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立山町長に舟橋氏再選 大差で大辻氏下す

2010-01-31 08:15:52 | Weblog
立山町長に舟橋氏再選 大差で大辻氏下す 2010年01月25日 北日本
http://webun.jp/news/A300/knpnews/20100125/9721
 任期満了に伴う立山町長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、町長選は現職の舟橋貴之氏(44)=無所属、1期、五郎丸=が1万730票を獲得し、前職の大辻進氏(62)=無所属、会社役員、日俣=に3796票差をつけ、再選を果たした。投票率は78・67%で、前回平成18年1月の町長選を5・02ポイント下回った。
 当初、無競争とみられていた町長選は、大辻氏が告示直前に町政の転換を主張して出馬の意向を表明。4年前と同じ顔ぶれによる一騎打ちとなった。
 舟橋氏は、町長1期の実績と少子高齢化に対応したまちづくりを掲げ、健康と福祉、交流の拠点「元気創造館(仮称)」の建設や子育て支援の拡充、産業の育成、教育への投資などを訴えた。
 「町民党」の立場から政党の推薦は受けずに無所属で選挙戦に臨んだ。地元・利田地区を基盤に、支持を得た町議選候補とも連携して、支持固めの相乗効果を狙った。
 4年間で組織してきた町内12支部と中堅若手の男性支援者でつくる「大勇会」と、女性の少人数のグループからなる「なでしこ会」がフル稼働し、各地域で幅広く浸透。選挙戦では行政サービスの競い合いは避けるとし、「町の将来に責任を持つ」と地道に政策を訴える姿勢に支持が集まった。若者にはメールや電話で支持を呼び掛け、浮動票もつかんだとみられる。
 大辻氏は「住民本位の町政」を掲げ、元気創造館の見直しや固定資産税増税分の返還、中学3年までの医療費無料化などを訴えた。舟橋町政への一定の批判票を取り込んだが、及ばなかった。
 当選証書付与式は25日午後2時から町役場で行われる。舟橋氏の2期目の任期は2月10日から4年間。
★立山町 町長選挙結果
当 10730 舟橋貴之 44 男 無現 立山町長
  6934 大辻進 62 男 無元 会社役員

政治「2期目も頼んだぞ」 再選の舟橋さん「初心忘れず」 2010年01月25日 北日本
http://webun.jp/news/A300/knpnews/20100125/9766
 「町の将来を託したぞ」。24日投開票の立山町長選は、生活者の視点で堅実な町政運営を訴えた現職の舟橋貴之さん(44)が、前町長の大辻進さん(62)を大差で破り、再選を果たした。告示約1週間前の大辻さんの出馬表明で、無競争の様相から一転。前回と同じ顔ぶれによる一騎打ちになったが、町民は舟橋町政の継続を選択した。舟橋さんの事務所では「町民の信任を得た」と喜びの声が飛び交っていた。
 2回目の開票速報がケーブルテレビで流れた午後10時半。舟橋さんの大差での勝利に、立山町前沢の事務所は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。
 抱き合う女性たち、万歳する若者たち。事務所は熱気に包まれ、「やった-」「2期目も頼んだぞ」と歓声が飛び交った。間もなく舟橋さんが妻のたみ恵さんと一緒に入場すると、支持者の興奮は最高潮に。
 舟橋さんは満面の笑みを浮かべ、握手を求める支持者にもみくちゃにされた。
 吉川毅一選対本部長が「みなさんの力で圧勝した」と力強く勝利宣言。中田清吉総括責任者が万歳を主唱した。
 喜びで顔を紅潮させた舟橋さんは「これからも初心を忘れず、皆さんの情熱を受け止めて頑張っていく」と抱負を語った。
 国会議員や市町村長が次々と駆け付け、宮腰光寛衆院議員、高平公嗣県議会副議長、森富山市長、田中南砺市長、知事代理の飯田県厚生部長、野上浩太郎前参院議員らが「将来へのビジョンをしっかり示してもらった」「雄々しい立山町政を築いてほしい」「町議会とも上手にやってほしい」などと祝福し、万歳を繰り返した。

元気創造館整備に弾み 立山町長に舟橋氏  2010年01月25日 北日本
http://webun.jp/news/A300/knpnews/20100125/9769
 現職と前職の再戦となった立山町長選は、現職の舟橋貴之氏に軍配が上がった。町政の継続が選択されたことで、大きな争点となった「元気創造館(仮称)」建設が前進する見通しだ。町議会で二転三転してきた懸案だけに、あらためて選ばれた町議と前向きな協議を重ね、早期整備が期待される。選挙戦を通して聞いた住民の声に真摯に耳を傾け、より謙虚な姿勢で町政運営に当たる必要がある。
 舟橋氏は、告示直前の大辻進氏の出馬表明で、予想外の短期決戦になった。愚直に政策を訴える姿勢を貫き、街宣活動や個人演説会で、町の将来に責任を持つことを前面に打ち出し、町政の継続を訴え続けた。選挙戦の大きな争点となった元気創造館計画は、富山地鉄五百石駅舎と一体整備を目指すまちづくりの拠点。老人福祉センターと保健センター、図書館、住民交流センターを合わせた複合施設で、公共交通機関の利用促進や中心市街地の活性化も狙う。国の交付金を活用する事業として「いまが最後のチャンス」と訴えたことが、町民に受け入れられた。
 だが計画は長年の懸案で、舟橋町政になってからも関連議案が否決されるなど曲折を経てきた。現在の計画も議会で「推進」の議決がされたとはいえ、しっかりした整備スケジュールが固まったとは言い切れない段階。選挙戦で建設場所や規模などに異論を唱えた大辻氏が一定の支持を得たこともふまえて、早い段階で議会に説明し、具体化の道筋をつけていくことが必要だ。

イオン立山町出店断念 行政手続き進まず  2010年01月25日 北日本
http://webun.jp/news/A600/knpnews/20100127/9871
 総合スーパー大手・イオン(千葉市)は26日までに、立山町利田地区で進めてきた大型ショッピングセンター(SC)出店計画を撤回することにし、町や地元地権者に伝えた。計画では敷地面積約38ヘクタールと北陸最大級のSCを建設する予定だったが、都市計画法を含むまちづくり3法の改正や農地転用などに伴う行政手続きが進まず、出店を断念した。
 大型SC計画は平成15年に浮上し、予定地は富立大橋につながる県道の南側一帯。敷地面積は当初、約23ヘクタールだったが、地元住民から所有地提供の申し出などがあり、約38ヘクタールまで広がった。富山市婦中町のファボーレ(約16ヘクタール)や高岡市下伏間江のイオンモール高岡(約12ヘクタール)を上回る北陸最大規模。うち商業用スペースでは専門店を配置したモール型SCとする計画だった。
 町によると、昨年12月にイオンの担当者が町役場や地権者を訪ね、出店取りやめを伝えた。出店には予定地の用途をSCが立地できる「商業地域」に変更したり、農地転用する必要があるが、こうした行政手続きが進まなかったことなどを理由に挙げたという。
 イオンの大型SC計画をめぐっては、商圏が広範囲にわたることから、富山市や上市町が地元商業への影響を懸念して出店に反対。県もこうした状況を踏まえ「(立山町出店は)実質的に難しい」との見解を示していた。一方で、イオン側は全国の新規出店計画の見直しを継続的に行っているが、立山町のSC計画については昨夏まで推進する方向で検討されていたという。
 SC出店によって、約2千人の雇用や固定資産税の増収などを期待していた立山町は「地域活性化の起爆剤になると思っていたが、立地に至らず残念だ」としている。



 富山県立山町は、県東部に位置する人口2.8万人弱の町で、町長選は4年前の前回選挙戦で当時の現職だった大辻進氏に3000票以上の大差をつけて見事初当選を決めた舟橋貴之氏に対して、元町長の大辻進氏が再度挑む形になりましたが、
 保健・福祉の拠点「元気創造館(仮称)」の建設や公共交通機関の維持・活性化、町に見合った子育て支援の拡充、産業育成、教育環境の整備などを訴えた現職の舟橋貴之氏が10730票を獲得し、
 住む価値が実感できる町を目指し、元気創造館の計画見直しや固定資産税増税分の返還、中学3年生までの医療費無料化、議会を尊重した活気ある町政の再生を訴え6934票を獲得した前町長の大辻進氏 に3800票近い大差をつけて再選を決めました。
 まあ、現職がまだ44歳と若く特に大きな問題も起こしていないところに、ライバル候補の前町長も出馬を決めたのが1週間前というのでは、まあ勝負は見えているだろうな…とは思っていましたが、結果は予想通り。
 立山町では、選挙戦の直後に 利田地区で進めてきたイオンが運営する大型ショッピングセンター出店計画が撤回に追い込まれるというショッキングなニュースが入ってきているだけに、元気創造館整備計画への期待はますます高まっているでしょうし、再選を決めた舟橋氏の一挙一足が注目されることになりそうな気がします。

大橋氏が5選 裾野市長選

2010-01-31 08:11:59 | Weblog
(24日の選挙)大橋氏が5選 裾野市長選  2010年01月25日 静岡
http://www.shizushin.com/news/feature/local_election/20100125000000000013.htm
 任期満了に伴う裾野市長選と県議補選裾野市選挙区(欠員1)、同市議補選(欠員2)のトリプル選挙は24日投票が行われ、即日開票の結果、市長選は現職の大橋俊二氏(73)=無所属=が1万7043票を獲得し、新人で前県議の原文雄氏(66)=無所属、民主、連合静岡推薦=を大差で抑えて5期目の当選を果たした。
 大橋氏は、医療費助成の拡充や財政力指数を県内トップクラスにまで引き上げた4期16年の実績を強調し、市民サービスのさらなる拡大を訴えた。1党1派に偏らない“市民党”を掲げ、多くの市民団体関係者が草の根の選挙を展開した。原氏は、公認候補並みの民主支援を受け、現職への批判票の獲得を狙ったが、無党派層の票の上積みができなかった。
 投票率は63・38%(県議補選63・38%、市議補選63・35%)と前回選を10・73ポイント上回った。
◆裾野市 市長選挙結果
当 17043 大橋俊二 73 男 無現 裾野市長(4期)
  9735 原文雄 66 男 無新 農業、元静岡県議会議員(3期)

県議補選は民主・勝又氏 裾野市選挙区 2010年01月25日 静岡
http://www.shizushin.com/news/feature/local_election/20100125081409.htm
 現職の辞職に伴い24日、市長選と市議補選とのトリプル選挙で行われた裾野市選挙区の県議補選(欠員1)は即日開票の結果、民主党公認の前裾野市職員で市民団体運営委員の勝又喜久男氏(48)=国民新党、連合静岡推薦=が無所属新人の2氏を振り切り、初当選を果たした。投票率は63.38%だった。
◇県議補選裾野市選挙区(欠員1)
当 勝又喜久男(民) 9285
  内藤法子(無) 8659
  高村謙二(無) 8402




 静岡県裾野市は、静岡県東部の沼津市及び三島市のベッドタウンとして発展してきた人口5.4万人程の市で、市長選は4期16年市長を続けている現職で73歳の大橋俊二氏に対して、元静岡県議会議員を3期務めた原文雄氏が挑戦しましたが、
 4期の実績を強調した大橋俊二氏が17043票を獲得し、
 民主党県連の推薦を受け、行財政改革の必要性を訴え9735票を獲得した原氏に圧勝して5選目を決めました。
 一方、現職の辞職に伴い行われた県議補選では、民主党公認の勝又氏が議席を獲得しました。

 裾野市と言えば、財政の豊かな市としても有名で、子供の医療費は無料。昨今の不況の影響で財政状況は悪化しているとはいえ、製造業が盛んで一人あたりの製造物出荷額は県下トップクラスをキープしているだけに、いくら現職が73歳と高齢で民主党が対立候補を立てようと、正直現職が有利だろうな…とは思っていたのですが、結果は予想以上の大勝利。
 5選を決めた大橋氏には本業の市長としての職務は勿論ですが、もうそろそろ後継者の育成も期待したいところですが、再選を決めた大橋氏は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。

(24日の選挙)五泉市長選、伊藤氏が初当選

2010-01-31 08:07:17 | Weblog
五泉市長選、伊藤氏が初当選 2010年1月25日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/8262.html
 任期満了に伴う五泉市長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、元同市副市長で旧村松町長の新人、伊藤勝美氏(59)=無所属=が、前市議で元議長の林茂(61)=同=、前市議の町田俊夫(61)=同、民主党推薦=の新人2氏との激戦を制し、初当選を果たした。2006年の合併後、村松地区出身の市長の誕生は初めて。
 投票率は68・26%で、旧五泉市時代の1998年市長選(77・73%)を9・47ポイント下回った。
 現職の五十嵐基市長が病気を理由に再選出馬を断念し、三つどもえによる12年ぶりの選挙戦となった今回。旧村松町との合併から5年目を迎え、一体感の醸成や地域振興策が焦点となった中で、元副市長など行政経験が豊富な伊藤氏の安定感が市民に支持された形だ。
 伊藤氏は合併に伴ってまとめた総合計画の着実な実行を強調。地元村松地区の票を固め、林、町田の両氏の地盤である旧市域にも切り込んだ。
 当選を決めた伊藤氏は晴れやかな表情で「公正公平で透明性があり、市民の皆さんと一緒に参加できる行政をつくり上げたい」と抱負を語った。
 議長3期などの実績を掲げた林氏は、保守系市議の支援を得て農産物の加工産業創出などを訴えたが、及ばなかった。
 民主党推薦の町田氏は宮崎増次県議や同党県連の支援を受け、政権与党とのパイプを訴えたが、浸透し切れなかった。
 当日有権者数 4万6600▽投票者数 3万1809▽投票率 68・26%▽無効 354▽持ち帰り 1
★五泉市 市長選挙結果
当 13530 伊藤勝美 59 男 無新 会社役員
  10395 林茂 61 男 無新 農業
  7529 町田俊夫 61 男 無新 農業


 新潟県五泉市は、新潟市秋葉区などに隣接する2006年1月に旧五泉市と村松町が合併して誕生した人口5.5万人弱の市で、市長選は4年前の前回選挙で無投票当選した五十嵐基氏が出馬を見送ったため、会社役員の伊藤勝美氏、農業の林茂氏及び町田俊夫氏による3新人の争いとなりましたが、
 旧村松町長や副市長を務めた経歴をアポールし、救急医療では新潟大に頼らざるを得ない現状があることから新潟市とのアクセス道路の開通を訴えると共に、産業振興に産学連携を訴えた伊藤勝美氏が13530票を獲得し、
 故十一郎元市長の長男で市議を20年&議長を3期務め、福祉バスの路線拡充や道路の整備、若者が定住できるように、雇用の確保や、安心して子育てできるよう保育施設の整備などを訴え10395票を獲得した自民系の林茂氏、
 「1次産業の農業を再生させると、2次の加工、3次の流通も活性化する」とし、農林業の再生に力を入れると共に、少子化対策については「市内に子どもを産める病院がないのはいただけない」とし、病院の建設や保育所の整備を訴えると共に、小中学校でのいじめや登校拒否に対するメンタルケアを手厚くしたいと訴え民主党の推薦を受け7529票を獲得した町田俊夫氏 の両氏を破って見事初当選を決めました。

 市民は実務経験の豊富な副市長経験者を新市長に選びましたが、新市長となる伊藤氏はどのような市政運営を行ってくれるのでしょうか…。新市長の手腕に注目ですね。 

(24日の選挙)飯島氏が初当選 大多喜町長選

2010-01-31 08:05:33 | Weblog
飯島氏が初当選 大多喜町長選 2010年01月25日 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1264382601
 任期満了に伴う大多喜町長選は24日投票が行われ、即日開票された結果、新人で元会社役員の飯島勝美氏(65)が、新人で元衆院議員秘書の麻生剛氏(54)=いずれも無所属=を破り、初当選した。投票率は前回の60・82%を1・73ポイント上回る62・55%。当日有権者数は9104人(男4441人、女4663人)。
 飯島氏は、企業経営感覚の導入で町政を刷新すると表明。地域活性化や財政の自立などに意欲を示し、応援の中小・零細事業者とともに選挙戦を進め幅広い支持を集めた。
 麻生氏は、公平公正な政治への変革を強調し町民に身近な町政を実現したいと訴えた。しがらみのない点をアピールし草の根の選挙戦で浸透を図ったが及ばなかった。
★大多喜町 町長選挙結果
当 3557 飯島勝美 65 男 無新 無職、元会社役員
  1949 麻生剛 54 男 無新 NPO法人理事、元衆議秘書


 千葉県大多喜町は、県中南部に位置する人口1.1万人弱の町で、町長選は94年から4期16年現職を務めた76歳の田嶋隆威氏が勇退したことから、元衆議秘書でNPO法人理事の麻生剛氏と、元会社役員の飯島勝美氏による2新人の争いとなりましたが、
 企業経営感覚の導入で町政を刷新するとして地域活性化や財政の自立などを目指すと訴えた飯島勝美氏が3557票を獲得し、
 一部の特定の利益を排除するとして公平公正な政治に向けた変革などを目指すと訴え1949票を獲得した麻生剛氏 に、2倍近い大差をつけて見事初当選を決めました。
 新町長となる飯島氏はどのような町制運営を行ってくれるのでしょうか…。新町長の手腕に注目です。

(24日の選挙)草津町長選 黒岩氏が初当選

2010-01-31 08:01:17 | Weblog
草津町長選 黒岩氏が初当選 2010年1月25日 上毛
http://www.jomo-news.co.jp/news/a/25/news02.htm
 任期満了に伴う草津町長選は24日、町内6カ所で投票が行われ、即日開票の結果、元町議会議長の黒岩信忠氏(62)=草津=が2578票を獲得、元町議の後藤文雄氏(51)=同=、元町議の中沢康治氏(75)=同=を破り初当選を果たした。投票率は78・37%(男77・61%、女79・11%)で、直近で選挙戦となった前々回を8・99ポイント下回った。
 黒岩氏は町議7期の実績を強調したほか「福祉と観光が両立する町づくりを進めたい」と主張。旅館、商工業、女性、青年などのグループごとの選対が幅広い層から支持を集めた。
 後藤氏は不況対策や子育て支援などを公約に掲げて戦ったが及ばなかった。中沢氏は後援組織を持たず支持が伸びなかった。
 当選を決めた黒岩氏は「町民主体の町づくりを訴えてきた。敷居が高いとされた町役場を開かれた場所にし、マニフェストに書いた政策を忠実に遂行していきたい」と語った。
 同時に行われた町議補選(欠員2)で新議員2人が決まった。当日有権者数は5927人。
◆草津町 町長選挙結果
当 2578 黒岩信忠 62 男 無新 前町議、会社役員
  1780 後藤文雄 51 男 無新 前町議、会社役員
  206 中沢康治 75 男 無新 元町議、無職



 群馬県草津町と言えば温泉で有名な県北西部に位置する人口7000人程の町で、町長選は4年前の前回選挙で無投票当選した中沢敬氏が出馬を見送ったため、前町議で会社役員の黒岩信忠氏、前町議で会社役員の後藤文雄氏、元町議の中沢康治氏の3新人による争いとなりましたが、
 「観光と福祉が両立する街作りを目指したい」と訴えた黒岩氏が2578票を獲得し、
 不況対策や子育て支援を訴え1780票を獲得した後藤氏 を破って初当選を決めました。
 「草津を、名実ともに世界一の温泉にしたい」と訴えると共に、高齢者福祉の充実を訴え、思いやりにあふれた町づくりを行うと訴えた中沢氏は、206票と伸び悩みました。
 新町長となる黒岩氏はどのような草津町を作っていってくれるのでしょうか…。新町長の手腕に注目です。

本埜村:合併で消滅、新村長の任期は43日…2月2日告示

2010-01-31 07:56:44 | Weblog
本埜村:合併で消滅、新村長の任期は43日…2月2日告示 2010年1月30日 日経
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100130k0000m040123000c.html
 新村長の任期は43日--。リコール(解職請求)の成立による前村長の失職に伴う千葉県本埜村の村長選が、2月2日に告示される。村は3月23日に隣接2市村と合併して消滅するため、新村長は1カ月余りで退陣することになる。前村長を含め3人が出馬する見通しだが、目立った争点もなく、村民からは「何を基準に投票すればいいのか」「税金の無駄」と戸惑いの声が上がっている。
 前村長の小川利彦氏は印西市・印旛村との合併推進を公約に掲げて06年に初当選したが、その後、合併反対に転じ、村民と対立を深めてきた。村議会が昨年10月、村長不信任を決議すると、小川氏はこれに対抗して議会を解散。11月23日の出直し村議選(定数8)は反村長派7人が当選した。村議らは地方自治法に基づき議会の招集を求めたが、小川氏が拒否して混乱。合併を求める村民たちのリコールが成立し、12月27日に失職した。
 出直し村議選で約360万円、リコールの住民投票で約400万円。今回の村長選で約300万円と、2カ月余りで1000万円超の公費が選挙費用に消える。
 村議からは「選挙をやる意味があるのか」「村長の職務代理者を置く現状のまま合併すべきだ」との声が上がり、村民もうんざりした様子。それでも、総務省行政課は「公職選挙法は50日以内に選挙をするよう定めている。村が存在する限り、たとえ任期が1日でも選挙をしなければならない」と強調する。




 そういえば、この『50日以内に選挙をするように定めている』という公職選挙法の規定のせいで、たった1日の差で、任期満了を理由とする自治体選挙を衆議院選挙と同じ日に行うことで選挙費用を節約することができない自治体の話を聞いたことがある(逆に 横浜市では、選挙費用を節約するために名物市長が任期満了を前に辞任するという話もありました)のですが、43日後には近隣自治体と合併して、村としては消滅することが決まっているというのに、一々首長を決めなければならないなんて巻き込まれる村民も、余計なお金をかけなければならない村の方も迷惑な話でしょうね…(溜息
 まあ、本埜村の場合は、合併推進を公約に掲げて当選した村長が当選後に合併反対に転じたといういささか特殊な事情があり、リコールせざるを得ない事情もあったのだとは思いますが、こんなくだらない理由のために数千万円の費用をつぎ込むなど、まさにムダもいいところ。
 まだ任期が半年以上あるというのならば、職務代理者(村長代行)にいつまでも任せておくというわけにもいかないと思いますが、これから先税収の確保が厳しくなることが確実だけに、出費を余儀なくされる村だって迷惑でしょうし、吸収合併する側の自治体はもっとたまったものではありません。もう少し柔軟な法律の解釈ができないものでしょうか…。

レンタルCD詐取の母子、名前8回変え返却せず

2010-01-31 07:52:24 | Weblog
レンタルCD詐取の母子、名前8回変え返却せず 2010年1月29日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100129-OYT1T00066.htm
 レンタルCD店からCDを繰り返しだまし取ったとして、静岡県警清水署は28日、同県焼津市石津、介護職員坂野恵美子容疑者(45)と、長男でトラック運転手の仲川隆平容疑者(21)を詐欺の疑いで逮捕した。
 2人は複数の知人男性と養子縁組を結んでは解消し、2008年12月からの約10か月間に名字を計8回変更。その度に書き換えた運転免許証などを使って店に会員証を何回も発行させてCDをだまし取っていたといい、同署で詳しく調べている。
 発表によると、両容疑者は共謀し、2009年10月4日午後10時頃、静岡市清水区押切のレンタルCD店で、返却するつもりがないのにCD10枚(約2万2000円相当)を借り、そのままだまし取った疑い。
 捜査関係者によると、坂野容疑者らは北海道や静岡県島田市、同県藤枝市に住む複数の知人男性を利用して養子縁組を繰り返していた。
 店でCDを借りたまま返さず、いったんは店の返却延滞者のリストに載るが、養子縁組で名前を変えてリストをすり抜け、新しい名前で再びCDを借りては返さずにだまし取る手口を繰り返していたとみられる。



 はぁ…(汗 まだ、数百万円、数千万円レベルの取り込み詐欺を行うならまだしも、たかだか数万円の詐欺目的でわざわざ養子縁組を行うというのも何だかな…と思いますし、養子縁組を何度も行っていれば、その度に役所への届出が必要だったはず…。容疑者も地元の役所に不自然に思われないように、そのたびに遠方の役所に届け出先を変える程度の悪知恵は思いついたのでしょうが、(詐欺に効率性を求めるのもおかしな話ですが)限りなく効率の悪い? 行き当たりばったりで後のことを何も考えていない犯行のように思いますね…。
 それに、養子縁組を認める側も、養子縁組すれば実子と同等の相続権を持つ(相続権を主張されると、当人の死後『相続』ならぬ『争続』問題が発生しかねません!!!)ことになるというのに、軽々しく養子縁組を認めるなんてあまりにも軽率過ぎるというか何というか…(滝汗

 そういえば、養子縁組と言えば思い出した話ですが、相続税の非課税枠が『5000万円 + 1000万円×法定相続人』のため、『じゃあ、法定相続人の数を増やせば相続税が減らせるじゃん!』とばかり、親戚縁者を法定相続人にして片っ端から養子縁組することで、納税する相続税額を減らそうとした輩が相次いだため、昭和63年の相続税改正で『相続税の計算において、実際に養子縁組した人数に関わらず、相続税の計算において算入できる養子縁組した法定相続人の数は、実子がある場合は1人まで、実子がいない場合は2人まで』という規定が出来たそうで…。 
 養子縁組するということは、『権利義務関係が発生する』というごくごく当たり前の事実を 認める側も、なる側ももっと強く意識して欲しいものだと思います。

ホンダが全世界で「フィット」など64.6万台リコール、マスタースイッチの不具合で

2010-01-31 07:42:53 | Weblog
ホンダが全世界で「フィット」など64.6万台リコール、マスタースイッチの不具合で 2010年01月30日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK861786120100129
 ホンダは29日、マスタースイッチの不具合を理由に、全世界で合計64万6000台をリコール(無償回収・修理)すると発表した。
 対象となるのは、北米、南米、欧州、南アフリカ、アジアで販売されている「フィット(ジャズ)」と「シティ」。米国での対象車数は約14万台。
 「フィット」は日本で人気の高いモデル。日本ではリコールを実施しない。
 同社は、マスタースイッチの不具合によって、パワーウィンドウスイッチに水がしみ込む可能性があり、これが発火につながる恐れがあると説明した。
 同社によると、マスタースイッチの不具合が引き起こした発火事故として、米国で2件、南アで1件の計3件が報告されている。

トヨタ、欧州は最大180万台リコール 不具合、世界で700万台超に 2010年1月30日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100129ATDD290G529012010.html
 トヨタ自動車は29日、欧州で販売した「ヤリス(日本名ヴィッツ)」「オーリス」「アベンシス」など8車種、最大180万台を対象にリコール(回収・無償修理)を実施すると発表した。原因は米国での大量リコールと同じアクセルペダルの不具合としている。トヨタは米国のほか中国でもリコールの実施を決めている。米国での自主改修分を含め、昨年秋以降に明らかになった不具合の対象台数は世界で700万台を超えるのは確実だ。
 米国でのリコールの台数は約230万台。アクセルペダルがフロアマットに引っかかる恐れがある問題でも約535万台の自主改修に乗り出している。リコールと自主改修の対象車種には重複があるが、中国と欧州の分を加えると700万台超と、トヨタ単体の昨年の世界販売台数(698万台)を上回る規模になる。



 日本車のリコール問題ですが、トヨタだけでなくホンダでもリコールが発生…。 『(トヨタだけでなく)ホンダよ お前もか!!!』といった状況になってきました。
 う~ん 日本の製造業の最大の強さは『品質の高さ』のはずだったのに、いつの間に こうなってしまったんでしょう…(溜息
 かって日本車を『安かろう 悪かろう』と見下していたアメリカのビッグ3(大手自動車会社3社)のうち2社は法的整理に追い込まれましたが、日本の大手3社が同じ運命を辿らないとは限りませんし、トヨタにもホンダにも、このリコール問題を単なる不祥事として片づけるのではなく、会社存続の一大危機として真剣に受け止めて欲しいものだと思います。

(24日の選挙)喜多方市長に山口氏

2010-01-30 09:29:30 | Weblog
喜多方市長に山口氏 2010年1月25日 福島民報
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=&blockId=5007942&newsMode=article
 任期満了に伴う福島県喜多方市長選は24日、投開票が行われ、新人で元熱塩加納村長の山口信也氏(69)=無所属=が1万2502票を獲得し、新人で元県南会津農林事務所次長の飯野雄太郎氏(58)=無所属=に3550票の差を付け、現職の白井英男氏(67)=無所属=、新人で元市議の上野正雄氏(65)=無所属=も抑え初当選を果たした。山口氏は市政の刷新を訴え、混戦を制した。任期は2月12日から4年。投票率は75・28%だった。
★喜多方市 市長選挙結果
当 12502 山口信也 69 男 無新 農業、旧熱塩加納村長
  8952 飯野雄太郎 58 男 無新 無職、元県南会津農林事務所次長
  6553 白井英男 67 男 無現 喜多方市長
  4214 上野正雄 65 男 無新 ダイワ新報主幹、元喜多方市議


 福島県喜多方市と言えば、福島県会津地方の北部に位置する2006年1月に旧喜多方市と熱塩加納村・塩川町・山都町・高郷村が合併して誕生した、ラーメンとお蕎麦で有名な人口5.3万人程の市で、市長選は4年前の前回選挙で無投票当選した白井英男氏に対して、旧熱塩加納村長の山口信也氏、元喜多方市議の上野正雄氏、元県南会津農林事務所次長の飯野雄太郎氏の3新人が挑む大混戦になりましたが、
 「多くの市民が今の喜多方市を暗いと感じている。財政基盤の確立は大切だが、厳しい中でも、市民が何を求めているのかを聞いて政策に反映し、優先順位を決めて実行するのがリーダー。市長としてのリーダーシップが問われる選挙だ」と訴える共に、「旧町村部からは『合併したが、良いことがない』地域間の格差や不均衡を正す責任がある。旧5市町村それぞれの地域資源を生かした均衡ある発展のため、血の通った行政をしなければならない」と訴えた山口信也氏が12502票を獲得し、現職ら3人を破って見事初当選を決めました。
 「市の基幹産業は農業。農業が元気にならないと中心商店街も元気にならない。喜多方ならではの新たな農業モデルをつくりたい」と訴え、農産物の地産地消による経済循環システムの構築、研修や支援制度の充実による若者の新規就農の拡大などを求めた飯野雄太郎氏は8952票を獲得し、善戦するも後一歩及ばず。
 逼迫する財政の立て直しを図って、旧市では2期で約100億円、合併後も60億円の借金を減らすなど行財政改革の実績を訴えるとともに、「厳しい冬の時代は乗り切ったが、合併市の本当の姿はまだ見えていない。積み残しの課題を解決し、合併を成功させることが私の使命だ」と次の4年を「飛躍の時期」と位置付ける。「自治基本条例を作り、市民と協働のまちづくりを進めたい」と訴えた現職の白井英男氏は6553票と、現職としては屈辱的な得票順位3位となりました。
 そして94年と98年の旧市時代の市長選に立候補し、99年からは市議として市政の問題点を追及。就業機会の確保など雇用環境の整備に真っ先に取り組まなければならなかったのに、現市政は優先順位を間違え、地域経済の疲弊を招いた」と現政権を批判した上野正雄氏も4214票を獲得しています。
 新市長に就任する山口氏はどのような市政運営を行ってくれるのでしょうか…。正直これほど現職がボロ負けする選挙もある意味珍しいと思うのですが、新市長には市民の信頼を取り戻す分 120%のパワーで頑張って欲しいですね。

(24日の選挙)伊達市長に仁志田氏

2010-01-30 09:24:53 | Weblog
伊達市長に仁志田氏 2010年1月25日 福島民報
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&mode=0&classId=&blockId=5007940&newsMode=article
 任期満了に伴う福島県伊達市長選は24日、投開票が行われ、現職の仁志田昇司氏(65)=無所属=が1万7390票を獲得し、新人で元伊達町長の冨田健一郎氏(69)=無所属=に278票の差で再選を果たした。仁志田氏は一期目の実績と二期目のマニフェストを掲げ、全域から支持を集めた。任期は2月12日から4年。投票率は65・30%だった。
当 17390 仁志田昇司 65 男 無現 伊達市長
  17112 冨田健一郎 69 男 無新 旧伊達町長、会社社長
  1312 橘典雄 60 男 無新 会社役員


 福島県伊達市は、県北部にある2006年1月に、伊達町・梁川町・保原町・霊山町・月舘町が合併して誕生した人口6.6万人程の市で、市長選は4年前の前回選挙で無投票当選した旧保原町長で初代市長に就任した仁志田昇司氏に対して、旧伊達町長の冨田健一郎氏、会社役員の橘典雄氏の2新人が挑みましたが、
 子育て支援や中心市街地活性化など市政の継続を訴えた現職の仁志田氏が17390票を獲得し、
 合併後に市民生活が悪化したと主張し、「事業仕分け」導入やケーブルテレビの範囲拡大などを公約に掲げ17112票を獲得した富田氏 をわずか278票差で振り切りかろうじて再選を決めました。
 「伊達の農産物は世界に負けない」と力を込め農業の活性化を訴えると共に「インフラ整備など市の仕事を市民にボランティア的に担ってもらい、支出を抑えると同時に市民の収入増につなげたい」と主張した橘氏は1312票と振るいませんでした。

 ちなみに、伊達市は5町が合併したものの一体感には程遠く、旧梁川町の設備業者は「市の発注事業で旧保原町の業者が優遇されている」と批判し、旧伊達町では合併後に水道料金が一般家庭で25%程度も引き上げられたことに不満を持つ住民が多く、旧梁川町では「役場が遠くなり、活気も失われた」と不満を述べ、旧保原町の住民は「財政状況の悪かった他の町に足を引っ張られているのでは」と懸念を高めるなど、旧町同士で合併相手への相互不信が限りなく高まっている模様。
 再選を決めとはいえ、仁志田氏は現職故に選挙戦を有利に進めるどころか(人口が人口2.45万人の保原町や同2万人の梁川町よりも少ない人口1.1万人の伊達町の町長だった)冨田
健一郎氏にあと一歩のところまで迫られ、橘氏の票を含めれば、票数を逆転されてしまうなど、お世辞にも市民の圧倒的な支持を得られたとはいえない状態。
 それだけに、次の4年間でどのような実績を残すかが、他の首長以上に強く問われることになるかと思います。

(24日の選挙)美里町長に佐々木氏再選 新人荒川氏と2000票差

2010-01-30 09:21:13 | Weblog
美里町長に佐々木氏再選 新人荒川氏と2000票差 2010年1月25日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100125t11028.htm
 任期満了に伴う宮城県美里町長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の佐々木功悦氏(61)が無所属新人で「住民の会」代表の荒川信以氏(70)を約2000票差でかわし、再選を果たした。
 当選確実の知らせは午後9時すぎ、同町北浦の事務所に入った。佐々木氏は約200人の支持者を前に「厳しい選挙戦を乗り越えて勝利できた」と述べた。予想以上の接戦で、事務所は当選にもかかわらず、一時、重い雰囲気に包まれた。
 佐々木氏は昨年の町議会9月定例会で出馬表明した。町内全域の後援会を中心に組織戦を展開。現職の強みで各種団体や他市町村の首長から支持を得て選挙戦を進めた。
 荒川氏は告示10日前の9日に立候補表明。代表を務める「美里町の今と未来を語る住民の会」をフル回転させ、無党派層の取り込みを図った。「合併後も旧町の住民の融和が進んでいない」と佐々木氏を批判。有権者の一定の支持を受けて善戦した。
 当日の有権者数は2万1426人。投票率は69.56%で2006年の前回(74.28%)を4.72ポイント下回った。

◎高まる現職批判 旧町融和が課題
 現職と新人の一騎打ちとなった美里町長選は現職の佐々木功悦氏が新人の追い上げをかわし、再選を果たした。接戦での当選で、現町政に対する町民の批判が一定程度高まっていることを示した。
 美里町は2006年、旧小牛田町、旧南郷町が合併した。交通の要衝として発展した小牛田とコメどころの南郷では住民意識に差がある。互いに「向こうが優遇されている」との不満が根強く、今回、佐々木氏への批判票となって表れた。
 町の肝いりで06年にできた住民組織「まちづくり会議」は給食センター建設の再考を町に促す成果を出した。だが、ほかに、旧両町民が参加する住民組織は少ない。旧両町の住民の融和が引き続き2期目の課題となり、一体感を醸成する仕組みづくりが必要だ。
 JR小牛田駅北側に総合物流拠点を整備する町の構想について、佐々木氏は「前進している」と強調するが、実際は調査、研究が緒に就いたばかり。「実現性がなく、選挙目当て」との新人の批判が町民に受け入れられた側面もあり、2期目は事業の具体化に向けた実行力が問われる。
 旧小牛田町長時代を含めれば5期続いたことに対する多選批判があったことも否めない。
 町の人口はピークだった1984年の2万9000人から約4000人減った。子育て支援や教育を充実させて若年層の流出を食い止め、交通の利便性を生かして町外からの移住を促すなど、長期的な展望を持った施策が求められる。

◎「物流拠点構想」に意欲/美里町長に再選された佐々木功悦さん
 自動車関連企業が相次いで県内に進出するのを受け、「100年に一度の好機。美里町にも関連企業を誘致し、雇用を創出する」と誓う。
 町のトップとして2回目のかじ取りを任された。総合物流拠点構想の実現が課題になる。「町民の期待の高まりを感じる」と気を引き締める。
 住民とひざを交え、顔を見て対話する。「観衆の前で演説するのは苦手。オバマ米大統領にはなれない」と笑う。
 初出馬した1987年の県議選、89年の旧小牛田町長選で連続落選した経験が糧となった。「住民に直接会う以外に勝利はない」と痛感。今回も告示前に多くの有権者を訪ね、握手を重ねた。
 村井嘉浩知事を「きずなで結ばれた同志」と呼ぶ。選挙期間中、2度応援に訪れた村井知事からは「みやぎ発展税を導入できたのも町長のおかげ」と持ち上げられた。
 旧小牛田町長時代を含めて連続6期目。「この4年間を町長としての集大成にしたい。次世代を担う人材の発掘にも力を入れる」と語る。
 「初心生涯」を信念に掲げる。美里町桜木町の自宅で妻と2人暮らし。
◆宮城県美里町 町長選挙結果
当 8357 佐々木功悦 61 男 無現 美里町長
  6301 荒川信以 70 男 無新 無職



 宮城県美里町は、2006年1月に、小牛田町と南郷町が合併して誕生した県中北部にある人口2.5万人程の町で、町長選は現職の佐々木功悦氏に対して、荒川信以氏が挑んだものの、
 「行財政健全化の筋道付けなど合併後の町づくりを着実に進めてきた」と実績を強調すると共に、再選後はJR小牛田駅そばの「複合物流センター構想」の推進と企業誘致の実現を訴えた現職の佐々木功悦氏が8357票を獲得し、
 「合併後、旧両町住民の融合が進まず行政サービスも低下した」と指摘すると共に、情報公開と説明責任を果たす町政を訴え、また佐々木氏の物流センター構想は「実現性の根拠が薄い」と批判して6301票を獲得した荒川信以氏   に2000票差をつけて再選を決めました。
 美里町は、当初は涌谷町を含めた3町で遠田市昇格を目論んでいたものの、合併協定調印を目前にして涌谷町が離脱。当面は現在の体制で運営していくことが予想されますが、再選を決めた佐々木氏は次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。

(24日の選挙)水上氏が再選 洋野町長選、板垣氏に3524票差

2010-01-30 09:18:47 | Weblog
水上氏が再選 洋野町長選、板垣氏に3524票差  2010年1月25日 岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/senkyo/2010/01/1001252.html
 任期満了に伴う洋野町長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、無所属の現職水上信宏氏(69)が、無所属の新人で前久慈消防署大野分署長板垣宏明氏(62)を下し、再選を果たした。水上氏は現職の知名度を生かして4年間の実績を訴え、板垣氏に3524票差で勝利した。投票率は71・33%と、2006年の前回町長選を10・54ポイント下回った。
 水上氏は昨年6月に出馬表明。後援会(岡本正善会長)を中心に運動を展開し、町議18人中15人の支持を取り付け、厚い布陣を敷いた。
 農林水産業振興や医療福祉の充実、「町民目線に立った町政の継続」などを訴え、町内全域で優位に戦いを進めた。
 板垣氏は告示2カ月前に立候補を表明。同級生や親類ら有志の協力を得て草の根で活動を続けた。
 教育行政の充実や町村合併効果の検証、「公正な政治の実現」などを掲げ町政刷新を訴えたが、浸透が不十分だった。
 投票は24日午前7時から午後6時まで28投票所で行われ、午後8時から同町種市の町民文化会館で即日開票された。
★岩手県洋野町 町長選挙結果
当 7475 水上信宏 69 男 無現 紫波町長
  3951 板垣宏明 62 男 無新 漁業




 岩手県洋野町(ひろのちょう)は、県最北端の人口1.8万人程の町で、町長選は4年前の前回町長選で新人3人の争いを制して初当選した現職の水上信宏氏に対して、漁業の板垣宏明氏が挑みましたが、農林水産業振興や医療福祉の充実、「町民目線に立った町政の継続」などを訴えた水上信宏氏が7475票を獲得し、町制刷新を訴えて3951票を獲得した板垣宏明氏に2倍近い差をつけて圧勝し、再選を決めました。

(24日の選挙)大石氏が再選 花巻市長選、高橋氏に1万9506票差

2010-01-30 09:14:02 | Weblog
大石氏が再選 花巻市長選、高橋氏に1万9506票差 2010年1月25日 岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/senkyo/2010/01/1001251.html
 任期満了に伴う花巻市長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の大石満雄氏(51)=民主党県連推薦=が、共産党公認で新人の高橋綱記氏(62)を破り、再選を果たした。2期目での本格的なまちづくりを訴えた大石氏が、市政の刷新を唱えた高橋氏に1万9506票差で勝利した。投票率は50・98%と、2006年の前回市長選を19・58ポイント下回った。
 大石氏は、市を27カ所のコミュニティー区域の集合体と位置づける「合衆市構想」など地域主権のまちづくりを訴えた。
 選挙態勢は旧1市3町の後援会連合会を軸に地元の民主党県議2人と市議20人余が支持。1期4年間の実績と知名度を背景に花巻農協、県建設産業政治連盟花巻地区支部などの推薦も受け、全域で終始、優位に戦いを進めた。
 高橋氏は医師確保対策や総合支所機能の強化など「福祉とくらし」の向上を訴え、今月8日に出馬表明した。合併による旧3町を中心とした地域衰退の不満をてこに、大石氏への批判票の結集を目指したが、知名度不足を解消しきれず、集票に広がりを欠いた。
 投票率は旧花巻市時代に最低を記録した1966年市長選の62・28%を大幅に下回り、市民の関心の低さを浮き彫りにした。
 投票は24日午前7時から午後7時まで82投票所で行われ、午後8時15分から同市城内の市民体育館で即日開票された。
★花巻市 市長選挙結果
当 30954 大石満雄 51 男 無現 花巻市長
  11448 高橋綱記 62 男 共新 党役員


 岩手県花巻市は、県中西部に位置する2006年1月に旧花巻市に石鳥谷町・大迫町・東和町の3町が合併してできた人口10.2万人程の市で、市長選は現職で民主が推薦する大石満雄氏に、共産党役員の高橋綱記氏が挑んだものの、
 2006年に合併して誕生した新花巻市の初代市長としての実績を強調すると共に、「新市の基盤をもとに、これからが本当のまちづくり」 と訴えた現職の大石満雄氏が30954票を獲得し、
 「今の市政は住民無視。庶民の暮らし感覚で市政を」と現政権を強く批判すると共に、大迫地域診療センターの無床化問題、市立前田小や笹間第二小の統合問題などへの市の対応に疑問を投げかけ、市長給与の3割カットと公用車で浮く月50万円を学童保育の助成に回したいと訴え11448票を獲得した高橋綱記氏   に圧勝して再選を決めました。

 前回の三つ巴の戦いから、今回は一転事実上の信認選挙状態となったと思いますが、花巻市と言えば、大迫地区(旧大迫町)では、07年4月まではベッド数52の総合病院だった県立大迫病院がベッド数19の有床診療所に格下げになり、そのわずか2年後には医師不足と採算性を理由に地元住民の反対を押し切って無床の診療所へと移行させるなど、旧町部を中心に市の中心部との格差に対する不満が高まっていて、お世辞にも市民が一体化しているとは言えない状態。
 2期目に入る大石氏はどのような舵取りを見せてくれるのでしょうか…。

(24日の選挙)大川氏が初当選/平川市長選

2010-01-28 07:22:36 | Weblog
大川氏が初当選/平川市長選 2010年1月25日 東奥日報
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2010/20100124224517.asp
 任期満了に伴う平川市長選は24日投票が行われ、即日開票の結果、現市長の外川三千雄氏から後継指名を受けて立候補した無所属新人で市社会福祉協議会会長の大川喜代治氏(64)が9313票を獲得、無所属新人で前市議の小笠原勝則氏(56)を1063票差で破り、初当選を果たした。投票率は62.84%だった。
★平川市 市長選挙結果
当 9313 大川喜代治 64 男 無新 農業
  8250 小笠原勝則 56 男 無新 団体職員


 青森県平川市は、青森市の南、秋田県と県境を接する 2006年1月に尾上町・平賀町・碇ヶ関村が合併して誕生した人口3.4万人の市で、町長選は旧平賀町長を4期務め初代平川市長に無投票当選した現職で74歳の外川三千雄氏が勇退したため、団体職員の小笠原勝則氏と農業の大川喜代治氏による新人同士の争いとなりましたが、
 「農業、商業、工業が連携して所得向上に努めなければならない」と市民所得のアップを目指すことや、空きがない介護施設に待機者が早期入所できるように取り組むことなどを訴え、外川市長も応援に回った大川喜代治氏が9313票を獲得し、
 「住民の不満や地域格差が解消されていない」と切り出し、「市民の生活を第一にし、市長報酬を30%カットする」などと訴えると共に、農家については産地の明確化と平川産ブランドの知名度アップ、中小企業の活性化や雇用の拡大、子供たちへの学習支援をし、安心して暮らせる街づくりなどを訴え8250票を獲得した小笠原勝則氏に1000票以上の差をつけて初当選。
 新市長となる大川氏はどのような市政運営を行ってくれるのでしょうか…。

(24日の選挙)豊浦町長に工藤氏3選

2010-01-28 07:20:39 | Weblog
豊浦町長に工藤氏3選 2010年01月25日 北海道
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/211908.html
 任期満了に伴う胆振管内豊浦町長選は24日投票、即日開票の結果、現職の工藤国夫氏(65)=無所属=が、新人で元町議会副議長の石沢清司氏(60)=同=を約600票差で破り3選を果たした。
 当日有権者数は3868人、投票者数は2973人で、投票率は76・86%。選挙は12年ぶりの一騎打ちとなり、最後に選挙戦となった1998年の88・68%を11・82ポイント下回った。無効票は31。
 工藤氏は2期8年の実績を前面に、1次産業の基盤整備や世界ジオパーク(地質遺産)を活用した観光振興などを訴え、幅広い層から支持を集めた。
 石沢氏は若者の定住促進や地域振興策を訴えたが、告示12日前の出馬表明となり出遅れた。
◆豊浦町 町長選挙結果
当 1769 工藤国夫 65 男 無現 豊浦町長
  1173 石沢清司 60 男 無新 無職、元町議

 北海道豊浦町は、ニセコ町などに隣接する人口4500人程の町で、町長選は4年前の前回選挙で無投票当選した工藤國夫氏に対して、元町議の石沢清司氏が挑みましたが、
 2期8年の実績を訴える共に、1次産業の基盤整備や世界ジオパーク(地質遺産)を活用した観光振興などを訴えた現職の工藤国夫氏が1769票を獲得し、
 若者の定住対策や子育て支援の拡充、声が届く町民主体の行政づくり、1次産業を中心とした生産者の収入増施策などを柱に掲げ、「豊浦を住んで良かったと思えるマチにしたい」と訴え1173票を獲得した石沢清司氏 に大差をつけて3選を決めました。
 ちなみに、この豊浦町も、虻田町・洞爺村と合併し「洞爺湖町」を作る構想があったものの、住民投票で反対多数となり協議会を離脱。当面は近隣自治体と合併しない単独路線を歩むことになりそうですが、3期目に入る工藤氏は 次の4年間でどのような実績を残してくれるのでしょうか…。