが、それだけ日本という国も物騒になってきたと言えるのかもしれません。

配達員6万人、一斉におわび行脚 ゆうパック遅配

2010-07-26 05:37:35 | Weblog
配達員6万人、一斉におわび行脚 ゆうパック遅配 2010年7月22日 朝日
http://www.asahi.com/business/update/0722/TKY201007210612.html
 日本郵政グループの郵便事業会社(JP日本郵便)の宅配便事業「ゆうパック」が大規模な遅配を出した問題で、同社の郵便配達員約6万人が21日から、国内の全5千万世帯を対象に「おわび行脚」を始めた。これとは別に配達員はこの日から、地上デジタル放送の周知活動も始め、おわびの言葉とともに「地デジ対応はお済みですか」と声をかけるという。
 「この度のゆうパックの遅れにつきましては、お客さまに大変ご迷惑をおかけしました。今後ともお客さまの信頼回復に向け、社を挙げて取り組んでまいります」。配達員は、おわびの言葉を記したはがき大のチラシを全戸に配る。在宅している場合には、直接声をかけて謝罪する。集配拠点の混乱が落ち着き、15日に鍋倉真一社長がサービスの正常化を宣言したのを受けて始めることにした。
 一方、総務省は20日、郵便物の配達に合わせ、地デジへの対応ができているか、配達員に声かけ運動をしてもらうと発表。地デジを受信する準備が済んでいないと分かったら、遅配の謝罪チラシとは別に、総務省テレビ受信者支援センター(デジサポ)の電話番号と「でんわ急げ!デジサポへ」というメッセージが書かれた名刺大のカードを渡す。
 来年7月24日の地デジ完全移行まであと1年と迫るなか、「地域をくまなく回る郵便配達員は、お年寄りへの周知にまさに打ってつけ」と白羽の矢が立った。だが、遅配のおわびと地デジの声かけが重なることになり、日本郵便と総務省は互いに「タイミングが悪い」と苦笑している。




 う~ん。確かに郵便配達局員なら地域住民の生活事情にも詳しいでしょうし、地デジ対応を訴える要員としては最適なのかもしれませんが、ゆうぱっくの遅配の謝罪のすぐ後に、地デジ対応の確認を行うのはさすがにどうなんでしょうね…。
 まだ、2人で来て、片方が謝罪、もう片方が地デジ対応の確認を行うというのならば、心情的には許せなくもないのですが、そんな非効率的なことは人件費的にもできないでしょうし、かといって、同じ人に謝罪されたすぐ後に警告では、まるでケンカを売られているような気分にもなりかねないと思うのですが、ごくごく個人的な意見を述べるならば、そもそも対応機器の値下がりが十分に進まない状態だというのに地デジ対応そのものを急いで進めようとしたために、このような騒ぎになっているのでしょうし、一歩間違えば、郵便局員を装った悪徳業者が高額商品を売り付ける被害が起きかねないだけに、どうしてもやるというのならば、身分証明書を携帯の上かつ名前が確認できるように掲示することは当然としても、具体的な商品(地デジ対応テレビを買うのか、専用チューナーを取りつけるのか、ケーブルテレビ経由で見るのか など)は薦めないなど、悪徳業者に悪用されないだけの十分な対策が必要かと思いますし、「タイミングが悪い」と苦笑している余裕など、とてもないと思うんですけどね…(呆れ

ウィンドウズ2000期限切れ、15万台に脅威

2010-07-26 05:19:45 | Weblog
ウィンドウズ2000期限切れ、15万台に脅威 2010年7月20日  読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100719-OYT1T00847.htm?from
 13日(米国時間)に10年間のサポート期間が終了した米マイクロソフト社のOS「ウィンドウズ2000」が、自治体や国内企業のコンピューター15万台以上で使われていることが19日、分かった。
 サポートが切れると、無防備な状態でサイバー攻撃にさらされることになるが、予算不足を理由に使い続ける自治体も多く、住民情報の漏えいの危険性もある。7年前には、サポート切れのOSが攻撃されて大量の被害が出ており、関係者は新たな「OS2010年問題」に神経をとがらせている。
 「とうとうこの日を迎えてしまった」。首都圏の人口約3万人の市でシステムを担当する職員は焦りの表情を浮かべた。市役所には、職員用の端末が約400台あり、うち60台は「2000」のまま。新しいOSを載せた端末に買い替えるには1台15万円かかり、「早く交換したいが予算がつかない。IT関係は一番後回し」と嘆く。「サイバー攻撃にさらされないように、ただ祈るだけ」という。
 東証1部上場の精密機器メーカーも、サーバー280台、事業用コンピューター2000台で「2000」を使うが、買い替えには約5000万円かかるため、断念。2年間だけ安全を保つ「延命ソフト」を約300万円で購入して当座をしのぐ。担当者は「景気が回復しないと対応できない」と、苦しい胸の内を明かす。
 マイクロソフト日本法人は、こうした「2000」を搭載した端末が国内に今も15万台以上残ることを認める。期間終了後も使い続けることはできる。ただ、新たな手法の攻撃があっても基本的に放置され、知らない間にウイルスに感染して情報が抜き取られたり、第三者へのサイバー攻撃の中継点として悪用されたりする恐れが生じる。
 「ウイルス対策ソフトを入れれば大丈夫と誤解している人もいるが、土台となるOSが穴だらけだと機能しないので意味がない」と、ネットセキュリティー会社「フォティーンフォティ技術研究所」(東京都新宿区)の奥天陽司氏は警告する。
 サポート切れOSは、過去にもウイルス被害を拡大してきた。奥天氏によると、2003年8月に世界中に広がったウイルス「ブラスター」は、過去最大級の1000万台が感染したとされ、サポートが切れた「ウィンドウズNT」などで大きな被害が出たという。
 今回、特に深刻なのは、「2000」が主に基幹システムのサーバーや業務用での利用を想定して作られ、利用者の大半が自治体や企業という点だ。自治体サーバーなどが脆弱だと、利用した住民のパソコンまで感染を広げたり、情報を流出させたりする危険もある。独立行政法人・情報処理推進機構は「危険なので使わないでほしいが、企業や自治体の業務が滞るかもしれないので、なかなか言いにくい」と悩む。
 社会に重大な影響を及ぼすソフトのサポートが10年で切れることには異論もある。元大手家電メーカー勤務で「消費者志向研究所」の池田康平代表は「サポートを打ち切る際に更新費用を安くするなど何らかの対応をすべき。使う側も安易に人任せにせず、自分のOSに関心を持たなければいけない」と指摘する。マイクロソフト日本法人は「永遠のサポートは無理で10年は妥当な期間。ユーザーには様々な方法で更新するよう求めていきたい」としている。



 ほぉ…。2年間だけ安全を保つ「延命ソフト」などというものがあるとは知りませんでしたが、確かにこのOSのサポート期限切れ問題は、肝心の現場に危機感が足りないようですね…(汗
 ネットに接続しないスタンドアローンの専用端末ならば『データーの漏洩のしようがない』といった考えでウイルス対策ソフトさえインストールしていないといったケースもあるかもしれませんが、それでも定期的なデーターの更新目的でUSBメモリ経由やCD(MO)でデーターをやり取りするケースもあるでしょうし、もし外部記憶媒体ケースで持ちこまれたデーターがコンピューターウイルス感染していて、データーを特定アドレスに送信するような不正な命令が組みこまれていたような場合には、最悪、記憶装置経由でデーターを引っ張った時に、ネットに接続できるパソコンのOSのサポート切れが原因で、コンピューターの脆弱性を攻撃されてそのパソコン経由でデーターが漏洩してしまう可能性だってあるでしょうし、ウイルス対策ソフトを頻繁に更新することの重要性こそ(会社の業務命令もあり理解は大分進んできたものの)OSのサポート期限切れについてはあまり意識されている方が多くないことは、非常に気がかりなところです。
 まあ、いきなり巨額のシステム予算を用意しろと言われても予算編成上無理もあるでしょうし、例えば「サポート終了期限から逆算して5年間 毎年○億円を予算計上し、その間は定期預金など安全性の高い資産で運用する」など、事前に必要資金を確保しておくなど必要な財源をあらかじめ確保しておくということも必要だと思いますが、自治体のパソコンの中に入っている情報と言えば、他人に絶対に知られたくない丸秘情報の宝庫。
 厳しい言い方になりますが、サポート期限を当初の予定通りに打ち切るメーカーに八つ当たりしたり、あるいは情報統計部門の職員らに対応を全面的に任せる(丸投げする)のではなく、おのおのの職員が取り扱っている情報の重要性を十分意識すると共に、かつ、(私用でむやみにネットにアクセスしないなど)個人単位でのセキュリティに対する意識を高めていく必要があるように思います。

「ひきこもり」70万人、予備軍155万人

2010-07-26 05:15:48 | Weblog
「ひきこもり」70万人、予備軍155万人 2010年7月24日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100724-OYT1T00081.htm
 家や自室に閉じこもって外に出ない若者の「ひきこもり」が全国で70万人に上ると推計されることが、内閣府が23日に発表した初めての全国実態調査の結果から分かった。
 将来ひきこもりになる可能性のある「ひきこもり親和群」も155万人と推計しており、「今後さらに増える可能性がある」と分析している。
 調査は2月18~28日、全国の15~39歳の男女5000人を対象に行われ、3287人(65・7%)から回答を得た。
 「普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」「普段は家にいるが、近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが、家からは出ない」「自室からほとんど出ない」状態が6か月以上続いている人をひきこもり群と定義。「家や自室に閉じこもっていて外に出ない人たちの気持ちが分かる」「自分も家や自室に閉じこもりたいと思うことがある」「嫌な出来事があると、外に出たくなくなる」「理由があるなら家や自室に閉じこもるのも仕方がないと思う」の4項目すべてを「はい」と答えたか、3項目を「はい」、1項目を「どちらかといえばはい」と回答した人を、ひきこもり親和群と分類した。
 その結果、ひきこもり群は有効回答の1・8%、親和群は同4・0%で、総務省の2009年の人口推計で15~39歳人口は3880万人であることから、ひきこもり群は70万人、親和群は155万人と推計した。
 ひきこもり群は男性が66%と多く、年齢別では30歳代が46%を占めた。一方、親和群は女性が63%を占め、10歳代の割合が31%と高かった。
 ひきこもりとなったきっかけは、「職場になじめなかった」と「病気」がともに24%で最も多く、「就職活動がうまくいかなかった」が20%で続いた。

引きこもり、推計70万人=半数近くは30代―内閣府調査 2010年7月24日 時事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100724-00000016-jij-soci
 内閣府は24日、「引きこもり」の実態に関する調査結果をまとめた。それによると、全国の15~39歳のうち、自宅に閉じこもってほとんど外出しない人は推計で69万6000人。職場でのトラブルなどが原因で引きこもりとなるケースも多く、半数近くを30代が占めた。
 調査は2月、全国の15~39歳の男女5000人を対象に書面で実施。有効回収率は65.7%だった。
 対象者全員に外出頻度を聞いたところ、「自室からほとんど出ない」と答えた人は0.12%、「家から出ない」は0.09%、「近所のコンビニなどには出かける」は0.4%だった。これらを狭義の引きこもりと定義して推計すると、15~39歳の年齢層では全国で23万6000人になる。
 さらに「自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」は1.19%で、これを含めた広義の引きこもりは69万6000人となった。
 広義の引きこもりのうち、男性は66.1%、女性は33.9%。年齢別では35~39歳が23.7%と最多で、30~34歳の22.0%、20~24歳の20.3%、15~19歳の15.3%の順。引きこもりになったきっかけのトップは、「職場になじめなかった」と「病気」が23.7%で並んだ。
 心理状態に関する質問(複数回答)では、「死んでしまいたいと思うことがある」「人に会うのが怖い」がともに35.6%に達した。「家族に申し訳ないと思う」71.2%、「他人がどう思っているか不安」50.8%との回答も多く、現状を何とかしたいという切実な気持ちもうかがわれる。




 ちなみに、調査結果によれば、ひきこもりとなったきっかけは、「職場になじめなかった」と「病気」がともに23.7%、次いで「就職活動がうまくいかなかった」が20.3%、不登校(小中高校)と「人間関係が上手く行かなかった」が11.9%、「大学にになじめなかった」が6.8%、「受験に失敗した(高校・大学)」が1.7%の順で、大半は精神・身体的な理由によるものが原因のようです。
 ただ、あえて厳しい言い方をするならば、どうせこの調査結果も民間調査会社に丸投げで、別に元引き籠りのフリーターを優先的に雇って調査したというのでもない(どうせ調査を行うならば、元引き籠り同士の方が、その気持ちも理解しやすいでしょうし、彼ら自身の社会復帰の第一歩のためにも、是非彼らを最優先に活用するのが好ましいかと思います)でしょうし、単に引き篭もっている方の人数を算出したところで、このデーターをどう活用し、税金を払わない大人を減らしていくかを考えなければ、調査などやったところで無意味もいいところではないかとさえ思います。
 引き籠っている人に対して「将来どうするの?」とか「引き籠っていないで、とっとと働け!」といった感情論で批判することは簡単ですが、そんな声高に批判する方程、自らが彼らをアルバイトで雇うなど、引き籠っている方の社会復帰支援に尽力しようとはしないものです(批判だけして、自らは動こうとしない方はどこの世界にもいるものです)し、人材が足りないといいながら その一方で、一旦脱落した方をどう再戦力化していくのかという発想には欠けているのが今の日本の現実ではないでしょうか…。。
 この問題は、「働かなくても食べていける?」彼らに対して、どうしても感情論で片づけてしまいがちですが、4月17日に発生した『ネットの常時接続を解約されたことに腹を立てて家族5人を刺す事件を引き起こしたような岩瀬高之容疑者のような悪質な事例』はむしろレアケースで、大半の方は社会や家族に対して「申し訳ない」といった気持ちを抱えつつ どう軌道修正してよいのか悩み続けているケースがほとんどですし、中長期的に労働力不足になっていくことがわかっている以上、うつ患者同様、どう彼らに社会復帰してもらい当人の能力の応じた仕事をしてもらうことで、社会に貢献してもらうかを考えていくべきではないかな…と思いますね。

「老後は都会で」が大多数 田舎暮らしに不安抱く

2010-07-25 08:53:18 | Weblog
「老後は都会で」が大多数 田舎暮らしに不安抱く 2010年07月20日 J-CAST
http://www.j-cast.com/2010/07/19070369.html?ly=cm&p=1
 老後を田舎でのんびり暮らしたい。そんな憧れをもっている都会人は多いはずだ。田舎に転居した老夫婦のドキュメント番組「人生の楽園」(テレビ朝日系)は人気だし、田舎暮らしを支援するサイトも続々と登場している。しかし、現実を知ると、そう簡単なものではないことに気がつくようだ。
 国土交通省が2010年6月30日に発表した住まい」に関するアンケートでは「老後は田舎よりも都会に住みたい」と考えている人が73.9%と圧倒的多数だった。

田舎暮らしを始めて挫折する人が多い 
 アンケートは10年1月から2月にかけ、全国の20歳以上の男女994人から回答を得た。自然に恵まれた地方よりも、娯楽施設や医療・福祉施設などの各種施設が充実し、交通アクセスの良い都市部に住みたいという結果だった。
 老後を都会で暮らしたいと思う人がどうして多くなったのか。例えば、Q&Aサイト「ヤフー!知恵袋」を見ると、2010年6月23日にこんな質問が出ている。

「老後こそ便利な東京に住みたいという考え方は日本人のなかで珍しいでしょうか?」
 メディアの報道やネットを見ると、老後は田舎で暮らしたい、というが主流に見える。しかし、地方から上京してから15年の体験と、75歳を過ぎて車の運転が難しくなっている
実父を見ていると、東京でずっと暮らしたいと考えるようになった、というのだ。
 この質問には10の回答が付いている。そこには、
「現在も東京ですが、すぐ近くに大きな病院が何件もあるし通りに出ればタクシーはたくさん走っているし。田舎で年を取ったら大変だと感じます」
「老後を東京で生活するのは良いなぁと思います。ただ一つ心配な点は、公立の老人ホームや介護施設の空きがないことですかね」
「定年後に田舎暮らしを始めて挫折する人が多いそうですよ。車がないと暮らせない場所が多いですから買い物ひとつにしても困ってしまったり、濃密な人間関係になじめない人が多いのだとか」などと書かれていて、都会に住むことに肯定的な意見が多い。

「田舎暮らししたいなら積極的な目標持て」
 不動産経済研究所役員の福田秋生さんは、老後の居住選択に田舎を外す傾向が強くなったのは、交通が不便で病院など福祉施設が少ないことはもちろんだが、過疎化が急速に進んだことが大きな原因だと指摘する。地方経済は疲弊し、若者は都会に出て人口が減少。大手スーパーが撤退し、買い物にも支障が出ている。
田舎は都会と比べ人間関係のストレスは少ないものの、周りは老人だらけ。コミュニケーションを取ろうとしても、家が離れていて、いざというときの交流が難しい。
 「老後に田舎に住んでうまくいく人は、田舎に行って何をするのか積極的な目的を持っている人。のんびりしたいだけでは難しいと思います」と話している。



 実はこの田舎暮らし願望。これまで仕事一筋に生きてきた専業主婦を妻に持つ男性が『引退後は農地に触れながら静かに暮らしたい』とばかり、イメージ先行で、これまでのように独断で決めようとするものの、当の妻はこれまでの人間関係や生活の便利さを失いたくなくて猛反発するケースが多く、夫婦関係の不和が更に広がってしまうという事例も決して少なくありませんし、仮に夫婦双方が引退後の田舎暮らしを希望して移住したとしても、片方が介護が必要な体になったのをきっかけに、『日常の買い物をするにも坂を登るのがきつい』など、田舎暮らしのデメリットが一気に目についてしまい『こんなはずじゃなかった!!!』となることが多いんですよね…(溜息
 まあ、どうしても田舎暮らしを希望するならば、都会の自宅は保有しながら安いセカンドハウスを購入して長期滞在の別荘感覚で利用することで『理想と現実の差』を実感してもらうというのも一種のリスク回避策かと思いますし、(これは老人ホーム選びにも共通することですが)これまでの自宅を売却する場合には、人生のラストステージを過ごす場所だからこそ、(二重保有のため多少のコストアップにはつながりますが)最低でも1年は暮らして見ることで『本当にこの場所でいいのか』を再考することを個人的にはお勧めしたいと思います。

吉野家迷走 再び並270円に値引き 脱“独り負け”へ試行錯誤

2010-07-25 08:46:10 | Weblog
吉野家、再び並270円に値引き 脱“独り負け”へ試行錯誤 2010年7月20日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100720/biz1007201907033-n1.htm
 吉野家ホールディングスは20日、28~8月3日までの期間限定で、牛丼や一部定食などを110円値引きする「夏の牛丼祭」を実施すると発表した。牛丼並盛は通常の380円を270円、大盛は480円を370円に値引きする。
 ライバルの「すき家」が並盛を定価で280円に値下げ、さらに250円への値引きキャンペーンを実施し、吉野家は顧客を奪われ、“独り負け”状態にある。4月にも270円に値引きするキャンペーンを実施したが、すき家のほか、松屋も250円に値引きする対抗キャンペーンを行い、思ったような成果を得られなかった。
 吉野家は、これまで春と秋に値引きキェンペーンを実施してきた。夏のキャンペーンは、牛丼の販売を一時休止していた2005年以来という。
 吉野家の6月の既存店売上高は前年同月比15・1%減と、16カ月連続でマイナスで、2けた超のマイナスは2カ月連続。これに対し、すき家は18・7%増で4カ月連続で2けたの伸びを達成。松屋も2・1%増と3カ月連続のプラスだった。
 吉野家では、値引きキャンペーンにより、顧客動向を探りたい意向だという。

牛丼:吉野家と松屋が値下げ 価格競争が過熱化
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100721k0000m020087000c.html
 吉野家ホールディングスは20日、28日から8月3日までの期間限定で、「牛丼」並盛りを通常の380円から270円に値下げすると発表した。松屋フーズも対抗して、7月29日から8月5日まで、「牛めし」並盛りについて320円から250円への値引きを決めた。
 「すき家」のゼンショーも「近く何らかのキャンペーンを検討したい」としており、手軽な外食の機会が増える夏を迎え、大手チェーンによる集客力を高める値下げ競争が過熱してきた。
 吉野家は4月にも期間限定で270円に値引きしたが、競合する松屋とすき家もそれぞれ250円で販売。吉野家は、より価格が安い両社に顧客を奪われる形となり、2010年3~5月期連結決算の売上高が、前年同期比で7.5%減少と低迷した。

「すき家」も2週間限定で牛丼値下げ、並盛“最安値”250円 大手3社再び激安戦争 2010年7月22日 
産経夕刊 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100722/biz1007221002010-n1.htm
毎日夕刊 http://mainichi.jp/select/biz/news/20100723k0000m020035000c.html
 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは22日、期間限定で、牛丼の並盛を通常の280円から業界最安値の250円に値下げすると発表した。今月27日から2週間、「夏の感謝祭」と題した値下げキャンペーンを実施する。
 「吉野家」を展開する吉野家ホールディングスや、「松屋」の松屋フーズの競合2社も、同時期に牛丼の値下げキャンペーンを実施する方針。牛丼最大手「すき家」のゼンショーが対抗手段を取る形で、大手3社による「牛丼」激安戦争が再燃した形だ。
 「すき家」が実施する今回の値下げは、27日午前9時から8月10日午前9時までの2週間、牛丼類全品を通常価格の30円引きで販売する。同社の並盛の値下げ価格250円は、「松屋」と同じ業界最安値での販売となる。
 このほか、牛丼のミニが230円から200円に、大盛が380円から350円にそれぞれ値下げされる。
 対象店舗は「すき家」全1473店。同社は今年4月、6月にそれぞれ牛丼の期間限定値下げを実施したが、150店限定で行っていた。今回の値下げは全店規模で行う予定で、これだけ大規模な値下げキャンペーンは初めてとしている。
 一方、吉野家は28日から8月3日の間、「牛丼」など9つのメニューを通常価格から110円引きにする。牛丼の並盛は380円から270円に、大盛は480円から370円にそれぞれ値下げする。
 また、松屋も29日から8月5日まで「牛めし」並盛を320円から250円に、大盛420円を350円にそれぞれ値下げする方針。
 今年に入り、牛丼大手3社が期間限定の「牛丼」値下げを仕掛け、激安戦争の様相を呈している。値下げ戦略で、「すき家」や「松屋」は売り上げを伸ばしているが、老舗の「吉野家」は苦戦している。

牛丼「価格戦争」に乗り遅れ 吉野家巻き返しへの遠い道のり 2010年7月23日 J-CAST
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/backnumber/n_yosinoya__20100723_4/story/20100723jcast2010271631/
 吉野家の値下げキャンペーンは吉と出るか。
牛丼チェーン各社が値下げ合戦を繰り返す中、吉野家も2010年7月下旬から牛丼を270円に値下げする。あくまで「期間限定」の価格というが、ゼンショー、松屋との「価格戦争」に乗り遅れ、後手後手が続いている。
 2010年7月20日、吉野家が7月28日から8月3日までの期間、「夏の牛丼祭」を実施すると発表した。期間中、対象メニューが110円引きとなるキャンペーンで、牛丼並盛りの場合、通常380円が270円になる。沖縄県内の店舗など一部を除いて、全国の吉野家店舗で行う。

ゼンショー、松屋は何度も値下げキャンペーン実施
 牛丼チェーン業界では09年末から値下げ合戦が続いている。それまで大手牛丼チェーンの最安値はすき家の330円だったが、12月3日、松屋が320円に値下げ。その直後の7日には、すき家が更に安い280円に改訂した。
 その後は、松屋とすき屋が散発的に値下げキャンペーンを実施。10年春から7月にかけて牛丼が250円になるキャンペーンを何度も繰り返してきた。
 一方の吉野家はというと、4月に一度270円になるキャンペーンを実施したものの、基本的には静観、380円で売り続けてきた。10年春以降、すき家のゼンショーが既存店での売上が前年度比1~2割増、松屋が2~6%増を記録する中、吉野家は1~2割減と、「1人負け」の状態が続いていた。
 今回の値下げキャンペーンについて、吉野家の広報担当者は、「他社との競争で値下げするのではない」と強調する。8月は一年の中でも客足が伸びる。その時期に吉野家で牛丼を食べ、「やっぱり牛丼は吉野家」だと再認識してもらいたいのだという。
「春のセールは新聞でも取り上げられ大きく盛り上がりました。前年度の売上は超えられませんでしたが、手応えは感じましたし、多少回復もしました。今回も盛り上がれば」と話す。ただ、値下げといってもあくまで「期間限定」。キャンペーン終了後はもとの380円に戻るが、通常価格の値下げは「考えていません」としている。

「客の流れが既にゼンショー、松屋の方にいっている」
 吉野家の値下げキャンペーンについて、外食産業に詳しい経済ジャーナリストの中村芳平さんは「どれだけ離れた客を戻せるか。ゼンショーの安売りがボディブローのように効いてきている」と指摘する。客の流れが既にゼンショー、松屋の方にいっており、吉野家が取り戻そうとしても難しい、と見る。
「吉野家に固定ファンがいるのは確かですが、他と50~100円も違ったら行かなくなります。それに、最近はすき家も味が良くなっています。吉野家は、価格通りの価値があるから値下げはできないとしていますが、本当に吉野家の牛丼は優れているのか。固定ファンがいるからといって、それに甘えて殿様商売をしてはいけません」吉野家HDは、10年2月期の連結決算で、過去最悪となる最終損益89億円の赤字を記録。7月8日に発表された3~5月期連結決算でも、最終赤字7億円だった。今後の業績によっては、4月から吉野家社長を兼任している、吉野家HDの安部修仁社長の責任問題に発展する可能性も指摘されている。
「今回の値下げにしても、後手後手な印象。長期的な戦略がなく、経営に迷いがあるように見えます。価格戦争に参加するならチマチマやるのではなく、とことんやればいいんです。今度も負けるようだと、株主も黙っていないかも知れません」




 ん…。どうも最近の吉野家は迷走を続けていますね…。
 牛丼が売上の主要メニューである吉野家と異なり、カレーや各種定食など複数のメニューを用意することで『損して得取れ』作戦が取れるライバルチェーンの場合、吉野家が価格を引き下げれば、顧客を奪われまいとより安い価格をつけて対抗してくることくらい、すぐにわかりそうなものですし、吉野家が生き残るには価格以外の要素で差別化を訴えるしかないと思うのですが、このような価格頼りの戦略を繰り返している限り、フランチャイズチェーンの経営も苦しくなり、本社の業績も急降下し続けることになりそうな嫌な予感がしてなりません。
 今は、コンビニも低価格弁当を販売するなど、ライバルは飲食業界全体に広がり、またマクドナルドという同じ低価格戦略を取るガリバー的存在とも競合するのですから、もう少し真剣に中長期的戦略を考えるべきだと思うんですけどね…(呆れ

亀井氏の「千手観音になる」発言も、国民新党は社民との参院統一会派先送り

2010-07-25 08:37:23 | Weblog
「千手観音になる」亀井氏がパイプ役に意欲 2010年7月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100718-OYT1T00186.htm
 参院選で議席獲得に失敗した国民新党が、与党内で何とか存在感を発揮しようと、手探りを続けている。
 「おれは千手観音になる。民主党には仕掛けができない」亀井代表は最近、周囲にこう語り、参院での過半数を失った与党と、野党との「パイプ役」に意欲を示した。亀井氏が連携相手に見込む一番手は、連立を離脱した社民党だ。法案採決で社民党の協力が得られれば、参院で否決された法案を再可決するのに必要な衆院の「3分の2」の議席を確保できるからだ。
 国民新党はまず、衆参両院での統一会派を社民党に打診したが、衆院では拒否された。参院では協議を継続するが、社民党内に異論があるうえ、国民新党でも森田高、亀井亜紀子両参院議員が「支持者の理解を得られない」と否定的な見解を示しており、先行きは明るくない。
 新党改革、たちあがれ日本など「第3極」政党との連携はさらに厳しい。
 亀井氏は参院選の期間中に、新党改革の舛添代表に「選挙後の連携」を呼びかけたが、新党改革は選挙後、たちあがれ日本と参院で統一会派を組むと発表した。こうした政党からは、「国民新党との連携は、連立離脱が前提だ」とけん制する声も漏れる。
 民主党からも「参院選敗北で焦っているのかもしれないが、あまりかき乱されるとかえって迷惑だ」という声が出ている。国民新党の苦悩は続きそうだ。

国民新党と社民、参院統一会派先送り 2010年07月22日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100721-OYT1T00987.htm
 国民新党と社民党は21日、参院での統一会派結成を当面見送ることで一致した。
 統一会派構想は国民新党側が打診したが、同党内に慎重論が浮上した。国民新党の森田高政調会長は21日、社民党の又市征治副党首と電話で会談し、9月の臨時国会に向け、改めて協議することを確認した。 両党は衆院での統一会派結成はすでに断念している。




 空気が読めていない政治家と言えば、「龍馬の親戚」発言をやらかして、当の龍馬の子孫から猛クレームがきた鳩山弟(鳩山邦夫氏)をまず思い出しますが、最近の亀井静香国民新党代表も、どうも鳩山弟に近い存在になってきた気がしますね…(苦笑
 そもそも、郵貯の預入限度額と簡保の限度額引き上げを強行しようとする(郵貯の限度額はともかく、簡保の限度額は審査の厳格化など、国民にはメリットはないでしょうね…)など、あれだけ癖の強い政治家が調整タイプになれるはずがありませんし、現在では6名まで減ってしまった国民新党の国会議員のうち、42歳と国会議員としてはかなりの若手に入る森田高氏や亀井久興の長女で同じく若手に入る45歳の亀井亜紀子氏が万が一にも袂を分かつようなことになれば、残りの4名は64歳の自見庄三朗氏、73歳の亀井静香氏、71歳の松下忠洋氏、48歳の下地幹郎氏。
 もし48歳でまだ政治家としての将来もある下地幹郎氏も逃げ出すようなことになれば、それこそたちあがれ日本や新党改革などと国民の目から区別がつかなくなり、また郵政問題で固執している頭の固い政党という固定イメージが定着しかねないだけに、さすがに若手3人組のうちの2人(森田高氏&亀井亜紀子氏)までも離脱するリスクを冒してまでは参議院で社民党と統一会派を結成するメリットはないと判断したのではないでしょうか…。
 自軍の影響力を確保しようと焦るあげく、肝心の身内から離脱者を出してはそれこそ意味がありませんし、(連立を組んでいる民主党など)対外的にはかなりの強硬姿勢を見せている亀井氏でも、今回ばかりは折れざるを得なかったものと思われます。

81歳死亡:車に8時間置き去り 熱中症か…千葉・木更津

2010-07-25 08:28:39 | Weblog
81歳死亡:車に8時間置き去り 熱中症か…千葉・木更津 2010年07月24日 
毎日 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100725k0000m040133000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100724-OYT1T00913.htm
 24日午後5時40分ごろ、千葉県木更津市羽鳥野の高齢者福祉施設「めぐみの家」駐車場に止めた送迎用ワゴン車内で、同市貝渕の無職、宇田川美知子さん(81)が倒れているのを施設職員が発見し119番した。既に心肺停止状態で、駆け付けた医師がその場で死亡を確認した。炎天下の車内に約8時間置き去りにされたとみられ、県警木更津署は熱中症の可能性もあるとみて死因などを調べるとともに、業務上過失致死容疑も視野に施設側から事情を聴いている。
 同署によると、宇田川さんは施設のデイサービスを受けるため、午前8時45分ごろ自宅へ迎えに来たワゴン車に乗り、他の利用者ら4人とともに施設に向かった。同9時15分ごろ着いたが、炎天下の屋外駐車場に止めた車内に放置されたとみられる。施設関係者は「いつもより乗せた人数が多かったため宇田川さんを降ろし忘れた」と話しているという。
 帰宅準備を始めた施設職員が午後5時半ごろ、宇田川さんがいないことに気付き、車を確認して発見。宇田川さんは朝に着席した3列シートの最後部で、倒れていたという。
歩行が不自由で、自力では車外に出られなかったらしい。ワゴン車には、委託を受けた男性運転手(70)の他に施設職員は同乗していなかった。
 独立行政法人福祉医療機構のサイトによると、めぐみの家は定員は12人で、木更津・君津両市でデイサービスを提供している。
 気象庁によると、24日の木更津市は晴れで、午後0時26分に最高気温34.6度を記録した。



 熱中症と言えば、千葉県の木更津市ではデイサービス施設の送迎用ワゴン車で、お年寄りが忘れ去られ車内に8時間も放置され死亡するという痛ましい事件もありました。
 それにしても、バスが到着したのが9時15分頃で、午後5時頃になって施設の職員が宇田川さん(被害者)の姿が見当たらないのに気がついて捜索したところ、送迎車最後部の3列目の座席に座った状態でいるところを発見したそうですが、利用予定者の名前くらいはチェックしているでしょうし、少なくともお昼時間になっても姿を現さないことに何の不審感も抱かないというのも、サービス業しかも人の命を預かるお仕事ととしてどうなんだか…(呆れ
 最近は『介護施設には将来的に需要がある』とでも見ているのか、異業種からの参入業者も増え、低賃金の待遇故に働き手の確保にも苦労。職員の人材の質も低下を余儀なくされているのだと思いますが、10分や20分気がつかなかったというのならばともかく、8時間も放置では事業所の過失責任も間逃れられない(しつこいようですが、足が不自由な方なのに、お昼時にいない時点で不審に思わないものでしょうか…)でしょうし、利用する側も送り出す家族の側も何を信じればよいのかわからなくなってしまいそうです…(溜息