小泉元首相「野党になってもいい」 「チルドレン」らと会食 2009年6月30日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090630AT3S2902329062009.html
「これだけ厳しい選挙は初めてだが、ずっと与党でいること自体が不思議なことだ。野党になることもあっていい」。自民党の小泉純一郎元首相は29日夜、都内の日本料理屋で、2005年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」21人と会食し、持論を披露した。中川秀直、武部勤両元幹事長も同席した。
小泉氏は「人生いろいろ、選挙もいろいろ。自分の信念を貫け」「無党派層の支持を得られるかが勝敗の分かれ目だ」と指南。要請があれば選挙応援に駆け付ける考えを伝えた。「来年は参院選もあるし、その時どうなっているかわからない」との見通しも示した。
麻生首相:党人事断念 「麻生降ろし」拡大も 求心力低下、不可避 2009年6月30日 毎日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090630ddm002010050000c.html
麻生太郎首相が29日、自民党の役員人事見送りに追い込まれたことで、首相のさらなる求心力低下は避けられない。同党内にくすぶる「麻生降ろし」の動きは現実味を増しており、選挙基盤の弱い中堅・若手議員に加え、中川秀直、武部勤両元幹事長ら党役員経験者からも公然と首相退陣要求が出始めた。「点」にとどまっている麻生降ろしの動きが「線」を結び、麻生包囲網に発展しかねない情勢となってきた。
首相が29日、党役員人事を見送る方向になったのは、衆院解散・総選挙が目前に迫っている中で、党内の反発を押し切れば混乱は避けられないと判断したからだ。ただ、総裁でありながら党運営もままならない姿を露呈する結果となり、
首相の政権運営は一層厳しい状況に置かれた。東京都議選などの結果次第では解散に踏み切れない可能性も出てきた。
首相が人事の調整に入ったのは、24日夜に安倍晋三元首相と会談した後だ。安倍氏は静岡県知事選と都議選で自民党が劣勢になりつつあるとして、早期の解散と自民党・閣僚人事の断行を進言した。首相が人事を検討しているとの情報は25日、一気に広まったが、じたばたした印象を与えかねず、党内からは反対論が噴出した。
党役員人事に慎重だった政府高官は、首相と細田博之幹事長が会うよう根回しを行い、両氏は27日夜、都内のホテルで2時間にわたり会談した。首相は細田氏に「(人事は)周りが勝手に言っている」などと伝え、党内では「首相は細田氏をクビにはできない」(同党関係者)と受け止められた。
政府高官は「人事には非常にエネルギーが必要で、簡単な話じゃない。変える方もそうだし、変えられる方にとってもそうだ。派閥領袖からも求められていないだろう」と語り、この時期に党役員人事に手をつけるメリットはないと強調した。
ただ、一度は首相が検討に入っただけに、見送りによって「首相はまたブレた」(自民党中堅議員)と受け止められている。
自民党関係者は「閣僚の兼務解消人事がまだ残るが、ここで踏ん張れなかったらもうおしまいだ。麻生さんで選挙はできないという流れになってしまうのではないか」と語る。閣僚人事を実行に移して踏みとどまれるのか、首相は瀬戸際に立たされた。
う~ん。党の役員人事入れ替えが見送りになったことで、更に麻生降ろしが広がることはある程度予想はできましたが、小泉さんの「野党になってもいい」発言には吃驚しましたね。
まあ、小泉氏としては、お膝元で小泉氏も応援していた現職の蒲谷亮一氏が横須賀市長選で33歳の若手候補に敗れた(しかも蒲谷氏は自民・公明・民主の相乗りでした)ことがショックで、冷静な判断力を失っていたのかな…などと私などは推測してみたりするのですが、はたして現政権のふがいなさに対する激励の意味での発言なのか、それとも本当に『1度は下野した方が自民党に対するショック療法になる』とでも考えているのか…(汗
一国民の立場として言わせてもらうならば、どうせ解散総選挙になったところで、公示手続きや選挙運動期間のことを考えれば、仮に選挙実施日が早まってもせいぜい1カ月かそこら。
お盆前後の職場がお休み&帰省・お墓参りモードに入っている時期に選挙をやられても迷惑ですし、投票所や開票作業を行う場所の確保のことも考慮すれば、もう任期満了前提で選挙日程を1日も早く絞り込んだ方が良いのではないかという気さえするのですが、本当に解散総選挙はやるんでしょうかねぇ…。
与野党それぞれ思惑もあるとは思いますが、『投票に行くのはまさしく私達国民』だという当たり前の事実を政治家先生達には決して忘れてほしくないと心から思います。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090630AT3S2902329062009.html
「これだけ厳しい選挙は初めてだが、ずっと与党でいること自体が不思議なことだ。野党になることもあっていい」。自民党の小泉純一郎元首相は29日夜、都内の日本料理屋で、2005年衆院選で初当選した「小泉チルドレン」21人と会食し、持論を披露した。中川秀直、武部勤両元幹事長も同席した。
小泉氏は「人生いろいろ、選挙もいろいろ。自分の信念を貫け」「無党派層の支持を得られるかが勝敗の分かれ目だ」と指南。要請があれば選挙応援に駆け付ける考えを伝えた。「来年は参院選もあるし、その時どうなっているかわからない」との見通しも示した。
麻生首相:党人事断念 「麻生降ろし」拡大も 求心力低下、不可避 2009年6月30日 毎日
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090630ddm002010050000c.html
麻生太郎首相が29日、自民党の役員人事見送りに追い込まれたことで、首相のさらなる求心力低下は避けられない。同党内にくすぶる「麻生降ろし」の動きは現実味を増しており、選挙基盤の弱い中堅・若手議員に加え、中川秀直、武部勤両元幹事長ら党役員経験者からも公然と首相退陣要求が出始めた。「点」にとどまっている麻生降ろしの動きが「線」を結び、麻生包囲網に発展しかねない情勢となってきた。
首相が29日、党役員人事を見送る方向になったのは、衆院解散・総選挙が目前に迫っている中で、党内の反発を押し切れば混乱は避けられないと判断したからだ。ただ、総裁でありながら党運営もままならない姿を露呈する結果となり、
首相の政権運営は一層厳しい状況に置かれた。東京都議選などの結果次第では解散に踏み切れない可能性も出てきた。
首相が人事の調整に入ったのは、24日夜に安倍晋三元首相と会談した後だ。安倍氏は静岡県知事選と都議選で自民党が劣勢になりつつあるとして、早期の解散と自民党・閣僚人事の断行を進言した。首相が人事を検討しているとの情報は25日、一気に広まったが、じたばたした印象を与えかねず、党内からは反対論が噴出した。
党役員人事に慎重だった政府高官は、首相と細田博之幹事長が会うよう根回しを行い、両氏は27日夜、都内のホテルで2時間にわたり会談した。首相は細田氏に「(人事は)周りが勝手に言っている」などと伝え、党内では「首相は細田氏をクビにはできない」(同党関係者)と受け止められた。
政府高官は「人事には非常にエネルギーが必要で、簡単な話じゃない。変える方もそうだし、変えられる方にとってもそうだ。派閥領袖からも求められていないだろう」と語り、この時期に党役員人事に手をつけるメリットはないと強調した。
ただ、一度は首相が検討に入っただけに、見送りによって「首相はまたブレた」(自民党中堅議員)と受け止められている。
自民党関係者は「閣僚の兼務解消人事がまだ残るが、ここで踏ん張れなかったらもうおしまいだ。麻生さんで選挙はできないという流れになってしまうのではないか」と語る。閣僚人事を実行に移して踏みとどまれるのか、首相は瀬戸際に立たされた。
う~ん。党の役員人事入れ替えが見送りになったことで、更に麻生降ろしが広がることはある程度予想はできましたが、小泉さんの「野党になってもいい」発言には吃驚しましたね。
まあ、小泉氏としては、お膝元で小泉氏も応援していた現職の蒲谷亮一氏が横須賀市長選で33歳の若手候補に敗れた(しかも蒲谷氏は自民・公明・民主の相乗りでした)ことがショックで、冷静な判断力を失っていたのかな…などと私などは推測してみたりするのですが、はたして現政権のふがいなさに対する激励の意味での発言なのか、それとも本当に『1度は下野した方が自民党に対するショック療法になる』とでも考えているのか…(汗
一国民の立場として言わせてもらうならば、どうせ解散総選挙になったところで、公示手続きや選挙運動期間のことを考えれば、仮に選挙実施日が早まってもせいぜい1カ月かそこら。
お盆前後の職場がお休み&帰省・お墓参りモードに入っている時期に選挙をやられても迷惑ですし、投票所や開票作業を行う場所の確保のことも考慮すれば、もう任期満了前提で選挙日程を1日も早く絞り込んだ方が良いのではないかという気さえするのですが、本当に解散総選挙はやるんでしょうかねぇ…。
与野党それぞれ思惑もあるとは思いますが、『投票に行くのはまさしく私達国民』だという当たり前の事実を政治家先生達には決して忘れてほしくないと心から思います。