安倍氏、自民新総裁に…決選投票で石破氏を逆転 2012年9月26日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120926-OYT1T00783.htm
自民党は26日午後、総裁選の投開票を行い、新総裁に安倍晋三元首相(58)(町村派)を選出した。
安倍氏は1回目の投票で2位につけ、1位となった石破茂前政調会長(55)(無派閥)を決選投票で逆転し、勝利した。決選投票による逆転勝利は、石橋湛山氏が岸信介氏を破った1956年以来、56年ぶり。
26日は午後1時から自民党本部で国会議員による投票が行われ、党員投票の結果とともに発表された。1回目の投票では、石破氏が199票でトップ、安倍氏が141票で続いた。5人の候補者のいずれも過半数を獲得できず、上位2人が国会議員投票だけで争われる決選投票に進んだ。
安倍氏は2006~07年以来の再登板となる。総裁の再登板は、1955年の自民党結党以来初めて。安倍氏は2006年9月に首相に就任したが、体調を崩して07年9月に辞任した。
新総裁の任期は15年9月末まで3年間。自民党は、新たなリーダーのもとで、09年に野党に転落して以来の政権復帰を目指し、次期衆院選に臨むことになる。
谷垣禎一総裁の任期満了に伴い今月14日に告示された総裁選は、安倍氏、石破氏、山崎派出身の石原伸晃幹事長(55)、町村信孝元官房長官(67)(町村派)、林芳正政調会長代理(51)(古賀派)の5氏が立候補し、国会議員票(198票)と党員票(300票)の計498票を巡って選挙戦を展開した。
う~ん。1回目の投票は国会議員票197票+地方票300票=497票に対して、1位が石破氏で国会議員票34票+地方票165票の計199票、2位が安倍氏で国会議員票54票+地方票87票の計141票、3位が石原氏で国会議員票58票+地方票38票の計96票、4位が町村氏で国会議員票27票+地方票7票の計34票、5位が林氏で国会議員票24票+地方票3票の計27票 で、決戦投票に進出したのは石破氏と安倍氏でしたが、決戦投票では地方票は反映せず国会議員票のみで判断。
その結果は、安倍氏が108票に対して石破氏は89票と、見事なまでの逆転劇となってしまったようですね。
まあ、ロシアとは北方領土、韓国とは竹島、中国(や台湾)とは尖閣諸島の領有権を巡って周囲の国から激しく揺さぶりをかけられているような平時とは言い難いような状況下では、保守色が強くこわもてのする安倍氏の方がリーダーとしてより適任という見方もできなくもありません(おそらく次の衆議院選挙では自民党が第一党に返り咲いて首相も自民党から出ることになるでしょうし、今回の総裁選は実質的にその総指揮官を選ぶ選挙。外交で首相が弱腰では不利になりかねません)し、次の衆議院選挙で大阪維新の会との連携を組む上でも党のトップにふさわしいと判断した国会議員が多かったのではないかと思うのですが、半面、「じゃあ、地方票の意味は何だったの?」という気もしなくもありませんし、だからこそ(世論人気に反する形で)新代表に就任する安倍氏には正にリーダーにふさわしい責任ある言動をとってもらいたいものだと思います。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120926-OYT1T00783.htm
自民党は26日午後、総裁選の投開票を行い、新総裁に安倍晋三元首相(58)(町村派)を選出した。
安倍氏は1回目の投票で2位につけ、1位となった石破茂前政調会長(55)(無派閥)を決選投票で逆転し、勝利した。決選投票による逆転勝利は、石橋湛山氏が岸信介氏を破った1956年以来、56年ぶり。
26日は午後1時から自民党本部で国会議員による投票が行われ、党員投票の結果とともに発表された。1回目の投票では、石破氏が199票でトップ、安倍氏が141票で続いた。5人の候補者のいずれも過半数を獲得できず、上位2人が国会議員投票だけで争われる決選投票に進んだ。
安倍氏は2006~07年以来の再登板となる。総裁の再登板は、1955年の自民党結党以来初めて。安倍氏は2006年9月に首相に就任したが、体調を崩して07年9月に辞任した。
新総裁の任期は15年9月末まで3年間。自民党は、新たなリーダーのもとで、09年に野党に転落して以来の政権復帰を目指し、次期衆院選に臨むことになる。
谷垣禎一総裁の任期満了に伴い今月14日に告示された総裁選は、安倍氏、石破氏、山崎派出身の石原伸晃幹事長(55)、町村信孝元官房長官(67)(町村派)、林芳正政調会長代理(51)(古賀派)の5氏が立候補し、国会議員票(198票)と党員票(300票)の計498票を巡って選挙戦を展開した。
う~ん。1回目の投票は国会議員票197票+地方票300票=497票に対して、1位が石破氏で国会議員票34票+地方票165票の計199票、2位が安倍氏で国会議員票54票+地方票87票の計141票、3位が石原氏で国会議員票58票+地方票38票の計96票、4位が町村氏で国会議員票27票+地方票7票の計34票、5位が林氏で国会議員票24票+地方票3票の計27票 で、決戦投票に進出したのは石破氏と安倍氏でしたが、決戦投票では地方票は反映せず国会議員票のみで判断。
その結果は、安倍氏が108票に対して石破氏は89票と、見事なまでの逆転劇となってしまったようですね。
まあ、ロシアとは北方領土、韓国とは竹島、中国(や台湾)とは尖閣諸島の領有権を巡って周囲の国から激しく揺さぶりをかけられているような平時とは言い難いような状況下では、保守色が強くこわもてのする安倍氏の方がリーダーとしてより適任という見方もできなくもありません(おそらく次の衆議院選挙では自民党が第一党に返り咲いて首相も自民党から出ることになるでしょうし、今回の総裁選は実質的にその総指揮官を選ぶ選挙。外交で首相が弱腰では不利になりかねません)し、次の衆議院選挙で大阪維新の会との連携を組む上でも党のトップにふさわしいと判断した国会議員が多かったのではないかと思うのですが、半面、「じゃあ、地方票の意味は何だったの?」という気もしなくもありませんし、だからこそ(世論人気に反する形で)新代表に就任する安倍氏には正にリーダーにふさわしい責任ある言動をとってもらいたいものだと思います。