大阪府阪南市長選で水野氏初当選 2016年10月31日 産経
http://www.sankei.com/west/news/161030/wst1610300084-n1.html
任期満了に伴う大阪府阪南市長選が30日投開票され、無所属新人で市社会福祉協議会長の水野謙二氏(62)=大阪維新の会推薦=が、3選を目指した現職の福山敏博氏(66)=自民推薦=と、新人で元寝屋川市議の吉羽美華氏(36)のいずれも無所属の2人を破り初当選した。投票率は51・04%と前回(41・81%)を大きく上回った。当日有権者数は4万6881人。
選挙戦では、老朽化が進む市立幼稚園・保育所の計7施設を幼保連携型認定こども園1園に統合する「総合こども館(仮称)」計画の是非が大きな争点となった。水野氏は計画に反対し、「白紙撤回」を訴えていた。
福山氏は、計画推進を訴え「子供たちの命を守るために必要」と主張したが支持が広がらなかった。吉羽氏は、計画中止を訴えたが、水野氏との違いを鮮明化できず、及ばなかった。
★大阪府阪南市 市長選挙結果(投票率51.04%)
当 11150 水野謙二 無新
7050 福山敏博 無現
5445 吉羽美華 無新
大阪府阪南市は、泉南地域に位置する人口約5.3万人の市で、市長選は2008年11月から2期8年現職を務めて3期目を目指す66歳で自民・公明が推薦する福山敏博氏に、元寝屋川市議で36歳の吉羽美華氏、社会福祉法人阪南市社会福祉協議会会長で大阪維新の会が推薦する62歳の水野謙二氏が挑みましたが、
一番の争点となった総合こども館(7つの公立幼稚園と保育所を全て廃止し、600人規模の認定こども園に集約する)計画について
「子どもたちを支えようとするその活動をつぶしてしまおうとするのが、この一極集中こども館なんです。絶対に許してはいけないと思います」「総合こども館」計画を白紙に戻し、市民に公開して議論すべきと訴えた水野謙二氏が11150票を獲得して
「子育ての核として幼保連携型の認定こども園、この実現にむけ取り組んでまいります」と計画の推進と信認を求めて7050票を獲得した現職の福山敏博氏
「総合こども館」計画を中止し、予定地に市役所を移転。幼稚園・保育所の耐震化を進める。「こども館をとめる、子どもたちを守る、そして阪南市を立て直す、これができるのも私だけ」と訴え5445票を獲得した吉羽美華氏 を破り初当選を決めました。
この騒動はヤマダ電機系の大型商業施設が撤退した跡地に保育園を集約しようとして地元から1万2000票あまりの撤回署名が出たことで一躍注目を集めたものの、反対派が2陣営に分裂して最悪共倒れで現職が勝利することになれば、他の自治体も追従しかねないと懸念されていたのですが、終わってみれば水野氏の圧勝。
当然この計画は撤回することになるのだと思いますが、だとしたら老朽化した保育園等の整備をどう行う代替策を講じるのか。移設予定地だった市の中心部になる空き店舗も何も対策を講じなければ廃墟化しかねず後継テナントの誘致策も課題になるでしょうし、新市長の責任は重大だと思います。
http://www.sankei.com/west/news/161030/wst1610300084-n1.html
任期満了に伴う大阪府阪南市長選が30日投開票され、無所属新人で市社会福祉協議会長の水野謙二氏(62)=大阪維新の会推薦=が、3選を目指した現職の福山敏博氏(66)=自民推薦=と、新人で元寝屋川市議の吉羽美華氏(36)のいずれも無所属の2人を破り初当選した。投票率は51・04%と前回(41・81%)を大きく上回った。当日有権者数は4万6881人。
選挙戦では、老朽化が進む市立幼稚園・保育所の計7施設を幼保連携型認定こども園1園に統合する「総合こども館(仮称)」計画の是非が大きな争点となった。水野氏は計画に反対し、「白紙撤回」を訴えていた。
福山氏は、計画推進を訴え「子供たちの命を守るために必要」と主張したが支持が広がらなかった。吉羽氏は、計画中止を訴えたが、水野氏との違いを鮮明化できず、及ばなかった。
★大阪府阪南市 市長選挙結果(投票率51.04%)
当 11150 水野謙二 無新
7050 福山敏博 無現
5445 吉羽美華 無新
大阪府阪南市は、泉南地域に位置する人口約5.3万人の市で、市長選は2008年11月から2期8年現職を務めて3期目を目指す66歳で自民・公明が推薦する福山敏博氏に、元寝屋川市議で36歳の吉羽美華氏、社会福祉法人阪南市社会福祉協議会会長で大阪維新の会が推薦する62歳の水野謙二氏が挑みましたが、
一番の争点となった総合こども館(7つの公立幼稚園と保育所を全て廃止し、600人規模の認定こども園に集約する)計画について
「子どもたちを支えようとするその活動をつぶしてしまおうとするのが、この一極集中こども館なんです。絶対に許してはいけないと思います」「総合こども館」計画を白紙に戻し、市民に公開して議論すべきと訴えた水野謙二氏が11150票を獲得して
「子育ての核として幼保連携型の認定こども園、この実現にむけ取り組んでまいります」と計画の推進と信認を求めて7050票を獲得した現職の福山敏博氏
「総合こども館」計画を中止し、予定地に市役所を移転。幼稚園・保育所の耐震化を進める。「こども館をとめる、子どもたちを守る、そして阪南市を立て直す、これができるのも私だけ」と訴え5445票を獲得した吉羽美華氏 を破り初当選を決めました。
この騒動はヤマダ電機系の大型商業施設が撤退した跡地に保育園を集約しようとして地元から1万2000票あまりの撤回署名が出たことで一躍注目を集めたものの、反対派が2陣営に分裂して最悪共倒れで現職が勝利することになれば、他の自治体も追従しかねないと懸念されていたのですが、終わってみれば水野氏の圧勝。
当然この計画は撤回することになるのだと思いますが、だとしたら老朽化した保育園等の整備をどう行う代替策を講じるのか。移設予定地だった市の中心部になる空き店舗も何も対策を講じなければ廃墟化しかねず後継テナントの誘致策も課題になるでしょうし、新市長の責任は重大だと思います。