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高浜町長選、野瀬豊氏3選果たす 元県議の一瀬明宏氏を下す

2016-04-25 20:27:05 | Weblog
高浜町長選、野瀬豊氏3選果たす 元県議の一瀬明宏氏を下す 2016年4月25日 福井
 任期満了に伴う福井県高浜町長選は24日投開票が行われ、即日開票の結果、現職の野瀬豊氏(55)=鐘寄=が、元県議会議員の一瀬明宏氏(59)=三明=を1787票差で破り3選を果たした。投票率は過去最低の75・50%で前回を5・90ポイント下回った。
 町長選は2004年以来、12年ぶりの選挙戦となった。野瀬氏は2期8年の実績と人脈を町政に生かすことを強調し、広域行政や福祉・教育施策の充実などを訴えた。強固な後援会組織を基盤に林業、漁業関連など数多くの団体推薦を取り付け、町内全域で幅広い支持を得た。
 野瀬氏は午後9時45分ごろ、選挙事務所で支持者ら約300人に囲まれバンザイ三唱。「1、2期目は無投票当選だった。選挙の洗礼を受け重みがまるっきり違うと感じた。次は人口減少対策の素地をつくる4年間。近隣市町と連携しながら問題解決の土台をつくりたい」と抱負を述べた。
 原発政策については「司法の判断が非常に迷走した印象がある。そういった部分をしっかりと落ち着いて腰の据わったものにしていくことが大きな課題かと思う」と述べた。
 一瀬氏は選挙期間中歩いて各区内を回り、介護保険料の引き下げや教育・福祉施策の充実を訴え続けたが及ばなかった。選挙事務所では約30人の支持者を前に、「私自身の不徳の致すところです」と頭を深々と下げた。
 投票は午前7時から午後8時(内浦地区と青郷小高野分校は同7時)まで町内13カ所で行われ、同9時から高浜小で開票された。
★福井県高浜町長選 開票結果
当 野瀬豊 4074
  一瀬明宏 2287

高浜1・2号機、安全審査に合格…40年超で初 2016年04月20日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160420-OYT1T50057.html
 原子力規制委員会は20日午前の定例会合で、関西電力高浜原子力発電所1、2号機(福井県)の安全審査の合格証にあたる「審査書」を決定した。
 新規制基準による審査に合格したのは、九州電力川内せんだい原発1、2号機(鹿児島県)、関電高浜原発3、4号機(福井県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)に次いで4例目となる。運転開始から40年を超える運転を目指す古い原発では初めて。
 規制委は今年2月に「審査書案」を了承した後、国民に意見募集を行い、寄せられた606件をもとに必要な修正を加え審査書をまとめた。
 福島第一原発事故後に改正された原子炉等規制法では、原発の運転期間を原則40年と定めているが、認可を受ければ、最長で20年、運転を延長できる。関電は高浜1、2号機の運転期間を、それぞれ丸60年に当たる「2034年11月13日まで」「35年11月13日まで」として規制委に延長を申請した。


 通常は知事選・市区長選までしかチェックしませんが、おそらくは世間の関心が比較的高かったと思われるので福井県高浜町長選挙結果についても見たいと思います。 
 福井県高浜町は京都府と県境を接す原発があることでも知られている人口1万人程の町で、町長選は現職で55歳の野瀬豊氏に、元県議で59歳の一瀬明宏氏が挑むも
 40年超運転を目指している関西電力高浜1、2号機や漁業の6次産業化などを挙げ「いくつかの事業は継続状態になる」、「建設中の新庁舎や公民館は、来年5月の任期中に完成しない。原子力課題も重要局面」とした上で、「自分が進めてきたことをしっかり形にしていくことが責任」と述べた野瀬豊氏が4074票を獲得して
 原発政策の将来像が見えないことや農業・漁業者らの不満を現町政がくみ取っていないと批判し、後継者育成の支援などを訴えて2287票を獲得した一瀬明宏氏 を破り3選を決めました。

 ただ選挙結果直前に高浜原子力発電所1・2号機の安全審査の合格証にあたる「審査書」が決定されてしまい、通常最大の争点になりそうな原発問題も現職が推進するのは当然として、挑戦者の一瀬明宏氏もリプレースの検討も含め「町の雰囲気が暗い。再稼働は当然のこと」と原発反対派が出馬しない、どうも争点が見えにくい選挙戦に。
 町の収入の半分が原発関連で占め、町内に140ある旅館・民宿にとって定期的に訪れる原発作業員は顧客の要で多くの若者も原発構内を働き口なので、大飯原発で町長リコール運動が起きるなど町が二分された旧大飯町(現おおい町)とは異なり、高浜町はほぼ無風状態でしたし、方向性としてはどちらが勝ってもあまり変わらない。
 そうなると知名度も実績もある現職が有利なのは当然だったのかな…と思います。

京都・京丹後市長に三崎氏 保守分裂、現職破る

2016-04-25 20:23:14 | Weblog
京都・京丹後市長に三崎氏 保守分裂、現職破る 2016年04月25日 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160424000143
 任期満了に伴う京都府京丹後市長選が24日投開票され、前市議会議長で新人の三崎政直氏(64)が、現職で4選を目指した府市長会長の中山泰氏(56)を破り、初当選を果たした。市議選も同日投開票された。
 3期12年間続いた市政の継続か刷新かを問う選挙で、地域経済の再生や人口減少対策などが争点となった。共産党などは候補擁立を見送り、保守系が分裂して争った。
 三崎氏は市内の均衡ある発展のため6町合併時の原点に戻る「リセット京丹後」を唱え、美食観光のまちづくりや高校卒業までの医療費無料化、米軍基地への不安を軽減する仕組みづくりなどを訴えた。元町長や元市議らの応援で知名度向上を図り支持を広げた。
 中山氏は、新シルク産業創造事業など地方創生の施策推進を訴えた。山田啓二府知事や府内自治体の首長らの支援を受けたが、多選批判をかわせなかった。
 当日有権者数は4万6850人。市長選の投票率は前回比1・52ポイント減の72・71%。
▽京丹後市長選開票結果(選管最終)
当 17960 三崎政直 無新
  15313 中山泰 無現


 京都府京丹後市は、2004年4月に峰山町・大宮町・網野町・丹後町・弥栄町・久美浜町の6町が合併して発足した人口約5.4万人の日本海側に面した兵庫県北部と県境を接する市で、市長選は現職で56歳の中山泰氏に、会社役員で64歳の三崎政直氏が挑みましたが
 6町の均衡ある発展や美食のまちづくり、多様な働く場の創出などを強調。「リセット京丹後」を掲げた三崎政直氏が17960票を獲得して
 3期12年続いた市政の継続をアピールするとともに、地方創生の取り組みを通じた産業振興や雇用の確保、ひとづくりなどを主張して15313票を獲得した現職中山泰氏 を破り初当選を決めました。
 ん。現職は山田啓二府知事の支援も受けていたのですが、現職が敗れる波乱ですね。
 中山氏は官僚出身で京丹後市の設立に伴い自民・公明の推薦を受けて接戦の末に初当選を決めた後・再選・再々選。
 記事には多選批判とあるものの年齢的にそこまで言われる程の多選とは言えないだけに、6町間の発展格差への不満が高まって地元の方に見切られたというのが実態でしょうか。
 京都府北部と聞くと、どうしても舞鶴市のイメージが強い中、京丹後市をどう差別化して対外的にアピールしていくか。新市長の責任は重大ですね。

岡山 倉敷市長選 伊東氏2新人一蹴

2016-04-25 20:12:56 | Weblog
倉敷市長に伊東氏3選 2016年04月25日 山陽新聞
http://news.goo.ne.jp/article/sanyo/region/sanyo-35233342.html
 任期満了に伴う倉敷市長選は24日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の伊東香織氏(49)が、いずれも無所属新人で元小学校教諭の田中容子氏(62)と元市議の木村圭司氏(56)を大差で破り、3選を果たした。
 中国地方3番目の人口48万人を抱える中核市として、人口減少社会に対応した地方創生をどう進め、地域の活力を高めていくかが問われた。子育て支援策、観光・商業施設が集積するJR倉敷駅周辺のさらなるにぎわい創出などでも主張を戦わせた。
 伊東氏は先進7カ国教育相会合の招致、財政健全化、企業誘致などの実績をアピール。「子育て支援と健康長寿のまちづくりを進め、魅力を世界に発信する」と訴えた。自民、民進、公明、社民の各党と、おおさか維新の会の県支部組織・岡山維新の会から推薦を受け、幅広い支持を集めた。
 当選確実が伝えられ、伊東氏は「本格的にスタートした地方創生で全国の手本になれるよう、子育て支援や産業振興にさらに力を入れる」と抱負を述べた。
 田中氏は共産党の推薦を受けて子ども医療費の無料化拡大を主張、木村氏は教育や高齢者福祉の充実を強調したが、及ばなかった。
 投票率は37・19%(男36・22%、女38・09%)。前回(33・72%)を3・47ポイント上回ったが、1967年の倉敷、児島、玉島3市合併以降で3番目に低かった。当日有権者数は38万96人(男18万2942人、女19万7154人)。

◇ 開票結果 ◇=選管最終
当 118676 伊東香織 無現
  11167 田中容子 無新
  10618 木村圭司 無新
(無効904、持ち帰り等1)


 岡山県倉敷市は、県南部の人口47.7万人程の市で、市長選は現職で49歳の伊東香織氏に、元市議で56歳の木村圭司氏、62歳の田中容子氏の2新人が挑みましたが、
 熊本地震へのお見舞いを述べた後、「災害の避難所となる校舎の耐震化率100%を達成した」と2期8年の実績の一つをアピール。「3期目は世界に発信するまちづくりに取り組む」と訴え。鉄道高架については、「駅の南北流通向上に向け、県と協力し、少しでも前に進めたい」と述べた伊東香織氏が11万8676票を獲得して
 子どもの医療費無料化が遅れていると指摘し、「中学卒業まで完全に無料にする」と主張。教育分野では、正規の教員を増やして少人数学級を進め、保育所の待機児童解消などに取り組む。鉄道高架は中止を主張し、「(税金を)教育のため、市民の暮らしと安全を守るために使う」と訴え11167票を獲得した田中容子氏
 生まれ育った倉敷が生活と環境に満足でき、全てがそろう豊かな街であってほしい」と力を込めた。「問題は先送りばかり」などと現市政を批判し、子どもたちの教育環境や学力の底上げなどを主張。「市民のために頭を使い、汗をかくという本来の役割を果たせるよう軌道修正を約束し、世界に発信するのにふさわしい街にする」と訴え10618票を獲得した木村圭司氏 の両氏を危なげなく退けて3選を決めました。
 う~ん。言葉通り桁が1つ違う大勝利。現職への市民の信頼は厚いようですね。

北海道5区補選、自民新人の和田氏勝利 池田氏、猛追及ばず

2016-04-25 08:07:12 | Weblog
北海道5区補選、自民新人の和田氏勝利 池田氏、猛追及ばず 2016年04月25日 北海道
 夏の参院選の前哨戦となる衆院道5区(札幌市厚別区、石狩管内)と京都3区の補欠選挙が24日投開票された。道5区補選は、自民党新人の和田義明氏(44)=公明党、日本のこころを大切にする党、新党大地推薦=が、無所属新人の池田真紀氏(43)=民進党、共産党、社民党、生活の党推薦=に競り勝ち、初当選した。安倍晋三首相は自らの経済政策「アベノミクス」や安全保障法制が一定程度支持されたとみて、参院選の準備を本格化させる。野党各党は共闘で善戦に持ち込めたととらえ、参院選でも連携を図る方針だ。京都3区補選は民進党前職の泉健太氏(41)=社民党推薦=が当選した。
 道5区補選は、町村信孝前衆院議長の死去に伴い行われた。投票率は57・63%で、2014年の前回衆院選の58・43%を0・8ポイント下回った。
 和田氏は、アベノミクスの継続を唱え、元商社マンの経歴もアピールして地域経済の再生を主張。安全保障関連法を踏まえた力強い外交を訴えた。義理の父である町村氏の後継を強調して自民党支持層を固め、公明党支持層も手堅くまとめた。知名度の高い自民党議員や閣僚も応援に入ったことで無党派層の一部も取り込み、逃げ切った。
 池田氏は、アベノミクスによる「格差拡大」を批判し、安保関連法は他国の戦争に巻き込まれる危険性を高めるとして廃止を主張。自らの境遇や社会福祉士の経歴を前面に打ち出して福祉の充実を訴え、無党派層への支持を広げたが、自公支持層の固い組織票に及ばなかった。
 安倍首相は24日、道5区補選で和田氏が勝利したことに関し「参院選に向けて極めて重要な選挙だ。勝利できたのは大きい」と述べた。自民党の茂木敏充選対委員長が党本部で記者団に明らかにした。
★衆院北海道5区補欠選挙結果
当 和田義明 13万5842
  池田真紀 12万3517

道5区補選の投票率57・63% 前回比0・8ポイント減  2016年04月25日 北海道
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0263184.html
 衆院道5区補選の投票率は57・63%となり、2010年の補選を4・15ポイント上回ったものの、14年の前回衆院選を0・8ポイント下回った。
 当日の有権者数45万5262人のうち、投票したのは26万2374人。性別では男性の投票率は58・02%。女性は57・28%だった。
 市区町村別では、5区有権者の約4分の1を占める札幌市厚別区が前回衆院選から0・72ポイント低い58・64%。前回と比べて石狩管内の新篠津村が5・61ポイント、当別町が3・86ポイント高かった一方、千歳市は4・44ポイント低い52・7%と最も低かった。
 告示日翌日の13日から23日までに期日前投票をした有権者数は7万3813人で全有権者に占める割合は16・21%だった。前回に比べて2079人増えた。
 道選管は当初、今回の補選の投票率を57・54%と発表していたが、57・63%と訂正した。恵庭市選管の担当者が同市内の不在者投票397票を入力し忘れたまま、道選管に報告していたため。
 市区町村別の得票数をみると、和田義明氏が自衛隊関係者の多い千歳、恵庭両市で池田真紀氏に計約1万8千票の差をつけた。石狩市ではわずか30票の差となり、札幌市厚別区では池田氏が約4千票上回った。

追い風吹かず「野合」共闘に限界か… 参院選に向け票差以上に大きいダメージ 2016年04月25日 産経
http://www.sankei.com/politics/news/160425/plt1604250016-n1.html
 民進、共産、社民、生活の野党4党は、「野党統一候補」としてともに推薦した無所属の池田真紀氏が敗れ、夏の参院選に暗雲がたれ込めた。だが、幹部からは強気の発言が相次いだ。
 民進党の枝野幸男幹事長は24日夜、記者団に「幅広い市民の皆さんに支援をいただき、接戦に持ち込めたことは次に向けて大きな一歩になった」と強弁した。共産党の小池晃書記局長も「自公を追い詰めた。野党共闘の力が大きく発揮された」と語った。
 野党4党は、なりふり構わぬ選挙戦を展開した。23日には、共産党を「シロアリ」と批判していた民進党の前原誠司元外相や細野豪志元環境相ら保守系議員までもが小池氏や生活の山本太郎代表らと札幌市で街頭演説を実施。共産党機関紙「赤旗」は池田氏を自前候補のように連日紹介した。
 一方、共闘のほころびは選挙中からあった。共産党が求めた野党4党トップそろい踏みの演説は最後まで実現しなかった。
 32ある参院選1人区での野党候補の一本化は24日時点で18に達し、20を超えるのは確実だ。だが、日米安保条約廃棄や自衛隊解消を綱領に掲げる共産党と、安保関連法の対案を提出した民進党では国家観が異なり、消費再増税や原発再稼働などでも温度差がある。
 それでも枝野氏は「候補を一本化する戦略に自信を持った」、小池氏も「参院選に向けた足がかりはしっかり築けた」と強調した。野党が共闘の象徴と位置づけた今回の補選の敗因に、基本政策を横に置き、選挙協力を優先させた「野合」批判があったことは間違いない。票数の差以上にダメージは大きい。

北海道5区で勝利も安倍首相、無党派層つかめず危機感 2016年04月25日 産経
http://www.sankei.com/politics/news/160425/plt1604250011-n1.html
 「今後、相当引き締めていかないといけない」
 安倍晋三首相は24日夜、改めて周囲にこう決意を示した。与党候補対野党統一候補の対決という構図となった衆院北海道5区の補欠選挙は、ひとまず与党候補が勝利した。
 「(旧民主党時代も含め)民進党と共産党がこんなにずぶずぶの関係となった選挙は初めてだ。民進党はどうかしている」
 安倍首相は選挙中、こうあきれてもいた。今回、与党はその破れかぶれにも見える「民共合作」戦術を打ち破ったにもかかわらず、夏の参院選に向けて不安材料が浮上したのだ。
 それは、共同通信の出口調査によると、支持政党を持たない無党派層の実に73%が自民、公明両党が推した和田義明氏ではなく、野党候補である無所属の池田真紀氏に投票したことだ。
 「どうしてこんなことになってしまったのか」
 政府高官はこう感想を述べ、衝撃を隠さない。安倍政権の熊本地震対応が国民の多くの支持を受けている中で、無党派票が逃げていったのは、失言や醜聞をはじめとする自民党内の「ゆるみ」が影響しているとみられる。
 政府・与党は、5月に安倍首相が議長として主催する主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)や、それに合わせてオバマ米大統領が被爆地の広島を訪れる見通しになったことは、政権浮揚の一助とはなるとみているものの、それほど大きな効果は期待していない。
 平成28年度補正予算案の早期提出など、打てる手はすべて打つにしろ、楽観できる情勢にはない。このままでは、自民党の党是であり、安倍政権の一大目標である憲法改正に向け、是が非でも勝ちたい「正念場」である参院選への不安が払拭できないことになる。
 北海道5区補選は安倍首相にとって、野党共闘の限界を露呈させることに成功した点で、参院選での野党の連携にくさびを打つという意義はあった。
 だが、同時に無党派層による「風」は容易には得られず、むしろ対処を誤ると「逆風」が吹きかねない厳しい現実も見せつけた選挙だった。


 町村信孝前衆院議長の死去に伴う衆院北海道5区補欠選挙ですが、自民党公認で公明・日本のこころを大切にする党が推薦する元商社社員で44歳の和田義明氏と民進・共産党・社民党・生活の党が推薦する社会福祉士で43歳の池田真紀氏の一騎打ちとなりましたが、
 集団的自衛権について「政権与党は、国民の生命と財産を守り抜く決意が必要。日本を取り巻く国際情勢が厳しさを増す中、必要な法律だ」と強調。日米同盟の堅持にもつながると指摘。
 TPPについては「農家は守りつつ、輸出できるものは輸出するという攻めの側面を利用すべきだ」と経済成長につなげる考えを示した和田義明氏が13万5842票を獲得して

 「他国の戦争に巻き込まれる危険性を高める法律。専守防衛の原則にのっとり、廃止すべきだ」集団的自衛権行使の容認は違憲だと批判。TPPについても「1次産業だけでなく、食の安全や国民皆保険が脅かされる懸念がある」として批准に反対して12万3517票を獲得した池田真紀氏 を振り切って新人同士の争いを制しました。

 この選挙戦。共産党が民進党と一緒になって統一候補を擁立したというのも異例ならば、自民党としても町村氏の後継者を当選させる意味で、また今後のアベノミクス政策を進める意味でも負けられない戦いだったと思いますが、結果は和田氏が逃げ切る形に。
 もっとも敗れた側の民進党や共産党も含めた野党4党側ばかりが共闘が上手くいかずに焦っているのかと言われれば、実は勝利した側の与党側も無党派層をつかめず危機感を抱く奇妙な構図になっているようで。
 TPP問題や安全保障問題なども抱えて対応を誤ると逆風が吹きかねない危機感もあるのだと思います。

民進・泉氏が圧勝 衆院京都3区補選、投票率は最低

2016-04-25 07:57:20 | Weblog
民進・泉氏が圧勝 衆院京都3区補選、投票率は最低 2016年04月25日 京都
http://kyoto-np.jp/top/article/20160424000145
 夏の参院選の前哨戦となった衆院京都3区、北海道5区の補欠選挙は24日投開票され、京都3区は民進党前職泉健太氏(41)=社民推薦=が制し、北海道5区で自民党新人和田義明氏(44)=公明、日本のこころ推薦=が当選を果たした。京都3区を不戦敗とした与党は1勝にとどまり、参院選へ攻防が激しさを増すのは確実だ。対決型の北海道5区で勝利を収めた安倍晋三首相は、熊本地震の発生を踏まえ、政権内で見送り論が強まっている「衆参同日選」の可否を慎重に判断する。 
 京都3区を制した泉氏は6回目の当選。有効投票数の3分の2近い6万5千票を獲得し、次点のおおさか維新の会新人の森夏枝氏(34)をトリプルスコアで退けた。
 京都3区補選は、自民党衆院議員だった宮崎謙介氏が「育休宣言」中の不倫発覚で辞職したことに伴う。自民は有権者の反発が強いとして「不戦敗」を選択した。共産党も安全保障関連法廃止に向けた野党間の「共闘」合意を踏まえ、候補者を立てなかった。
 有権者の選挙への関心は高まらず、投票率は30・12%にとどまり、戦後の衆院補選での最低記録(32・95%、1947年の旧新潟1区)を69年ぶりに更新した。
 選挙は、いずれも現在の党名になって初めての国政選挙に臨む民進党、おおさか維新、日本のこころを大切にする党の野党3党を軸に争う異例の構図だった。
 泉氏は、超党派の議員立法で過労死等防止対策推進法を成立させるなど、国会議員5期13年の実績に加えて、「平和、立憲主義、生活の三つを守る」と訴えた。党支持層に加え、候補を立てなかった自民と共産の支持層の一部の取り込みも図った。
 森氏は、党代表の松井一郎大阪府知事や党所属の大阪府市議らを選挙区内に大量動員し「大阪の改革を京都でも」と呼び掛けたが、2万票と広がりを欠いた。
 日本のこころ新人の小野由紀子氏(37)は、出身地の伏見区を中心に、自民党支持者も多い地縁を生かして支持拡大を目指したが、6千票台にとどまった。
 ほかに無所属新人の田淵正文氏(57)、幸福実現党新人の大八木光子氏(31)、無所属新人の郡昭浩氏(55)も立候補したが、及ばなかった。
▽京都3区補選開票結果(選管最終)
当 65051 泉健太  民前
 20710 森夏枝  お新
  6449 小野由紀子 日新
  4599 田淵正文 無新
  2247 大八木光子 諸新
   370 郡昭浩 無新


京都3区、投票率30.12% 戦後最低 2016年4月25日 共同
 京都3区補選の投票率は30.12%で2014年衆院選の49.22%を下回った。戦後の衆院補選での最低投票率(1947年旧新潟1区の32.95%)を更新した。北海道5区は57.63%(14年衆院選58.43%)だった


 自民党を離党した宮崎謙介前衆院議員の辞職に伴う衆院京都3区補欠選挙ですが、おおさか維新の会所属で34歳の森夏枝氏、民進党前議員で社民が推薦する41歳の泉健太氏、新党改革が推薦する日本のこころを大切にする党(旧次世代の党)所属で37歳の小野由紀子氏、幸福実現党所属で31歳の大八木光子氏、55歳の郡昭浩氏、57歳の田淵正文氏による6人の争いとなりましたが、
 「政治への信頼を回復する選挙としたい。地域代表として選び直してほしい。民主主義を守り、国民のために権力を使う」と呼びかけた泉健太氏が65051票を獲得して
 「皆さまの生活が苦しくなっているが、その声が届いていない。大阪で行った改革を京都でもさせてほしい」と語り20710票を獲得した森夏枝氏
 介護離職や派遣社員の体験を踏まえ、「大好きなふるさとから日本のこころを取り戻す」と語り6449票を獲得した小野由紀子氏
 「最新科学で病気を減らして医療費を削減する」と語り4559票を獲得した田淵正文氏
 消費税増税を中止して、伝統ある企業を守る」と語り2247票を獲得した大八木光子氏
 「安倍首相を辞めさせ、憲法改正や消費減税を実現したい」と訴え370票を獲得した郡昭浩氏 を破り圧勝しました。
 
 この選挙戦。自党からの不祥事ということもあり、さすがに自民党が候補擁立を見送る一方で共産党も民進党地元組織に共闘を拒否され自主投票となったという意味で全国的には注目される一方で、地域的な争点としては前々回216票差&前回4537票差で宮崎謙介氏に敗れて比例復活した泉健太氏が(それまで3回連続で自力当選してきた)選挙区で議席を取り戻すことができるかが関心の的だったと思いますが、結果は泉氏が2回連続の比例復活当選の立場ながら知名度もあり維新が推薦した森氏にトリプルスコア以上の大差をつけて圧勝。
 泉氏の側から見れば2度も僅差で負け比例復活で当選させて貰っているのだから今回は勝利して当然のスタンスだったと思いますが、勝ちすぎて油断が生まれるのも怖い所。
 投票率は30.12%と戦後最低を記録して棄権した方もかなりいらっしゃることが想定されますし、気持ちを引き締めて実績を積み重ねていくことができるかが次の選挙へ向けての勝負どころになるような気がします。

大阪 大東市長選 東坂氏が再選

2016-04-19 07:06:18 | Weblog
自公推薦の東坂氏が再選 2016年04月18日 産経
http://www.sankei.com/west/news/160417/wst1604170076-n1.html
 大東市長選は17日に投開票され、無所属現職の東坂浩一氏(53)=自民、公明推薦=が、無所属新人で元中学校教諭の小松正明氏(67)=共産推薦=を破り、再選を果たした。 選挙戦で東坂氏は、人口減少問題の解決にめどをつけるなど1期4年の実績を強調。「大東市まち・ひと・しごと創生総合戦略」や「全世代地域市民会議」の推進を訴えた。
 新人の小松氏は、公約に掲げた35人学級の実現や公立保育所の新設など教育環境の充実を中心に支持を訴えたが及ばなかった。
★大阪府大東市 市長選挙結果(投票率43.62%)
当 27434 東坂浩一(53) 無現=自民、公明推薦
  13288 小松正明(67) 無新=共産推薦


 大阪府大東市は、北河内地域に位置する人口約12.3万人の市で、市長選は現職で再選を目指す53歳の東坂浩一氏に国連認証NGO・原水爆禁止大阪協議会専従で67歳の小松正明氏が挑むも
 「市長は政治家であるとともに経営者である」と話し、財政の健全化やスピード感ある政策の実行を強調。「市民が幸せを実感できるまちづくりを目指したい」と訴えた東坂浩一氏が27434票を獲得して
 市政運営について、「基金をため込み、税金を市民に還元していない」と指摘。「建設会社社長の『もうけなかったらだめ』という姿勢が今の大東市の不幸を生んでいる」と批判。小学校給食の無料化などを訴え13288票を獲得した小松正明氏 にダブルスコアの大差をつけて危なげなく再選を決めています。


美祢市長選、西岡氏が初当選 「刷新」訴え現職3選阻む

2016-04-19 07:03:38 | Weblog
美祢市長選、西岡氏が初当選 「刷新」訴え現職3選阻む  2016年04月18日 山口
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2016/0418/1p.html
 任期満了に伴う美祢市長選は17日、投開票され、新人で元市議の西岡晃氏(42)が、3選を目指した現職の村田弘司(63)氏を破って初当選を果たした。投票率は76.41%で前回を1.37ポイント下回り、合併後の新市になって3度目の選挙で最低だった。当日有権者数は21935人(男10089、女11846)。

投票率76.41% 合併後最低
 選挙戦は人口減少が続く中での地域活性化策や少子高齢化対策、子育て支援策、教育環境の整備などについて舌戦が繰り広げられた。
 西岡氏は人口減少への対策の一つとして「県内ナンバーワンの教育環境充填都市を目指す」などと強調。第三セクターの改革や市が台湾に置く台北観光・交流事務所の見直し、公民館を活用した地域の活性化などを主張し、支持を広げた。
 村田氏は財政基盤の強化など2期8年の実績を強調し、「老若男女、障害の有無にかかわらず、誰もが支え合いながら共に生きるまちづくりを進める」などと主張。Mine秋吉台ジオパークを生かした市民力の醸成や住宅取得時の支援を通じた定住促進などを訴えたが及ばなかった。
★山口県美祢市 市長選挙結果(投票率76.41%)
当 8624 西岡晃(42) 無新
  7858 村田弘司(63) 無現

 山口県美祢市は、2008年3月に旧美祢市と美東町・秋芳町が合併して発足した県の中央部に位置する人口約2.6万人の市で、市長選は2008年4月から2期8年現職を務めて3期目を目指す63歳の村田弘司氏に、元市議で42歳の西岡晃氏が挑みましたが、
 「美祢市は閉塞感に包まれていた。これを打破する」と語った西岡晃氏が8624票を獲得して
 昨年9月に日本ジオパークに認定されたことに触れ、「市民が自信を持つことができる市になるか、その目標を示すことが市長の役目です」と述べるとともに財政再建や2012年に台湾・台北に観光・交流事務所を開所した実績を強調。「盤石たる財政基盤の上にすばらしい花を咲かせる」と実績を強調して7858票を獲得した現職の村田弘司氏を破り初当選を決めました。
 秋吉台や秋芳洞という全国的な知名度のある観光資源もあるだけにどう観光資源を海外にアピールしていくのかが勝負かな…と思っていたらその現職が敗れる波乱に。
 その現職より2世代若い西岡晃氏はどのような市政のかじ取りを行ってくれるのでしょうか。

岡山 笠岡市長選は小林嘉文氏 現職破り初当選

2016-04-19 07:01:27 | Weblog
笠岡市長に小林氏が初当選 投票率過去最低66.52% 2016年04月18日 山陽
http://www.sanyonews.jp/article/334078/1/
 任期満了に伴う笠岡市長・市議選は17日、投開票が行われた。市長選は無所属新人で食品会社社長の小林嘉文氏(55)が、再選を目指した無所属現職の三島紀元氏(69)を小差で破り、初当選を飾った。
 同市の人口は最近10年間で約1割減少し、日本創成会議が公表した「消滅可能性都市」にも挙げられたことを踏まえ、人口減少対策などが争点となった。両陣営は地域活力の維持・創出に向けた定住促進、企業誘致の具体策などを巡り、激しい舌戦を繰り広げた。
 昨年9月に出馬表明した小林氏は、大手商社での勤務経験などから「民間時代に培った交渉力、人脈で企業を誘致し、働く場を確保する」とアピール。水道料金値下げ、議員定数の見直しなども訴え、「笠岡を変えよう」と強調した。企業経営者らが中心となって支持を広げた。
 当選が決まり、小林氏は「あらゆる所に出向き、笠岡を売り込む市長になる。公僕として、全身全霊をかけたい」と抱負を語った。
 三島氏は、財政健全化に努めた1期目の実績とともに、教育環境の整備、子育て支援の充実、地方創生に向けた施策の着実な実行を訴えたが、新人の勢いを止められなかった。
 市長選の投票率は66・52%(男64・56%、女68・28%)で、過去最低だった前回(2012年)の68・69%をさらに2・17ポイント下回った。当日有権者数は4万2422人(男2万57人、女2万2365人)。
★岡山県笠岡市 市長選挙結果(投票率66.52%)
当 14682 小林嘉文(55) 無新
  13232 三島紀元(69) 無現


 岡山県笠岡市は、広島県境に位置する人口約5万人の市で、市長選は現職で再選を目指す69歳の三島紀元氏に会社社長で55歳の小林嘉文氏が挑みましたが、
  商社に勤務した経験を生かして企業を誘致し、地場産業を育成することで若者の雇用増を目指す考えを示し、「2世代、3世代が一緒に暮らす世帯を増やしたい」市議の定数を削減し、その分の予算を老朽化したインフラの整備や子育て支援に充てる考えを示した小林嘉文氏が14682票を獲得して
 「安定した財政基盤に立った教育と人づくり、安全安心なまちづくり、いきいきとした地域づくりは1期目と同様」などと財政基盤の安定を重視してきた4年の実績を強調。「市民が住んでみたい、住み続けたいと思えるまちにするため、着実な市政運営に取り組む。皆さんと一緒に持続可能な笠岡にしたい」と訴え13232票を獲得して現職の三島紀元氏を破り初当選を決めました。
 多くの県境の自治体は大概は人口減少に悩まされていると思いますが、どう地場産業を立て直すのか。小林氏の手腕が試されるところですね。

静岡 伊豆市長 菊地氏3選

2016-04-19 06:58:32 | Weblog
静岡 伊豆市長 菊地氏3選 2016年04月18日 静岡
http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/election/231500.html
 任期満了に伴う伊豆市長選は17日、投開票が行われ、無所属で現職の菊地豊氏(57)が、無所属で元市議の森良雄氏(71)を抑え、3選を果たした。投票率は50・20%で、前回選を13・48ポイント下回った。
 菊地氏は建設、観光、農業などの幅広い団体の支援を得て組織戦を展開。2期8年の実績に加え、定住ブランド確立などを目指す新市街地開発事業「文教ガーデンシティ」計画の推進、2020年東京五輪自転車競技開催を生かしたまちづくりなどを訴え、市内全域で支持を浸透させた。
 森氏は「文教ガーデンシティ」計画の凍結や、透明公正なまちづくりなどを掲げ、草の根選挙を展開したが、大きなうねりにはならなかった。
★静岡県伊豆市 市長選挙結果(投票率50.20%)
当 10132 菊地豊(57) 無現
  3120 森良雄(71) 無新


 静岡県伊豆市は、伊豆半島中央部に位置する人口3.1万人程の市で、市長選は2008年4月から2期8年現職を務めて3期目を目指す57歳の菊地豊氏に、元市議で71歳の森良雄氏が挑むも
 統合する新中学校とこども園、住宅地などが一体となった新たな市街地「文教ガーデンシティ」設置問題の推進を訴えるとともに、東京五輪自転車競技開催を生かした観光面の整備を唱えた菊地豊氏が10132票を獲得して、
 同「文教ガーデンシティ」設置の計画凍結を主張するとともに、クリーンな市政づくりを掲げて3120票を獲得した森良雄氏 にトリプルスコアの大差をつけて危なげなく3選を決めています。

富山 魚津市長選 村椿氏 初当選

2016-04-19 06:54:34 | Weblog
富山 魚津市長選 村椿氏に当選証書 2016年04月18日 チューリップテレビ
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20160418113728
 17日行われた魚津市長選挙で、保守系新人同士の一騎打ちを制して初当選した村椿晃氏に18日、当選証書が付与されました。
 村椿氏は17日の魚津市長選挙で1万4002票を獲得し、対立候補に3000票あまりの差をつけて選挙戦を制し、初当選を果たしました。
 一夜あけた18日、魚津市役所で当選証書付与式がおこなわれ市選挙管理委員会の濱田等委員長から当選証書が手渡されました。
 また、澤魚津市長から「魚津が抱える課題の解決に尽力してください」と激励の言葉を贈られました。
 新市長の任期は、来月10日から4年間です。
★富山県魚津市 市長選挙結果(投票率71.15%)
当 14002 村椿晃(58) 無新
  10903 沢崎豊(53) 無新


 富山県魚津市は、県東部の人口4.3万人弱の市で、市長選は2004年5月から3期12年現職を務めた澤崎義敬氏が出馬を見送ったことから、サワサキ興業代表で53歳の沢崎豊氏と58歳の村椿晃氏の2新人による保守系新人同士の争いとなりましたが、
「第二子以降の保育料の無料化や放課後児童クラブの整備などを行い、小学校低学年からの英語教育などを進めて、教育都市魚津をつくる」と語った村椿晃氏が14002票を獲得して
「第一子からの出産祝い金や高校生までの医療費無料化などを充実し、地域の魅力を子どもたちに伝えるふるさと教育を進める」と語り10903票票を獲得した沢崎豊氏 を退けて新人同士の争いを制して初当選を決めました。
 公約に大きな争点は見られず、2人とも魚津を何とかしなければならないとの思いを熱く語っていましたが、勝利は県職員としての実績のある村椿晃氏の手に。
 富山県では選挙当日の17日に、その魚津市からほど近い朝日町で最大瞬間風速38.7メートルを記録するなど、晴れ間もみられたもののお世辞にもお出かけには好ましい環境とは程遠かったにも関わらず7割を超える投票率になった(それだけ地元の方にとって関心が高かったということでしょう)ことにも吃驚させられました。
 選挙結果は真摯に受け止めるとして、市を二分した戦いをノーサイドにして村椿晃氏が、市議会を一体にまとめられるかが勝負でしょうね。


新潟 阿賀野市長選 田中氏が再選 天野氏に大差

2016-04-19 06:48:57 | Weblog
阿賀野市長選 田中氏が再選 天野氏に大差 2016年04月18日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20160417248777.html
 任期満了に伴う阿賀野市長選は17日投票が行われ、即日開票の結果、現職の田中清善氏(64)=無所属=が元職の天野市栄氏(57)=同=を大差で破り、再選を果たした。
 ともに市長1期を経験し、三つどもえだった前回選挙でも争った2人。田中市政の継続か天野市政の復活かが焦点となったが、市民は現市政の継続を選んだ。
 選挙戦で田中氏は1期4年の実績をアピールし、子育て環境の充実や地域経済の活性化などを訴えた。15人の市議や同級生らが支援し、多くの企業や団体から推薦を受け支持基盤を固めた。
 田中氏は当選確実となった午後10時すぎ、阿賀野市岡山町の選挙事務所で「人口減、少子高齢化という最重点課題に取り組み、阿賀野市をさらに発展させたい」と喜びを語った。
 天野氏は市政への返り咲きを目指し、親戚や知人らと「草の根」運動を展開したが、浸透しなかった。
 投票率は前回より13・83ポイント低い54・71%で、過去最低だった。
★新潟県阿賀野 市長選挙結果(投票率54.71%)
当 13933 田中清善(64) 無現
  5715 天野市栄(57) 無元


 新潟県阿賀野市は、県都の新潟市に隣接する人口約4.3万人の市で、市長選は2012年4月に市長に就任して再選を目指す64歳の田中清善氏に、2008年4月から2012年4月まで市長を務めた57歳で前職の天野市栄氏が挑む形になりましたが
 行政の役割は、市民としっかりとした信頼関係を築き、市民の安全・安心な暮らし、地域経済の発展を支えることです。市民からの信頼なくして、行政は成り立ちません。これまで常に市民との対話と議会での議論を通し、行政本来の役割をしっかりと果たしてきました。その姿勢はこれからも変わりません。今後も公約を誠実に履行し、急速に進む少子高齢化と人口減少に歯止めをかけ、持続可能な社会の構築、地域の活性化を図ります。
 産業振興で地域の雇用を守り、企業誘致で新たな雇用を生み出して、若者の定着を促進。安心して子育てできる環境を整備し、若い世代を支援します。運動など健康づくりを充実させ、健康寿命を延ばしますと語った田中清善氏が13933票を獲得して

 昨年8月の台風15号により阿賀野市の農業は県内最大の被害面積と被害額となりました。被害を受けた稲作農家に対して、所得補填など営農継続に向けた支援を実施します。少子化、人口減対策として「50年先を見据えたまちづくり」を提案します。市街地に高齢者専用住宅を建設します。お年寄りが歩いて買い物や医者・病院通いができる介護サービスを充実させた優しいまちをつくります。市街地の空き家を子育て世帯向け住宅として提供するなど、負担軽減と市街地への居住移転を支援します。
 地元の農・商工業者の事業承継に向けた後継者育成を実施します。雇用創出につながる工場誘致、若者の起業支援を推進します。
 旧4カ町村にある類似の公共施設を1、2カ所に集約して、将来の人口規模に見合った新たな公共施設を整備します と語り5715票を獲得した天野市栄氏 にダブルスコア以上の大差をつけて危なげなく再選を決めています。

目黒区長選 青木英二氏 4選

2016-04-19 06:44:27 | Weblog
目黒区長選 4選の青木氏抱負 「引き続き安全・安心を」 2016年4月18日 東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201604/CK2016041802000148.html
 任期満了に伴う目黒区長選は十七日、投開票された。現職の青木英二氏(61)=自民、民進、公明、社民推薦=が、新人で元特許庁職員の小泉一氏(65)=共産推薦=との一騎打ちを制して四選を決め、引き続き区政のかじ取りを担う。投票率は26・02%。前回に比べ0・92ポイント減で過去三番目に低かった。当日の有権者数は二十二万二百九十人。 (神野光伸)
 青木氏は、当選確実の知らせが入った午後九時半過ぎ、目黒区内の選挙事務所に入ると大勢の支援者らと握手を交わし、「ありがとうございます」と感謝。熊本地震を受けて万歳は自粛し、花束を受け取るにとどまった。
 四期目の責任の重さをかみしめるように「待機児童対策や特別養護老人ホームの整備などの喫緊の課題を一つずつ解決して、引き続き安全・安心なまちづくりを進めたい」と話し、表情を引き締めた。
 青木氏は二月の区議会で出馬を表明。推薦する各党の区議らとも連携して支持を集めた。一方、区民グループ「区政をただそう目黒プロジェクト」が擁立した小泉氏は「保育園や特別養護老人ホームの待機者ゼロ」を掲げ、区政の刷新を訴えたが及ばなかった。
★東京都目黒区 区長選挙結果(投票率26.02%)
当 33190 青木英二(61) 無現=自民、民進、公明、社民推薦
  22814 小泉一(65) 無新=共産推薦


 東京都目黒区は、23区西部の人口約27.8万人程の特別区で、区長選は2004年4月から3期12年現職を務めて4期目を目指す61歳の青木英二氏に、元特許庁職員で65歳の小泉一氏が挑みましたが、
 三期十二年の区政運営の成果として、刑法犯の認知件数が減ったことなどを紹介。「住民の自主パトロールに加え、区役所でも三百六十五日、二十四時間体制で区内を巡回してきた成果だ」と実績を強調。待機児童対策は「区の最高責任者として真摯に受け止めるべき課題だ」と述べ、「中学校の跡地や区役所敷地内に保育園を整備するなど、あらゆる工夫をして対策に努める」と主張。特別養護老人ホームも、中学校跡地などを活用し、整備していく考えを示した青木英二氏が33190票を獲得して
 「目黒区は今、千人を超える待機児童を抱えており、都内二十三区の中でも三本指に入るひどい状況になっている」区内で保育園の増設を進めるとし、「待機児童をゼロにする」と主張するとともに、特別養護老人ホームについても「千人超の待機者の切実な思いにこたえるために建設を進める」「区民に冷たい区政を続けていくのか、区民の暮らしを守りながら税金を福祉の向上に使う温かい区政にするのか、選択してほしい」と語り22814票を獲得した小泉一氏 を破り4選目を決めました。

 青木氏は4選は決め前回よりもやや獲得票数も増やしているものの、前回が4人による争いだったこと。実績も知名度もある方のALL与党推薦者VS共産党としてはやや苦戦したでしょうか。
  千葉県市川市で私立保育園の建設が断念に追い込まれまたことが世間を騒がせましたが、目黒のとりつだいさくらさくほいくえん も騒音対策や親のマナーの問題などを理由に近隣住民の反対で開園が遅れたと騒ぎになった所。
 争点もその待機児童問題に注目が集まりましたが、子育て世代層を中心に普段は共産党に拒否姿勢を示す方も、現職青木氏に失望して小泉氏に期待の1票を投じたのではないかと思いますし、この差し迫った問題をどう乗り越えていくのか。
 子育て世代層も、自宅の近くに保育園が建設されることに反発した方も、そしてそれ以外の多くの区民も厳しい目を向けているものと思われます。

埼玉 坂戸市長に石川氏再選

2016-04-19 06:39:31 | Weblog
埼玉 坂戸市長に石川氏再選 2016年4月18日 産経
http://www.sankei.com/region/news/160418/rgn1604180006-n1.html
 任期満了に伴う坂戸市長選と市議選は17日に投開票された。無所属の3人が出馬した市長選は現職の石川清氏(65)が、いずれも新人で元市議の小川達夫氏(55)と宮崎雅之氏(56)を破り、再選を果たした。
 石川氏は懸案の火葬場問題を解決した実績などを挙げて「坂戸市は順調に進んでいる」と強調。「市民のため、坂戸のため、しっかり働いていく」をスローガンに、坂戸駅周辺のにぎわい再生などを公約。現職の知名度に加え、市議当時から毎朝続ける小中学校の正門前での声掛けなどで幅広く浸透、支持を広げた。
 小川氏は地元の木下高志県議(自民)らの支援を受け、時代に合わせた制度設計や企業誘致などを訴えたが及ばなかった。
 元市長を父に持つ宮崎氏は、積極的な財政運営を掲げて小中学校のトイレ洋式化などを訴え、浸透を図ったが届かなかった。
 市長選の投票率は46・97%(前回51・76%)。市議選は46・98%(同51・76%)で過去最低。当日有権者数は8万538人。
★埼玉県坂戸市 市長選挙結果
当 20145 石川清(65) 無現
  10689 宮崎雅之(56) 無新
  5859 小川達夫(55) 無新


 埼玉県坂戸市は、県中部の人口約10.1万人の市で、市長選は2012年5月から1期4年現職を務めて再選を目指す65歳の石川清氏に、元市議で55歳の小川達夫氏、元市議で56歳の宮崎雅之氏の2新人が挑みましたが、
 1期目の実績として、火葬場問題で広域静苑組合への加入を実現したことや市立全小中学校普通教室にエアコンを設置したこと、財政健全化の進展などを挙げ「地に足を着けて市民のため、市のために働いていく」と訴えた石川清氏が20145票を獲得して
 「坂戸市はこの4年間で近隣市に比べ、開発などで後れをとり、観光事業も衰退した」「魅力あるまちづくりには、積極的財政運営が欠かせない」と強調。企業誘致と雇用創出による財源捻出や小中学校全トイレの洋式化などを訴え10689票を獲得した宮崎雅之氏
 市の政策を毎年検証する手法の導入などによって行政改革を進めることや、企業誘致や個々の店舗支援を進める経済活性化、切れ目のない子育て支援などを公約に掲げて5859票を獲得した小川達夫氏 の両新人を危なげなく退けて再選を決めています。


熊本地震、死者41人に…千人孤立・9万人避難

2016-04-17 08:54:23 | Weblog
熊本地震、死者41人に…千人孤立・9万人避難 2016年04月17日 読売
 16日午前1時25分頃、熊本県を震源とする地震があり、熊本市中央区や同県南阿蘇村などで震度6強を記録したほか、大分県別府市、佐賀県で震度6弱~5強を観測、その後も地震が断続的に発生した。
 熊本県では32人の死亡が確認され、14日に震度7を記録した地震以降の死者は計41人となった。負傷者は熊本、大分、福岡、佐賀、宮崎の5県で少なくとも計1000人を超えており、交通網やライフラインが寸断されて孤立した地域もある。
 気象庁によると、午前1時25分頃の地震は震源の深さが約12キロ、地震の規模を示す推定マグニチュード(M)は7・3で、14日の地震のM6・5を大幅に上回り、1995年の阪神大震災と同規模。今回の地震を「本震」とし、14日の地震を本震に先立つ「前震」と位置づけた。また16日午前3時55分頃には熊本県阿蘇地方を震源とする地震が発生し、同県産山うぶやま村で震度6強を記録。14日夜以降の震度1以上の有感地震は16日午後11時現在、347回に達した。
 阿蘇地方では大規模な土砂崩れが発生し、南阿蘇村にある全長約200メートルの阿蘇大橋が崩落。東海大によると、同村の同大阿蘇キャンパスでは学生や職員約700人と、周辺住民約300人の計約1000人が孤立し、食料や水が不足しているという。
 警察庁などによると、16日午後4時半までに熊本県益城ましき町、南阿蘇村で倒壊した家屋などから42人以上を救助したが、7人が死亡。このうち同村にある東海大農学部の学生アパートでは12人が下敷きになり、2人が死亡した。
 同県ではこのほか、八代市のアパート火災で女性1人が焼死体で見つかり、宇土うと市では市役所が半壊。住宅や公共施設などの全半壊や一部損壊は900棟以上に上る。負傷者は同日午後5時現在、968人。686か所の避難所に計約9万人が避難している。
 ライフラインも大きな打撃を受けている。読売新聞などのまとめでは、熊本、大分両県で一時約47万戸が停電。宮崎を含めた3県では断水が計約38万4700戸発生し、さらに熊本県内の7市町計約10万5000戸は都市ガスの供給が止まっている。
 17日については、九州新幹線が博多―鹿児島中央間の全線で運休を、航空各社も熊本空港を発着する全便の欠航をそれぞれ決めた。九州自動車道を含む高速道路では通行止めが続いている。
 雨は、熊本市で16日午後3時半頃から降り始めた。気象庁によると、九州北部では17日にかけて非常に激しい雨が降る恐れがあり、同日夕までの24時間に予想される雨量は多い所で熊本県150ミリ、大分県100ミリなど。また、同庁は「今後1週間程度、震度6弱以上の地震が起きる可能性がある」としており、土砂災害や暴風などへの警戒を呼び掛けている。

九州の高速5区間、通行止め…交通網の被害拡大 2016年04月17日 読売
 16日未明の地震による土砂崩れなどの影響で、九州の交通網の被害が拡大している。
 国土交通省などによると、高速道路は16日午後8時現在、5区間で通行止めとなっている。大分道の湯布院インターチェンジ(IC)―日出ジャンクション(JCT)間では大規模な土砂崩落が発生し、九州道の緑川パーキングエリア付近では、高速道路に架かる県道の陸橋が壊れた。益城熊本空港IC―御船IC間では道路脇の斜面が崩落した。
 国道では、熊本県南阿蘇村の阿蘇大橋が根元から折れるなどした。
 九州新幹線は、博多―鹿児島中央間の全線で運転見合わせが続いている。14日の地震発生直後に熊本駅近くの本線上で回送列車が脱線したことや余震の影響があるためだ。在来線でも熊本県内を走る路線を中心に、運転の見合わせが相次いでいる。JR豊肥線では、同県阿蘇市の赤水駅付近で回送列車が脱線し、近くでは線路に土砂が流入している。

阿蘇神社楼門など崩壊、熊本城も櫓など4棟倒壊 2016年04月16日 22時18分
 16日未明に熊本県などを襲った地震による強い揺れは、歴史的な建造物にも深刻な被害を及ぼした。
 阿蘇神社(阿蘇市)では、国指定重要文化財の楼門や拝殿が崩壊。神社は毎年多くの観光客が訪れる名所で、燃えるカヤの束を振り回す伝統行事「火振り神事」で知られる。
 幼い頃から神社を見てきた近くに住む高校3年の男子生徒(18)は「地域の宝がこんなことになるなんて」と肩を落とした。
 加藤清正が築いた国の特別史跡の熊本城(熊本市中央区)でも、石垣が崩れていた場所がさらに広がり、櫓やぐらなど国の重要文化財4棟が倒壊する被害が出た。
 17世紀初頭の築城時からの建造物とされる平屋の北十八間きたじゅうはちけん櫓、東十八間櫓(各長さ35メートル)が、高さ20メートルの石垣ごと崩壊。石垣下にある熊本大神宮の建物を押しつぶした。


 14日の夜、熊本を襲った地震ですが、2日経過して被害状況が続々と確認されてきました。
 九州新幹線の復旧の目途がつきにくいのは報道から伝わっていますが道路網もかなり被害を受けているようですし、余震も震度5・6クラスが続き予断を許さない状況のようです。
 地域内に親戚や親しい知人がいる方は心配だと思いますが、現地にアクセスするまでの交通網そのものが寸断されている状況下では民間ボランティアがお手伝いできるような状況下ではなく、まずは自衛隊などの捜索隊や医療関係者など本当に必要な人を優先して現地に送り込み、我々庶民は募金や支援物資の送付(個々に送付したら逆に迷惑なので支援団体経由で送りましょう)など今できることは何かを、こんな状況下だからこそ冷静に考える必要があるのではないかと思います。

10日の自治体市長選 新潟県佐渡市と大阪府茨木市で現職敗れる

2016-04-15 14:51:17 | Weblog
 10日の市長選挙は、新潟県佐渡市と大阪府茨木市で現職が敗れ、長野県東御市と兵庫県高砂市と広島県安芸高田市と長崎県壱岐市では現職が制しました。
 新潟県佐渡市長選と大阪府茨木市長選は別スレッドで扱いましたが、それ以外の投票結果は以下の通り。

★長野県東御市 市長選挙結果
当 8757 花岡利夫 65 男 無所属 現 東御市長
  5774 吉田周平 74 男 無所属 新 特定非営利活動法人おもいやり乙女平理事長

★兵庫県高砂市 市長選挙結果
当 16725 登幸人 65 男 無所属 現 市長
  6997 中西一智 40 男 無所属 新 アンソレイエ・グループ事務局長、元市議
  5822 生嶋洋一 73 男 無所属 新 無職、元市議

★広島県安芸高田市 市長選挙結果
当  6973 浜田一義 72 男 無所属 現 安芸高田市長
   6498 山根温子 60 女 無所属 新 農業、元市議
   748 有田清士 27 男 無所属 新 (株)安芸高田-東広島代表取締役

★長崎県壱岐市 市長選挙選挙結果
当 8266 白川博一 65 男 無所属 現 壱岐市長
  5178 武原由里子 51 女 無所属 新 無職
  4173 坂本和久 51 男 無所属 新 無職

★栃木県矢板市 市長選挙選挙結果
当 9335 斎藤淳一郎 43 男 無所属 新 無職、元県議
  7008 青木克明 63 男 無所属 新 会社役員、元県議
  1640 飯野正敏 64 男 無所属 新 無職、元副市長

★静岡県御前崎市 市長選挙結果
当 9884 柳沢重夫 69 男 無所属 新 畜産業、元市議
  8828 曽根正浩 54 男 無所属 新 無職、元市議

★岐阜県下呂市 市長選挙結果
当 12227 服部秀洋 57 男 無所属 新 会社役員、元市議
  9753  山田良司 55 男 無所属 元 塾経営、元市長、元衆議院議員

★長野県小諸市 市長選挙選挙結果
当 7239 小泉俊博 52 男 無所属 新 行政書士
  4466 柳沢恵二 67 男 無所属 新 無職
  4310 大森豊也 39 男 無所属 新 会社役員
  3601 芹沢勤 75 男 無所属 元 農業、元小諸市長
  2301 饗場道博 57 男 無所属 新 農業