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NISA口座、15年から毎年変更可能に 政府方針

2013-11-26 06:10:07 | Weblog
NISA口座、15年から毎年変更可能に 政府方針 2013年11月26日 日経

 うん。結局 4年間は変更できないとしていた金融機関の変更を毎年変更可能にするようですね…(汗
 まあ、4年間変更できないとなると学生時代に学校のある地域の金融機関で口座を開設したはいいものの就職先が東京になったらどうするんだとか、転勤になったらどうなるんだといった問題もあるだけに見直しされる可能性は十分あると見ていましたが、これで口座獲得合戦が再び加熱しそう。
 複数の金融機関にNISA口座は作れないことを、口座獲得を勧誘する金融機関の側が告げることをもっと徹底すべきかと思います。



遺族年金、受給資格の男女差「違憲」 大阪地裁が初判断

2013-11-25 20:49:05 | Weblog
遺族年金、受給資格の男女差「違憲」 大阪地裁が初判断 2013年11月25日 日経夕刊


 う~ん。正直この判決 国の意向を受けて棄却するとばかり思っていましたが、まさかの違憲判決ですか…(吃驚
 確かに制度のモデルが作られた昭和29年と比べれば男女共働きも当たり前となり男女の賃金格差も少なくなってきてはいますが、もし国が控訴しなければ、今度は遺族基礎年金の受給格差の問題にも発展しかねませんし、国としてはそう簡単に譲れず最高裁まで争いが進展しそうな嫌な予感しかしないのですが、国は控訴するのでしょうか。
 吃驚判決の増えた地方判決ですが、またまた驚かされる判決が出てしまいましたねぇ。

大阪 岸和田市長に信貴さん初V

2013-11-25 06:50:56 | Weblog
大阪 岸和田市長に信貴さん初V 2013年11月25日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20131125-OYT8T00077.htm
◆企業誘致推進訴え実る
 無所属新人2人の争いとなった岸和田市長選は24日、投開票され、前市議の信貴芳則(しぎよしのり)さん(52)=自民、民主推薦=が、元衆院議員秘書の原田栄夫(はらだひでお)さん(64)を破り、初当選した。現職の野口聖市長(72)が引退を表明し、2005年以来の新人同士による選挙戦となったが、投票率は34・69%と4年前の前回(45・27%)を大きく下回った。当日有権者数は15万8627人。
 信貴さんは当選が決まると、同市筋海町の事務所に姿を現し、支持者らと万歳を繰り返した。信貴さんは「歴史と伝統のある岸和田を次世代にバトンタッチできるよう、努力したい」と決意を語った。
 信貴さんは選挙戦で「自然豊かな岸和田の魅力を生かした産業振興や教育施策を進めて人口減や転出を食い止め、元気なまちにしたい」とし、企業誘致推進や子育て支援充実を訴えた。
 また、自民、民主の推薦を受け、共産にも支援されたことや、原田さんが日本維新の会衆院議員の秘書だったことから、信貴さん陣営は同様の構図だった9月の堺市長選を意識して「反維新」を掲げた。期間中、自民、民主両党関係者らのほか、竹山修身・堺市長も応援に入り、「岸和田のことは岸和田で決める」とアピールし、支持を広げた。
 信貴さんは岸和田市出身で同志社大商学部卒。大阪調理製菓専門学校校長などを経て2003年の市議選で初当選、3期務めた。
 原田さんは公認、推薦を受けないなど「維新色」を前面に出さず、「市民目線で、民間の考えを市政に反映したい」と訴え、商店街活性化や教育の充実などを掲げたが、及ばなかった。
★大阪府岸和田市 市長選挙結果
当 32465 信貴芳則(52) 無新=自民、民主推薦
  21785 原田栄夫(64) 無新


 大阪府岸和田市は泉南地域に位置する人口20万人弱の市で、市長選は2005年から2期8年現職を務めた野口聖氏が出馬を見送ったことから、
元市議で自民・民主が推薦する信貴芳則氏と元衆院議員秘書の原田栄夫氏の新人同士の争いとなりましたが
 医療充実、子育て支援等を掲げた信貴芳則氏が32465票を獲得して
 高齢者入居施設の拡充などを訴え21785票を獲得した原田栄夫氏 を破り新人同士の争いを制しました。

 原田氏は維新の永野孝男府議の秘書を務め、直前までの遠藤敬衆院議員の公設秘書だったそうで、あえて維新の会の推薦を受けずに挑んだものの自民・民主の組織力の壁を破れず、あげく維新系と見なされたことから、本来共闘する勢力でないはずの共産支持者まで信貴氏の支持に回り敗退。
 維新の会公認でないことから、維新の会への影響はそれほど大きなものではないと思いますが、まあ信貴氏の方が1回り若いこと 公約も似通ったものから差別化もしにくかったものと思われますね。

千葉 市川市長に大久保氏再選

2013-11-25 06:49:41 | Weblog
千葉 市川市長に大久保氏再選 2013年11月25日 読売
 市川市長選は24日、投開票が行われ、現職の大久保博氏(64)(無所属=自民、民主、維新、公明、生活、社民推薦)が、新人の市川・浦安地区労連副議長の田中長義氏(63)(無所属=共産推薦)を破り、再選を果たした。投票率は21・71%(前回29・96%)だった。当日有権者数は37万4409人。
 同市八幡の大久保氏の事務所では、当選確実の報が入ると拍手と歓声に包まれた。大久保氏は「最も力を入れたいのは、美しい景観づくり。東の鎌倉をつくることに力を入れていきたい。市民が望む市政を続けていきたい」と語った。
 選挙戦で大久保氏は、1期目について、学校施設の耐震化など大型事業に取り組んだことを挙げ、「やっと土台ができた。どうしても次の仕上げをしたい」と訴えた。「東の鎌倉」を目指す景観づくりを目玉としたほか、JR武蔵野線に新駅設置、1期目に取り組んだ行財政改革の推進などを公約に掲げた。
 大久保氏は前回市長選の際、苦しい選挙戦となったことをふまえて、今回は積極的に推薦の要望を出した。その結果、6党から推薦を受けるなど、投票率が振るわない中、足場を着実に固めて勝利につなげた。
 田中氏は、元教員としての経験から全教室へのエアコン設置などを訴えたが、支持は広がらなかった。
 また、2人が出馬した市議補選(欠員1)も投開票が行われ、新市議が決まった。
★千葉県市川市 市長選挙結果(投票率21.71%)
当 57295 大久保博(64) 無現=自民、民主、維新、公明、生活、社民推薦
  22134 田中長義(63) 無新=共産推薦



 千葉県市川市は、県北西部の東京都江戸川区に隣接する人口約47.5万人の市で、市長選は、市川市が株式を保有する第三セクターであるケーブルテレビ事業者「JCN市川」の前身「いちかわケーブルネットワーク」の元社長で09年12月から1期4年現職を務めて再選を目指す64歳で自民・民主・公明・生活・社民・維新が推薦する大久保博氏に、共産が推薦する63歳の田中長義氏が挑むも
 市の借金軽減の実績を強調。景観づくりにも意欲を見せた大久保博氏が57295票を獲得して、
 福祉や教育を優先する事を掲げ、公立保育園の増設などを公約にあげて22134票を獲得した田中長義氏 に2倍半以上の大差をつけて危なげなく振り切り再選を決めました。
 それにしても投票率は22%弱ですか。東京都心に近く市民の関心が薄いと言えばそれまでですが、投票率が低くなれば組織票がある現職が有利になるだけ。
 挑戦者はいかに市民の関心を高めるかも求められそうですね。

米フィスカー、投資グループに身売りで合意、連邦破産法第11条の適用申請

2013-11-25 06:08:21 | Weblog
米フィスカー、投資グループに身売りで合意、連邦破産法第11条の適用申請 2013年11月23日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0J801B20131123


 フィスカーと言えば、カルマの出火事故や、リチウムイオン電池を供給していたA123 Systemsの経営危機などもあってカルマの生産中止もあり今年の4月末に全社員の75%に相当する160人を解雇すると報道したことで、日本でも話題になった企業ですが、連邦破産法第11条を申請した上で投資グループに身売りするようですね。
 肝心の車の生産を止めていたのだから、いずれは…とは思っていましたが、投資グループの傘下に入って復活することはできるのか。
 車が好きな方にとっては関心が高い話題でしょうか。

福島首長選、また現職敗れる 二本松市と広野町

2013-11-25 05:23:45 | Weblog
福島首長選、また現職敗れる 二本松市と広野町 2013年11月25日 共同
 任期満了に伴う福島県の広野町長選と二本松市長選が24日投開票され、いずれも新人が現職を破り、初当選を果たした。福島県では、東京電力福島第1原子力発電所の事故からの復興が進まないことに不満が高まっており、今年4月以降、郡山市、いわき市、福島市の主要3都市の市長選で現職が敗れた。この流れがさらに拡大した形だ。
 第1原発から南の20~30キロ圏にあり、旧緊急時避難準備区域の広野町は無所属新人の元町議、遠藤智氏(52)が、3選を目指した無所属現職の山田基星氏(65)を破った。投票率は81.19%。山田氏は選挙事務所で「(復興に向けた)国の動きが全然見えず、町民への説明が遅れた。実績が否定されたわけではないと考えている」と話した。
 広野町の緊急時避難準備区域の指定は2011年9月に解除されたが、町に戻っているのは約5200人のうち、4分の1弱の約1200人にとどまっている。
 福島県の「中通り」に位置する二本松市は、無所属新人の元市議、新野洋氏(62)が、3選を目指した無所属現職の三保恵一氏(64)を破った。投票率は64.72%。三保氏は「市民は今も放射能の恐怖におびえながらの生活を余儀なくされている。そうした大きな潮流の中での選挙だった」と敗戦の弁を述べた。
 広野町長に当選した遠藤氏は「新しい一歩を築くことができた」、二本松市長に当選した新野氏は「除染や復興のスピードが遅い」と語った。

★福島県二本松市市長選挙結果
当 15632票 新野洋
  14930票 三保恵一
★福島県広野町 町長選挙結果
当 2017票 遠藤智  
  1334票 山田基星



 福島県二本松市は、県北部の福島市の南に位置する人口約5.6万人の市で、市長選は現職で3期目を目指す64歳の三保恵一氏に、元市議で自営業の62歳の新野洋氏が挑みましたが、
 「二本松の最大の危機は人口減少。合併後の8年間で1割減った。事業所や観光客数も減っている」と指摘し、「現市政は手を打てないでいる。優秀な副市長らを置いて、職員を機能させる」と述べた新野洋氏が15632票を獲得して
 「震災、原発事故にスピード感を持って対応し、内部被曝調査などを行った」と実績を強調。「復興は道半ば。新しい二本松を作る復興を目指し、保育所や幼稚園の第1子無料化にも取り組む」と訴え14930票を獲得した現職三保恵一氏 を振り切り初当選を決めました。

 う~ん。原発に近い広野町はともかく、二本松市は福島市と郡山市の間に位置するような場所にある地方都市で、なんとか現職が逃げ切るのでは…と予測していたのですが、福島の風評被害とその風評被害に対する地元の方の不満は予想以上に強いようですね。

遺族補償年金、夫は受給できないケースも 要件の男女差は差別か 大阪地裁で25日判決

2013-11-25 05:18:00 | Weblog
遺族補償年金、夫は受給できないケースも 要件の男女差は差別か 大阪地裁で25日判決  2013年11月23日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131123/trl13112320550001-n1.htm

 う~ん。それを言いだすと公的年金の3本の柱(老齢・障害・遺族)である 遺族に対して支給される一番基本的な部分となる国民年金の遺族基礎年金に至っては、死亡した者によって生計を維持されていた「子のある妻」か「子」に限られ「夫」は対象外ですし、もし原告の主張を認めるような判決が出た日には、事業主が支払う労災保険の保険料率に影響するだけでなく、問題が遺族基礎年金の受給要件にも波及しかねないだけに、第一審としては国の意向をおもねて棄却する可能性が高いと思いますが、この判決の行方は気になるところですね、

 父子家庭も児童扶養手当の支給の対象に含まれるようになったのは、平成22年8月1日とごくごく最近のこと(まだ3年ちょっとしか経っていません)し、昨今世間を騒がせた実子と婚外子の法定相続分の相続割合の差別の問題も、所詮国としては『貰うもの(相続税の支払い)さえ貰えば後は好きに分配して貰っても構わないよ』という財源に直接影響しない問題だっただけに融通を利かせた一面もありますが、お国から支給するということは我々の税金から支払われるということ。様々な利害関係者の思惑がぶつかり合いそうです。

夫のランチ代、ワンコイン以下 弁当派が平均引き下げ

2013-11-24 09:29:13 | Weblog
夫のランチ代、ワンコイン以下 弁当派が平均引き下げ 2013年11月23日 朝日
http://www.asahi.com/articles/TKY201311220844.html?ref=com_top6
 
 すっかり恒例となった明治安田生命保険による「いい夫婦の日(11月22日)」にちなんだ調査ですが、昼食代という意味では実に皮肉な結果になってしまいました。
 おこずかいの金額の上では、男性の平均が35350円程に対して 女性は20500円程ですが、平日のランチ代という意味では男女が逆転。
 男性は0円(お弁当持参なのでしょうか)が何と3割で、500円台が25.6%ですが、1000円以上は1割強。
 一方、女性は1000円~1500円が35.5%で1500円以上も12.1%もいるのだとか。
 東京近辺では少しこぎれいなお店で食事しようと思えばランチだけでも1000円を超えてしまうでしょうし、専業主婦で家事育児の身の回りのこと全てを任されている方の中には、その分鬱憤晴らしの意味で散財している人もいるんだろうな…と思いますが、趣味が高じて講師になってしまうようなケースもあるだけに一概にムダと言いきれないところが難しいところでしょうか。

 配偶者に求める条件は男性は健康・優しさ・愛情をどの年代でも強く求めているのに対して、女性は30代~50代まで経済力を第一に求めているのは男女の賃金格差を考慮すると致し方ない一面もあるのだと思いますが、こちらも皮肉だと思います。

明治安田生命「いい夫婦の日」に関するアンケート調査を実施! はこちら
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2013/pdf/20131120_01.pdf

エース証券と丸八証券 、14年4月1日付で経営統合

2013-11-24 09:27:36 | Weblog
エース証券と丸八証券 、14年4月1日付で経営統合 2013年11月22日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0J71K420131122
 エース証券と丸八証券 は22日、共同持ち株会社設立により経営統合することで合意したと発表した。2014年4月1日付で「エースホールディングス」を設立する。エース証券株1に対して共同持ち株会社株を1、丸八証券株1に対して共同持ち株会社株を0.51割り当てる。
 丸八証券は14年3月27日で上場廃止となり、持ち株会社がジャスダック市場に上場する。
 両社は2008年11月に包括的業務提携を結んで以来、関係を強化してきた。株式市場の回復や東京オリンピック開催など証券市場にとって好環境となる中、営業基盤の拡大やスケールメリットの享受、コスト削減などを進める。



 丸八証券は名古屋市を中心に県西部に展開する本支店含めて7店舗を保有する地場証券。
 エース証券は関西を中心に本支店含めて12店舗(東京・福岡以外は関西に展開)を有する総合証券ですから、実質エース証券主導で経営統合になるのだと思いますが、店舗網の再編が必要ない分、システム統合と人事システムの統合に経営資源を集中できそうですね。
 取引手数料だけならネット証券の方が割安ですし、REITやETFなど金融商品の品揃えでは大手証券の方が有利。
 手数料稼ぎの証券会社都合の回転売買ではなく、いかに取引顧客に中長期的に利益をあげてもらうかが、大手・準大手以下の総合証券会社には厳しく問われていくことになるでしょうし、今後も業界再編は続くのではないかと思います。

証券会社のNISA口座、重複申請10万件超 10月1日時点

2013-11-21 07:53:57 | Weblog
証券会社のNISA口座、重複申請10万件超 10月1日時点 2013年11月20日 日経夕刊
 日本証券業協会の稲野和利会長は20日午後に開いた記者会見で、証券会社の10月末時点での少額投資非課税制度(日本版ISA=NISA)の口座数が285万件になったと明らかにした。10月1日時点では238万件だった。
 同時に口座数のうち、重複して開設された口座数は10月1日時点で10万4000件だったと語った。NISAでは1人1口座が原則で、重複は認められていない。稲野会長は「万を超える(重複)件数は多い。1人1口座ということを徹底したい」と述べた。NISAの口座は銀行でも開設できるため、重複申請はさらに膨らむと見られる。
 10月1日時点では銀行なども含めた全体で385万件のNISA口座が開設されており、証券会社はこのうちおよそ3分の2を占めた計算だ。



 こちらは『ああ やっぱり…』というのが正直な心境でしょうか。
 一部証券会社が口座を開設したら2000円のキャッシュバックとか、私の場合は住所を既に県外に移転しているのに、口座があるというだけの理由で申し込み書類を送って来る(実はお財布代わりにMRFに若干の残高を残しているだけなんですけどね…。)など、預かり残高も確認しないで何だこれ? とは思っていたのですが、個別株やETFが取り扱えず取扱投信数も少ない銀行がNISA口座申込のお願いに来たらむしろ不信感を抱く(私が取扱投信数の少ない銀行担当者の立場で、そこそこ資産を保有している方を担当しているなら、あえて『NISAは取扱商品数の多い証券会社(ネット証券含む)で運用して下さい。その代わり、安全運用しなければならない資金は当行にお願いします』とアドバイスします)と思うのですが、この調子では陣取り合戦に夢中になるあまり『4年間は取扱金融機関の変更ができない』ことの説明も十分に行っていなさそうですね…(溜息

徳島 鳴門市長に泉氏再選 防災対策などの実績評価

2013-11-18 19:34:01 | Weblog
徳島 鳴門市長に泉氏再選 防災対策などの実績評価 徳島 2013年11月18日 産経
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131118/tks13111802100000-n1.htm
 任期満了に伴う徳島県鳴門市長選は17日、投開票され、前市長で無所属の泉理彦氏(51)が、無所属新人の元市議、椢原幸告氏(47)を破り、再選を果たした。当日有権者数は5万840人、投票率は58・00%(前回55・07%)だった。
 大勢の支持者らが詰めかけた同市撫養町の選挙事務所は、当選の報に拍手や歓声に包まれた。泉氏はバンザイや乾杯で喜びを爆発させた。
 選挙戦で泉氏は、財政の健全化や防災対策、教育の充実など1期4年間の実績を主張。県議や市議らの支援を受けるなど市政継続への支持層を固めたほか、若年層などの浮動票も取り込んだ。
 椢原氏は、地域経済の活性化を前面に押し出し、経済分野での専門家の登用や新産業の創出などをアピール。前市長の批判票の取り込みに力を入れ、浮動票などの掘り起こしに精力的に動いたが、及ばなかった。
 市議選も17日、投開票され、新議員が次々に決まった。
★徳島県鳴門市 市長選挙結果 
当 泉みちひこ 20169票
  くにはら幸告 8678票



 徳島県鳴門市は、県の北東端、鳴門海峡の西側に位置する人口約6万人の市で、市長選は2009年10月から1期4年現職を務めて再選を目指す51歳の泉理彦氏(2009年から1期4年現職を務めたにもかかわらず、前職扱いなのは首長と議員の任期満了日の差が90日以内なら選挙を同じ日にできる公選法の「90日特例」を県内で初めて適用。泉氏は10月10日に退任したしたため)に元市議で47歳の椢原幸告氏が挑むも、
 南海トラフ巨大地震での死者ゼロを目指す防災の強化や、英語教育の充実を訴えた泉理彦氏が20169票を獲得して、
 観光分野での民間からの人材登用や、下水道事業の見直しを主張して8678票を獲得した椢原幸告氏 を危なげなく退けて再選を決めています。

富山 射水市長 夏野氏が再選

2013-11-18 07:30:19 | Weblog
富山 射水市長 夏野氏が再選 2013年11月18日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20131118-OYT8T00061.htm
 射水市長選は17日、投開票され、現職の夏野元志氏(41)が、新人で市民団体「市庁舎を考える会」代表の渡辺謙一氏(76)を破り、再選を果たした。新庁舎(統合庁舎)建設計画が争点となったが、「白紙化」を訴えた渡辺氏を制したことで、2015年度の完成に向け建設が進められる見通しとなった。投票率は、前回(78・25%)を下回る67・40%。任期は27日から4年間。
 夏野氏は当選確実の一報を受け、支持者に担がれてJR小杉駅前の事務所に登場。歓声と拍手に迎えられ、「全力で取り組んできた4年間を評価していただいた。市民のみなさんのより良い未来を開くことを約束します」と抱負を語り、万歳三唱を繰り返した。
 夏野氏は今年6月の市議会で出馬を表明。09年の前回選では新庁舎建設「中止」を掲げ当選した。その後、推進に転じたため、「誤解を招いた」と謝罪、災害対策の拠点としての必要性を繰り返し強調し、市民に理解を求めてきた。夏野氏は当選後、報道陣に対し、「建設の必要性には支援を頂いたと受け止めている。今後、庁舎整備を不退転の決意で進めていく」と語った。
 元側近の渡辺氏を相手にした「つらい戦い」(夏野氏)だったが、大票田の新湊地区で重点的に個人演説会を開いたほか、早朝から漁港などに足を運んであいさつ回りを重ねるなど精力的に運動を展開し、市内全域で支持を獲得した。
 渡辺氏は同市戸破の選挙事務所で、「市庁舎問題への批判はあったが、一般市民に浸透しきれなかった」と敗戦の弁を述べ、「体の続く限り夏野市政を監視する」と語った。
★富山県射水市 市長選挙結果
当 夏野元志 無 35047 41
  渡辺謙一 無 14664 76


 富山県射水市は2005年11月に射水郡の全町村(小杉町・大門町・大島町・下村)と新湊市が合併して発足した人口約9.2万人の市で、市長選は4年前の選挙選で当時の現職だった分家静男氏を破り初当選・再選を目指す41歳で自民・公明が推薦する夏野元志氏に市民グループ代表で76歳の渡辺謙一氏が挑むも、
 「射水市はポテンシャルがあるということを信念に、一つ一つの可能性を形にするべく取り組んできた」と1期目を総括。新市庁舎整備については「災害が起きた時の情報発信や救助、復興の初動体制を取れる機能を持たせていきたい」と必要性を訴えた夏野元志氏が35047票を獲得して
 2009年に新市庁舎建設に反対して当選後、一転、整備方針に転換したとして現職を批判。「今後4年、夏野市政が続けば市はどうなるのか」と訴え「県や全国に誇れる、心の通い合った共感のあふれる市を作るため、皆さんと力を合わせて頑張りたい」と支持を求めるも14664票の獲得に留まった渡辺謙一氏 に圧倒的大差をつけました。

 まあ庁舎問題を除けば、挑戦者と現職の年齢差だけをみても35歳も離れていることからおおよその結果は予想していましたが、渡辺謙一氏が獲得した票数の多くは現職夏野氏への反発票でしょうね。

 他県の方にはわかりにくい構図だと思いますが、実はこの射水市。元々新湊市は射水郡に所属していたものの漁業の町として発展して1951年には市制施行。その後旧新湊地区は長期間人口減少が続く半面、旧射水郡のうち小杉町には大型団地が整備され町の活気は旧小杉町に移りつつある中、市庁舎をどちらにもっていくのか、要は主導権争いになったのですが、前回は夏野氏支持に回った渡辺謙一氏も、現市長の方針転換に反発して自ら老骨に鞭を打ってと出馬を表明。
 個人的には、新湊大橋ができたとはいえ、富山市から旧新湊市を経由して高岡市に伸びていた射水線は富山市側が廃止され(高岡側は万葉線として存続)また北陸本線が通り、車の便もいい旧小杉あるいは大門・大島側に庁舎をもっていくのは合理的な選択肢だとおもいますが、さてこの問題もどうなっていくのでしょうか。

鹿児島 南さつま市長に本坊氏再選

2013-11-18 07:27:36 | Weblog
鹿児島 南さつま市長に本坊氏再選  2013年11月18日 南日本
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=52781
 南さつま市長選は、現職の本坊輝雄氏(58)が、新人で旧笠沙町長の中尾昌作氏(60)=いずれも無所属=を1720票差で破り、2回目の当選を果たした。市議会議員選では20人の議員が決まった。
 現行定数22から2減となった市議選は現職18、元職1、新人1の20人が当選した。党派別は無所属17、自民、共産、社民が各1。地域別では加世田10、金峰3、笠沙3、坊津2、大浦2。市長選の投票率は2009年の前回より8.6ポイント低い69.19%だった。
◇鹿児島県 南さつま市 市長選挙結果
当 11494 本坊輝雄 58 無現
  9774 中尾昌作 60 無新


 鹿児島県南さつま市は2005年11月に加世田市と金峰・笠沙・大浦・坊津の4町が合併して誕生した人口約3.6万人の市で、市長選は現職で再選を目指す65歳の本坊輝雄氏に元笠沙町長で60歳の中尾昌作氏が挑みましたが
 職員定数の削減など行財政改革を進めた1期4年の実績を強調し、「無駄を省き、課題を先送りしない市民目線の市政を推進する」と主張した本坊輝雄氏が11494票を獲得して
 「合理化を目指すあまり、周辺地域の生活環境が悪化し、人口流出に拍車がかかった」と現市政を批判。政策の転換を訴えて9774票を獲得した中尾昌作氏 を退けて再選を決めました。


鹿児島 霧島市長選は前田氏が3選

2013-11-18 07:21:14 | Weblog
鹿児島 霧島市長選は前田氏が3選 2013年11月18日 南日本
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=52785
 5人が立候補した霧島市長選は、現職の前田終止氏(66)=無所属=が、元国分市長の鶴丸明人氏(67)、元県議会議員の中重真一氏(36)、前市議会議長の仮屋国治氏(57)、元国会議員秘書の山田龍治氏(38)=いずれも無所属=の新人4人を退け、3選を果たした。市議会議員選は26人の議員が決まった。
 2005年の1市6町合併で初代市長となった前田氏は、34社の企業誘致など2期8年の実績を前面に「開かれた、公平公正な活力ある市政を継続し、道半ばの課題に取り組む」と主張。地元牧園を中心に幅広い支持を集め、当選に必要な法定得票数約1万5500票を唯一超えた。
 計29人が立候補した市議選は、今回から定数34が26に減り、少数激戦となった。当選者の内訳は現職20人、新人6人。党派別は無所属22、公明、共産が各2。地域別では国分13、隼人4、霧島3、溝辺2、横川2、福山1、牧園1だった。
 市長選の投票率は62.28%で、前回より4.41ポイント下がった。
◇鹿児島県霧島市 市長選挙結果
当 21336 前田終止 66 無現
  12774 鶴丸明人 67 無新
  10272 中重真一 36 無新
  9317 仮屋国治 57 無新
  8315 山田龍治 38 無新


 鹿児島県霧島市は県本土の中央部に位置する2005年11月に国分市と溝辺町・横川町・牧園町・霧島町・隼人町・福山町の1市6町が合併し誕生した人口約12.7万人の市で、市長選は旧牧園町長で新市の市長も2期8年現職を務める66歳の前田終止氏に、元国分市長で3度目の挑戦(前回・前回いずれも接戦)を行う元国分市長で67歳の鶴丸明人氏、市議会議長で57歳の仮屋国治氏、元県議で36歳の中重真一氏、元衆院議員秘書で38歳の山田龍治氏による5人の争いとなりましたが、
 現職の前田終止氏が21336票を獲得して、12774票を獲得した鶴丸明人氏、10272票を獲得した中重真一氏、9317票を獲得した仮屋国治氏、8315票を獲得した山田龍治氏 の4新人を退けて3選を決めました。
 う~ん。泡沫候補のいない大混戦を見るといつも思うことなのですが、これだけ候補が乱立すればそれでなくとも知名度の差で現職が有利になるのに、獲得票数だけを見ると新人(といっても合併前の元市長の鶴丸氏は別格ですが…)4陣営の票の取り合いで現職が漁夫の利を得た形になってしまいましたねぇ。
 現職前田終止氏はこの市民の出した答えを真摯に受け止め、4年間の舵取りを行う必要があると思います。

福島市長に小林氏初当選 現職・瀬戸氏らに大差

2013-11-18 07:13:31 | Weblog
福島市長に小林氏初当選 現職・瀬戸氏らに大差 2013年11月17日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/1117/news14.html
 任期満了に伴う福島市長選は17日投票が行われ、即日開票の結果、無所属の新人で元東北地方環境事務所長の小林香氏(54)が7万2441票を獲得、4選を目指した無所属現職の瀬戸孝則氏(66)と、共産党公認の新人山田裕氏(58)を大差で破り、初当選を飾った。4月の郡山市長選、9月のいわき市長選に続く県内主要3市の首長選で現職が敗退した。これまでの震災対応や今後の復興施策に対する有権者の評価が問われたが、多くの市民が「変革」を選択した。小林氏の任期は12月8日から4年。
 投票率は49.10% 過去4番目の低さ
 福島市選管が発表した市長選の確定投票者数は11万3803人(当日有権者数23万1791人)で、投票率は49.10%(男性48.67%、女性49.49%)だった。現職、新人の一騎打ちで過去最低だった前回38.18%を10.92ポイント上回ったものの過去4番目の低さだった。
★福島県 福島市長選挙結果
当 72441 小林香 54 無新
  32851 瀬戸孝則 66 無現
   7620 山田裕 58 共新


 
 福島県福島市は県都のある人口約28.3万人の市で、市長選は現職で自民・公明・社民が推薦する66歳の4選を目指す無所属現職の瀬戸孝則氏に、元環境省東北地方環境事務所長で54歳の小林香氏と共産新人で58歳の党福島相馬地区委員長の山田裕氏が挑みましたが、
 「原発事故の教訓をもとに、除染の先を考えた政策を考えなければならない。福島を環境最先端都市にする」 除染に伴う汚染土などを保管する仮置き場の設置が進んでいない状況について、「市役所が前面に出て調整し、必要なら市長が出て行く」と強調。産業活性化や、人口を30万人、40万人へと増やしたい考えを述べ、「浜通りの避難者を温かく迎え、福島盆地に医療系や製薬、福祉関係のメーカーを誘致した『メディカルバレー』と呼ばれる地にする」と持論を展開。 「環境最先端」への取り組みとして、官僚時代に支援した北海道稚内市について言及。「メガソーラーや風力発電で必要量の95%をまかなっている。福島でもできる」と呼びかけた小林香氏が72441票を獲得して

 市街地空洞化の象徴だった同市曽根田町の大型ビル「MAXふくしま」について「3期目の最大事業として再建した」と実績を強調。立候補の理由として「震災と原発事故の復興に向け市役所の体制を整え、国や県との関係をしっかりつくってきた。それを生かすことが次の4年間で必要」。原発事故後の最大課題として市民の健康を挙げ、「生涯にわたる健康診査を確立していかなければならない」と声を張り上げ、子育て支援政策では任意の予防接種補助や全小中学校へのエアコン設置を主張。工事中の東北中央自動車道の開通に合わせた経済活性化などを訴え32851票を獲得した現職瀬戸孝則氏 に圧倒的大差をつけて、見事初当選を決めました。

 「自公政権は消費増税、TPPの推進などで市民に一層の負担を押しつけようとしている」と主張。新規就農者への支援制度や中小企業振興条例などの創設を公約し、「市民の暮らしを守っていく」と訴えた山田裕氏は7620票の獲得に留まりましたが、共産支持者以外に幅広く支持を集められなかった格好でしょうか。

 それにしても福島の首長選は原発問題が長引いているせいもあるのだと思いますが、現職が相次いで敗れる現象が相次いでいますね…(吃驚
 原発を誘致したのは何も今の現職だけの責任でもないと思うのですが、県民はそれだけ問題の早期解決を求めているのでしょうし、新市長に就任する小林氏がどのような舵取りをするのかに注目が集まりそうです。