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民主308議席、政権交代 鳩山内閣、9月中旬にも

2009-08-31 05:46:02 | Weblog
民主308議席、政権交代 鳩山内閣、9月中旬にも 2009年8月31日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090830NT002Y38730082009.html
 政権選択が争点となった第45回衆院選は30日投票、即日開票された。民主党の獲得議席は定数480のうち308に達する圧勝で、政権交代を果たすことになった。民主党の鳩山由紀夫代表は9月中旬に召集を予定する特別国会での首相指名選挙で首相に選出され、社民、国民新両党との連立政権を発足させる。自民党は1955年の結党以来、初めて第1党の座を明け渡す歴史的敗北を喫した。
 野党第1党が選挙で過半数を獲得し、政権を奪取するのは戦後初めて。1993年の非自民連立による細川護熙内閣の誕生から数えても16年ぶりの政権交代で、日本の政治は新たな時代を迎えた。
 鳩山代表は30日夜、衆院選の勝利宣言とともに、参院で過半数がないことを踏まえ「社民党、国民新党と連立を組みたい」と、31日から政権協議を開始すると表明した。小沢一郎代表代行の処遇については「選挙を大勝利に導いた功績もある。来年夏の参院選も見据えながら仕事をしてもらう」と、選挙担当ポストを念頭に調整を進める考えを示唆した。

麻生首相、総裁も辞任へ 自民、公示前から議席6割減 2009年8月31日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090830NT002Y22630082009.html
 自民党は衆院選で公示前勢力の300議席から約6割減となり、衆院第1党から転落した。麻生太郎首相(党総裁)は30日夜、NHK番組で「国民の声を真摯(しんし)に受け止め、反省の上に立って出直さなければならない。私としては責任を負わなければならない」と、総裁を辞任する意向を表明した。
 同党の細田博之幹事長は30日夜、党三役と幹事長代理がそろって辞任すると首相に伝えた。
 首相はフジテレビ番組で「首相指名選挙が行われた後、地方の党員・党友を含め、総裁選を行いたい」と語った。細田氏は記者会見で9月下旬の総裁選を想定していることを明らかにした。ただ党内には特別国会の首相指名選挙までに新総裁を選ぶのが望ましいとの意見も出ている。

公明、太田代表・北側幹事長ら落選 小選挙区で全敗 2009年8月31日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090830AT3S3001U30082009.html
 公明党は全国8小選挙区で擁立した党独自候補が全滅となり、公示前の31議席を下回るのが確実だ。太田昭宏代表や北側一雄幹事長、冬柴鉄三前幹事長の党幹部が相次ぎ落選する事態に「党存亡の危機に直面する」(幹部)との悲鳴が出ている。1967年の衆院初進出以来、同党トップの落選は初めて。比例代表の結果次第では、衆院選での獲得議席数が67年の25議席を下回る可能性もある。執行部の刷新を含め来夏の参院選に向けた党の立て直しが急務だ。
 公明党の歴代トップは支持母体の創価学会の意向も受けて決まるのが慣例。神崎武法前代表は98年から約8年間、代表職を務めた。06年の代表選には太田氏だけが出馬しており、落選は想定外の事態だった。創価学会内には「太田氏に代わる人材がいない」(中堅議員)との声もあり、後継選出は難航しそうだ。

選挙で政権交代は過去3回 2009年8月31日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news/20090831-OYT1T00194.htm
 衆院選の結果が政権交代に結びついたのは、過去44回のうち戦前に1回(1924年)、戦後に2回(47、93年)の計3回しかない。
 大正デモクラシー期の24年衆院選は、与党と野党3党が政権を巡って競い合う「政権選択選挙」だった。憲政会、政友会、革新倶楽部の野党3党は、選挙前に「護憲3派」を結成。普通選挙法制定などの共通公約を掲げた。護憲3派は464議席中284議席を獲得し、与党・政友本党を圧倒した。
 明治憲法では国会による首相指名の制度がなく、第1党となった憲政会の加藤高明総裁は、元老の推薦で天皇により首相に任命された。加藤内閣は衆院選の結果、第1党となった党首が組閣した初の内閣で、以後、32年の5・15事件で犬養内閣が倒れるまで2大政党時代が続いた。
 これに対し、戦後の2回は、選挙では、第1党、第2党が共に過半数を獲得できなかった。
 47年衆院選では、野党・社会党が第1党を確保したが、与党・自由党との議席差はわずか12だった。社会党は片山哲委員長を首相とし、民主、国民協同両党との保革連立政権を発足させたが、社会党内の抗争が激化し、1年足らずの短命に終わった。
 93年衆院選では、与党・自民党は過半数に届かなかった。その結果、自民党からの離党者が結成した新生党など野党の5党や、独自の立場をとった日本新党、新党さきがけなどが選挙後に協議し、非自民の8党・会派による細川政権が成立した。しかし、連立与党の足並みの乱れなどから、わずか8か月で倒れた。





 衆議院選挙の結果ですが、自民が改選前の300議席から119議席まで議席を激減させ、公明も小選挙区8議席全てを落とすなど、31議席から21議席まで減らす一方で、民主は改選前の115議席から308議席まで大躍進。共産及び社民は改選前と変わらずそれぞれ9議席及び7議席。
 国民新党は改選前より1つ議席を減らして3議席、みんなの党は改選前より議席を1つ増やして5議席、大地は1議席を死守、改革クラブが改選前の1議席を失くし、日本が1議席を獲得。 
 無所属は与党系が改選前の6議席から4議席になる一方で、野党系の無所属が2議席を確保。
 富山3区から比例北陸信越ブロックに転出した国民新党の綿貫民輔氏(82歳)は落選し、森喜朗元首相は小選挙区の石川2区で123490票を獲得して119021票を獲得し比例復活当選した刺客の田中美絵子氏をかろうじて振り切って当選、群馬4区の福田前首相もかろうじてライバル候補を振り切って議席を死守したようです。

 地区別に見ると、与党が全議席を獲得したのは福井、鳥取、島根、高知の4県のみで、岩手、秋田、福島、山梨、埼玉、新潟、長野、愛知、静岡、滋賀、長崎、大分、沖縄の13県で与党系候補が全滅。全敗が懸念された北海道は12議席中1議席、千葉は13議席中2議席 、東京は25席中4議席、大阪は19議席中1議席と、軒並み自公が壊滅状態となりました。

 主だった落選者を見ると、公明党では太田昭宏代表、北側一雄幹事長、冬柴鉄三前幹事長の幹部3人が揃って落選。
 自民党では、あの海部俊樹・元首相が落選し、他 閣僚経験者だけでも、笹川尭総務会長、山崎拓・前副総裁、尾身幸次・元財務相、谷津義男・元農相、深谷隆司・元通産相、杉浦正健・元法相、中山太郎・元外相、島村宜伸・元農相、堀内光雄・元通産相、柳沢伯夫・前厚生労働相、井上喜一・元防災相、中川昭一・前財務・金融相、久間章生・元防衛相、鈴木俊一・元環境相、赤城徳彦・元農相、丹羽雄哉・元厚相、船田元・元経済企画庁長官、伊藤達也・元金融相、伊藤公介・元国土庁長官、小坂憲次・元文部科学相、上川陽子・元少子化相、斉藤斗志二・元防衛長官、太田誠一・前農相、保岡興治・前法相などなどそうそうたる名前が…(滝汗 
 まあ、問題発言やスキャンダル絡みの、柳沢伯夫前厚生労働相、中川昭一前財務・金融相、久間章生元防衛相、赤城徳彦元農相、太田誠一・前農相、島村宜伸元農相、そして失言を繰り返したあげく一旦不出馬表明したのに後に無所属で強引に出馬した中山成彬前国土交通相あたりが落選するのは妥当としても、公明の北側さんや、山崎拓前副総裁クラスまで落選してしまうとは、予想の範疇を完全に超えていたとしか言いようがありません。
 他、比例復活で救われた議員の名前を見ても、現役閣僚組だけでも、与謝野馨財務・金融担当相(東京1区)、野田聖子消費者行政担当相(岐阜1区)、佐藤勉総務相(栃木4区)、林幹雄国家公安委員長(千葉10区)、塩谷立文部科学相(静岡8区)、甘利明行革担当相(神奈川13区)の6名が救われ、他、中川秀直元自民党幹事長(自前)、公明党の斉藤鉄夫環境相、甘利行革担当相、伊吹元財務相、武部元幹事長、町村前官房長官、野田消費者行政担当相、塩谷文科相、小池百合子元防衛相といった大物クラスの名前もちらほら。
 それにしても、武部さんを復活させるくらいならば、もっと他に救うべき議員もいたような気もしなくもないのですが、武部さんの復活人事は自民支持者の中でも波紋を呼びそうです。

 ちなみに、比例代表ブロックでは候補者数との関係で民主が2議席足りず、大阪14区で敗北した自民党の谷畑孝氏と、公明党の比例名簿5位の赤松正雄氏が当選。
 みんなの党も、東海、近畿両ブロックで1議席ずつ獲得できる得票に達したものの、比例名簿に登載された候補者が重複立候補した小選挙区で得票率10%に届かなかったこともあり、東海の1議席は民主党の比例名簿41位の磯谷香代子氏に、近畿の1議席は兵庫5区で敗北した自民党の谷公一氏に割り振られたようです。
 得票率で足りなかったみんなの党はともかく、民主の2議席は実に勿体ないことをしましたね…。

振り込めさせない!、ATMを「圏外」に 名古屋で携帯遮断実験

2009-08-30 09:02:08 | Weblog
振り込めさせない!、ATMを「圏外」に 名古屋で携帯遮断実験 2009年8月19日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090819AT1G1900K19082009.html
 振り込め詐欺の犯人グループから携帯電話で指示を受け、金融機関のATMから現金を振り込む被害を防ごうと、愛知県警は19日、無人のATMコーナーの周囲に
特殊加工したフィルムを張り、携帯電話の電波を遮る実験を名古屋市内で始めた。
 全国で初めての試み。フィルムは透明で金属層を挟み込んであり、壁やガラスに張ることで電波を遮断。携帯を「圏外」にして通話しにくくするという。
 無人ATMは行員らがいないため、犯人グループに狙われやすい。愛知県内で今年2月から7月にかけて振り込め詐欺被害にあった約200人のうち、高齢者らが
無人ATMから送金したケースが約2割あったという。

振り込め詐欺被害、7月は9億8千万円 警察庁、増勢を警戒 2009年8月20日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090819AT1G1902219082009.html
 7月に全国の警察が把握した振り込め詐欺の被害総額は約9億8千万円で、今年最も多かった1月とほぼ同じ水準だったことが19日、警察庁のまとめで分かった。6月より約2億4千万円(33%)増え、都内の増加が目立つ。前年同月比では63%減ったが、警察庁は増勢に転じることを警戒している。件数は642件で前月比12%増、前年同月比65%減だった。
 警察庁は今年7~12月の振り込め詐欺被害を前年同期の3分の1以下に減らす目標を打ち出している。



 ………(汗 まあ、これだけ振込詐欺の被害がなくならないようでは、ATM機の前で携帯電話の電波を遮る実験を行うというのも、致し方ないのかな…と思わなくもないのですが、ATMの前で携帯電話が使えないとなると、会社の経理の人や個人事業主の方などは少なからず困ることになるでしょうし、実際に導入できるのは銀行以外の無人ATMやコンビニATMに限られそう。
 そもそも外国人から見れば『どうして日本人はこんなに簡単に騙されてしまうのだろう???』と実に不思議な光景なんでしょうね…。

 まあ最近は、事前に『(お金を無心する当事者を装って)携帯電話の番号を変更したと嘘の電話連絡をよこす』といった手の込んだトラップを仕掛けてきた上で、数日後に騙しにかかるといったより巧妙な手口さえあるようですし、現に騙される方が存在する限りいたちごっこが続きそうな気がするのですが、だからこそ普段から騙されないための金銭教育と自己責任の重要性を、学校から日常生活まで生涯教育の一環として取り組むことの重要性が高まっているように思います。

お悔やみ欄悪用し空き巣 熊本県警、窃盗容疑で男逮捕

2009-08-30 08:57:58 | Weblog
お悔やみ欄悪用し空き巣 熊本県警、窃盗容疑で男逮捕 2009年8月29日 共同通信
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090829STXKF080328082009.html
 熊本県警東署は28日、葬儀中の留守宅に忍び込み現金を盗んだとして、住居侵入と窃盗の疑いで、住所不定の無職、松永茂太郎容疑者(62)を逮捕した。持っていた手帳に新聞のお悔やみ欄から写したとみられる住所や氏名が複数記載されており「新聞を見て狙った」と供述しているという。
 逮捕容疑は、7月20日午前8時半ごろから午後5時ごろまでの間に、熊本市の住宅に窓を割って侵入し、現金約55万円を盗んだ疑い。
 熊本市内では、7月ごろから葬儀中の留守宅を狙った空き巣被害が連続。東署員が28日、この日付朝刊を読んで張り込んでいたところ、松永容疑者が現れ、職務質問に対し、逮捕容疑を認めたという。ほかにも数件の犯行を供述しており、同署が裏付けを進めている。



 これも悪用と言えるのかどうかは正直微妙なところですが、私自身父の葬儀の時に、初七日や49日命日の料理の注文を獲得しようと自宅に料理屋のDMが殺到したのには閉口すると共に、『人の不幸を商売にしやがって…』といささか不愉快な思いにさせられた(ちなみに、ウチでは親戚に『あの時の料理は不味かった』とか『あの時の店員の接客態度がなっていなかった』などといつまでも話のネタにされるのも嫌なので、多少高くてもいつも利用するお店は決めています)ものですが、本来知人がお悔やみにこられるように知らせるはずのお悔やみ欄を、空き巣目的で悪用する輩はやはり存在していましたね…(溜息
 一昔前ならば香典泥棒といった形で狙われがちだったお葬式の時の窃盗も、最近は葬儀運営会社側のガードが厳しくなってきているせいか、敵は自宅そのものを狙いにきているようですし、冠婚葬祭などで一家が全員家を空ける時は、戸締りは勿論のこと、他人にすぐわかるようなところに多額の現金を置いておかないようにするなど、普段以上に気をつけて欲しいと思います。

「悪い業者から守る」売り文句、業者に業務停止命令

2009-08-30 08:54:56 | Weblog
「悪い業者から守る」売り文句、業者に業務停止命令 2009年7月27日 朝日
http://www.asahi.com/national/update/0726/TKY200907260130.html
 「悪い業者から守る」と正義の味方を装って消費者を信用させ、不必要な工事をして福島県内で約10億円を売り上げた床下工事業者に県が6カ月の業務停止命令を出した。24日発表した。契約は4年間で2千件を超え、400件もの相談が寄せられていたという。
 特定商取引法(勧誘目的の不明示と不実告知)に違反したとして業務停止命令を受けたのは、東京に本店がある床下工事の訪問販売会社「東北住環」(海老根裕貴社長)。郡山市内にも支店があった。
 県によると、同社は「福島住宅環境協議会」という非営利と思わせる組織を装って個人宅を訪問。「『シロアリがいる』と言って高額な工事を押しつける業者が増えているが、うちの無料会員になれば悪質な業者が来なくなる」「うちに加盟している信頼できる業者から無料で点検も受けられる」などと告げた。
 後日、実際には同社や協議会と一体の組織である「日本住宅環境事業組合福島県支所」の職員を名乗る人物が、会員宅を訪問。床下に潜った後、「シロアリがいる」などとうそをつき、工事の契約を結ばせたという。
 同社の05年6月から今年2月までの県内での契約件数は2404件。金額で9億9095万円に上る。県消費生活センターには、412件の相談が寄せられていたという。


 少し前の報道ですが…。
 相変わらずこのパターンの詐欺はなくなりませんね。この手の業者は得てして、無料点検を装って家の中に入り込み、被害者を脅かして高額の契約を組ませるパターンですが、『悪い業者から守る』と契約を結ばせて何もしないばかりか、酷いケースでは、同じ穴のムジナが別業者を装ってあらかじめ強引な勧誘を行った上で、被害者を混乱させておいて信用させようとする手口(いわゆる自作自演)もあるだけに、皆様は決してこの手の輩を家の中に入れないように気をつけて欲しいと思います。
 一旦二次被害を受ければ、『この家は騙しやすい』と悪徳業者同士でカモリストが流れたり、その悪徳業者がとことん顧客からお金をだまし取ろうと様々な手口で悪徳勧誘を仕掛けてくるのは確実。これまでも何度もこのブログで書いていることですが、『自分の身は自分で守ることしかできない』ことを、この場を借りて、声を大にして訴えたいと思います。

ゲーム感覚3割…万引き少年、低い罪の意識

2009-08-30 08:50:57 | Weblog
ゲーム感覚3割…万引き少年、低い罪の意識 2009年8月27日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090826-OYT1T00892.htm
 東京都内で今年4~6月に万引きで検挙された少年の4人に1人が「ゲーム感覚」や「捕まったのは運が悪かった」と話していることが、警視庁による初の意識調査で明らかになった。
 万引きで検挙された少年の人数は7月末現在、前年の約1・5倍で、中学生は同1・7倍と急増しており、万引きに対する罪の意識の薄さが改めて浮き彫りになった。

◆警視庁、すべての万引き被害で通報求める◆
 同庁は今後、小売店などにすべての万引き被害について通報を求めるとともに、家庭や学校にも、改めて万引きが犯罪であることを認識するよう指導を強化する方針。
 調査結果によると、7月末までに万引きで検挙された総数は8644人で前年比約17%増だったが、このうち20歳未満の少年は2565人で同約46%増、特に中学生は1211人に上り、同約69%も増えていた。
 同庁が今年4~6月に検挙した少年428人に万引きの動機を聞き取ったところ、「ゲーム感覚」が最多の115人(27%)。「モノが欲しかっただけ」(23%)、「誘いを断れなかった」(9%)と続き、気軽に万引きを行っていた実態が浮かんだ。
 万引きをする罪悪感については、「捕まるとは思っていなかった」(46%)、「悪いことだと思っていなかった」(6%)だけで半数以上を占め、「捕まれば厳しく処分されると思った」(18%)を大きく上回った。
 検挙された後の気持ちについても、「運が悪かった」が105人(25%)に上るなど、反省する姿勢を見せない少年が目立っていた。



 ん…。最近の万引き理由は、未成年に限らず、昔のような『貧乏なため、つい食べ物を盗んでしまった』というような情状酌量の余地もある?ケースは少なくなり、ゲーム感覚あるいは日常のうっぷん晴らしといった、やられる側からみればたまったものではないような理由が原因のことが増えているようですね…。
 コンビニの中には、あまりにも万引きが多くて閉店した店もあるくらいですし、『たかが万引き』では済まされないのですが、この問題については万引きをした未成年を教育し直すこともさながら、当の大人がまず子供の見本となるべく、社会のルールを守っていく必要があると思います。

「バブルで銀行全部つぶれた」細田幹事長発言に波紋

2009-08-30 08:47:28 | Weblog
「バブルで銀行全部つぶれた」細田幹事長発言に波紋 2009年8月26日 夕刊フジ
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/n_bank2__20090825_5/story/25fuji320090825205/
 細田博之自民党幹事長(65)の発言が波紋を広げている。細田氏はテレビ朝日系の報道番組「報道ステーション」に出演した際、1990年代前半のバブル経済崩壊で「富士銀行だろうが三菱銀行だろうが、銀行は全部つぶれた」と発言。両行とも経営破綻していないため「あまりにも軽率な発言」と批判の声が上がっている。
 細田氏は18日放送の報道ステーションで、自民党のマニフェスト(政権公約)に盛られた「10年で家庭の手取りを100万円増」など幅広い事柄について解説。そのなかで、次のような発言をした。
 「(日経平均株価が)3万5000円の時代っていうのはバブルで、株価が(その後、3万5000円の)2割になったんですよ。それで銀行が全部つぶれたでしょ。富士銀行だろうが、三菱銀行だろうが、みんな資本注入してもらって、国有化され、銀行は全部つぶれたんですから。日本のほとんど大きいものはね。それで大手16行が4行になった」
 旧富士銀(現みずほフィナンシャルグループ)や旧三菱銀(現三菱UFJフィナンシャル・グループ)などの大手行はバブル崩壊で一度はつぶれたと言っているわけだ。
 確かに、バブル崩壊によって日本長期信用銀行(現新生銀行)や日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)、北海道拓殖銀行(北洋銀行などに事業譲渡)は経営破綻した。しかし、旧富士銀や旧三菱銀は公的資金の注入こそ受けたが、破綻はしていない。

【「事実と異なることを、あまりにも軽率だ」】
 この発言を聞いた三菱銀関係者は首をひねりながら、こう指摘する。
 「三菱銀はバブル崩壊による傷が大手行のなかでもっとも浅かった。公的資金を98年に入れましたが、すぐに返しています。はっきりいって公的資金は必要ありませんでしたが、他行が公的資金を受け入れやすくするため、おつきあいで入れたようなものです。それだけに、バブル崩壊で三菱銀がつぶれたという発言はピンときません」
 一方、金融アナリストからはこんな声も。
 「バブル崩壊で大手行が全部つぶれたというのは、政府の公式見解とは大きく異なっている感じです。ただ、細田幹事長は元通産(現経済産業)官僚ですからね。三菱銀を除けば、細田幹事長の発言が実態を正確に表している、正しい“見解”かもしれませんね」
 細田発言には、民主党の金融対策チーム座長でもある大塚耕平参院議員(49)が「事実と異なることを公共の電波を通じて平然と語る細田幹事長の姿勢には驚くばかり。今回の発言内容は金融機関や金融システムの信用にかかわる問題で、あまりにも軽率だ。発言を適切に修正することを求める」と強く批判している。
 ここは1つ、細田幹事長に発言の真意を確認したいところ。自民党幹事長室に発言の真意について20日にFAXでコメントを求めたが、選挙期間中で多忙を極めているためか、24日現在、コメントはきていない。



 ありゃりゃ…。細田幹事長と言えば、自民党の重鎮と呼んでも差し支えない程の大物議員ですが、これはちょっと問題発言ですね…。
 まあ、氏としては、『今はかなり財政状態が良くなっている都市銀行や大手地方銀行も90年代後半は経営が厳しかった』といった趣旨のことを言いたかったのだと思いますが、金融危機が起こるたびに、郵便局と共に逃げた預金が集まることでも有名だった三菱銀行の流れを組む三菱UFJとしては絶対に聞き捨てならない発言でしょうし、何故あえてこの時期に票田として期待できる銀行員相手にケンカを売るような発言をするのかがそもそも意味不明。
 通産省(現経済産業省)出身の議員だけに、ついつい得意になって裏話をしてしまったのが真相という気もしなくもないのですが、党の幹事長として同じ党の議員を応援しなければならない立場なのですから、もう少し慎重さが欲しかったですね。

7月の完全失業率は5.7%、有効求人倍率は0.42倍で共に過去最悪

2009-08-29 11:37:22 | Weblog
7月完全失業率は5.7%で過去最悪 2009年08月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11221620090828
 総務省が28日発表した労働力調査によると、7月の完全失業率(季節調整値)は5.7%となった。前月比で0.3%ポイント上昇し、過去最悪記録を更新した。
 これまでの過去最悪は2002年8月の5.5%だった。総務省は雇用情勢について「依然厳しい状況が続いている」とし、前月の判断を踏襲した。  
 男女別では、男性が前月比0.4%ポイント悪化の6.1%と過去最悪を更新、女性は同0.1%ポイント悪化の5.1%だった。
 完全失業率は、労働力人口(就業者と完全失業者の合計)に占める完全失業者の割合。ロイターが民間調査機関に行った事前調査では、予測中央値は5.5%となっていた。
 就業者数は前年比136万人減の6270万人となり18カ月連続で減少。このうち、休業者は前年比15万人増、雇用者数は同80万人減となった。
 一方、完全失業者数は前年比103万人増の359万人と、9カ月連続で増加した。増加幅は過去最大で、100万人を突破するのは初めて。
 求職理由別では「勤め先の都合」が前年比65万人増の121万人となり、増加幅は過去最大。「自己都合」は前年比10万人増の110万人、「新たに収入が必要」が同5万人増の43万人となった。

7月有効求人倍率は0.42倍、過去最低を更新 2009年8月28日 朝日
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR200908280023.html
 厚生労働省が28日に発表した7月有効求人倍率(季節調整値)は0.42倍で、前月比0.01ポイント低下し、過去最低を更新した。ロイターがまとめた民間調査機関の予測中央値は0.43倍だったが、それを下回った。 
 正社員有効求人倍率は0.24倍となり、前年同月を0.29ポイント下回った。有効求人数(季節調整値)は前月比0.5%減、有効求職者(同)は前月比1.8%増となった。
 新規求人数は前年比23.4%減となり、産業別にみると製造業(46.3%減)や情報通信業(46.2%減)を中心に全ての業種で減少した。 
 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、香川県が0.64倍で最も高く、青森県および沖縄県がそれぞれ0.27倍で最も低かった。東京都は0.58倍だった。


求人と賃金の悪化に底打ち感、雇用情勢にも変化の兆し 2009年08月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11222920090828
 7月の失業率が過去最悪を更新し、全体としてはまだ厳しい雇用情勢において、底入れを示す動きも見え始めている。6、7月の新規求人数が下げ止まり、求人賃金も一部で上昇に転じた。
 輸出の底打ちや生産活動の持ち直しが影響しているとみられ、エコノミストの一部の間では、悪化を続けた雇用情勢が最悪期を脱したのではないかとの見方が出ている。ただ、今後の景気回復テンポに不透明感が強い上、政権交代による政策変更の可能性もあり、雇用吸収の動きがこのまま改善に向かうかどうかは予断を許さない。

<求人数が下げ止まり、派遣・正社員とも改善の兆し>
 民間求人情報誌やフリーペーパー、求人サイトが加わっている「全国求人情報会」のデータによると、求人数前年比は2008年に入って急激に落ちこんだ後、09年2月以降、マイナス45%を超える水準で底ばいを続けていたが、7月は41%減に改善した。リクルートが運営する転職情報サイト「リクナビNEXT」の黒田真行・編集長は「求人数は下げ止まっている」とみている。
 全国で最大の求人が集まるハローワーク飯田橋では、1カ月の求人数(パート以外の常用雇用)が金融危機前の3万件程度から2万件台に落ち込む状況が続いてきた。しかし、ここにきてやや動きが出てきた。ハローワーク飯田橋・産業雇用情報官によると「非正規労働者の調整は1、2月で一段落し、企業の求人相談件数もこの春までよりやや増えている感じだ」と説明。「求人減少は5月が最悪期だった可能性がある」とみている。 
 厚生労働省が28日発表した全国の新規求人数でも、前月比が6月に4.2%増と半年ぶりに上向いた後、7月も横ばいとなり、悪化傾向に歯止めがかかった。
 非正規社員の後を追うように悪化していた正社員の求人でも、底打ち感がうかがえる。厚生労働省発表の正社員の新規求人は5月に前年比減少幅が37.7%減まで落ち込んだのを底に、6、7月は減少幅が20%台まで縮小し、落ち込みが緩やかになってきた。正社員の離職も減少している。同省によると、昨年10月から今年9月末までに予定、あるいは実施された解雇者の累計は8月時点で、非正規社員が23万人、正社員は4万3000人に上るが、非正規社員は既に今年3月以降の増加が一服。正社員の離職も5、6月単月の8000人台をピークに7月は6000人台、8月は2000人台に大きく減少した。

<生産回復が雇用にも波及> 
 求人数の改善傾向が目立つのは、製造業や建設業、運輸業、サービス業などで、生産底打ちが雇用を吸収し始めたとみられる。マネックス証券・チーフエコノミストの村上尚己氏は「景気の循環的回復からみて、雇用情勢もそろそろ底を打って当然」だとし、「労働市場全体の改善には時間を要しているが、企業が採用に少しずつ前向きになる兆候は見られている」と指摘。
 求人の底打ちに伴い、再就職数も増えている。第一生命経済研究所・主席エコノミストの熊野英生氏によると、離職した非正規労働者のうち「再就職などがある」と答えた人を除いた純離職者人数は5月に6.6万人まで増加した後にほぼ横ばいで推移、増加に歯止めがかかっている。「雇用止めにあう人数を、失職状態から抜け出す人数のペースが上回ってきている」と分析している。
 こうした求人数の動きを反映して、求人募集の賃金も上昇に転じている。東京地区の求人賃金(東京都労働局発表)は昨年の金融危機以降、低下していたが、ここへきて改善傾向に転じた。募集賃金の下限は、3カ月対比で08年9月に下落したした後、09年3月まで下落が続いていたが、6月の求人賃金は1.2%の上昇に転じた。特に製造業やサービス業で改善が目立つ。7月は、6月よりさらに水準が上がり、前年比でも上昇に転じた。
 「企業の採用姿勢も、既存事業で人が余り、今後の戦略部門では人材不足というまだら模様になっている」(リクナビ・黒田編集長)状況にあり、戦略部門で専門職の採用意欲が強まっている影響もあるとみられる。 

<未曾有の求職増加で失業率の上昇は続く> 
 ただ、企業の人件費削減の動きが止まったわけではなく、金融危機以前と比べて経済活動が3割程度低い水準にあるため、企業の雇用調整は悪化ペースが緩和しつつも、終息するには時間がかかる。
 しかも、景気の回復局面では求職者が増加するため、失業率が上昇しやすい。企業活動がやや持ち直しかけた現在、求職者は大幅に増加し「バブル崩壊後を上回り、過去に例をみない」(リクナビNEXTの黒田編集長)という状況。1件の求人への応募は、09年秋の金融危機発生以前の20人程度から50人に跳ね上がっている。このため有効求人倍率や失業率がこの先も上昇を続けることは避けられそうにない。7月の失業率は5.7%となり、有効求人倍率が過去最悪となったのも、こうした要因がありそうだ。
 それでも麻生内閣が実施した雇用対策で「解雇防止のための助成金制度の活用が増えているため、失業率の上昇ペースが抑えられている面は大きい」(ハローワーク飯田橋)という。
 解雇を行わずに休業手当を支払う企業に対し、大企業には手当ての75%、中小企業には90%を助成するという制度の利用が急増。ハローワーク飯田橋の場合、4月に比べ7月の利用件数は5倍近くに増えた。派遣切りや正社員の離職に歯止めをかけているのも、この制度の利用増加が寄与している面があるようだ。
 問題は、今後の景気回復テンポが鈍化する懸念だ。春先から夏まではそれまでの急激な落ち込みの反動から、生産の大幅増に支えられた面があった。だが、ここから先は世界の最終需要の動きに見合った回復テンポになっていくため、雇用の吸収力も緩やかになっていくと予想される。
 政権交代が現実に起きた場合に、雇用政策が変更になる可能性も否定できず、雇用情勢が現実に持ち直しから回復の方向へ明確に向かうのかどうか、今のところ予断を許さない情勢と言えそうだ。 






 先日発表された完全失業率と有効求人倍率ですが、完全失業率は前月比0.3ポイント悪化して5.7%に、有効求人倍率も過去最低を更新して0.42倍と、それぞれ非常に厳しい内容となりました。
 一部には、求人数の改善傾向が見られるという見方もあるようですが、う~ん これはどうなんでしょうね。

 まず、完全失業率の高止まりや有効求人倍率の低迷が続いている大きな理由として
1、賃金水準のミスマッチ
2、職種のミスマッチ
 が挙げられるかと思います。
 1については、最近、ハローワークの求人検索パソコンでお仕事を探したことがある方ならばわかると思いますが、いくら『誰でも応募OK』な仕事とはいえ、最低賃金スレスレの時給 あるいは、その低い時給で月の賃金を計算する日給月給では、自分1人を養えばよい1人者はまだしも、家族を養っていかなければならない主たる稼ぎ手は応募できません。
 つい先日、枡添厚生労働大臣から『行政が約4千件の求人情報を提供したにもかかわらず、誰も応募しなかった』と「怠け者に税金使わぬ」発言が出ましたが、果たしてその求人のうち、大卒平均初任給並みの水準の求人がどれ程あったのでしょうか…。
(あまりにも時給の安い求人の場合、地方労働局やハローワークが『何とか求人を出して下さいよ!』と地元企業に懇願した結果、それ程本気で採用するつもりもない、いわばお付き合いで出す求人も決して少なくありません)

 2の職種のミスマッチについては、ハローワークの求人検索パソコンの新規求人検索画面では、『全件表示する前に、大項目として「医療・介護関連」と「その他求人」を分けた方が検索効率がいいのではないか?』と思うくらい、求人職種に偏りがあるのが現実。最近では、介護関連でも一定の資格保有を応募要件とするところが少なくないだけに、職種の条件を広げて応募先を増やそうとしても、それさえままならない現実があります。
 とはいっても、職種転換すると言っても、介護関連の場合、人と接する仕事だけに、やはり向き不向きもあるでしょうし、根気と忍耐が必要な仕事だけに、いくら金銭的に切羽詰まっている方でも、その全ての方に転換を求めるのは本人にも介護サービスを受ける方にとっても不幸な結果を招きかねないでしょう。

 また、今は雇用調整助成金で不況業種の正社員の雇用がかろうじて確保されている現実も見逃せないところ。こういった雇用維持のための助成金ややふるさと雇用再生事業など、各種雇用確保のための施策がなければ、日本の失業率も二桁に近い水準に跳ね上がると指摘されているだけに、表面上の数値に一喜一憂するのではなく、次に政権をとる政党が、国としてどう職種転換やキャリア育成方針も含めた雇用政策を打ち出していくのかが強く問われているように思いますね。

(23日の選挙)白川町長選/白川町議選 町長選、今井氏が4選 有権者「実績」を選択 /岐阜

2009-08-27 06:57:28 | Weblog
(23日の選挙)白川町長選/白川町議選 町長選、今井氏が4選 有権者「実績」を選択 /岐阜 2009年8月24日 毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090824-00000090-mailo-l21
 任期満了(9月12日)に伴う白川町長選は23日投票、即日開票の結果、現職の今井良博氏(58)=無所属=が、新人の元町副議長、有田まゆみ氏(51)=同=を破り、4選を果たした。投票率は85・89%だった。
 12年ぶりの選挙戦となったが、3期にわたる実績と「弱い人に優しい町づくりなどを柱に、定住自立圏構想への参加を積極的に進めたい」などと訴えた今井氏が、町を二分した激しい戦いを制した。


岐阜県白川町 町長選挙結果
当 3872 今井良博 58 男 無所属 現 白川町長3期、農業
  3411 有田 まゆみ 51 女 無所属 新

 岐阜県白川町は、県南部の中津川市や恵那市などに隣接する人口1万人弱の町で、町長選は2001年に無投票当選してからずっと無投票選出され続けていた現職の今井良博氏に対して、1995年の町議選に初の女性議員として当選して以降町議を4期・副議長も務めた有田まゆみ氏が挑戦する形となったのですが、町長選は正に町を二分する戦いとなったものの、現職の今井良博氏が3872票を獲得し、3411票を獲得した有田氏をかろうじて退けました。
 とはいえ、票差はわずか461票差。おそらくはこれまで12年間無投票当選してきた今井氏への不満が有田氏支持に回った一面もあったとは思いますが、これだけ票差が少ないと再選を果たした今井氏もうかうかはしていられませんし、次の4年間でどれだけの実績を残すかが強く問われることになりそうです。

(23日の選挙)伊集院氏が初当選 大和村長選 「村おこしに全力」 鹿児島

2009-08-27 06:53:58 | Weblog
(23日の選挙)伊集院氏が初当選 大和村長選 「村おこしに全力」 鹿児島 2009年8月24日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/117017
 任期満了に伴う鹿児島県大和村長選は23日、投開票され、新人で元村建設課長補佐の伊集院幼(げん)氏(48)=無所属=が、新人で建設会社役員の前山範夫氏(59)=無所属=を破り、初当選した。伊集院氏は「新たな発想で村おこしに取り組む」と抱負を語った。
 27年間勤めた役場を退職し、20年ぶりの村長戦に臨んだ。「昨年が、村制100年。厳しい今こそ変革の思いを強くした」と話す。
 村民との公約に行財政改革、農林水産業の振興、企業誘致など7項目を掲げた。「取りえは情熱と行動。村のトップセールスマンになって果樹などの特産品を宣伝する。若者の定住促進のため企業誘致も積極的に進めたい」と話した。
 投票率は92.37%、当日有権者数は1468人(村選管調べ)。

鹿児島県大和村 村長選挙結果
当 930 伊集院幼 48 男 無新
  372 前山範夫 59 男 無所属 新



 鹿児島県大和村は、奄美大島にある人口1700人程の村ですが、村長選は2001年9月から2期8年村長を務めた現職の永田武光氏が出馬を見送ったため、元村課長補佐の伊集院幼氏と会社社長の前山範夫氏の2新人による争いとなったのですが、
 人口減が続く現状を踏まえ「村おこしは待ったなし。企業誘致や特産品の開発などで活性化を進めたい」と訴えた伊集院氏が930票を獲得し、
 村財政は危機的状況とし「しがらみのない村政を進め、生活環境の整備や福祉の充実で村民の生活を守りたい」と訴え372票を獲得した前山範夫氏に圧勝しました。
 大和村と言えば、2004年2月に同じ奄美大島にある名瀬市と住用村・笠利町・宇検村と合併協議を進めていたものの、翌年3月に合併協議会から脱退し、独自の道を進むことを選んだ自治体ですが、新村長はどのような村政運営を行ってくれるのでしょうか…。
 村民からは元課長補佐としてその実務を期待されて選出された経緯があるだけに、その実行力に注目が集まりそうです。

過熱する民主攻撃=ネットCM、中傷ビラ-自民

2009-08-27 06:50:07 | Weblog
過熱する民主攻撃=ネットCM、中傷ビラ-自民 2009年8月26日 時事
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009082600827
 自民党が衆院選での劣勢を盛り返そうと、なりふり構わず民主党批判を強めている。鳩山由紀夫代表ら同党幹部を皮肉る新作アニメCMをネット上で2本流しているほか、同党を攻撃する冊子も作成。典型的なネガティブキャンペーンだが、民主党は圧勝予測の余裕からか、「放っておいたらいい」(幹部)と黙殺する構えだ。
 ネットCMの題名は「ブレる男たち」。鳩山氏や小沢一郎代表代行ら民主党幹部4人を模した影絵の人物が「4人バラバラ、ブレフォーです」と登場する。4人は「テロ対策での給油、反対」「(米国との)貿易自由化」などと合唱するが、白人や農家の男性から「なに言ってんだ」と突っ込まれ、「とも言えなーい」と前言を翻す内容だ。
 もう一つのCMは、鳩山氏を連想させるラーメン店員が、客の注文に気前よく応じて、同党の子ども手当と同額の2万6000円分のふりかけなどをどんぶりにばらまき、ラーメンがひどい状態になっていく話。
 21日から動画サイト「ユーチューブ」などに流し、同サイト内での再生回数は既に27万回を突破。先行して7月中旬から配信している、鳩山氏とおぼしき男性が女性に口当たりの良い言葉をささやきかける1作目のCMも、閲覧回数が61万回を超えた。
 「民主党の問題点を若い世代に分かりやすく伝えるのが狙い。おおむね好評」。自民党広報本部の担当者はこう胸を張るが、別の党職員は「政権与党として品がない。票につながるかも分からない」とまゆをひそめる。
 自民党は、民主党批判の冊子やビラも次々と作成し、党のホームページでも閲覧できるようにしている。「民主党にだまされるな」と題する冊子の表紙は、「血しぶき」にも見える絵柄が描かれ、「革命や闘争という言葉をいまだに使う労働組合の思うがままの政策で上場企業は経営に混乱をきたす」と訴えている。




 うわあ…。鳩山代表を皮肉るネットCMを自民が流していることは聞いていましたが、自民の民主党に対するネガティブキャンペーンは、止めるどころかむしろ過激化しているようですね…(呆れ
 ただ、ネガティブキャンペーンで票が取れるかどうかは、正直かなり懐疑的なものがありますし、橋下徹大阪府知事がライバル候補に出遅れたにも関わらず、2008年1月の知事選で予想以上の大差で初当選(橋下氏183万2857票、熊谷氏99万9082票)したのも、一説には熊谷陣営が橋下氏に対するネガティブキャンペーンを行ったことが逆に府民の反発を買って、熊谷氏に投票しようとしていた無党派層がそっぽを向いたという説も…(汗
 確かに、民主への風もあるとは思いますが、批判するだけなら誰にでもできますし、個々の自民党の政治家さんには、これまで自身が何を成し遂げてきたのか、その実績を訴えて欲しいもの。こんな時だからこそ、政策で勝負してほしいものだと思います。

前空幕長「広島平和記念式典は左翼運動」と発言

2009-08-26 07:21:34 | Weblog
前空幕長「広島平和記念式典は左翼運動」と発言 2009年8月26日 
読売 http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090825-OYT1T01068.htm
産経 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090825/biz0908251929014-n1.htm
 前航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏が25日、宮崎市の繁華街で、衆院選宮崎1区に立候補している無所属前議員の応援演説を行い、広島市で6日に行われた平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)について「日本弱体化の左翼運動」などと発言した。
 田母神氏は広島原爆忌の6日に広島市で講演したことに触れながら、式典の参列者について「広島市民も広島県民もほとんどいない。原爆の被爆者も、被爆者の2世もほとんどいない」「並んでいるのは全国からバスで集まってきた左翼ばかり」などと述べた。
 この発言に対し、広島県原爆被害者団体協議会の坪井直(すなお)理事長は「真実とはほど遠い。相手にもしたくないが、間違ったことが風評になることは止めなければいけない」と憤る。広島市原爆被害対策部の担当者は「事実誤認であり、コメントできない」としている。



 私から見れば、主義主張の合わない方を『左翼』呼ばわりする感覚の方が余程理解できませんし、そもそも『左翼』という言葉が出てくること自体、(他人を左翼呼ばわりしているほうが)右に傾いているのではないかという疑念を感じずにはいられませんが、この方はホントダメダメですね…(溜息
 そりゃあ、ひょっとしたら自己の主義主張に利用しようとする目的で行事に参加する方も中にはいるかもしれませんが、少なくとも他人を思いやることができる人ならば、8月6日にわざわざ広島に乗り込んで核保有容認発言などしないでしょうし、原爆の直接の被害を受けている方は年齢的にも60台後半以上。
 原爆の後遺症で体が思うように動かなくなり、参加したくても参加できなくなってしまった被害者の方だっているでしょうし、その程度のことも思いつかない、多様な考え方を受け入れることさえできない人をなぜ自衛隊はトップにつけていたのか、心底疑問に思います。

「金ないなら結婚勧めず」発言と「怠けている連中」発言

2009-08-26 07:03:36 | Weblog
首相「金ないなら結婚勧めず」発言 官房長官が釈明 2009年8月24日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090824AT3S2400924082009.html
 河村建夫官房長官は24日午前の記者会見で、麻生太郎首相が学生主催のイベントで「金がないのに結婚はしない方が良い」などと発言したことに「表現は直截(ちょくせつ)的だが、むしろ若者の就職対策を進めなければいけないという裏返しの表現として出たのではないか」と釈明した。「首相はかねて若者の就職対策などに高い関心を持っており、首相の考え方を強く支持している」とも強調した。
 首相は23日、都内の学生主催のイベントで「金がないから結婚が進まず少子化になるのでは」との学生からの質問に、「金がないのに結婚はしない方がいい。人それぞれだからうかつには言えないが。稼ぎがなくて尊敬の対象になるかというと難しいのではないか」と応じた。

野党幹部、相次ぎ批判 首相の「金がねえなら」発言 2009年8月25日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0824/TKY200908240419.html
 麻生首相が23日、東京都内で開かれた学生との対話集会で、参加者から「若者に結婚するだけのお金がないから結婚が進まず、少子化になるのではないか」と聞かれたのに対し、「金がねえなら結婚しない方がいい。うかつにそんなことしない方がいい。おれは金はない方じゃなかった。だけど結婚は遅かった。稼ぎが全然なくて尊敬の対象になるかというと、なかなか難しい」と語ったことに対し、24日、野党幹部から批判の声が相次いだ。
 民主党の菅直人代表代行は沖縄県沖縄市で「いま働こうと思っても仕事がない。そういう皆さんが考えてほしいと言った時に『金がないのに結婚するな』と言う。総理を続けてほしいと思う人は沖縄に一人もいないと思う」。共産党の志位委員長は長野市で「多くのワーキングプアをつくった責任を感じないのは政治家失格だ」。社民党の福島党首も同市で「非正規雇用が増えたのは政治のせい。自己責任にするのは政策を理解していない」と語った。

厚労相の「怠けている連中」発言に抗議 年越し派遣村実行委有志 2009年8月25日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/090824/wlf0908242306000-n1.htm
 年越し派遣村を企画した元実行委員会の有志が24日、舛添要一厚生労働相が街頭演説で派遣村に参加した失業者について「怠けている連中」などと発言したとして、「生活再建を目指して努力している人々への侮辱だ」として発言の撤回と文書による謝罪を求める抗議文を同相に提出した。
 抗議文は、舛添厚労相が18日に横浜市で行った街頭演説で派遣村の取り組みに触れた際に、「4千人分の求人票を持って行ったが、1人も手を挙げなかった。大事な税金を働く能力があるのに怠けている連中に払う気はない」と発言したとしている。

舛添氏「怠け者に税金使わぬ」発言 抗議受け弁明 2009年8月26日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY200908250312.html
 舛添厚生労働相は25日の閣議後の記者会見で、総選挙の遊説中に「働く能力と機会があるのに怠けている人に、貴重な税金を使うつもりはない」という趣旨の発言をしたと追及され、弁明に追われた。舛添氏は「自立が大事だということを訴えたかった」と語った。
 演説は18日に神奈川県内で行った。年末年始に東京・日比谷で開かれた「年越し派遣村」に、行政が約4千件の求人情報を提供したにもかかわらず、誰も応募しなかったなどと指摘。同じ演説の中で「怠け者」発言が飛び出した。実際には、初日には申し込みがなかったが、その後100人以上が申し込んだ。
 この発言に対し、派遣村の元実行委員会の湯浅誠・元村長ら有志は24日、「事実をねじ曲げた発言で、今なお厳しい雇用情勢の中で生活の再建を目指して努力している方々への侮辱である」として、舛添氏に謝罪と発言撤回を求める抗議文を出すなど、波紋が広がっていた。
 舛添氏は会見で「怠け者発言は(民主党が復活を強く主張する)生活保護の母子家庭(への加算)の中で言ったつもりだ」と反論しつつ、反発が広がったことには「大変残念。今後、言い方を注意したい」と述べた。



 う~ん。タイトルの過激さとは裏腹に、こればかりは、麻生総理に対して失言と責めるのはいささか酷な気もしなくもありませんし、いくら学生主催のイベントで、その学生達も厳しい就職事情に追い込まれているとはいえ、聞く方も聞く方ですね。
 まあ、歴代の総理ならば『厚生労働大臣に任せています』とでも上手くかわしていたのでしょうが、さすがにここまで想定外の質問には、総理としても、ついつい本音がポロリと出てしまったといったところでしょうか…。
 確かに言葉に配慮が足りなかった一面はあるかと思いますが、おそらくは『所帯を持つことの重み』について訴えたかったのだと思いますし、他の問題発言と同一レベル扱いして、野党の幹部が相次いで批判していることについても、『じゃあ、あなたが同じ質問を突然ぶつけられて、失言?なく学生が満足する答えを返せますか?』と思わず突っ込み返しを入れたくなりますし、野党の過剰?反応には、いささか違和感を感じます。

 一方、枡添さんはここにきて一体どうしちゃったんでしょうかねぇ???
 地方の労働局やハローワークなどが、とにかく雇用の場所を作ろうと民間企業に『最低賃金さえ下回らなければいいから、どんな雇用でも出してくれ』と懇願した結果、時給800円程度の『本当に求人する気があるのかわからない』ような、どう見てもお付き合いで出したと思われる求人がハローワークには溢れ、家族を養っている失業者から見れば、『いくら求人がないと言っても、この条件では応募できないよ』というのが本音だと思いますし、まあ厚生労働省の最高責任者としては、一向に回復しない失業率や有効求人倍率への苛立ちからついつい過激な発言が出てしまったのかな…と最初は思ったのですが、ひっかかるのがむしろ弁明発言の方で「怠け者発言は(民主党が復活を強く主張する)生活保護の母子家庭(への加算)の中で言ったつもりだ」とわざわざ言い直していること。

 素人ならまだしも、日本の母子家庭の就労率が世界的に見ても高いことは周知の事実で、もし厚生労働大臣がこの程度の事実さえ知らないとなれば、それはそれで別の意味で問題ですし、もし民主党を牽制するつもりで行った発言ならば、『政争で社会的弱者を巻き込むな!』と声を大にして文句を言いたくなります。
 母子家庭の収入が少ないのは、小さな子供の面倒を代わりに看てくれる人がおらず、正社員のような安定した仕事に就くことができないため。父子家庭の男性でも、他に面倒を看てくれる人がいなければ、転職を余儀なくされて大幅な年収減を余儀なくされている人の比率も決して少なくありませんし、『もう少し現実を見てよ』と言いたくなります。

 あと付け加えるならば母子加算の復活を訴えているのは民主党よりむしろ社民党なんですけどね…(苦笑
 記事をまとめる記者さんにとっても、野党はごっちゃになっているのでしょうか…。

緊急地震速報、誤報で陳謝 関東地方、地下鉄など一時ストップ

2009-08-25 20:30:01 | Weblog
緊急地震速報、誤報で陳謝 関東地方、地下鉄など一時ストップ 2009年8月25日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090825AT1G2500O25082009.html
 25日午前6時半すぎ、関東地方で最大震度5弱の強い揺れが予測されるとして「緊急地震速報」が出た。この速報で都営地下鉄などが一時運転をストップするなど一部影響が出た。
 同時刻に千葉県東方沖を震源とする無感地震があり、気象庁はこれを過大に検知した誤報とみて、異常データを送った南房総市の観測点に職員を派遣し原因を調査する。
 速報が地震の大きな揺れに間に合わないなどのケースはこれまでもあったが、体で感じる揺れが実際は起きなかったという誤報は今回が初めて。同庁地震火山部は「国民の皆様に大変ご迷惑をおかけした」と陳謝している。
 緊急地震速報は午前6時37分ごろ、千葉県北東部と茨城県南部で震度5弱から震度4の揺れが予測されるとして、両県と東京23区、神奈川県、埼玉県に出した。鉄道やバスなどの交通機関のほか、携帯電話のメールやテレビなどを通じて一般の個人にも伝えられたが、実際には体で感じる揺れは観測されなかった。


 ん…。私はこの時間NHK総合のテレビチャンネルをつけていたので、緊急地震警報が発動したのは聞いていたのですが、いつまで経ってもその時に放送していた政見放送が打ち切られず、画面も変わらないため『(NHKは)一体なにやってんだ??? 早く速報を放送しろ』と少し苛立っていたのですが、どうやらこちらは誤報だったようですね。
 本当の地震で被害が出なくて良かったと受け止めるのか、電車が遅延して迷惑を被ったと憤るかは、それぞれ置かれた立場によっても変わってくると思いますが、一番気になるのが、システム変更が正しく行われて実戦(本当に地震が発生したとき)に耐えうる品質に変わったのかどうか…。
 本当の地震の時に機能しないというのでは意味がありませんし、検証はしっかり行って欲しいものだと思います。

安土町長が失職 住民投票 リコール成立

2009-08-24 06:07:58 | Weblog
安土町長が失職 住民投票 リコール成立 2009年8月24日 
京都 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082300139&genre=A2&area=S00
朝日 http://www.asahi.com/politics/update/0823/OSK200908230133.html
 滋賀県安土町の津村孝司町長(60)の解職の是非を問う住民投票が23日、行われた。即日開票の結果、解職賛成が4137票と有効投票の半数を超えリコールが成立、津村町長は2期目途中で失職した。
 解職反対は2787票、無効は49票で、投票率は71・28%だった。津村町長は50日以内に行われる出直し町長選への立候補に意欲を示した。
 リコールは、津村町長が推進した近江八幡市との合併に反対する住民が有権者の約4割に当たる3927人の署名を集め請求した。
 合併反対・解職賛成派の住民団体「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」は「津村町長は民意を聞かず合併を強行した」と批判。津村町長は「民主的手続きを踏んだ」と反論したが及ばなかった。
 新町長が決まるまで中井清副町長(52)が職務代理者を務める。県選管によると、自治体首長のリコール投票は県内では記録が確認できる1970年度以降、2003年の豊郷町と志賀町に続き3例目。

■開票結果(選管最終)
 リコール賛成 4137
 リコール反対 2787
 無効       49


 一方、近江八幡市との合併を巡って市長にリコール請求を出していた滋賀県安土町ですが、リコール賛成票が4137票と反対の2787票の約1.5倍の多さとなり津村町長の失職及び出直し選挙戦が行われることが確定。リコール選挙と言っても鹿児島県阿久根市の竹原市長のように再認されるケースもありますが、今回はどちらに転ぶのでしょうか。
 とはいえ、いくら元町長のリコールは確定したとはいえ、近江八幡市との合併は覆らず…。私などは歴史的背景を考慮すると近江八幡と一緒になるよりも東近江市と一緒になる方が町民にとって幸せなのではないかとさえ思いますし、少なくとも当の町民が迷っている間は合併協議を停止して欲しかったと思うのですが、反津村系候補が町長に当選して改めて合併反対を近江八幡側に突き付ける可能性はあるのでしょうか…。
 どんな形で決着するにせよ、安土町民にとって幸せな形となる選択肢を選んで欲しいものですね。

八代市長に新人・福島氏 自公推薦の現職破る

2009-08-24 05:58:42 | Weblog
八代市長に新人・福島氏 自公推薦の現職破る 2009年8月24日 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/117013
 任期満了に伴う熊本県八代市長選は23日投開票され、無所属新人で元県議の福島和敏氏(67)が、無所属現職の坂田孝志氏(51)=自民、公明推薦=を5千票近い差をつけて破り、初当選を果たした。
 2005年の6市町村合併後2度目の市長選で、福島氏は市政改革を唱えて幅広く浸透。1期4年間の実績を訴えた坂田氏を退けた。
 福島氏は、坂田市政に反発する市議会3会派(自民党同志会、改革クラブ、市民クラブ)の要請を受けて立候補。坂田氏が自民、公明両党の推薦を得て組織力で支持を固めたのに対し、福島氏は連合熊本の推薦や自民系市議の支援といった超党派の選挙態勢を組んで対抗し、激戦となった。
 同市議会の自民党会派は07年9月の議長選の際に分裂し、坂田氏の地盤の一部が崩壊。小泉政権時の4年前と一転して、自民に逆風、民主に追い風が吹く状況も福島氏に有利に働いた。
 坂田、福島両氏は30日に投開票される衆院選熊本5区候補の自民前職、社民新人とそれぞれ連携しており、市長選の結果が衆院選にどう影響するかも注目されている。
 投票率は77.27%。当日有権者数は11万139人(市選管調べ)。

■八代市長選 (開票終了)
当 福島 和敏 無 新    44633
  坂田 孝志 無 現    39739




 熊本県八代市は県中南部に位置する2005年8月に旧八代市・八代郡鏡町・千丁町・泉村・坂本村・東陽村が合併してできた熊本市に次いで人口規模の大きな人口13.2万人程の都市ですが、市長選は前回選挙で、2002年4月から市長に就任していた民主・社民系の中島隆利氏ら3人を破り初当選した坂田孝志氏(4年前は坂田氏が39201票、中島氏が31271票を獲得)に対して、ブリヂストン八代株式会社取締役で前熊本県議会議員の福島和敏氏が挑戦したのですが、
 合併で新八代市が発足してから4年後の現状を「市民の間に閉そく感が漂っている」として、市長としての政治手法に力点を置き「独断的なやり方で市職員のやる気を奪い、市政を混乱させている」と現職を批判すると共に、「チェンジ八代!」を訴え連合熊本や一部自民系市議の支持を受けた超党派の戦いを目指した福島和敏氏が44633票を獲得し、1期4年の実績を訴え39739票を獲得した現職で自公支持の坂田孝志氏に5000票近い差をつけて初当選しました。

 こちらは反主流派の一部自民市議が福島氏につくなど、保守分裂選挙になりましたが、1週間後の国政選挙にはどのような影響が出てくるでしょうか…。
 4年前の前回の国政選挙では105690票(得票率61.59%)を獲得した金子恭之氏が65914票を獲得した民主の後藤英友氏(得票率38.41%)に圧勝しましたが、今回の首長選挙ではその金子氏が支持した現職の坂田氏が敗退し、社民が応援した福島和敏氏が勝利。そして今回熊本5区に挑戦する野党系候補が4年前の八代市長選挙で敗れたあの中島隆利氏だけに、今回の選挙は来週に行われる熊本5区の前哨戦的意味合いも強かったのですが、この票差を見ていると中々の接戦になりそうな予感がしますね