年金記録転記で大量ミス、中国人アルバイトが誤記 2008年1月31日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080130-OYT1T00644.htm
産経 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080130/crm0801302223050-n1.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/today/news/20080131k0000m040113000c.html
社会保険庁のコンピューターに未入力の「旧台帳」と呼ばれる年金記録計1466万件の入力作業で、社保庁が昨年12月、人材派遣会社から派遣された中国人のアルバイト約60人を採用し、氏名を書き写す作業で大量のミスが発生していたことが30日、わかった。
社保庁は、中国人アルバイトが担当した部分をすべてやり直したが、管理体制などが問われそうだ。
同日に開かれた民主党の厚生労働・総務部門合同会議で社保庁が説明した。
旧台帳はマイクロフィルムで保管され、コンピューター入力するため、フィルムの文字を読み取り、記録用紙に転記する必要がある。この転記の作業は、現在約1600人の派遣アルバイトが行っている。
中国人アルバイトらは、先月10日から約9日間作業を行ったが、日本人の姓と名を区別できなかったり、旧字体やひらがなを正確に読み取れず、大量のミスにつながったという。ミスに気付いた社保庁は派遣受け入れを打ち切ったが、すでに約25万件の転記が終わっており、すべてやり直した。
社保庁によると、人材派遣会社からは、中国人アルバイトについて「日本語を話せるし、漢字も書ける」と説明を受けていたという。社保庁は中国人アルバイトの派遣にかかった費用は支払わない方向で検討している。
別に中国人の方を差別するつもりは毛頭ありませんが、日本の漢字文化と中国の漢字文化は似て非なるものですし、日本だけの漢字もあり、ひらがなに至っては完全に日本独自の文化で、彼らが理解できるとは思えないのですが、なんでよりによって名前を書き写すような細かな作業を行うのに、母国語ではない方を使ったんでしょうかねぇ…。
一例をあげるならば、日本人で一定年齢以上の方ならば『きくゑ』という名前を『きくえ』と正しく理解することが出来ると思いますが、母国語でない方の場合、単なる紙面の汚れとして、『きくる』と判断してしまう可能性が高いのではないかと思います。
また、毎日記事によれば、実際に田中昭という名前を「田」「中昭」と書き写すなど、姓と名の区分がつかないミスが多発したようです。
大切な個人の年金記録を取り扱うのですから、人為的ミスは極力抑え込まなければなりませんし、この一件については、結局その分の人件費は社会保険庁は支払わない方向で検討しているようですが、そうなると派遣会社の持ち出しになるわけで、さすがに1円も払わないというわけにもいかないでしょう。
急ぎの作業だったとはいえ、一体何やってんだか…と思います。
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080130-OYT1T00644.htm
産経 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080130/crm0801302223050-n1.htm
毎日 http://mainichi.jp/select/today/news/20080131k0000m040113000c.html
社会保険庁のコンピューターに未入力の「旧台帳」と呼ばれる年金記録計1466万件の入力作業で、社保庁が昨年12月、人材派遣会社から派遣された中国人のアルバイト約60人を採用し、氏名を書き写す作業で大量のミスが発生していたことが30日、わかった。
社保庁は、中国人アルバイトが担当した部分をすべてやり直したが、管理体制などが問われそうだ。
同日に開かれた民主党の厚生労働・総務部門合同会議で社保庁が説明した。
旧台帳はマイクロフィルムで保管され、コンピューター入力するため、フィルムの文字を読み取り、記録用紙に転記する必要がある。この転記の作業は、現在約1600人の派遣アルバイトが行っている。
中国人アルバイトらは、先月10日から約9日間作業を行ったが、日本人の姓と名を区別できなかったり、旧字体やひらがなを正確に読み取れず、大量のミスにつながったという。ミスに気付いた社保庁は派遣受け入れを打ち切ったが、すでに約25万件の転記が終わっており、すべてやり直した。
社保庁によると、人材派遣会社からは、中国人アルバイトについて「日本語を話せるし、漢字も書ける」と説明を受けていたという。社保庁は中国人アルバイトの派遣にかかった費用は支払わない方向で検討している。
別に中国人の方を差別するつもりは毛頭ありませんが、日本の漢字文化と中国の漢字文化は似て非なるものですし、日本だけの漢字もあり、ひらがなに至っては完全に日本独自の文化で、彼らが理解できるとは思えないのですが、なんでよりによって名前を書き写すような細かな作業を行うのに、母国語ではない方を使ったんでしょうかねぇ…。
一例をあげるならば、日本人で一定年齢以上の方ならば『きくゑ』という名前を『きくえ』と正しく理解することが出来ると思いますが、母国語でない方の場合、単なる紙面の汚れとして、『きくる』と判断してしまう可能性が高いのではないかと思います。
また、毎日記事によれば、実際に田中昭という名前を「田」「中昭」と書き写すなど、姓と名の区分がつかないミスが多発したようです。
大切な個人の年金記録を取り扱うのですから、人為的ミスは極力抑え込まなければなりませんし、この一件については、結局その分の人件費は社会保険庁は支払わない方向で検討しているようですが、そうなると派遣会社の持ち出しになるわけで、さすがに1円も払わないというわけにもいかないでしょう。
急ぎの作業だったとはいえ、一体何やってんだか…と思います。