「夫は外、妻は家庭」に反対、半数超える・内閣府世論調査 2007年9月29日
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070929AT1G2901529092007.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070929it11.htm
毎日夕刊 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070930k0000m040049000c.html
朝日夕刊 http://www.asahi.com/life/update/0929/TKY200709290238.html
内閣府が29日発表した男女共同参画社会に関する世論調査によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」との考えに反対する人の割合が52.1%と1992年の調査開始以来、初めて半数を超えた。賛成は44.8%。内閣府では「男女の役割分担を固定的に考える傾向に変化がみられる」(男女共同参画局)と分析している。
ただ現実の家事分担では、妻の仕事として「食事の支度」を挙げたのが85.6%、「掃除」も75.6%と高い。仕事と家庭のどちらを優先するかでも「仕事を優先する」は女性の17.3%に対し、男性は40.2%。男女の仕事と家庭に対する考え方には依然開きがある。
一方、結婚観や家庭観では「結婚しても必ずしも子どもを持つ必要はない」との考えに反対の人が59.4%と前回調査に比べ8.1ポイント上昇。「結婚しても相手に満足できないときは離婚すればよい」との考えに反対の人も47.5%と同7.4ポイント上昇し、賛成の46.5%(同4.6ポイント低下)を逆転した。
今日(30日)の時点で報告書が内閣府のHPにアップしていないので、詳細はわかりませんが、各誌の報道を見ている限り、性別役割分担意識は表面上は薄れつつあるものの、現実は…といった状態のようですね。
中には、育児短時間勤務を男性が取得することを全く前提にしていない人事を平気で行っている会社も少なくありませんし、まずは会社側が若手社員の働き方を変えさせない限り、いくら意識ばかりが高くなっても、実現はかなり厳しそうです。
一方、『結婚したら子供を持つか』や『性格不一致による離婚』となると、途端に意識は保守的になるようで…。ごくごく個人的な意見を述べるならば、2%に満たない婚外子出生率やできちゃった結婚比率の高さが、ますます『結婚したら子供ができて当たり前』という思い込みを強くしている(世の中には結婚しても子供ができない不妊に悩む人が約1割いるというごくごく当たり前の現実がなぜか忘れ去られています)と思いますし、子供が欲しくてもできない夫婦の気持ちをますます追いつめることにならないか心配です。
離婚については、まさに離婚の数だけ破綻にいたるパターンがありますし、一概にコメントできませんが、破綻が明らかな場合は、時間が経てば経つほど、打てる対策が少なくなる(嫌々ながら夫婦生活を継続するしかなくなる)だけに、もう少し寛大になっても良いと思いますが、こちらについては、自分の身内などに当てはめて考えてしまうことで意識を保守的にしてしまうのでしょうか。人生は一度しかないだけに、離婚するにしても離婚しないにしても、男女の片方だけが幸せになるのではなく、双方が幸せになる最大公約数を見つけ出して、新しい人生を送って欲しいと、私としては考えます。
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070929AT1G2901529092007.html
読売夕刊 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070929it11.htm
毎日夕刊 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070930k0000m040049000c.html
朝日夕刊 http://www.asahi.com/life/update/0929/TKY200709290238.html
内閣府が29日発表した男女共同参画社会に関する世論調査によると、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」との考えに反対する人の割合が52.1%と1992年の調査開始以来、初めて半数を超えた。賛成は44.8%。内閣府では「男女の役割分担を固定的に考える傾向に変化がみられる」(男女共同参画局)と分析している。
ただ現実の家事分担では、妻の仕事として「食事の支度」を挙げたのが85.6%、「掃除」も75.6%と高い。仕事と家庭のどちらを優先するかでも「仕事を優先する」は女性の17.3%に対し、男性は40.2%。男女の仕事と家庭に対する考え方には依然開きがある。
一方、結婚観や家庭観では「結婚しても必ずしも子どもを持つ必要はない」との考えに反対の人が59.4%と前回調査に比べ8.1ポイント上昇。「結婚しても相手に満足できないときは離婚すればよい」との考えに反対の人も47.5%と同7.4ポイント上昇し、賛成の46.5%(同4.6ポイント低下)を逆転した。
今日(30日)の時点で報告書が内閣府のHPにアップしていないので、詳細はわかりませんが、各誌の報道を見ている限り、性別役割分担意識は表面上は薄れつつあるものの、現実は…といった状態のようですね。
中には、育児短時間勤務を男性が取得することを全く前提にしていない人事を平気で行っている会社も少なくありませんし、まずは会社側が若手社員の働き方を変えさせない限り、いくら意識ばかりが高くなっても、実現はかなり厳しそうです。
一方、『結婚したら子供を持つか』や『性格不一致による離婚』となると、途端に意識は保守的になるようで…。ごくごく個人的な意見を述べるならば、2%に満たない婚外子出生率やできちゃった結婚比率の高さが、ますます『結婚したら子供ができて当たり前』という思い込みを強くしている(世の中には結婚しても子供ができない不妊に悩む人が約1割いるというごくごく当たり前の現実がなぜか忘れ去られています)と思いますし、子供が欲しくてもできない夫婦の気持ちをますます追いつめることにならないか心配です。
離婚については、まさに離婚の数だけ破綻にいたるパターンがありますし、一概にコメントできませんが、破綻が明らかな場合は、時間が経てば経つほど、打てる対策が少なくなる(嫌々ながら夫婦生活を継続するしかなくなる)だけに、もう少し寛大になっても良いと思いますが、こちらについては、自分の身内などに当てはめて考えてしまうことで意識を保守的にしてしまうのでしょうか。人生は一度しかないだけに、離婚するにしても離婚しないにしても、男女の片方だけが幸せになるのではなく、双方が幸せになる最大公約数を見つけ出して、新しい人生を送って欲しいと、私としては考えます。