牛丼店カレー夏の陣、吉野家再参入で過熱 2011年7月28日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110728-OYT1T00268.htm
牛丼チェーン「吉野家」を展開する吉野家ホールディングス(HD)は27日、カレーの新商品(ルー2種類)を、8月2日午後3時から発売すると発表した。
「吉野家」がカレーを定番メニューとして全国展開するのは1年ぶり。カレーは他の牛丼大手のメニューの柱の一つになっており、吉野家の再参入で夏の「カレー戦争」が火ぶたを切る。
吉野家のカレーは、特製ブイヨンで煮込んでうまみを追求した「こく旨うま」と、よりスパイスを利かせた「旨辛」の2種類のルーがあり、価格は330円(並盛)から。牛肉や半熟卵などのトッピングを組み合わせて8種類の商品を提供する。
吉野家は牛丼を中心にメニューを絞り、ブランドイメージの確立とコストダウンを図ってきた。だが、2000年代に入り顧客層を広げるためメニューを多様化し、BSE(牛海綿状脳症)問題で牛丼の販売を停止した04年以降は、新たな顧客の取り込みを目指してカレーを断続的に販売してきた。
しかし、「牛丼」イメージの強い同店ではカレーはなかなか定着せず、昨年8月に一部店舗を除いていったん販売を終了した。
今回は初めて2種類の味のカレーを同時に投入して消費者の幅広い好みに対応する。吉野家は「今回は気合を入れた。長期的な定番にしたい」と意気込む。
一方、迎え撃つ他の牛丼大手もカレーの強化を進めている。
「松屋」は5月にルーをマイルドな味わいに改良し、6月にはチキンなどの具材を大きくした「具だくさんチキンカレー」など2種類の新商品を発売して、商品力の強化に努めている。
8月1日午後3時から7日午後3時までは、地域限定でカレー4種類の「並」と「大盛」をそれぞれ60円値下げして、吉野家に対抗する。
「すき家」は昨年7月にルーを改良し、豚肉などの具材はより大きくした。8種類の定番メニューで吉野家の挑戦を迎え撃つ。
すき家、29日から牛丼30円値下げ 期間限定で並盛り250円に 2011年7月28日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110728/biz11072812080008-n1.htm
牛丼最大手の外食チェーン、ゼンショーは28日、展開する「すき家」全店で、期間限定の「夏の250円セール」を実施、牛丼類全品を30円引きで販売すると発表した。牛丼の並盛りが250円(通常280円)大盛りが350円(同380円)などで、29日午前9時から8月11日午前8時まで実施する。
またゼンショーグループの「なか卯」でも、和風牛丼の並盛りを、40円引きの250円で販売するキャンペーンを実施する。期間は29日午前11時から8月14日午後8時まで。
実は私は、1年前に吉野家がカレーを試験的に販売していたことも知らなかったのですが、牛丼の吉野家が再びカレーに参入。牛丼チェーンのカレーと言えば、私などはやはりカレギュウ(カレーと牛めしが半分ずつ楽しめるメニュー)を売り出している松屋を一番に連想してしまうのですが、松屋のような定食メニューが豊富なところならばはともかく、メニューを絞り込んでいる吉野家にあえてカレーを食べに行こうという流れには中々なりにくいと思うのですが、果たしてすき家などにシェアを奪われ続けている吉野家にとって、起死回生の逆転タイムリーになるのでしょうか…。
顧客の回転率を考えると、一部のカレー専門店で行っているような具材のトッピングの豊富さで勝負というわけにもいかず、まさにカレールーの味が勝負になるでしょうし、お客さんも最初の一度くらいは話題作りを兼ねて食べてくれるとは思いますが、この価格帯で二度三度味を運んで貰えるだけの水準のものが本当に提供できるのか、個人的にはとても興味があります。
一方、すき家は吉野家が7月26日の午前10時~8月2日の午後3時までの期間限定で牛丼大盛を480円→370円、特盛を630円→520円と引き下げたのに対抗して、29日から牛丼を30円引きにすることで再びプライスリーダーの座を奪取。
ん…。この水準まで下がってくると、正直10円程度の価格差はどうでもいいから、タレが少ないとか、肉が固いととか、店員の接客態度がイマイチといった、期待外れがないことの方をむしろ期待してしまうのですが、適正なレベルを超えた過当競争のあげくハンバーガー業界で起こったような1強その他数社状態にだけはならないで欲しい(近くに他のお店がない)と思います。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110728-OYT1T00268.htm
牛丼チェーン「吉野家」を展開する吉野家ホールディングス(HD)は27日、カレーの新商品(ルー2種類)を、8月2日午後3時から発売すると発表した。
「吉野家」がカレーを定番メニューとして全国展開するのは1年ぶり。カレーは他の牛丼大手のメニューの柱の一つになっており、吉野家の再参入で夏の「カレー戦争」が火ぶたを切る。
吉野家のカレーは、特製ブイヨンで煮込んでうまみを追求した「こく旨うま」と、よりスパイスを利かせた「旨辛」の2種類のルーがあり、価格は330円(並盛)から。牛肉や半熟卵などのトッピングを組み合わせて8種類の商品を提供する。
吉野家は牛丼を中心にメニューを絞り、ブランドイメージの確立とコストダウンを図ってきた。だが、2000年代に入り顧客層を広げるためメニューを多様化し、BSE(牛海綿状脳症)問題で牛丼の販売を停止した04年以降は、新たな顧客の取り込みを目指してカレーを断続的に販売してきた。
しかし、「牛丼」イメージの強い同店ではカレーはなかなか定着せず、昨年8月に一部店舗を除いていったん販売を終了した。
今回は初めて2種類の味のカレーを同時に投入して消費者の幅広い好みに対応する。吉野家は「今回は気合を入れた。長期的な定番にしたい」と意気込む。
一方、迎え撃つ他の牛丼大手もカレーの強化を進めている。
「松屋」は5月にルーをマイルドな味わいに改良し、6月にはチキンなどの具材を大きくした「具だくさんチキンカレー」など2種類の新商品を発売して、商品力の強化に努めている。
8月1日午後3時から7日午後3時までは、地域限定でカレー4種類の「並」と「大盛」をそれぞれ60円値下げして、吉野家に対抗する。
「すき家」は昨年7月にルーを改良し、豚肉などの具材はより大きくした。8種類の定番メニューで吉野家の挑戦を迎え撃つ。
すき家、29日から牛丼30円値下げ 期間限定で並盛り250円に 2011年7月28日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110728/biz11072812080008-n1.htm
牛丼最大手の外食チェーン、ゼンショーは28日、展開する「すき家」全店で、期間限定の「夏の250円セール」を実施、牛丼類全品を30円引きで販売すると発表した。牛丼の並盛りが250円(通常280円)大盛りが350円(同380円)などで、29日午前9時から8月11日午前8時まで実施する。
またゼンショーグループの「なか卯」でも、和風牛丼の並盛りを、40円引きの250円で販売するキャンペーンを実施する。期間は29日午前11時から8月14日午後8時まで。
実は私は、1年前に吉野家がカレーを試験的に販売していたことも知らなかったのですが、牛丼の吉野家が再びカレーに参入。牛丼チェーンのカレーと言えば、私などはやはりカレギュウ(カレーと牛めしが半分ずつ楽しめるメニュー)を売り出している松屋を一番に連想してしまうのですが、松屋のような定食メニューが豊富なところならばはともかく、メニューを絞り込んでいる吉野家にあえてカレーを食べに行こうという流れには中々なりにくいと思うのですが、果たしてすき家などにシェアを奪われ続けている吉野家にとって、起死回生の逆転タイムリーになるのでしょうか…。
顧客の回転率を考えると、一部のカレー専門店で行っているような具材のトッピングの豊富さで勝負というわけにもいかず、まさにカレールーの味が勝負になるでしょうし、お客さんも最初の一度くらいは話題作りを兼ねて食べてくれるとは思いますが、この価格帯で二度三度味を運んで貰えるだけの水準のものが本当に提供できるのか、個人的にはとても興味があります。
一方、すき家は吉野家が7月26日の午前10時~8月2日の午後3時までの期間限定で牛丼大盛を480円→370円、特盛を630円→520円と引き下げたのに対抗して、29日から牛丼を30円引きにすることで再びプライスリーダーの座を奪取。
ん…。この水準まで下がってくると、正直10円程度の価格差はどうでもいいから、タレが少ないとか、肉が固いととか、店員の接客態度がイマイチといった、期待外れがないことの方をむしろ期待してしまうのですが、適正なレベルを超えた過当競争のあげくハンバーガー業界で起こったような1強その他数社状態にだけはならないで欲しい(近くに他のお店がない)と思います。