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栃木 那須塩原市長選は君島氏雪辱の大勝 現職阿久津氏引退表明

2015-12-28 11:53:41 | Weblog
君島氏、大勝で初当選 那須塩原市長選 敗れた阿久津氏、引退を表明 2015年12月28日 下野
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20151228/2187408
 任期満了に伴う那須塩原市長選は27日投開票され、元副市長で無所属の新人君島寛(きみじまひろし)氏(67)が無所属の現職阿久津憲二(あくつけんじ)氏(72)に予想を上回る大差をつけ、初当選した。君島氏は新庁舎建設の延期を訴え、廃止された高齢者外出支援タクシー券の復活などを公約に掲げた。阿久津氏は4年間の実績を強調したが及ばなかった。投票率は46・86%で前回(50・12%)を3・26ポイント下回り、同市となって過去最低だった。
 新人同士の一騎打ちだった2012年の前回は阿久津氏に114票差で敗れた君島氏。今回も終盤まで激しく競り合う展開となったが、自民党公認候補並みの陣容で支持を集め、現職の壁を打ち破った。
 君島氏は「那須塩原市の新しいまちづくりのため、精いっぱい頑張っていく」と意欲を語った。
 現職の強みを生かして戦った阿久津氏だったが、新庁舎建設の延期を訴える君島氏の前に敗れた。
 同市下厚崎の事務所に集まった支持者らを前に、阿久津氏は「今後について、ここで現役を引退したいと決意を固めた」と敗戦の弁を述べた。
★栃木県 那須塩原市長選挙結果
当 27047 君島寛(67)無新
  16479 阿久津憲二(72)無現

 
 パソコン動作不良(IMEの変換がおかしくなっているようで、今のように軽やかに変換してくれると思ったらフリーズが多発する時もあり、タイムリーな更新が難しくなっています。)のため不定期かつ省エネモード更新中です。

 栃木県那須塩原市は、2005年1月に黒磯市・西那須野町・塩原町が合併して発足した人口約11.7万人の県北部の市で、市長選は初代市長で2期在任中に死去した栗川仁氏の後を継いで2012年1月23日から1期4年現職を務めて再選を目指す阿久津憲二氏に元副市長で67歳の君島寛氏が挑みましたが、
 新庁舎建設を2020年の東京五輪以降に延期。全小中学校全教室にエアコン設置を掲げた君島寛氏が27047票を獲得して
「新しい庁舎を核に、新幹線駅周辺を整備して観光面でも那須塩原の玄関、顔になって将来の発展につなげていきたい」子育て支援や教育環境の充実で人口減少に歯止めをかけたいと訴え16479票を獲得した現職の阿久津憲二氏に1万票以上の大差をつけて4年前の雪辱を果たしました。
 う~ん。現職がここまで大差をつけられ敗れるのも珍しいのですが、本当に新庁舎問題だけの理由でこれだけの票差がついたのか…(汗
 君島氏がどのような市制の舵取りを行ってくれるのか。まずは最初の1期4年どれだけの実績を打ち出すことができるかですね。

眠気覚ましにカフェイン多量摂取、男性が中毒死

2015-12-22 08:29:31 | Weblog
眠気覚ましにカフェイン多量摂取、男性が中毒死 2015年12月22日 読売
 
 経済ニュースの更新をおろそかにしてなんですが、気になったニュースなのでチェック。
 う~ん。これ本当にカフェインが原因なんですかねぇ?
 最終的な死因がカフェインだとしても、この方 普段から相当体に負担のある生活を送っていて免疫力がかなり低下していた可能性が高そうですし、普通の方はコーヒーや紅茶だけでは足りずに眠気覚ましのキャンディやガムを食べることはあっても、カフェインの錠剤そのものを日常的に服用し続けることは考えにくいですし、私自身もカフェインを多く含む飲み物が好きですが、本当に体調が悪い時はその飲み物さえ欲しくなくなってしまう(水や白湯でいいや となります)もの。
 何事も取り過ぎは良くないと言えばそれまでなのかもしれませんが、カフェインが悪者呼ばわりされるかのようなこのニュースの過剰反応的な取り上げ方には違和感と軽い嫌悪を感じます。

鹿児島 南九州市長に塗木氏初当選

2015-12-14 18:55:44 | Weblog
南九州市長に塗木氏初当選 2015年12月14日 南日本
 任期満了に伴う南九州市長選挙は13日投開票があり、無所属新人で元市議の塗木弘幸氏(62)が、元市議会議長の森田隆志氏(63)、元市議の蓮子幹夫氏(59)=いずれも無所属新人=を退け、初当選を果たした。
★鹿児島県南九州市 市長選挙結果(投票率69.95%)
当 9178 塗木弘幸(62)無新
  8854 森田隆志(63)無新
  3453 蓮子幹夫(59)無新


 鹿児島県南九州市は、2007年12月に川辺町・知覧町・頴娃町が合併して発足した薩摩半島(左側の半島)南部の人口約3.6万人の市で、市長選は旧知覧町長出身で初代市長も務めていた74歳の霜出勘平氏が引退を表明したことから、前市議で63歳の森田降志氏、前市議で62歳の塗木(ぬるき)弘幸氏、前市議で59歳の蓮子(はつし)幹夫氏の3新人による争いとなりましたが、
 「議員になったときから、市長を目指していた。厳しい時代だが、南九州市発展のために一生懸命、力になりたい」農業を主体とした産業振興に取り組むとともに、行政の効率化を図り、福祉の充実にも力を入れたいと語った塗木(ぬるき)弘幸氏が9178票を獲得して
 23年の議員歴を強調して、基幹産業の振興、地域の特色を生かしたまちづくりを訴え8854票を獲得した森田隆志氏、
 「急激な人口減少が市政最大の課題」と人口減少の緩和に全力を傾ける考えを示すと共に、公共施設などの整備に見合ったソフトの充実を唱え、「若い人や女性も含め市民の声を取り上げ、市民にとって必要なものを見いだし、政策に反映させたい」と語り3453票を獲得した蓮子(はつし)幹夫氏 を退けて新人同士の争いを制しました。

 旧3町からそれぞれ候補者を擁立した結果は塗木氏が森田氏を僅差で抑えて勝利。出身町に拘らずにいかに地域全体を振興させていくかが問われそうです。

東京 小金井市長に無所属の西岡氏が初当選 自公推薦候補を破る

2015-12-14 18:50:53 | Weblog
東京 小金井市長に無所属の西岡氏が初当選 自公推薦候補を破る 2015年12月14日 東京夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015121402000045.html
 任期満了に伴う東京都小金井市長選は十三日投開票され、無所属新人で元都議の西岡真一郎氏(46)が、無所属で自民、公明が推薦した前市議の五十嵐京子氏(65)ら三新人を破り、初当選した。投票率は41・42%(前回43・27%)。
 西岡氏は、市議二期、民主党都議を二期務めた。市長選出馬表明前の今年六月、民主を離党。選挙戦では政党色を出さず、都議会などでの実績を強調し、財政再建のほか、建設用地が二十年以上放置されている市役所新庁舎の建設問題で「複合型庁舎の早期建設」などと具体案を掲げ選挙戦を展開した。当選後、「市政に変化を求める市民の思いが勝因」と述べた。
 五十嵐氏は市議を生活者ネットワーク公認で二期、無所属で三期務めた。今年十月に引退表明した稲葉孝彦市長の後継者として、自民党小金井総支部の要請に応じて立候補。自公の国会議員や都議、市議らが街頭で応援するなどしたが、西岡氏に二千八百票余の差をつけられた。五十嵐氏は「私の力不足」と言葉少なだった。


★東京都小金井市 市長選挙結果(投票率41.42%)
当 12849 西岡真一郎(46)無新
  10048 五十嵐京子(65)無新=自民、公明推薦
  10045 白井亨(40)無新
  5786 岩渕美智子(60)無新

 東京都小金井市は多摩地区に位置する人口約12.1万人の人口の約4割が特別区に通勤するベッドタウンで、市長選は1999年4月~2011年4月までの4期+2011年12月~2015年12月までの1期 合計5期(2011年4月27日より佐藤和雄氏が就任するも7カ月弱で辞職したため再登板)現職を務めた71歳の稲葉孝彦氏が引退を表明したことから、市長選は
 前市議で自民・公明が推薦する65歳の五十嵐京子氏、元大学教員で60歳の岩淵美智子氏、前都議で46歳の西岡真一郎氏、前市議で共産や小金井・生活者ネットなどが支援する40歳の白井とおる氏の4新人による争いとなりましたが、
 市役所第2庁舎の賃借代が年数億円かかっている問題について「賃借は、当時の判断は賢明だったが、20年も過ぎると無駄遣いになってしまう。本庁舎には耐震性の問題がある。庁舎、図書館、福祉会館などの機能すべてを市役所予定地に建てる」と訴えた西岡真一郎氏が12849票を獲得して
 「小金井は少しずつ良くなっている。今、変える必要はない。前に進めていくことが求められている」と稲葉市長の路線継承をアピール。「高齢者が地域で働けるようにし、年金に月プラス5万円を得られるようにしたい」と訴え10048票を獲得した五十嵐京子氏
 財政危機を理由に保育所の整備など市民サービスが停滞してきたと指摘「今、変えなければならない。財政健全化の道筋をつけることからスタート」する。新庁舎建設については福祉機能を高め、図書館を併設した形で現予定地に早期に建設すると語り10045票を獲得した白井とおる氏
 歳出削減のため「正規職員、非正規職員を合計2割削減し、市長や副市長の給与も削減する」とし、歳入増については「土地利用計画を見直して商業系用地を増やし、市内に人を呼び込んで法人市民税、固定資産税の税収増を図る」と財政立て直しを強調して5786票を獲得した岩渕美智子氏 を退けて新人同士の争いを制しました。

 う~ん。自民・公明が推す候補が敗れましたか…。いわゆる泡沫候補が存在しない中、岩淵氏以外の3人の誰が当選にこぎつけてもおかしくない様相でしたが、西岡氏が頭一歩飛び出る形で初当選。
 まずは最初の1期4年でどれだけの実績を打ち出すことができるか…でしょうね。

福井市長選、東村新一氏が当選 現職、自民公明社民など推薦

2015-12-14 18:48:53 | Weblog
福井市長選、東村新一氏が当選 現職、自民公明社民など推薦 2015年12月13日 福井
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/localelections/85531.html
 任期満了に伴う福井市長選は13日投票が行われ、即日開票の結果、自民、公明、社民、維新福井県総支部などが推薦する無所属で現職の東村新一氏(63)=照手4丁目=が、元衆院議員で無所属新人の笹木竜三氏(59)=春山2丁目=に約2万2千票差をつけ3選を果たした。投票率は38・83%。
 東村氏は公約に、▽地域を人々の顔が見えるまちに、より魅力的なまちなかと災害に強い都市基盤を▽女性や若者、高齢者など、それぞれに寄り添った施策で人がいきいき輝く社会を▽多くの若者が、かえりたいと思えるような未来に拡(ひろ)がり、世界に羽ばたく産業を▽全国トップクラスの教育環境のさらなる充実と、歴史・伝統・文化の磨き上げを―の四つを掲げた。
 13日は午前7時から市内106カ所で投票が行われた。12日まで行われた期日前投票は、新たにショッピングセンター(SC)3店舗に投票所が設けられたことから大幅に伸び、2万3425人(3SCで1万3610人)が利用した。
★福井県福井市 市長選挙結果
当 51708 東村新一 無現
  29736 笹木竜三 無新


 福井市は人口約25.6万人の県都で、市長選は、現職で自民・公明・維新・社民が推薦する63歳で3選を目指す東村新一氏に、元衆院議員で59歳の笹木竜三氏が挑みましたが、
 家族が笑顔で暮らせる希望と安心の福井をつくりあげるということに全力で取り組んできたと2期8年の実績をアピールすると共に、一つ一つしっかりと議論を積み重ねていくと語った東村新一氏が51708票を獲得して
 「福井が元気になるラストチャンス。これ以上の停滞は許されない」福井市は、地元の金が地元で回ってない。繊維、眼鏡のものづくりの技術を生かして医療、介護に関わる健康産業、安全な食物をつくる環境、観光。この3つの成長産業にものづくりの技術をしっかりつなげていくと語り29736票を獲得した笹木竜三氏氏 に大差をつけて3選を決めています。

7日のアジア株は様子見

2015-12-07 21:25:39 | Weblog
 7日のアジア株式市場ですが、中国は上昇(上海総合が0.34%高、上海・深センCSI300が0.27%高)。
 台湾加権が0.66%高、パキスタンKSE100が0.45%高。インドネシア総合が0.29%高、オーストラリアASXは0.09%高。
 一方、韓国総合が0.54%安、インドBSEが0.42%安、香港ハンセンは0.15%安、フィリピン総合は0.14%安。
 タイは休場です。

高知県宿毛市長に中平氏 投票率71・01% 3番目の低さ

2015-12-07 20:42:41 | Weblog
高知県宿毛市長に中平氏 投票率71・01% 3番目の低さ  2015年12月07日 高知
 任期満了に伴う高知県宿毛市長選は12月6日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属で新人の元宿毛市議会議長、中平富宏氏(47)=港南台2丁目=が7154票を獲得。無所属で新人の元宿毛市土木課長、岡崎匡介氏(60)=平田町戸内=に1789票差をつけ、初当選を果たした。投票率は前回を1・99ポイント下回る71・01%にとどまり、過去3番目の低さとなった。任期は26日から4年間。
★高知県宿毛市 市長選挙結果(投票率71.01%)
当 7154 中平富宏(47)無新=自民、公明推薦
  5365 岡崎匡介(60)無新


 高知県宿毛(すくも)市は、県の西部で愛媛県と県境を接する人口約2.1万人の市で、市長選は2011年12月から1期4年現職を務めた沖本年男氏が健康上の理由から出馬を見送ったことから、元市議で自民・公明が推薦する47歳の中平富宏氏と元市土木課長で59歳の岡崎匡介氏の2新人による争いとなりましたが、
 「これからの4・5年が、宿毛市にとって正念場。何もしなければ、5年後には人口が2万人を割ってしまう。県や国との連携もうまく取れていない状況で、このままでは宿毛市は消滅してしまう」と危機感を強調した中平富宏氏が7154票を獲得して
 「公務員時代から、地方都市がどんどん元気をなくしていると感じていた。なんとか元気を取り戻したい」「市政の停滞は許されない。市の活性化のためには観光やIターン、Uターン支援、1次産業の振興などの拡充も必要だ」と強調。「女性が輝く社会づくりのためには、働きやすい環境づくりが大切で、乳幼児を安心して預けられる保育所や延長保育も検討したい」と訴え5365票を獲得した岡崎匡介氏
 を退けて新人同士の争いを制しました。

大分 津久見市長選は川野氏 初当選

2015-12-07 20:37:53 | Weblog
川野さんが初当選 津久見市長選 組織戦で支持集める 2015年12月07日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/oita/news/20151206-OYTNT50099.html
 津久見市長選は6日、投開票され、無所属新人で前県中部振興局次長の川野幸男氏(57)が、無所属新人で元市長寿支援課長の松下俊喜氏(60)を破り、初当選を果たした。
 当選の一報が伝えられると、同市港町の津久見商工会館は支持者らの拍手に包まれた。川野氏は「50年後も輝き続け、笑顔と活力あふれるまちをつくる」と抱負を語った。
 現職の吉本幸司市長(3期目)が今期限りでの引退を表明し、12年ぶりの選挙戦となる中、企業や団体、県議、市議らの支援を受けた組織戦を展開。「津久見創生」を旗印に掲げ、市民が誇りと自信を取り戻す市政をつくるとアピールし、幅広く支持を集めた。
 松下氏は組織に頼らない草の根選挙を展開し、浮動票の取り込みを図ったが浸透しなかった。
★大分県津久見市 市長選挙結果(投票率62.62%)
当 6931 川野幸男(57)無新
  3164 松下俊喜(60)無新


 大分県津久見市は県の東海岸に位置する人口約1.8万人の市で、市長選は2003年12月から3期12年現職を務めた吉本幸司氏が出馬を見送ったことから元市長寿支援課長で60歳の松下俊喜氏と元県総務部参事監兼市町村振興課長で57歳の川野幸男氏の2新人による争いとなりましたが、
 「これまでの県庁などでの経験を生かし、津久見の活性化に向けて全身全霊をささげたい」。人口減少などの課題を挙げ、「市民と議論し、県や国の意見を取り入れながら地方創生に取り組む」と語った川野幸男氏が6931票を獲得して
 「人口が減り、まちづくりの議論も進まず市全体に元気がなくなっている。トップに立って課題の克服に挑戦したい」と決意を述べて3164票を獲得した松下俊喜氏 をダブルスコア以上の大差で退けて新人同士の争いを制しています。

大阪池田市長選は倉田氏 現職破り市長復帰

2015-12-07 20:33:53 | Weblog
倉田氏が激戦制し当選、市長に復帰へ 2015年12月07日
http://www.sankei.com/west/news/151206/wst1512060067-n1.html
 任期満了に伴う池田市長選の投開票が6日、行われ、元市長で学校法人理事長の倉田薫氏(67)が、現職の小南修身氏(68)=自民、民主、公明推薦=と、新人の元市議、山元建(たけし)氏(54)=共産推薦=を破って無所属3氏による激戦を制し、市長に返り咲いた。当日有権者数は8万1900人、投票率は44・87%(前回36・73%)だった。
 当選確実の報を受け同市内の選挙事務所に入った倉田氏は、支持者から拍手で迎えられ万歳三唱。満面の笑みで「市民が勝った。池田を教育や子育てで日本一のまちにする」。「市論」を二分する混乱を招いたことについては「市民におわびする」などと述べた。
 平成23年、5期目の任期途中で府知事選に出馬し落選。その際、後継指名した現職への挑戦は「骨肉の争い」と揶揄されたが、「現職続投は市にマイナス」と異議を唱え、政党の推薦なしで草の根選挙戦を展開。
 集会には大阪維新の会の市議らも応援に駆けつけるサプライズも見せつつ熟練した演説で逆風を制した。
 一方、倉田市政を継承しながらも独自色を打ち出してきた小南氏は「積み立てた財政調整基金をもとに老朽化した公共施設の改修を進める」などと訴え、山元氏も「憲法の理念が生きるまち」とアピールしたが、いずれも及ばなかった。
★大阪府池田市 市長選挙結果(投票率44.87%)
当 16893 倉田薫(67)無元
  14200 小南修身(68)無現=自民、民主、公明推薦
   4863 山元建(54)無新=共産推薦



 大阪府池田市は、豊能地域に位置する人口約10.2万人の市で、市長選は2011年12月から1期4年現職を務めて再選を目指す自民・民主・公明が推薦する68歳の小南修身氏に1995年5月~2011年11月まで市長を務めた67歳の倉田薫氏、元市議の山元建氏が挑みましたが、
 現市政に「議会との緊張感や市民サービスの視点が足りない」と感じた。「市政再生に最後の政治人生をささげる」と決意を語った倉田薫氏が16893票を獲得して
 市政運営1期目では小中一貫校の推進、学校のトイレ改修や耐震工事の促進など、教育改革に力を入れてきた。「市財政の貯金も約32億円から45億円まで増やした。街づくりは、これからが本番」と続投を求めて14200票を獲得した現職の小南修身氏 を破り当選を決めました。
 教育面に力を入れ、小中学校の全学級での少人数制度推進、公立幼稚園・保育所の増設などを訴えた山元建氏は4863票を獲得しました。

 この市長選は、そもそも平成23年11月の府知事選に倉田薫氏が立候補する際に小南修身氏を指名したという経緯があり、ある意味因縁の争いとなりましたが、倉田薫氏の府知事選の立候補自体が当時府知事だった橋下氏に勝てる候補を…と担ぎ出された形でしたし、結局元の池田市長のポジションに復帰する形に。
 さてどう議会をまとめ上げ、市制を運営しつつ、今度こそふさわしい後継者も同時に育成していくのか。
 本業の方は勿論こなして貰わなければ困りますが、いろいろとやらなければならないことも多く、倉田氏は大忙しになりそうです。

4日の欧州株は続落 英0.59%安、独0.34%安、仏0.33%安

2015-12-05 09:29:43 | Weblog
4日の欧州株式市場 2015年12月05日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/idJPL3N13T50L20151204
<ロンドン株式市場>
 続落し、FT100種総合株価指数は36.71ポイント(0.59%)安の6238.29で取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)が減産で合意できなかったことが嫌気され、石油や鉱業関連が売られた。
 OPECは4日の総会で、減産による過剰供給解消に向けた協調体制を築けなかった。イランが欧米諸国による経済制裁で生産規模が縮小していると主張し、本来の水準に戻るまで減産には応じない構えを示した。
 石油株ではBPとロイヤル・ダッチ・シェルがともに2.4%の下落。鉱業株ではグレンコアが3.2%、アングロ・アメリカンが2.8%の値下がりとなった。
 ホテルやコーヒー店で国内最大手のウィットブレッドは2.9%安。バークレイズのアナリストが投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に引き下げたことが嫌気された。
 この日発表された11月の米雇用統計は底堅く、米連邦準備理事会(FRB)が今月に利上げに踏み切るとの見方が強まった。統計発表後、ロンドン株は一段安となった。一方、住宅建設のバークレー・グループ は7.5%高。利益目標を達成する方向に進んでいるとしたことが買い材料となった。

<欧州株式市場>
 続落して取引を終えた。石油株が売られて全体水準を押し下げた。
 FTSEユーロファースト300種指数は4.92ポイント(0.34%)安の1457.84と約3週間ぶりの安値となった。
 DJユーロSTOXX50種指数は12.59ポイント(0.38%)安の3330.75だった。
 石油輸出国機構(OPEC)は4日の総会で減産合意に至らなかったことで、原油価格が下落。石油株指数 は1.98%の低下となった。
 前日に欧州中央銀行(ECB)が発表した追加金融緩和が期待外れの内容だったために市場心理は既に悪化していた。中銀預金金利のマイナス幅拡大や資産買い入れプログラムの期間延長は、市場が求めていた最低限の内容でしかなかった。景気刺激策への期待が高まっていただけに失望感が広がった。
 コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「もっと流動性が供給されると見込んでいたが、それがなかった。投資家は、中銀がいったい何をしてくれるのかについて再考している」と指摘。「今の経済基調を考えると株価は過大評価されていると思う。今年の残りの数週間は不安定な相場展開となるかもしれない」との見方を示した。
 スウェーデンの工作機械大手サンドビックは3.1%安。JPモルガンが投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に下方修正し、目標株価も切り下げたことが嫌気された。
 ホテルやコーヒー店で英国最大手のウィットブレッドは2.9%下落。利用可能な客室当たりの収入(RevPAR)が英国内で鈍化したことを理由に、バークレイズが投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に下方修正し、目標株価も下げた。
 一方、フランスの保険大手アクサは3.2%上昇した。欧州の新規制に基づいてソルベンシー(保険金支払い能力)比率の幅を設定し、増配などが見込めるとしたことが好感された。


 4日の欧州株式市場は続落。
 英FTSE100が0.59%安、独DAXが0.34%安、仏CAC40が0.33%安でした。
 他、オランダが0.66%安、スイスが0.56%安、ベルギー20は0.18%安。
 欧州ローカル市場は、イタリアのFTSE MIBは0.12%高、アイルランドは0.02%高に対して、ギリシャのアテネ総合が1.59%安、ポルトガル総合が0.47%安、スペインの2市場がIBEX35が0.14%安でMAマドリードが0.11%安。
 北欧も、ノルウェーが1.59%安、スウェーデンが0.99%安、フィンランドが0.57%安、デンマーク20は0.07%安。
 ロシアもMICEX指数が1.79%安でTRADED指数が2.01%安と軟調ですね。

4日のアジア株は下落

2015-12-04 20:41:45 | Weblog
 4日のアジア株式市場ですが、中国は大幅調整(上海総合が1.67%安。上海・深センCSI300が1.91%安。)
 他、オーストラリアASXが1.43%安、フィリピン総合が1.03%安、韓国総合が0.99%安、インドBSEが0.96%安、香港ハンセンが0.81%安、台湾加権が0.68%安、インドネシア総合が0.64%安、タイSETが0.53%安。
 一方、パキスタンKSE100が0.54%高。
 欧州株安からスタートした株安は米国だけでなく日本やアジアも一巡し、投資家にとっては格好の利食い売り局面となったようです。

4日の日経平均は435円安の19504円で終了

2015-12-04 17:01:54 | Weblog
東証大引け、大幅反落 3週ぶり安値、欧州中銀の緩和物足りず 2015年12月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXLASS0ISS16_04122015000000
 4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落した。終値は前日比435円42銭(2.18%)安の1万9504円48銭と、11月16日以来、約3週間ぶりの安値を付けた。下げ幅は9月29日以来の大きさだった。欧州中央銀行(ECB)が3日に決めた追加金融緩和策が物足りないと受け止められ、投資家心理が悪化した。円相場が円高・ドル安方向に振れたことも重荷となり、幅広い銘柄に利益確定売りが広がった。
 下げ幅は一時500円に迫り、心理的な節目の1万9500円を下回る場面もあった。ECBの追加緩和が肩すかしに終わったとの見方から、3日の欧米株式相場が軒並み急落。午後にはこれまでの株価上昇を主導してきた株価指数先物に持ち高整理を目的とした売りがかさみ、現物株の下げに拍車を掛けた。
 米国の利上げ時期を見極める上での材料となる11月の米雇用統計が日本時間今晩に発表される。非農業部門の雇用者数は前の月から20万人程度増えたと予想されている。12月の米利上げがすでに織り込まれたとの見方から「(予想通りなら)雇用統計の発表後も相場の反応は大きくない」(ニッセイ基礎研究所の窪谷浩主任研究員)との声があるが、米国株相場の反応を見たいとの指摘もあった。
 JPX日経インデックス400は反落し、前日比271.08ポイント(1.88%)安の1万4160.85で終えた。東証株価指数(TOPIX)は4日ぶりに反落し、終値は28.92ポイント(1.80%)安の1574.02だった。
 東証1部の売買代金は概算で2兆4314億円、売買高は20億4719万株。東証1部の値下がり銘柄数は1696と、全体の9割近くを占めた。値上がりは160、変わらずは65銘柄だった。
 主力の三菱UFJや野村が下落。東芝も下げた。パソコン事業を富士通、ソニーから独立したVAIOと統合する検討に入ったと報じられたが、相場全体の地合いの悪さが響いた。値がさのファストリやファナック、自動車のトヨタや富士重が下げた。一方、富士通は上昇。証券会社が投資判断を引き上げた日水も上げた。
 東証2部株価指数は4日ぶりに反落した。アートSHDや朝日インテクが下げ、綿半HDやアオイ電子が上げた。

新興株4日、ジャスダックが続落 地合いの悪さ反映も底堅く  2015年12月4日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXLASS0ISST2_04122015000000
 4日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比12円59銭(0.47%)安の2682円55銭だった。前日の欧米株安を背景に日経平均株価が下落し、投資家心理が弱気に傾いた。
 主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20も4営業日ぶりに反落した。もっとも、個人投資家が個別材料株を物色する姿勢は根強く、値動きが良い銘柄を中心に短期的な資金が流入。ジャスダック平均の下落率は日経平均株価の2.18%、東証株価指数(TOPIX)の1.80%と比べて小幅にとどまった。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で722億円、売買高は1億3651万株だった。FVCと倉元、石井工研が下落。一方、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げたセプテニHDが上昇した。クルーズやガーラも買われた。
 東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比10.94ポイント(1.22%)安の886.05だった。相場環境の悪化を映し、そーせいやミクシィなど主力株が売られた。半面、事業拡大を期待させる好材料が出たアプリックスやインフォテリなどが上昇した。
 きょう東証マザーズに新規上場した鎌倉新書は買い気配のまま上場初日を終えた。大引けの気配値は公開価格の2.3倍の2300円だった。



 4日の日経平均ですが、ECBの追加緩和が市場予想よりも小規模な内容だったことに失望され3日の欧州株式市場(英2.27%安、独仏は3.58%安)が軟調&米国主要3市場も終盤に下げ幅を縮小するも1%半前後の下落となる中、前日終値(19939円90銭)よりも323円38銭安い19616円52銭でスタートした後、午前は19544円38銭~19660円90銭までの150円程のレンジで推移して、午前は前日比383円40銭安い19556円50銭で終了。
 午後に入ってからも軟調な展開が続いて終盤に19444円54銭まで下落。終値ベースでも前日比435円42銭安い19504円48銭。大幅下落で終了しました。
 指数別でも日経平均が2.18%安、JPX日経インデックスが1.88%安、トピックスが1.80%安となるなど東京市場の全指数でマイナス。

 東証1部の騰落状況は、下落が88.3%相当の1696銘柄、上昇は8.3%相当の160銘柄、変わらずが65銘柄となり、同1部の売買代金は2兆4314億円&売買高は20億4719万株。
 上昇組では、アイスタイル(9.28%高)など5銘柄で5%を超える上昇。雪印メグミルクが4.46%高、ハウス食品が2.46%高など食品の一角が物色され、他、富士通が2.33%高など。
 一方、下落組は5%以上の下落は11銘柄も、幅広い業種で利食い売り。
 今週は元々2万円の心理的大台を意識した値動きが続いていたところに、(ECBの金融緩和が予想よりも小規模)という格好の?利益確定材料が飛び込んできたことで大きく売り込まれた形です。



3日の米国主要3市場は1%半前後の調整 ダウは252ドル安の17477ドルで終了

2015-12-04 08:36:18 | Weblog
米国株、大幅続落 ECBの緩和策に失望、ダウの下げ幅一時300ドル超  2015年12月4日 日経
http://www.nikkei.com/markets/kaigai/summary.aspx?g=DGXLASB7IAA05_04122015000000&n_cid=TPRN0007
 3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅続落し、前日比252ドル01セント(1.4%)安の1万7477ドル67セントで終えた。3日に欧州中央銀行(ECB)が決めた追加緩和が小規模にとどまり、欧州株が大幅下落する中で米国株にも失望売りが広がった。
 市場ではECBのドラギ総裁が大胆な追加緩和を打ち出すとの期待が高かった。肩すかしに終わったことで欧州株が大幅に下落し、米国株もほぼ全面安の展開となった。ダウ平均の下げ幅は一時300ドルを超えた。
 米サプライマネジメント協会(ISM)が午前に発表した11月のISM非製造業景況感指数は、前月比3.2ポイント低下した。2カ月ぶりの低下で市場予想を下回ったことも投資家心理の悪化につながった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅続落し、前日比85.695ポイント(1.7%)安の5037.527で終えた。業種別S&P500種株価指数は10業種が全て下げた。なかでも「ヘルスケア」「エネルギー」「一般消費財・サービス」などの下げがきつかった。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約10億2000万株(速報値)、ナスダック市場は約20億1000万株(同)だった。
 総合小売り大手のシアーズ・ホールディングスが大幅安。四半期決算が赤字となり嫌気売りが膨らんだ。アマゾンも安い。中国でタブレット(多機能携帯端末)「ファイア」の販売を始めると発表したが、地合いの悪化に押された。インテルやキャタピラーといった主力を中心に幅広い銘柄が売られた。
 一方でディスカウントストア大手のダラー・ゼネラルが逆行高。8~10月期決算が増収増益となり物色の矛先が向かった。食品スーパー大手のクローガーも高い。8~10月期の好決算や通期の業績予想の引き上げが材料視された。ウォルマート・ストアーズも買われた。

NY商品、原油が反発 ドル下落で割安感、買い戻し優勢 金反発  2015年12月4日 日経
http://www.nikkei.com/markets/shohin/kaigai.aspx?g=DGXLASQ2INYPC_04122015000000
 3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の1月物は前日比1.14ドル高の1バレル41.08ドルで取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和策が期待ほどの規模ではなかったことなどから、外国為替市場でドルが対ユーロなどで急落。ドル建てで取引される原油相場の割安感につながった。前日に大きく下げた反動からの買い戻しもあった。
 サウジアラビアが4日の石油輸出国機構(OPEC)総会で減産を提案するなどと報じられ、OPEC減産の可能性が市場の一部で意識されたことが買いの手がかりとなったとの指摘もあった。
 ガソリン、ヒーティングオイルは反発した。
 ニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である2月物は前日比7.4ドル高の1トロイオンス1061.2ドルで取引を終えた。ドルが対ユーロや対円で大幅下落し、ドルの代替資産として逆の動きをしやすい金が買われた。前日に中心限月として5年以上ぶりの安値を付けており、自律反発を期待した買い戻しもあった。
 銀は3営業日ぶりに反発、プラチナは反発した。



 3日の米国株式市場も、ECBの決定に不満を抱いた(資産買い入れ計画の延長は決めましたが、買い入れ規模の拡大は見送りました)筋から欧州株が大きく売り込まれた流れを引き継いで、こちらも1%半前後の大幅下落。
 NYダウは、前日比252ドル01セント安い17477ドル67セントで終了(1.42%安)。
 ナスダックは、前日比85.69ポイント安い5037.53ポイントで終了(1.67%安)。
 S&P500種は、前日比29.89ポイント安い2049.62ポイントで終了(1.44%安)しました。

 NY原油は、前日比1.14ドル高い1バレル41.08ドルで終了。
 NY金は、前日比7.4ドル高い1トロイオンス1061.2ドルで終了しています。

3日の欧州株は英2.27%安、独仏は3.58%安

2015-12-04 08:33:33 | Weblog
3日の欧州株式市場 2015年12月04日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/2015/12/03/idJPL3N13S5DS20151203
<ロンドン株式市場>
 反落し、FT100種総合株価指数の終値は145.93ポイント(2.27%)安の6275.00と、約1週間ぶりの安値に落ち込んだ。欧州中央銀行(ECB)が発表した追加緩和策が、市場が期待していた内容に満たなかったことで、失望売りが広がった。
鉱業株指数は金属価格の下落に伴い3.04%低下した。個別銘柄ではアントファガスタ とアングロ・アメリカン 、BHPビリトン リオ・ティントが2.6%から3.4%値下がりした。

<欧州株式市場>
 大幅下落で取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)は追加緩和策を発表したが、期待されていた資産買い入れ規模の拡大は含まれず、市場には失望感が広がった。
 FTSEユーロファースト300種指数は50.06ポイント(3.31%)安の1462.76。下落幅は8月24日以来の大きさで、ECBの発表直前につけた約3カ月ぶりの高値から4%以上の値下がりとなった。DJユーロSTOXX50種指数は125.32ポイント(3.61%)安の3343.34と、全面安で取引を終えた。
 ECBが発表した中銀預金金利の引き下げは織り込み済みだった。資産買い入れプログラムの延長も決めたが、買い入れ規模は増やさなかった。市場はECBが今後さらに緩和策を導入する可能性は低いと受け止めた。
 エジソン・インベストメント・リサーチのチーフストラジスト、アラステア・ジョージ氏は「ECBが花火のような大規模な政策を導入するとの期待が高まっていただけに、まず10ベーシスポイント(bp)の利下げで市場はがっかりした。さらに量的緩和(QE)プログラムは単なる延長にとどまり、市場心理をくじいた。ECBはユーロ圏経済の外的リスクを注視すると最近まで発言しておきながら、なぜこのように市場をがっかりさせるのか分からない」と述べた。
 UBSのストラテジストは投資家向けのメモで「ドラギ総裁は、QEプログラムが形式や規模、期間において十分な柔軟性を提供し続けていると主張し、今後のさらなる緩和策導入の可能性もにじませた。だが、この日のECBの発表の文言はインフレや成長見通しの面で予期しない下振れリスクがない限り、追加緩和はしないと捉えられる」と記述した。
 ECBの発表を受けてユーロが値上がりし、輸出銘柄が多いドイツのクセトラDAX指数は3.58%低下した。
 輸出の依存度が高い部門も値下がりし、STOXX欧州600自動車・部品株指数は3.62%低下した。
 ECBの緩和期待から、欧州株はここ数週間値上がりしていた。この日は売りが集中したものの、依然9月につけた安値から10%以上高い水準にある。

ECB、預金金利引き下げ・QE延長決定 市場の期待には届かず 2015年12月4日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/2015/12/03/ecb-app-ratecut-idJPKBN0TM1JG20151203?sp=true
 欧州中央銀行(ECB)は3日開催した理事会で、中銀預金金利を引き下げるとともに、資産買い入れプログラムの6カ月延長を決めた。だがより大胆な追加緩和を期待していた金融市場では失望が広がり、ユーロは急上昇した。
 今回の決定は一部では最低ラインと見られており、ECBは一段の措置を温存した格好だ。
 ドラギECB総裁は理事会後の会見で、ユーロ建ての域内地方債を資産買い入れの対象に追加、元本を再投資する方針を表明。「これは流動性状況の改善や適切な金融政策スタンスに寄与する」とした。
 一方で、ドラギ総裁は期間の延長、および元本の再投資は十分な措置との認識を示し、買い入れ規模は据え置いた。「こうした措置が十分に評価されるには時間を要する」とし、「資産買い入れプログラムは柔軟で、いつでも調整可能」と強調した。
 ECBは資産買い入れを当面の期限としていた2016年9月から2017年3月まで延長、必要ならそれ以降も継続する。
 中銀預金金利はマイナス0.20%からマイナス0.30%に引き下げた。主要政策金利のリファイナンス金利は0.05%、上限金利の限界貸出金利は0.30%にそれぞれ据え置いた。
 発表を受け、ユーロは対ドルで一時3.1%急伸、債券利回りは跳ね上がった。市場では預金金利のマイナス幅の大幅拡大や月額の買い入れ規模の25%増額を見込む向きもいた。
 ユーロ/ドルは直近で2.4%高の1.0865ドル。1日の上昇率としては3月以来の大きさとなる勢い。
 ドラギ総裁はまた、世界経済およびインフレ見通しに対するリスクは引き続き下向きと強調し、必要なら他の措置を講じる可能性を排除しないと言明した。
 今後行動する可能性や金利はこれで下限に達したのかとの質問に対しては、「われわれはこの点において、技術的な問題に阻害されることはない」と答えた。

<ドラギマジック再現ならず>
 マーケット・セキュリティーズの欧州担当チーフストラテジスト、ステファン・エコロ氏は「スーパーマリオ(ドラギ総裁)は高い期待にも応える、と市場を慣れさせてきた点を考慮する必要がある」と指摘。「総裁は今後に備え、追加策を温存している」と話した。
 ドラギ総裁はユーロ圏債務問題が深刻化していた時期に「ユーロ防衛にあらゆる手段を講じる」と言明、危機を救った。また今年初めには市場予想上回る規模のQEに着手。だが今回で市場の期待以上の大胆な措置を打ち出すとの総裁の実績にも傷がついた格好だ。
 インベスコ・フィクスト・インカムのポートフォリオマネジャー、ニコラス・ウォール氏は「最大の脅威は、市場の反応によりECBが苦しい立場に立たされることだ」と指摘。「債券が売り込まれユーロが上昇すれば、欧州の金融状況はひっ迫し、インフレ押し上げがさらに困難になる」とし、ECBは想定より早い時期に追加緩和の検討を迫られるかもしれないと話した。
 今回の決定は「かなり大幅な賛成多数だった」(ドラギECB総裁)が、全会一致ではなかった。追加緩和に反対の立場を表明していたワイトマン独連銀総裁と独連銀出身のラウテンシュレーガー専務理事らが反対したもようだ。両氏は金融政策はすでに極めて緩和的で、家計には追い風となる原油安が低インフレの主因とし、景気は改善していると主張している。
 実際、ECBは同時に公表したスタッフ見通しで2017年の成長率予想を引き上げた。また景気回復はぜい弱かつ地政学リスクに影響されやすいものの、回復の裾野は広がっているとの認識を示した。
 一方、 2016、17年のインフレ見通しは引き下げたが、小幅な下方修正にとどまった。



 3日の欧州株式市場ですが、ECBの金融緩和が市場予想よりも小規模だったことへの失望感から大幅調整。
 英FTSE100が2.27%安、独DAXと仏CAC40が3.58%安でした。
 他、オランダが3.67%安、ベルギーが2.28%安、スイスが1.82%安。
 欧州ローカル市場も、イタリアのFTSEMIBが2.47%安、スペインの2市場がIBEX35が2.41%安でMAマドリードが2.36%安、アイルランドが1.96%安、ポルトガル総合が1.59%安、ギリシャのアテネ総合が1.40%安。
 北欧も、フィンランドが1.99%安、デンマーク20が1.79%安、スウェーデンが1.74%安、ノルウェーが1.36%安。
 ここ数日マチマチな動きが続いていましたが、更なる金融緩和を見込んで先行物色していた筋からの失望売りがかさみ、今日は一斉利食い売り局面でした。
 ロシアはMICEX指数が0.97%高、ブルーチップ指数が1.05%高に対して、RTS-2指数が1.50%安でTRADED指数が0.79%安とマチマチです。

3日のアジア株は中国上昇 インド・フィリピン・韓国・豪州などが下落

2015-12-03 20:37:48 | Weblog
 3日のアジア株式市場ですが、中国は上昇(上海総合が1.35%高、上海・深センCSI300が0.73%高)。
 パキスタンKSE100が0.53%高、タイSETが0.09%高。
 一方、インドBSEが0.89%安、フィリピン総合が0.75%安、韓国が0.76%安、オーストラリアASXが0.53%安、香港ハンセンが0.28%安、インドネシアは0.19%安、台湾は0.02%安でした。